「第85回フランス凱旋門賞」観戦に行ってきました。
10月1日に行われる凱旋門賞に備え、2日前の9月29日にフランス・パリへ向けて出発しました。正直言って競馬は初心者でしたが、日本の馬(ディープインパクト)が出場するし、友人の誘いもあって半分興味本意で行くことを決めました。今回のツアーでパーパスジャパンの方には、大変お世話になりました。
初めて足を踏み入れる「華の都パリ」。成田⇔パリ間の往復飛行機はJAL日本航空の直行便を利用しました。日本の航空会社ともあり、日本人向けの細かいサービスと日本語での案内。また、全ての映画が日本語又は字幕で見られる、日本語の音楽が聴ける・・・など、何の不自由も無い快適な空の旅を過ごすことができました。
宿泊ホテルは以前にハネムーンで
友人が絶賛していた『Franklin D.Roosevelt Hotel』を選びました。ホテルはシャンゼリゼ通り、凱旋門まで徒歩10分圏内で、近くに各種レストラン、ショップなどが並ぶとても良いロケーションのホテルでした。
ホテルのタイプは、人気のプチホテル系で、規模は大きく無いですがロビーではシックな家具が使われてあり豪華さは感じます。部屋の広さはまあまあですが、非常に清潔で、バスタブ・バスローブ付きなのが良かったです。また、衛星のNHK放送を見ることが出来た点も大きかったです。
朝食はコンチネンタル又はホットビュッフェのタイプがあり、ベースがコンチネンタルなのでホットビュッフェを希望の際はスタッフに申し出て追加代金が必要となるので注意が必要です!
ここで宿泊した4泊は、とても快適な毎日でした。チェックアウトの日には、スタッフの人たちに顔を覚えられ、片言の英語・フランス語でいろいろと放しました!またパリへ行く際も、是非同じホテルに宿泊したいと思っています。
さて、今回の旅行の1番の
目的である「凱旋門賞」ですが、前日の土曜日にフランス競馬の雰囲気をつかむ為、「運試しツアー」でロンシャン競馬場へ向かいました。その日は、一般席にて初のフランス競馬を体験しました。さすがに日本語の案内カウンターが設置され、大勢の日本人が押し寄せていました。
・・・というのも、このカウンターで凱旋門賞・ディープインパクト専用の馬券購入用の日本語用紙が限定で配られていたからです(これは、第85回凱旋門賞へDeep Impact参戦を記念し日仏競馬関係者で共同作成したものです)。私も並びました。(1人につき2枚配っていました。)
最初は何が何だか分からない状況で右往左往する場面もありましたが、やっていくうちに慣れてきて次第に順次レースにはまっていました。この日の武さん絶好調でした!!
この日のロンシャン競馬場は混んではいましたが、次の日を考えると嵐の前の静けさって感じの人ごみでした・・・。
フランスでも馬券の種類は日本同様ありますが、国柄フランス人はあまり複雑な馬券の購入はしないようで・・・。もちろんやる人もいますが、主に賭けるのが単賞・複勝・単複、頑張って馬連・ワイド・三連複というケースが多いようです。
賭け方は、日本同様マークシートの用意もありますが、やはり窓口で購入するのが主流のようです。私も同じく窓口でトライしましたが、始めの方はなかなか言葉が通じずに後ろに行列が出来ることがありました。馬券はレース開始前までに購入しなくてはならないので、時折ブーイングが出たことも・・・。多少焦りましたが、今となってはそれも良い想い出です。
当日のレース表、お決まりの新聞、赤ペンを片手に、パドック、オッズ表チェック、新聞との睨めっこ。
10月1日(日)凱旋門賞当日。晴天。
ロンシャン競馬場の中央に位置するVIP席だったので、フォーマル(スーツ)な格好で出発しました。入口ではかなりの行列が出来ており、昨日とは比べものにならないほどの人・人・人に驚きました。
当日は帽子コンテストがあったようで、とても素敵な帽子をかぶった女性をあちらこちらで見ることが出来ました。これも凱旋門賞の見所の一つだと思います。
一般席からフィールドの地下通路を通って、VIP席へ行きました。VIP席の入口には、怖そうなガードマンが立っており、VIP用の花の付いたバッチを付けた人だけが入場出来るようになっています。入るとすぐに、VIP席専用の馬券購入カウンターが設置されており、奥へ進むとテーブル席が用意されていました。
そこで、シャンパンを飲みながらフレンチのコース料理を食べました。その間に飲む、本場フランスワインはおいしかったですね!!同席の方々と、これから始まるレースの話題で話が弾み、ワインの影響もありますが・・・、レース前にとても優雅な時間を過ごすことが出来ました。
第1レースの発走時間が近づくと、専用の馬券カウンターで昨日の練習を元に馬券を購入し、ワインやシャンパンを片手にゴール前でレース見物をしました。一般席とは異なり、馬券カウンターも混んでおらず、落ち着いた雰囲気の中でレースを楽しむことが出来ました。
目の前の一般席を見る限りでは、人が多すぎて身動きが出来ないような感じでした。恐らく、馬券を購入するのもにも一苦労だと思います。つくづく、VIP席に来ることが出来て良かった!!と思いました。
ワインにチーズ、シャンパンとレースごとに飲み続け、大分ほろ酔いになってきたころ、いよいよ本命の凱旋門賞(第7レース)。本命のディープ・インパクトに期待を賭けて、スタートを切りました。周囲にもかなりの緊張が走っていました。
出だしこれは行ける!と強い期待を胸に大声で応援していましたが、ラストの直線で残念な結果となってしまいました。私も含め、ガックリと肩を落とす人、涙を流す人たちが大勢いたように感じます。
その後、第8レースで全てが終了し、バスに乗りパリ市内へと向かいました。
この日は、ヤケ酒!と言いたいところですが、大人しくホテル近くにある毎日夜の12時過ぎまで行列の出来ているレストランで食事を取りました。メニューはステーキのみでしたが、その味は格別でした。お蔭で何となく落ちていた気分が、盛り上がってきました。
今回私としては大冒険の
フランス旅行でしたが、非常に思い出深い時間を過ごすことが出来ました。パーパスジャパンの方に、出発前に「パリ」についていろいろと細かく教えて頂いたこともあり、特に迷うこともなく毎日有意義に過ごすことが出来ました。本当にありがとうざいました。
また、こういった機会があれば、是非参加したいと思います。個人的にパリでまた競馬もやりたいです!