ポルトガルで過ごすクリスマス&ニューイヤー
ポサーダに泊まる旅

期間:2007年12月22日〜2008年1月5日
I's 様

GON-000182

2007/12/22

目的地;リスボン 宿泊;ラディソン・サス・ホテル

LH航空にて、ミュンヘン経由でリスボンへ。
Radisson SAS Hotelで一泊。空港からはタクシーで7分程、荷物2個分をいれて6ユーロです。シティ型の使いやすいホテルでした。朝食は充実!

12/23

目的地;ギマランイス 宿泊;ポサーダ・デ・サンタ・マリーニャ

ホテルのシャトルバスで空港へ。08:05にチェックインカウンターにいくと、ダブルブッキングのため搭乗できないとのこと。がーーん!カスタマーサービスのカウンターに行けといわれて振り返るとすでに長蛇の列。クリスマスの帰省ラッシュにぶつかると、こういうことがまま起こるらしい。ポルトガル航空の社員にクレームをいっても「ごめん、でもどうしようもない」といわれるばかり。

結局3時間並んで14:55のフライトと250ユーロのリファウンドを手に入れたが、今度はそのフライトが遅延して、飛んだのは17:40。もうリスボンの国内線ロビーには二度と行きたくない・・・。(ダブられたら即サービスカウンターへ行くべし!)

ポルトの空港に着き、ギマランイスに行く手立てを探る。幸いインフォメーションがまだ開いていたのであっさり見つかった。メトロでポルト・カンパーニャ駅へ、そこから電車でギマランイスへ。Pousada de Santa Marinhalについたのは22:00・・・。ぐったり・・・。

でも!部屋のドアが開いた瞬間、疲れが吹き飛びました。広々とした部屋は奥が二段高くなってリビングスペースに。鏡台の前にはフルーツが!調度品もシック、バスルームも広くて使いやすい!ブサコ、エボラの上を行く素敵なホテルです。はるばる来た甲斐があった・・・。

12/24

宿泊;ポサーダ・デ・サンタ・マリーニャ

修道院時代の面影が色濃いダイニングルームで朝食。天井が高く重厚な感じ。ハムやチーズも美味しいし、お菓子の種類も豊富。あれもこれも食べたい!ダイエットのことはしばらく忘れよう・・・。

ギマランイスの街へは徒歩で降りられるといわれ、テクテクと下りること15分。ガイドブックにもある古城がみえてきた。・・・ところが、城も公爵邸もクローズ・・・。ポルトガルでは史跡・博物館等は月曜休館が普通です。プランニングの際は要注意!

・・・仕方がないのでケーブルカーで小高い山に登ってみた。(片道3.60ユーロ)100年位前にできた新しい(?)教会を中心にピクニックエリアが広がっていて、眺望もよく、散歩も楽しい。ただ、岩陰にごみが結構あったので、暗くなるころには悪い人たちのたまり場になるのかも。

降りてきてこんどは中世の姿を残す街を散策。午後遅くからポサーダに戻り、裏庭を歩く。オレンジの畑や小川や池があり、静かでとても心が休まる。テラスからの夕日もきれいでした。

夜はドレスアップして、クリスマスディナーに。素朴な味の料理で口にあうのですが、量がすごいです。取り分けてくれているときに少なめにしてもらえばよかった・・・とちょっと後悔。食後のデザートはバイキング形式で、10数種類ものスイーツが並んでいたのです・・・。4種類食べるのが精一杯でした。(って、欲張りすぎ?)

このホテルはかつての会議室などもラウンジとして公開していて、すばらしい絵画のかかったお部屋でくつろぐこともできます。バーのあるラウンジでは暖炉が焚かれていて、重厚なソファでゆったり飲み物と葉巻を楽しむ人たちをみていると映画のワンシーンのようです。オリベイラに泊まれなくなって急遽変更したホテルでしたが、こちらに泊まれて本当にラッキーでした。交渉してくださった小原さんに感謝!

ギマランイスのお菓子屋さん。ボーロ・レイはクリスマスのお菓子だそうでホテルでも必ずでます。
ギマランイスのお菓子屋さん。ボーロ・レイはクリスマスのお菓子だそうでホテルでも必ずでます。

12/25

目的地;コインブラ 宿泊;ホテル・アストリア・コインブラ

朝食後タクシーでギマランイス駅へ(荷物2個込みで7ユーロ)電車でポルト・カンパーニャ経由コインブラへ。乗り換えのとき表示に惑わされて1本見送る羽目になったが、1時間半のロスですんだ。

Hotel Asutoria Coimbraにチェックイン。古いホテルで、エレベータの扉が手動式。007の古い映画にでてきそうでわくわくします。以前いけなかった涙の泉へ行く途中から雨になった。クリスマスデーで、バールが1軒あいているだけ。ガイドブックにでていた豪華飯店が開くのをまって夕食。(さすが中国人!)ちょっと油っこい感じでしたが、味付けはOKでした。

12/26

目的地;エストレモス 宿泊;ポサーダ・ダ・ライーニャ・イザベル

今日は快晴。チェックアウト後、荷物を預けてレンタカーを借りにいく。・・・が、バウチャーの住所に該当するお店がない!修理工場のおじさんに住所をみせてきいたら、ビルの所まで案内してくれたが、やはりない!ハーツのお店に入ってきくと、移転したとのこと。

仕方がないので、ホテルに戻り、ロンドンのガリバーズトラベルに電話したり、ネットで検索したりして、やっと見つけ出した。ホテルのフロントが親切に手伝ってくれたので助かりました。タクシーで店にいくと、今度は車の用意ができていないので待てとのこと。結局10:30ピックアップの予定が13:15に。日本ではありえないですよねー。でも、待つことには耐性ができました。

エストレモスを目指して高速をひた走る。(暗くなる前に着きたい一心)330km位を4時間で走破。ダンナ様が頼もしくみえました。(給油:42.20ユーロ、高速代24.00ユーロ) 街中にはいってからが大変で、二箇所で道をききましたが、いずれも親切で、たどたどしい英語で(お互い様です)教えてくれました。

Pousada da Rainha Santa Isabellにチェックイン。天井の高い、ほの暗い廊下を行き、部屋にはいると天蓋つきのいわゆるお姫様ベット!やや狭い感じではありますが、天井が高く、窓際にはアルコーブがあり、箪笥もアンティークで気分はお姫様!廊下においてある調度品などは、どれも由緒ありげなアンティークでドレスを着てさまよいたくなります。(残念ながらジーパンでしたが、各フロアをくまなくあるきまわってしまいました)

下の町で夕食。夜は風が強くて結構寒い。

12/27

宿泊;ポサーダ・ダ・ライーニャ・イザベル

朝食後、城のタワーに登る。すごい風だが、眺めはすばらしい。

下の街を散策。午後はラウンジでゆったり読書。

夕食はポサーダの横のサン・ローザスで。ガイドブックどおりのシックなレストランでした。ただ、ディナータイムは20:00から。魚料理はやや大味。肉料理を選ぶべきでした。

エストレモスの街外れにあった、今まで見た中で一番素朴なクリスマスツリー。子供たちが作ったのでしょうか・・・。
エストレモスの街外れにあった、今まで見た中で一番素朴なクリスマスツリー。子供たちが作ったのでしょうか・・・。

モンサラーシュの街で。小さな食料品店しかない街なので、行商のトラックが野菜や衣料品を売りにきていました。(お土産やは4~5軒もあるんですが・・・)
モンサラーシュの街で。小さな食料品店しかない街なので、行商のトラックが野菜や衣料品を売りにきていました。(お土産やは4~5軒もあるんですが・・・)

12/28

目的地;モンサラーシュ 宿泊;エスタラージェン・モンサラーシュ

チェックアウト後、フロントで道を聞いてモンサラーシュへ。途中Borbaで道を聞いたら、ドライバーのおじさんがVila Visosaまで先導してくれました。言葉は通じないけれど、身振りと地図があればなんとかなるものですね。・・・ちなみにアレンテージョ地方では、街のひとにはあまり英語は通じません。

Estalagem de Monsarazにチェックイン。フロントのシルビアちゃんはいい人なのですが、疲れていてちょっとかわいそうでした。家庭的な感じのこじんまりしたホテルでしたが、古い家のつくりなので、大きな荷物だと、扉をぬけるのが大変です。

フロントとは別の棟に泊まりましたが、朝日を見に行こうと7:20に部屋を出たのですが、母屋へのドアが施錠されていて外に出られなくなっていました。(庭の隅にあった梯子を降りて脱出しましたが・・・)

ガイドブックから想像したよりは観光客もおおく、レストランや宿も増えていました。ただ、夕方遅くはさすがに人気がなく、しんとした街を味わえました。朝はとくに下の畑が霧でかくれて、天空の村に取り残されたような不思議な感じがしました。

夕食はホテルそばの(経営者が一緒らしい)Sabores de Monsarazで夕食。肉料理とそれにそえられたごはん(レーズン・ナッツ・香草と味のバランスが絶妙)がおいしかったです。ただ、メイア・ドーセで頼む勇気があればもっと味を楽しめただろうと・・・。最後にワイルドミントをつかったリキュールをだしてくれたのですが、これがおいしい!街の闘牛場横の土産やにあったのはこれだったのか・・・!と買わなかったことを大後悔。

BordaからVila Visosaまで道案内してくれたおじさん。言葉は通じませんでしたが、心のぬくもりを感じた朝でした。
BordaからVila Visosaまで道案内してくれたおじさん。言葉は通じませんでしたが、心のぬくもりを感じた朝でした。

モンサラーシュの日の出です。眼下の湖も村も畑も霧に沈んで、天空の村にいるような気持ちになりました。
モンサラーシュの日の出です。眼下の湖も村も畑も霧に沈んで、天空の村にいるような気持ちになりました。

12/29

目的地;エボラ 宿泊;ホテル・ダ・カルトゥーサ

チェックアウト後、エボラへ。60km程で、1時間半で着いてしまった。Hotel da Cartuxaにチェックイン。(11:00なのに部屋に入れたのはラッキー)

レンタカーを返して散策。夕食はAdega do Netoで。日本語メニューありの居酒屋風。アサリと豚肉の炒め物がおいしい。

12/30

目的地;リスボン 宿泊;ホテル・レアル・パルケ

チェックアウト後、散策。昼過ぎにタクシーでエボラ駅へ(荷物2個込みで5.50ユーロ)列車でリスボンのセッテリオス駅へ。ホテルまでタクシー(荷物2個込みで7.00ユーロ)

Hotel Real Parqueにチェックイン。9階の角部屋で、広くて眺めもいい。
メトロの10回券7.00ユーロを購入。Sao Sebasiao駅が近くて、El Corte Inglesも使えるので便利。

夕食はRua AugustaのConcha d`ouroで。イカのグリルと、豆とえびのスープがおいしかった。

12/31

宿泊;ホテル・レアル・パルケ

セッテリオス駅からシントラへ。(1Day Train and Bus 12ユーロ)
ペーナ宮殿はデザインがおもしろく、内部もいろいろなアンティークの寄せ集めで楽しめた。時間がおしてきたので、街の見物はあきらめてロカ岬へ。おもっていたより人が多かったが、景色は雄大でした。ディナーの予約があったので夕日はみられましたがユーロ・・・。

ニューイヤーイブディナーはGambrinusで。舌平目ガンブリヌス風がとても美味しかったです。お店の雰囲気も、高級感はありながら堅苦しくはなく、いい感じでした。ちょっと入り口がわかりにくく、探し回った挙句、他のレストランの呼び込みのお兄さんに教えてもらう・・・という暴挙にでてしまいました。

部屋からはあちこちであがる年越しの花火がみえ、広場の歓声もきこえてきて、久々の海外での年越しを楽しめました。

ロカ岬の風景です。人はたくさんいたのですが、この一瞬、私の中で時が止まりました。
ロカ岬の風景です。人はたくさんいたのですが、この一瞬、私の中で時が止まりました。

2008/01/01

宿泊;ホテル・レアル・パルケ

カイス・ド・ソドレからエストリル、カスカイスへ。お土産やとバルは結構店をあけていました。時々雨がぱらつく天気でしたが、水着姿の人がいたのにはびっくり。

元日なのに、レスタウラドーレス広場と国立劇場裏の間のレストランはみんな開いていて驚きました。Inhacaで食べたイカのフリットの味は最高でした。日本語メニューもあり。

01/02

宿泊;ホテル・レアル・パルケ

現地ツアーで、オドビス、アルコバサ、ナザレ、バターリャ、ファティマをめぐる。オドビスではもっとゆっくりしたかった。ナザレは昼食をパスしたのでケーブルカーに乗れ、少し納得。アルコバサ、バターリャは肝心のところが見られず、ファティマも3人の子供たちの家にも行けず、蝋人形館も時間切れで入れず、残念。・・・まあ、ツアーだから仕方ないかな。

Andorraで夕食。魚のシチューとあさりのスペイン風がおいしかった。

01/03

宿泊;ホテル・レアル・パルケ

セッテリオスからシントラへ。前回みられなかった街を見物する。レガレイラ宮殿は、建物はともかく、庭がとてもおもしろい。洞窟があちこちに口をあけていて、そのひとつをたどると深い井戸の底に出たりする。ガイド付きツアーもあるようなので、楽しいかも。1時間では見切れないくらいです。王宮のなかはいろいろなツアーのグループで混雑していた。シントラからバスでカスカイスにぬけ、ヨットハーバーで買い物。ベレンのハーバーより立派で船も多い。カスカイスからカイス・ド・ソドレへもどる。

夕食はTorremoninosで。シーフードリゾットに、かにかまがはいっていてびっくり。また、お勘定のときにチップを要求されたのはここだけでした。

01/04

宿泊;ホテル・レアル・パルケ

出発が早いので朝食をボックスにしてほしいと前夜リクエストしておいたら、ちゃんと用意していてくれた。(中味はサンドイッチ・ヨーグルト・ジュース・マドレーヌ)

今回はすんなりチェックインでき、フライトも定刻どうりで無事帰国。

ルフトハンザの私が搭乗した機種には座席ごとの画面がなかった・・・。暇つぶし用の本は必携ですね。

鉄道を何度か使う予定だったのでユーレイルパスを手配してもらったが、現地でその都度購入するようにしても大丈夫だったかも・・・。(そのほうが安上がり?)ユーレイルパスをみて戸惑う係員が何人かいたのには驚いた。

多少ハプニングはありましたが、日程に余裕があったのでなんとか切り抜けられました。ポルトガル旅行は時間にゆとりをもたせてプランニングすることが大事かも。(とくに公共交通をつかうときは)電車の運行時間だけは日本以上に正確でしたが、チケット売り場が混んでいて切符を買うのに思ったよりずっと時間がかかることがあります。(なぜか係員がいないことも・・・)

2006/09に訪れたときより活気があるように見えました。車も新しいし、建築中の建物も多いし。と同時に物価も少し上がってきているようです。入場料やレストランの費用で感じました。・・・なにより痛いのはユーロ高ですが・・・。

日本人も増えたように思います。ポサーダは満足度が高いのでできる限り行ったほうがいいと思います。イタリアであのクラスのホテルに泊まろうとしたらきっともっと高いと思います。

なにはともあれ、ゆったりと(飽きるくらい)それぞれの街を楽しめました。無茶なリクエストに辛抱強く、かつ懇切丁寧に対応してくださった小原さんには本当に感謝しています。また、よろしくお願いいたします。

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