ローママラソン、心配ごと満載で出発しましたが

行ってみればもう楽しくて楽しくて♪私もラテン気質だからかな（笑
以下まとめてみましたので、ローマ最新情報も兼ねて、ご確認ください。

＜マラソン編＞

パリやベルリンに比べて応援の人数は少ないです。でも、トレビの泉、スペイン階段、サンピエトロ寺院など、世界中から観光客が集まっている場所を駆け抜けられる気分は最高です。

和風柄のウェアを着ていたので、写真を撮られたり、「ジャポネーゼ、アレィ！（日本人がんばれ） 」と声援を頂いたり、とっても楽しかったです。

石畳の状態がかなり悪くデコボコが激しいのと、硬いのとで足への負担は大きいです。ソールの厚い靴をおすすめします。

コースの半分ぐらいはいわゆる普通の町並みで、アスファルト道路（日本よりも路面が硬い）を走るので、そこでスピードをあげて、石畳の観光スポットはのんびり楽しみながら走る、というのが良さそうです。

エイドは5キロごとに水とゲータレイド、りんご、バナナ、オレンジ、クッキー、角砂糖がありました。気温は18度ぐらいとのことでしたが、湿度が若干高かったので、水スポンジで首周りを何度も冷やしました。

トイレは・・・やっぱり汚いです。座れる状態ではありません（笑）
水を含んだスポンジ配給が多かったので、トイレに行く前には持って走ったほうがいいかもしれません。実際、トイレにスポンジがたくさん捨ててありました（笑）

記念グッズのリュックがとても使い勝手がよく、マウイ、パリ、ベルリンの記念品よりも一番良かったです。

＜街 編＞

治安が悪いと言われがちなローマですが、以前に比べると格段に良くなっています。

今回、一人でテルミニ駅前のホテルに泊まり、地下鉄を乗り回し、一人でリストランテで食事をしましたが、昼からワインを飲んでいても問題はまったくありませんでした。ただ、有名観光スポットでバッグを背中に回していたり、肩から軽くかけていたりする人を、明らかに怪しげな人が後ろから付狙っているのを何度か見かけました。バッグは必ず体の前に持ちましょう。

テルミニ駅で、空港行きのチケットを自動販売機で購入しているときに、頼みもしないのに画面操作を手伝う人が現れました。ぴったり11ユーロを入れて購入し終えると、手を出して「マネー、マネー」と。大きな金額だと、つり銭を掠め取られることもあるそうなので、荷物の無いときに（切符は購入から2ヶ月有効です）つり銭のないように準備して、買われることをお薦めします。ちなみに私は滞在中、お財布は高額紙幣やカードの入ったものと小銭のみのと2つに分けていました。

ローマは小さな街なので歩きやすい靴でのんびり歩き回ると楽しいです。暑くも寒くもない、長袖のシャツにスプリングコートを羽織るくらいの気温でとても気持ちよかったです。
ピザやパニーニ、ジェラートを食べながら映画「ローマの休日」気分を満喫しました。残念ながらトレビの泉の横に床屋さんはないですし、現在スペイン階段での飲食は禁止になっておりますが・・・。

＜アムステルダム乗換え編＞

アムステルダムの空港はとても便利で、わかりやすく、乗り換えに何のストレスもありません。

ただ、帰国のときに気をつけないといけないのは、パスポートコントロールがローマではなく、アムステルダムで行われるので、調子に乗って免税店やカジノ（空港内にあります）で遊んでいると結構慌てます。手荷物のX線検査も搭乗直前のカウンター前で行うので、少し早めに搭乗口に向かった方がいいです。

ここの出入国管理官は今まで行ったどの国よりも感じが良かったです（たまたま、かな）。

＜ローマ到着時＞

飛行機を降りてからトイレに立ち寄ったところ、同じ飛行機の搭乗客の流れから外れてしまい、荷物の出るターミナルと別のところに行ってしまいました・・・（汗）
建物の中では別のターミナルに移動ができない、とのことで、一旦外に出てから移動し、ありえないことですが出口の扉が開いた瞬間に飛び込む、という荒業をやってのけました。必死だったので、怒られなかったですが・・・（笑）

＜ヴァチカン美術館＞

入場予約をしていって正解でした。朝9時の時点で大行列です。予約していない人の行列の横に一人通れるぐらい道が空いているので、どんどん歩いていったら入り口に着き、そこでヴァウチャーの確認がありました。予約していたらとりあえず入り口までたどり着くように、間違っても行列の後ろにつかないように気をつけてください。

システィーナ礼拝堂は早い時間に見学した方がいいです。10時頃には団体客が増え、大混雑です。
この礼拝堂だけは写真もビデオも撮影禁止です。

ヴァチカン美術館内では日本語の音声ガイド機を貸してもらえますがパスポートが必要です。（返却時に返してもらえます。コピーではダメだそうです。）館内見取り図が見当たらなかったので、あらかじめ用意しておいたほうが廻りやすいです。

システィーナ礼拝堂「最後の審判」は写真や映像でさんざん見ていますが、本物を目の前で見ると当たり前ですがまったく違います。風がごうごうと音を立てて天に昇っていくような、空気の流れを感じました。個人で見学したので、時間を気にすることなく、ずっと眺めていました。天井が高いので小さなオペラグラスを持っていけばよかったかもしれません。

＜サンピエトロ寺院＞

ここも10時を過ぎると入場に大行列します。
朝早く行くと礼拝の様子が見られるし、静かに見学することができるのでお薦めです。

ここのクーポラからの景色は最高です。
ヴァチカン市国が丸見えですし、ローマの街を一望にできます。

エレベーター7ユーロ、徒歩4ユーロとありますが、エレベーターでも最後かなり階段を昇るので、歩きやすい格好で行くことをおすすめします。エレベーターの降り口は寺院内になるので、入場の行列が長かったらクーポラから見学するのも良いかもしれません。

ヴァチカン美術館でもサンピエトロ寺院でも、アクセサリーとしてのクルス（十字架）を販売していますが、美術館の方が高級品（天然石使用だったり・・・）を扱っています。私は寺院の4ユーロのものを購入しましたが、可愛くて大満足です。

＜最後に・・・＞

昨秋のベルリンマラソンに続き、無理なお願いや相談事にきめ細やかな対応をして下さったご担当・横田様に感謝します。レースだけ友人達と合流したのですが、それ以外は生まれて初めての海外一人旅。不安も多かったのですが横田様のアドバイスやお気遣い頂いたおかげで安心して観光でき、マラソンも満喫し、楽しい旅行になりました。

2度目のローマですが、以前よりももっともっとこの街が好きになりました。ありがとうございました。