ベルリンマラソンを走ってドイツ周遊!11日間

期間:2009年9月18日~2009年9月28日
I.M 様

GON-000407

ベルリンマラソンにいってきました。友人2名が一緒です♪

■9/18(金)

JAL407便で成田からフランクフルトへ出発です。チケット受取、トランク預け、すべてスムーズに完了し、海外旅行保険は空港で、11日間で4500円くらいのものに加入しました。

マラソン前は肉や脂っこいものを避けるため、機内食をどこまで食べる~?食べない~?を久々に考えました。初回のマラソンのときよりは、だいぶ自分に甘くなっていて、しっかりキーマカレーを食べてみたり。食欲に勝てません・・・。

JALは未だ、金属のフォークとナイフを使ってました。トイレの前にお菓子とか、水とかが置いてあって、優しい気配りが素敵でした。途中、上空から、いくつか大陸と海が見えて嬉しくなります。

『映画3本ちょい眠り、マダマダ遠い、ヨーロッパ』
さすがJAL!ということで、日本語の映画は充実してましたね。

フランクフルト空港でルフトハンザ航空に乗り換えて、さらにベルリンへ。移動時間は11時間くらい。やはり遠いです。

ベルリン空港では

パーパスさんで申し込んであった、現地のピックアップの方に拾ってもらってホテルにいきました。送迎の料金・・・と思ったけど、夜着だったし、ベルリン空港の降り口が複雑だったことと、車では30分はあったので、この送迎は大正解だったと思います。

ベルリンのホテルは、Hotel KUBRAT です。
マラソンを重視してゴール(ブランデンブルグ門)付近にしてもらいました。最寄り駅は地下鉄の Stadmitte (シュタットミッテ)になります。

ベッドルームが2つ、リビングが1つ、キッチンが1つ、トイレ兼バスルームが1つ、トイレがさらに1つ、つまり、元はアパートですね??という作りで広々~でした。出入り口に多少の段差があり、トランクはちょっときついか、くらいですね。時差は7時間ドイツのが遅いので、すでにネムネム。この日は早々におやすみなさい、でした。

■9/19(土)

この日は、マラソン前のファンランである、ブレックファーストランに参加しました。ホテルのバイキングのパンやハムが美味しくて、浮かれながらしっかり食べ、一路、ランニングウェアに着替えて、地下鉄で会場に向かいます。Stadmitte → Richard-Wagner-Platz までです。

ドイツの地下鉄は改札がなく、切符は言われたときに、もっていれば良いそうです。おっかなビックリ、切符を購入。このときはまだ正直モノです(・・・笑)。

スタート地点のシャルロッテンブルグ宮殿前に到着しました。人が結構いて、ネックウォーマーやら、風船やら配っていて、チアリーダーみたいなのやバンドもいて、なにやらお祭り騒ぎ♪当然、お祭りにはのっかるので、風船を髪留めにくくって、浮かれ日本人トリオの完成です(笑)。

ドイツ在住の友人とも合流し、そのまま楽しくラン開始。軽くオリンピックスタジアムまで5キロ。なんと、中に入れてくれるとのことです。オリンピックスタジアムといえば・・・みなさんもご存じの8月に開催された世界陸上で、ボルトが100mの世界記録をだした場所です!ドイツワールドカップもここ!入れる機会なんて、一生に一度あるかないか!ということで、かなり期待してうかれながら向かいました。

天気も晴れて、秋の爽やかな気候のなかを気持ちよく走り、待望のオリンピックスタジアムに到着です。外装もローマ神殿のような石づくりをまねていて、かーっこいい♪です。地面のタータン(ゴム)が青ってのが新鮮でした。日本はだいたい赤ですからね。

当然(?)スタートポーズをとってみました。普段は空いてないから、触っておかにゃー。ボルトの100mのラインでもボルトポーズをやりました。あの独特のポーズは万国共通のようで、他の外人さんもいっぱいやっていて、面白かったです。

この後はゼッケンを取りに行きましょう~となり、ドイツ在住の友人が連れていってくれました。友人はマニュアル車の左ハンドルを巧みに操作!わお!神業!!ドイツの車はベンツとかBMWだらけでしたが、ほぼみーんなマニュアル車とのことです。ひぃぃ。私だったら、坂道から出ることができません。。マニュアルなのは、ドイツの車に対するこだわりなんですかね??

ジーゼスゾイレ(勝利の塔)を車から眺めて、あー世界陸上であったよなぁと、記憶がリンクしてました。

ゼッケン受け取りは、Tempelhof(テンペルホーフ)というところにある、飛行場跡でやってました。広い!とにかく広い!ゼッケン受け取りにいくまで、100はあろうかという、ラングッズショップや食べ物屋が並びます。ドイツっぽいなぁと思ったのが、みんな大会前にビール飲んでる!と思ったら、ノンアルコールビールですって。意外と美味しいです。味はほぼビール。というか、私はこれなら飲み屋でビールといわれて出されても、気がつけない自信があります・・・。

いったんホテルへ戻り、そのあと、プラプラしに出かけました。

マラソンの前日は

インラインスケートの大会になっているようで、ちょうどホテル前の道を選手たちが、颯爽としたスピードでかけぬけていきました。あれはあれで大変そうです。

夕日のブランデンブルグ門をみました。パリの凱旋門ほど大きくはないけど、また違うかっこよさがありました。東西ドイツのとき、この壁から3mと離れてないところに、ベルリンの壁があり、崩壊のときは特にこの場所がお祭り騒ぎだったようです。

通りかかったところに、グレーの長方形の石が、一定の間隔でたくさん並んでいる不思議な場所を発見しました。ガイドと照合したら、ホロコースト慰霊碑という、ユダヤ人の鎮魂のための慰霊碑とのことでした。慰霊碑といっても、特に文字はないのですが、その静寂が逆に圧迫感、悲しみなの苦しみなのか、でもいまは無言・・・という空間を作っていました。

身長を軽く倍にしたような大きさの石のゾーンもあり、なにか飲み込まれるような、そんな雰囲気すら漂ってます。かくれんぼする子供達の飛び出しが、さらに心臓に悪かったですけど。。。

さらに歩いて、ポツダム広場へ。

ベルリンの壁が残ってました。1961-1989の間、ドイツを分断した壁。この壁一枚で全然違う国で、違う生活で、何人もの人が命を落としたなんて、信じられないような壁です。
でもそれも現実だったんだ、と思わせるものが、街のいたるところに残っています。爪痕、というのがふさわしいのかもしれません。全体的に建物が思ったより新しいです。たぶん、戦火がすごかったんだろうな、と勝手に考えました。

ベルリンに行くまで、ベルリンの壁って、東西きれいに真っ二つと思っていましたが、実は直線ではなくて、ウネウネと曲がっています。だから、歩いていると、まっすぐな道でも、東ドイツから西ドイツに入って、また東ドイツ、とかなんてザラです。信号機の止まれ・進めの人マークが、東西ドイツで違うから、変わったことには気がつけるけど、頭の中で地図を描くのは大変でした。

■9/20(日)

いよいよベルリンマラソン当日です。今回は3人おそろいの花柄の甚平で参戦です。
スタートまでの導線が悪く、参加人数(4万人)に対してせますぎて、手荷物の預け場所や、スタート地点までなかなかいけませんでした。

落ち着く間もなく、アワアワとレースがスタート!!
まずはジーゲスゾイレに向かって走ります。ほぼフラットな市街地コース。秋といえど、日差しが強くて、日陰のないところは灼熱です。ジリジリと焦げるかんじがわかります。

ウンター・デン・リンデン、和訳は「菩提樹の木の下」という名のとおり、菩提樹の木陰は涼しく、心地よく走り抜けられました。沿道の応援はほぼ途絶えることがなく、水も豊富。果物はリンゴがたくさんあったのがドイツっぽいです。

ベルリンマラソン
ベルリンマラソン

前半は快調♪後半はペースにやや悩みながら、だんだん足が重さと戦うレースとなりました。練習不足だったと反省です。

ゴール前ブランデンブルグ門をくぐってからの応援は、自分が優勝した?ってくらい、大歓声で、本当に気持ちよかったです。3人一緒にゴール!無事にいけてよかったです。

ゴール後、もしや・・・と思ったら、やはりありました、ノンアルコールビール(笑)。完走メダルもドイツの国旗で、即時で完走タイムをメダルに印字してくれるサービスが、これまた嬉しいです。

夜は完走パーティ♪となるところが、不覚にも爆睡してしまい、起きたら22時・・・ドイツビールとソーセージで乾杯!はお預けとなりました・・・

■9/21(月)

ベルリン観光開始です。まずはホテル近くの、チェックポイントチャーリーへ行きました。ここは、昔はドイツ人以外しか通れなかった国境で、看板の表と裏で、書いてある言語が違うのが印象深いです。壁が崩壊したときは、東西を行きかう人でお祭り騒ぎが続いたとのことです。

続いて、ベルリンの壁博物館へ。説明がドイツ語か英語だったので、細かいことはわからなかったのですが、崩壊前と崩壊後の状況の映像とか、西へ逃亡しようとした人たちの、様々な手段が展示されてました。
車のフロントのエンジンの下にスペースを作ったり、トランクを2つつなげて、真ん中を切り取って人が横たわったり。信じられないような方法がいっぱいあって、それでも、うまくいった人たちと、見つかって捕まった人たちがいると思ったら、国を分けた意味がますますわからなくなりました。

続いて、ベルリンの博物館島へいきました。5つの博物館・美術館があつまっているところです。そのうちの1つの、ペルガモン博物館にいきました。ここは日本語のオーディオガイドがあってありがたいです。

紀元前3~前2世紀に栄えたといわれるペルガモン王国(現在のトルコ・ペルガマ)や、ギリシアやローマの遺跡の発掘品などが展示されています。印象的だったのは、古代バビロニアのイシュタール門と門から続く市場通りです。見た事ないようなブルーとかの石で作られた巨大な門で、ほんの一部、ということにまた驚きました。

そこからベルリン大聖堂へ。建物自体もすごく大きくて、天井の装飾も見事でした。上に上ることもできて、博物館島やベルリンの街をぐるりと眺められました。地下にはひっそりと、大小様々な王家の棺みたいなのがたくさんあって、上とは違う厳かなかんじです。

ドイツの友人と奥様と合流し

遅ればせながら完走パーティ。ようやくドイツビールで乾杯♪ができました。そこで奥様に、Feder weiBer(フェダーヴァイザー)という美味し~い飲み物を教わりました。発酵途中のリンゴワインとのことで、微発泡してるため、完全に栓ができないから、輸出ができず、いまの季節、ドイツでしか味わえないとのこと。甘みがあって、でも爽やかで口当たりも柔らかくて、とっても美味しかったです。この後の旅、あちこちで、フェダーヴァイザーを探し求めるはめとなりました。

ご飯後は、Hackechen Hofe(ハッケシェン・ホーフ)という、アパートみたいな建物を利用した、ショッピングモールみたいなところにいきました。表参道のお店の入っているアパート街みたいなかんじです。

お目当ては、2つ。アンペルマンショップは、旧東ドイツの歩行者用信号のイラストから生まれたキャラクターのショップです。赤が止まれで、両手を広げて立っているかんじで、緑が進めで、片手をあげて歩いているかんじです。タオルやバック、グミとかストラップがたくさんあって、とてもかわいいものがたくさんで、おみやげを大量買いしました。

もう1つの目的の Trippen(トリッペン)は革靴屋さんです。免税も含めて、日本の半額近い額でショートブーツをゲット♪かなりお買い得だったと思います。ドイツは全体的に靴屋が多かったように思います。革製品がいいのかもしれないですね。

テレビ塔から夜景を眺めようとしましたが、予想外の混雑で、登る時間の予約制になってたため、外観だけ眺めて断念しました。。上りたいなら、先にチケットを買って、時間まであたりをウロウロする、という方法が良い気がします。そのままホテルに戻って、トランクを持って出発しました。

そう、これから夜行列車に乗ってミュンヘンに向かうのです。

夜行列車!

響きがステキ~と相当ワクワクしていきますが、入ってビックリ!!部屋が、激狭!!!
部屋は2畳、シャワーとトイレで1畳くらいです。2人部屋だから、2段ベッドもあって、圧迫感が倍増です。ベッドの横にトランクを広げることすらできず、笑えるくらい狭かったです。

まあ、でも飛行機とかを考えると、1万円未満で、個室でシャワーも使えて、5時間横になって移動できると思ったら、お得なのかもしれないです。小柄な日本人でよかったと痛感しました。
そんななかでも、思いのほかぐっすり眠れた、自分の適応能力に感謝したいと思います(笑)

■9/22(火)

朝ご飯は車内でもバッチリのバイキングです。やっぱりパンとハムが美味しいと思います。

早朝6:30くらいにミュンヘンに到着しました。トランクを持ってる身には超嬉しい、徒歩1分くらいの駅前のホテルの Eden Hotel Wolff に荷物を預けました。泊まって思いましたが、ここ普通のパックツアーにないような良いホテルでした。部屋もきれいだし、タオルとかもやわらかいし、ホテルの方も丁寧だし、何より朝のバイキングが種類も豊富で超美味。とってくれた、パーパスさんに感謝です!!

朝は早速お散歩へ行きました。新市庁舎を眺めます。ここ、私の職場~といったらかっこいいなぁという古いかんじの建物で、赤い花が印象的でした。からくり時計が定時に鳴るそうで、ちょっとした観光スポットとなっておりました。

聖ペーター教会という、最古の教会をめぐり、朝の静寂の祈りをみて、ぷらぷらと歩いてたら、パリのマルシェみたいな市場に遭遇しました。後から調べたら ViKtualienmarkt(ヴィクトゥアリエンマルクト)という朝市でした。簡単に食べられそうなサンドや、フレッシュジュース屋、ポプリ屋さんや、パン屋、蜂蜜屋、八百屋、惣菜屋、チーズ屋、生パスタ屋、ホント多彩で楽しかったです。観光名所として、もっとガイドブックとかでアピールしても良いと思います。

ミュンヘン
ミュンヘン

その後、レジデンツというところへ行きました。バイエルン王家が住んでいた王宮とのことです。貝殻で作られた泉など、作りが細かいものとかがあってビックリしました。日本語ガイドがないので、全部を理解することは厳しいけれど、装飾は豪華です。宝石とかもいっぱいあって、ラピスをふんだんにつかった鏡台とかは、もらって帰りたくなりました。

印象的だったのは、天井とかは絵画なのですが、壁は結構、布で作られた絵だったことです。大きさがやけに大きくて、5mくらいはあると思います。そこに、絵みたいな、結婚式の風景や肖像画とかが描かれているのです。布って、織ってから色をつけたら、にじんでしまいそうだし、色を計算して織るにはどうにも大きすぎるし、ホント、どうやって作ってるの??ってものが大量にありました。なんか高級感というか、伝統の技なかんじがしました。

そのまま、ディアナ神殿と宮殿庭園をお散歩しました。お天気にはホントめぐまれてて、どこの緑や花をみても日差しがキレイで、心地よかったです。

そこから地下鉄に乗って、TeeresienWiese(テレジーエンヴィーセ)という駅へ行きました。

この旅の第2目的のオクトーバーフェストです!!

世界最大のビール祭りとなります。16日間にわたるお祭りで、来場者は700万人、ビール消費は600万リットル!!とのことです。

ビールメーカーごとの巨大ビアガーデン(ビアテント?)が8箇所あり、まわりは遊園地になってて、女性はアンナミラーズの制服みたいな(あれよりスカートは長いけど)民族衣装で、男性もサスペンダー付きのベロアっぽい半ズボンという姿でした。みんなの格好がまたかわいくてステキでした。ホント、お祭り騒ぎ、といったかんじです。

予約してないと入れないと聞いて、かなりドキドキしていましたが、なんとか1つのテントの予約なしOK席に滑り込めました。ビールは最小で1リットルからです。ジョッキが重くて持てないのなんの。でもジョッキの持ち方をマスターしたら、ビール1リットルが、スイスイ飲めちゃいます。取っ手を握るのはなく、ジョッキと握手をするように手を通すとでもいうんですかね。巨大プレッツェルとソーセージをパクパクです。

バンドがいて、たぶんドイツの伝統的な音楽をやってるんだと思われました。たま~に、あの、日本でハカセタロウがCMやってた、Ein Prosit(アイン プロジット)という歌が流れるので、アイン プロ~ジット♪アイン プロ~ジット♪と歌いだすと、テント全体が大盛り上がりです。周りの若者もイスの上に立ってるのにつられて、近くのおじさんと踊ってみました(笑)。こういうのは楽しんだもの勝ちです。この祭り、またぜひ行きたいですね~♪

ミュンヘンは、真昼間から飲んでる人が多いなぁと思っていましたが、夜はさらに人が増えていました。ドイツ国民は本当にお酒が好きなんだな、と思います。さすが水よりビールとワインが安い国です。

■9/23(水)

Fussen(フュッセン)というところまで足を延ばして、ノイシュバンシュタイン城にいってきました。

ICEという新幹線みたいな電車にのります。これ、ジャーマンレイルパスという、フリーパスでのりました。このレイルパスは超使えました。外国からの旅行者しか買えないそうなので、行く前に絶対、買っておくべきです!しかも1等がいいと思います。寝台列車も実はこれで乗ってます。個室の場合とか、ちゃんと予約したい場合は、プラスいくらか必要ですが、改札はないので、切符のチェックがあったときに見せるだけです。

私たちは、トランクをガラガラ引っ張るのは、最小限にしたかったので、ホテルに荷物をおいたまま、電車で1時間半とか2時間とか足を延ばして、いろいろ回るという形にしたので、レイルパスは大活躍でした。これも横田さんにすすめてもらったおかげです。ありがたいです。あちこち回りたい人は絶対使えます。

電車の窓からは広大な緑が広がっているのが見えます。ジャージー牛?みたいな牛とか馬とかいろいろいたり、屋根が赤とか、カワイイ町並みもちらほら見えて、のんびりできます。

Fussenからはバスです。バスの運転手さんがチケットを売るというややこしいシステムのため、乗車にすごく時間がかかったり、行き先がいまいちわかりにくかったです。他のグループを誘って、真っ先にタクシーにのった中国人が一番正解だったと思われます。

15分くらいバスにゆられて、ホーエンシュヴァンガウで下車。そこからまずはチケットセンターへいきました。このなかで一番、観光地として管理されてたかもしれません。城の見学は、ナンバー管理されていて、見学開始の時間がグループで決められてるのです。チケットセンターから、シャトルバスで、15分ほど移動し、ノイシュバンシュタイン城が一望できる、マリエン橋へいきました。

ノイシュバンシュタイン城は

バイエルン最後の国王ルートヴィヒ2世の城です。悲劇の王で、172日間しかこの城に滞在できなかったとのことです。

外観は工事中だったのですが、とにかく、立っている場所がキレイすぎでした。まわりに広がる湖、町並み、昔もきっとこうだろうと思わせる、素晴らしい空間でした。

内観も素晴らしく豪華です。白鳥のモチーフがいたるところにあって、木彫り、絵画、すべて素晴らしいと思いました。私なんぞに言われたくないでしょうが、センスがとーっても良いです。でも、ここをヒトリで過したという、ルードヴィヒ2世は、幸せだったのかなぁと、さびしい気持ちにもなる城でした。

ノイシュバンシュタイン城
ノイシュバンシュタイン城

夜はミュンヘンに戻って、ホーフブロイハウスに繰り出しました。再び1リットルビールにソーセージです。ソーセージも地域性があって、ミュンヘンは白のソーセージに、リンゴジャムを混ぜたような甘い粒マスタードで食べます。これが、甘いんだけど、クセになります。じゃがいもも甘みがあって美味しいし、ドイツ料理がまったく飽きなかったというのは、この旅の大きな勝因かもしれません。

■9/24(木)

ミュンヘンを軽く朝ラン(^^)でイーザル川まで走りました。日の出は日本よりちょっと遅くて、7時くらいです。

ミュンヘン 朝ラン
ミュンヘン 朝ラン

ホテルに戻って朝ご飯を食べて、ニンフェンブルグ城へ行きました。バイエルン王国の夏の離宮とのことです。入口に入るまでの庭園風景などは、パリのヴェルサイユ宮殿を思わせました。入口を入ってすぐの天井に描かれた天井画がとっても見事でした。ルートヴィヒ1世の集めた美人画とかも印象的でしたね。絵とは思えない透明感でした。

カールス広場までトラムで戻ります。トラムも当然・・ノーチェック・・・良い子はちゃんと切符を買いましょう。

ミュンヘンの街をプラプラ歩きます。

クロイツカムというバームクーヘンの老舗を訪問しました。大好きなシュートレン(ドライフルーツたっぷりのジューシーなパン)もあわせてゲット。

いろいろ歩いてると、チャリのペダルと車輪が10個くらいついた、移動式のビアガーデン車?みたいなのに遭遇しました。みんな飲みながら、チャリをこいでるんですよね。メタボ対策なんだか、なんなんだか。どんだけ飲みたいんだ(笑)と面白かったです。

あっちこっちにオープンカフェみたいなテントがあって、コーヒーみたいなノリで、ビールが飲めてしまいます。真昼間から、オトナが5~6人で飲んでる光景なんて当たり前のようにあります。仕事してんのかな?と不思議になってしまいました。でも夜になると、カフェの空席はなくなって、人が増えるのでやっぱり働いている人もいるんだろうなーっと思いました。

ホテルに戻って、トランクを持ち

フランクフルトに移動しました。これもジャーマンレイルパスで乗れてしまいます。本当に便利です。

フランクフルトのホテルは、Hilton Flankfult です。ひー、このツアー、絶対ホテル代が高いと思われます・・
チェックインして、フランクフルトの夜の街へ。Vinum(ヴィーヌム)というお店で、ワインを楽しみました。実際にワインケラーとして使われたところを、お店にしたそうで、ワイン樽とかがあって面白かったです。

ベルリン、ミュンヘン、フランクフルトときましたが、全体的に街灯は暗めです。プラプラはほどほどに、宿に戻りました。

■9/25(金)

本日は、ケルンに出発です。これまたジャーマンレイルパスでいきます。ICEで1時間10分ほどになります。

ここでの目的は、この旅の第3メインの、世界遺産にもなっている大聖堂です。
完成まで600年くらいかかっているそうで、157mの塔のうち、100mまではあがることができます。上に鐘が8つあって、今も鳴るのかな~と思ってみてたら、突然、そのうちの1つがジワーっと動き始めて、大音量で鳴り響きまくりました。振り子のように、しなる動きと、われんばかりの音。こんなに間近でみたのは初めてでした。

塔の作りは非常にこまかくて、ところどころ修復のために組まれた櫓が、これまたどうやって組んだのかわからない高さにあって、歴史って守るほうも大変なんだなーと痛感しました。

ライン川ほとりのチョコレート博物館にもいきました。案の定、ドイツ語と英語でしたが、絵での説明とか、実際のチョコレートの機械とかは、見ればわかるようになっていたので、ありがたかったです。カカオの実は、最初は白いんだということを初めて知りました。

大きなチョコレートが、わーっと出来ていくさまは、まさに夢の国です♪チョコレートの泉とかあるし、小さいチョコの機械とか、トリュフの機械とか、何より、その場で食べさせてくれて、美味しい~と幸せな気分になりました。

ライン川ほとりのカフェににうつり、ケルシュという地ビールを堪能しました。さっぱりしていて美味しかったし、明るい光の、しかも緑の木の下で飲むビールは美味しいな~と思いました。

ケルンには、4711という老舗オーデコロンの店や、ファリナハウスという、世界最古の香水工場「ケルンの水」という世界で一番古い香水ブランド店もありました。私は昔、アロマを勉強したことがあり、アロマ検定テキストに出てきた「ケルンの水」に出会えて感動です。思わず購入してしまいました。

再び大聖堂にもどって、中を見学しました。ミサとかイベントをやってて、自由に全部はみれませんでしたが、中には宗教画ではない、色とりどりのモザイクの、ステンドグラスとかがあり、これも見たかったんだ~と感動しました。

フランクフルトに戻り、マイン川のほとりを散歩です。菩提樹がまたたくさんあって、川のほとりが走りやすそうでした。ここでも人々が思い思いの時間を過していて、緑が多い空間っていいなぁってあらためてかんじました。

マイン川沿いを歩いて、SchwizerPlats(シュヴァイツァープラッツ)という駅の近くの、アルトザクセンハウゼン地域に行きました。ここでは、ZumGemaltenHaus(ツムゲマールテンハウス)というお店で、名物のリンゴ酒が飲めるとのことです。

発泡はしていませんが、薄いような、でも独特の味の飲み物です。常連のようなおじさんに出会い、お店によって味が違って、この店のアップルワインは美味しい、とのことでした。それより高い、にごったリンゴジュースのがさらに美味しかったと、個人的には思います。

■9/26(土)

本日はライン川クルーズ。まず、ST.GOAR(ザンクトゴアール)という街まで、2時間くらい電車で移動しました。そこからKDという観光船にのります。ライン川は、朝もやというか、霧が出ていて、うーん、まさか視界悪い?と心配になるも、霧のなかをすれ違う船とかが見れて、これはこれで情緒がありました。

次第に、霧が晴れてきて、サンサンと日がそそそぐようになりあました。今度は川面が日の光をあびてキラキラして、本当にキレイ。川の両岸にいろいろな古城が見え、ホテルになっているもの、個人所有、退城など様々です。ぶどう畑もたくさんあって、素晴らしい眺めでした。

ライン川クルーズ
ライン川クルーズ

何か飲みたいな~と船の売店にいったら、チョコレート博物館で見て以来、どうしてもホットチョコレートが、飲みたかったのが伝わった(?)のか、かっこいいお兄さんが自然とホットチョコを薦めてくれて幸せ気分で購入(←単純)。ん?単純にコドモだと思われただけでしょうか?

時間に余裕がないと、クルーズは危ないと思われます。微妙に遅れてました。

3時間ほどかけて、目的地の

RUDESHEIM(リューデスハイム)で下船です。ここは~リューデスハイムワインが目的でっす♪

つぐみ横丁という、ワインショップや酒屋がつらなってる小道に移動しました。Lindenwirt(リンデンヴィルト)というワイン居酒屋で、お昼ごはんです。ぶどう棚があり、秋の気配と、バンドのある雰囲気がステキな居酒屋でした。甘、ミディアム、ハードの白ワインを回しのみです。香りがよくって、とても美味しかったし、ソーセージもマッシュポテトも美味しかったです。

なにより、リューデスハイムコーヒーが絶品!
リューデスハイムはワインのほかに、ブランデーも有名、とのことで、そのアズバッハというブランデーを、角砂糖2~3個入りのカップにいれて、軽く火をつけてアルコールを飛ばし、砂糖を溶かしたら、コーヒーを注いで、その上に生クリームをたっぷりのせて飲むコーヒーです。ぜひ、家でもう一回作りたい~♪と、ブランデーをしっかり買って帰りました。

あと、アプフェルシュトゥルーデルって、アップルパイみたいな、煮たリンゴのクレープ生地包みに、カスタードクリームみたいなのと、バニラアイスをそえたデザートも、温かいのと冷たいののバランスが接妙で、とっても美味しかったです。

全体的に、ワインがめっちゃ安くて、ボトルで4ユーロとかもありました。1ユーロ134円くらいだったので、どんだけ安いんだ!!って思います。ここは愛しいフェダーヴァイザー(美味しいリンゴワイン)が、祭りになってるくらい、たくさんあって、本当に飲みだめしたいくらい、幸せなところでした。

フランクフルトにもどって、夜に、別のカフェみたいなところで、アップルワインを頼んでみましたが、昨日と全然味が違いました(><)やっぱり昨日のところは美味しかったんだな~と痛感です。

■9/27(日)

ドイツ最終日。朝はマイン川まで走ってみました。朝日が見えて感動です。大聖堂、レーマー広場とか観光地をちょっと走りぬけ、ホテルにもどって、豊富なバイキングを食べて、再び出発しました。

ユダヤ人の歴史をしる、ユダヤ博物館をみて、一路、電車でマインツへ。ICEで30分ほとになります。

さっそく聖シュテファン教会に向かいました。ここは、どうしても行きたかったのです。地図がミラクルわかりずらくて、多少、道に迷いながら、どうにか到着しました。

入った瞬間、息をのみました。シャガールが手がけたというステンドグラスは、青で統一されていて、側面はこの羽というか葉、正面は宗教画、背面は赤い実をつけたような葉、よく見ると様々な模様なのですが、全体は、青。差し込む光も、青。

本当に言葉じゃ表現しきれないくらいキレイで、ここに立てていること、息をしていることが、すごくすごく幸せなことだと、泣きそうな気分になりました。本当にあらゆるものにありがとう、という気分です。

聖シュテファン教会
聖シュテファン教会

去りがたい気持ちとともに、教会を出て、マインツの街を散策しました。
シラー広場でアイスを食べて、フェダーヴァイザーをのんで、さっきの教会とは全然別の雰囲気で、子供の現場学習みたいなので、ワーキャーしてる大聖堂にいきました。大司教さまたちの墓誌がたくさんありましたね。

その後、Eisgrub-brau(アイスグルプ・ブラウ)という、自家製ビールを出している店にいきました。ここのも香りが良くって美味しかったです。

フランクフルトに戻り、ホテル近場のカフェで、最後のドイツビールとアップルワイン、揚げドーナツみたいなデザートを堪能しました。ホント、飲んでばっかりです(笑)。最後までふんだんに楽しみつくしました。

ホテルに戻って、フランクフルト空港へ。寂しい気持ちをいだいたまま、JAL408便にて、9/28(日)に到着しました。

大充実のベルリンマラソン、ドイツ旅行でした。

肌に合うっていうのかな、ぜひまた行きたい国です。

言語は、若者の必須科目に英語があるようなので、ほぼ、英語が通じますね。今度はもう少し、英語がしゃべれるようになってから行きたいと思います。

あと、私たちは3人で行ったのですが、3人とも別の出版社のガイドブックを持っていったというのは、大きく役立ちました。地図の情報や、定休日なのが食い違ったりするケースがあり、1つの情報のみをうのみにすると危険ですし、情報が古いケースもあるので、最新の情報を確認するとよいと思います。

とにかく、とーっても楽しかったし、行けて良かったです。パーパスのみなさん、横田さん、ステキな旅をプロデュースしていただき、本当にありがとうございました!!!

ツアープランナーからのコメント

詳細な旅行記、ありがとうございます!そしてマラソンの完走、おめでとうございます!11日間で、マラソンだけでなく皆様で存分にドイツを満喫していただけた事が本当に嬉しいです。今後とも、是非よろしくお願いいたします^^

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