【研修レポート】 フランス・メドックマラソン

期間:2011年9月8日~2011年9月13日
パーパスジャパン:渋谷

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2011年9月8日~13日まで、メドックマラソン視察に行ってきました。

普通のマラソンとは一風変わった、お祭りのようなマラソンでした!
初めてのフルマラソンでしたが、イベント満載で、楽しく完走することができました。

9月8日(木)

ボルドー到着。

ホテルは、軍艦コルベール近くのメルキュール。
ガロンヌ川が見渡せるロケーションにあるアメリカンスタイルのホテル。トラムの駅も近くて便利です。

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ホテルにてゼッケン、Tシャツなどを受け取りました。
ゼッケンには、名前がプリントされています。メドックマラソンのTシャツは毎年かわいいと評判です♪

ゼッケンを受け取ると、本当に走るんだなぁと実感しました。

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9月9日(金)

マラソン前日は、ワイナリー訪問のオプショナルツアーをご用意しました。

~スケジュール~
 マルゴー地区  シャトー・デュ・テルトル訪問&試飲
 ポイヤックにてランチ
 オーメドック地区  シャトー・ラネッサン訪問&試飲
 有名シャトーでの写真撮影


マラソンでは走らないマルゴー地区を中心に、専用車で周りました。

有名なシャトー・マルゴーでは、収穫真っ只中でした。ブドウ畑には実がたくさんなっていて、太陽に照らされ、美しい景色が広がっていました。

ボルドーでは、複数の種類のブドウをブレンドしています。それぞれのブドウの味見をさせてもらったり、収穫・醸造方法を説明してもらったり、試飲をさせてもらったり、この季節ならではの充実した訪問となりました。

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夜は、パスタディナー(前夜祭)の下見に行ってきました。
毎年持ち回りで、異なるシャトーにて開かれます。今年は、シャトー・カステラにて。

18時開場です。受付を済ませると、広場にて演奏隊の音楽を聴きながら、アペリティフが振舞われます。
リキュール、貴腐ワイン、白ワイン、赤ワインなど、飲み放題です。パスタディナーの準備が整うまで、各自、シャトーの敷地内でアペリティフを飲みながら、歓談の時間となります。

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パスタディナーは、その名の通り、すべてのお皿がパスタで構成されていました。
パスタのサラダ、ラザニア、パスタのタルト、パスタが乗ったデザート。

ワインは、シャトー・カステラのものが飲み放題です。

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会場の中央には、ステージが用意され、音楽が始まるとバラバラとステージに集まって踊り出します。翌日がマラソンだっていうのに、そんなことを感じされないはしゃぎっぷりです(笑)。
こんな宴が夜10時頃まで続くのでした。。。

最後は、花火があがり、パスタパーティーは終了となります。

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9月10日(土)

いよいよマラソン当日です。今年のテーマは「 ANIMALS 」。

朝6:00 仮装をして、ホテルを出発します。
9:30のスタート時間まで、マラソン会場ではいろいろなイベントが開かれています。ステージではゲストを呼んでのトークショーが行われ、スタートゲートに向かう道では、サーカスが行われていました。

他の人たちの仮装を見るのも楽しみの1つです。
チームでお揃いのコスチュームを用意していたり、チーズの固まりを積んで、走りながら配ったり、山車を押しながら走ったり、見ているだけでも、楽しくなります。

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いざスタート!

午前中は、曇りで絶好のマラソン日和でした。
最初のワインテイスティングは、ランシュ・バージュ。ポイヤックの人気シャトーです。

ブドウ畑の中をいろいろな動物に扮したランナーが駆け抜けます。シャトーの前で記念撮影をしたり、ワインを飲んだり、ブドウ畑の美しい眺めを見ながら、前半は楽しく過ぎていきました。
給水や食べ物(オレンジ、バナナなど)のスタンドが充実しているので、飢えたり、乾いたりすることもなく、安心です。

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お昼頃から太陽が出始め、ここからがきつくなってきました。
体調不良で立ち止まる人もちらほら出始めました。

しかし、25km以降に、ムートン・ロートシルト、ラフィット・ロートシルト、コス・デストゥルネルなど、憧れのシャトーが続くので、それを心の支えに走ります。
やはり、これらのシャトーのテイスティングはありませんでしたが・・・

シャトーでは、ワインのテイスティングを出すだけでなく、演奏などのイベントをやって応援してくれます。そしてどこにそんな体力があるのか、ランナーまでも音楽に合わせて踊っているではありませんか!
ゴールまで急がなければ制限時間ギリギリなのに、本当にこの国の人たちは、スゴイ・・・と思いました。

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ここまでくると、頭の中は、37km地点以降のグルメゾーンのことでいっぱいです。生ハム、生牡蠣、リブステーキ、チーズ、アイスクリーム・・・頭の中をぐるぐるまわっていました。なんとしてでも、生牡蠣が残っているうちに辿りつかなければ!

そして、このマラソンのもうひとつの特徴は、沿道の応援があたたかいことです。ゼッケンにはファーストネームが大きく書かれ、沿道の人たちが、名前で応援してくれます。立ち止まりそうになっても、「アーレ(がんばれー)、リエ!!」と沿道の人たちや、一緒に走っている他のランナーたちが、励ましてくれました。

いざ、グルメゾーン到着。
生ハムの塩分がうれしい。次は何かなと楽しみに走って行くと、ついに念願の生牡蠣です。ボルドーは、近くに生牡蠣の養殖場があり、新鮮な生牡蠣がとれることでも有名です。後半は苦しくてワインなんか飲めないと思っていましたが、生牡蠣に合うからと白ワインを勧められたら、飲んじゃいますね。

次はリブステーキ。チーズはもう終わってしまっていたようですが、デザートのアイスクリームはありました。

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グルメゾーンを抜け、ゴールまであと少し。もう歩くことすらやっとです。気力を振り絞って、ラストスパート。制限時間ギリギリでゴールすることができました。

完走者には、ボルドーのワイン1本、お花、リュック、カップが渡されます。ワインはみんな違うので、箱を開けてのお楽しみ。

カップは、ゴールそばのテントに持っていくと、ビールやワインが飲み放題です。ここでもフランス人たちは、飲めや歌えの大騒ぎ。本当にフルマラソンを走ったんだよね?と疑いたくなるほどでした・・・。

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9月11日(日)

毎週日曜日に、軍艦コルベール前の広場で開かれるマルシェに行ってみました。

果物、野菜、肉、チーズ、魚、などの食材から、パエリアやお惣菜、生牡蠣など、いろいろなものが揃います。
その場で買って食べられるテーブル席や、ワインをグラスで売ってくれるショップもありました。
お昼時には、かなりの賑わいをみせていました。

私も、パエリアと生牡蠣を買い込んで、ランチにしました。生牡蠣は、6個で7ユーロ前後と日本と比べると格安です。

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午後は、ボルドー郊外のグラーブにあるシャトーホテル「レ・スルス・ド・コーダリー」へ。
タクシーにて約40分、ワインを使ったスパ(ヴィノテラピー)で有名なホテルです。

敷地内のワイナリー、シャトー・スミス・オー・ラフィットが経営するホテルです。広大なブドウ畑に囲まれ、まだ新しいが、わざとアンティーク調の建物や調度品で統一された、まるで童話の中の世界のような所でした。

お庭には白鳥の2羽住んでいる池があり、近くを通ると、人懐こい白鳥が寄ってきます。

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ホテルでレンタサイクルと地図を用意してくれるので、サイクリングに行くのもお勧めです。
前日の筋肉痛も忘れ、森の中を楽しく走っていたら、いつの間にか遠くまで来てしまって、別のシャトーに辿り着いてしまいました。シャトーの訪問予約を取って、サイクリングでシャトー巡りをするのも楽しいのではないかと思いました。

ディナーはホテルレストランにて。ミシュラン星付きのガストロノミックと気軽なビストロがあります。今回は、気軽なビストロの方にしました。ボリュームたっぷりで、3コースで38ユーロとお手頃です。
ワインはもちろん、シャトー・スミス・オー・ラフィットのもので♪

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9月12日(月)

小鳥の声で目が覚めそうなほど、静かな朝です。
池のほとりのテラスで、白鳥と一緒に朝食をいただきました。

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午前中は、シャトー・スミス・オー・ラフィットのワイナリー訪問。

ちょうど、収穫後の作業をしていました。機械で、房からブドウをはずし、流れてくるブドウの粒を、手作業で選果していました。実際の作業を見るのは初めてだったので、こうやって少しずつ、手作業でやっているのだと感心しました。

タンクに入れてから、樽に移し変え、補填などをしながら、長い年月をかけて、おいしいワインができあがるのですね。

見学後は、お待ちかねの試飲です。白と赤を飲ませてもらいました。

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午後は、ヴィノテラピー。

ホテルの敷地内にスパがあります。持ち物は水着のみ。あとのものはすべて貸してくれます。コーダリー製品のサンプルがたくさん入ったキットもくれました。

私のプログラムは、マッサージ、ジェットバス、フェイシャルでした。すべてブドウを使ったトリートメントです。プログラムが始まるまでは、ハマムに入ったり、温水プールで泳いだり、デッキチェアでくつろいだり、ゆったり過ごせます。ハーブティー、レモネード、ブドウが自由に食べられるように置いてあります。一面のブドウ畑や、ホテルのお庭を眺めながら、極楽な午後でした。

フライトの時間に合わせ、タクシーにて空港へ。約30分の道のりです。

最後に・・・

今回の研修ツアーは、マラソンを走って、シャトー・ホテルのヴィノテラピーでマラソンの疲れを癒す、おすすめのコースです。フルマラソンが初めての方も、こんな楽しいマラソンから始めてみてはいかがですか?

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