F1インド2011観戦の旅 8日間

期間:2011年10月26日~2011年11月2日
P.N. ミャミャン様

GON-000514

F1ファンの間でも

本当に開催されるのかどうかも疑問視されてた初開催F1インドグランプリ。

まず国内での観光ビザの取得の難しさに戸惑ったり(圧倒的に情報量が少なくそして三重から大阪までビザ取得に走らないと行けないという面倒な手続き)、周りから噂される衛生面の不安など、また周りのF1繋がりの知り合いからも『本当に行くの!?』とか『気をつけてね』とか言われつつ正直不安を抱えながら出発しました。

【 10/26 1日目 】

11:20 エアーインディア AI307便で成田空港より出発
幸先のいい旅の出足で機内から富士山、そしてヒマラヤ山脈が見えました。

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昨年のコモンウェルスゲームズ(英国連邦内に属する地域、国が集まった総合競技大会)開催のために最近新しくターミナルが竣工したホテル近くのインディラ・ガンディー国際空港(IGIA)に到着。

まず早速免税店にディスプレイされている実車のマクラーレン(F1カー)に目が釘付けになり、一気にインドでのF1の盛り上がりっぷりがいかに熱いものなのかを改めて認識しました。

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そして空港出口で今回の旅のガイドさんパワン・シャワラットさんと合流。パワンさんの携帯もとっても小さく、車で走る周りの風景も普段見慣れた風景とは違ってて驚きました。

ホテルまでの道のりにライトアップされたヒンドゥー教の神様シヴァ神の銅像があり思わずため息と綺麗という言葉がもれました。ここは後ほど行くことに....

【 10/27 2日目 】

まずこの日はチケットを手配してもらった事務所へ行くことに。無事 Classic Stand West のチケットを確保。
その後はデリー市内の一日観光メニューとなりました。

まず訪れたのはインド門。
デリーの象徴でもあり第一次世界大戦で犠牲になったインドの兵隊さん(およそ9万人!)を弔う場所(一人一人の名前も刻まれています)。建築の雄大さに早くもインドという国がいかにスケールが大きい国かを肌で感じ取れることが出来ました。

次に訪れたのはマハトマ・ガンディーのお墓。
パワンさんよりマハトマ・ガンディーさん(ガンジーとの呼び方が一般的かもしれません)について1947年のインド独立に関して偉大な功績を残したことについて説明を受け、正直今まで学校の歴史の教科書ぐらいでしか馴染みがなかったガンディーさんについて少しでも身近に感じることができ、いかに彼がインドにおいてとても重要な偉大な国民に愛される人物であったかを理解することが出来ました。

インド門
インド門

マハトマ・ガンディーのお墓
マハトマ・ガンディーのお墓

その後昼ご飯(もちろんカレー、そしてF1チームフォースインディアのスポンサーでおなじみのキングフィッシャー)を経て官庁の建物を見学、土産品の買い物を終えクトゥブ・ミナールへ。

ヒンドゥーの建築様式とイスラムの建築様式が混ざった建造物はとても新鮮で綺麗な風景でした。
持参したデジタル一眼カメラで写真を撮ってると突然パワンさんが、ここから撮ると綺麗に写るよと教えてくれました。なるほどここから見上げるクトゥブ・ミナールもとっても綺麗.....

カレー
カレー

クトゥブ・ミナール
クトゥブ・ミナール

【 10/28 3日目 】

とうとうやってきた未踏の地ブッダサーキット。

まず驚いたのは警備の厳しさ。それまで国内でのF1、またはモータースポーツしか観戦したことが無い(そしてそのすべてが鈴鹿サーキット)自分にとって警備の厳しさはとても驚きでした。(その後海外観戦したことがあるF1仲間が言うには、このような警備は一般的だとのこと)事前にあった周囲の住民が暴動(クリケット大会?)起こすという予告を警戒したのも余計にあるかもしれませんが...

厳しいボディチェック・セキュリティチェックを経て一緒に持ってきたクッション(ポンデライオン)とともに入場!
入場したときにはちょうどサポートレースのテスト走行中でした。新しいコースで観るレースにまず興奮。

そして練習走行第1回(FP1)がスタート。
自分の観戦するコーナーの前でもうろついていたのが見えたので若干予想はしていたのですが犬の乱入でセッション中断という珍事がまさか事前には軽く予想していたけど本当に起こるとは思ってもみませんでした。
まぁこれがインド、デリーなのだと言うことを改めて認識させてくれる珍事でした。(デリー市内でもたくさんの野良犬がいます)

初開催のサーキットで走るF1カー、そして外国人だらけの観客席に若干圧倒されつつ楽しむことが出来ました。

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【 10/29 4日目 】

この日は練習走行3回目(FP3)予選セッションの日。
昨日と手配した車が違い、州税をおさめなければならないため、練習走行3回目は途中からの観戦に.....

そして予選セッション。
同じ日本人として応援したい小林可夢偉選手は残念ながら予選1ラウンド目(Q1)で敗退し18位からのスタートに(その後繰り上げで17位からのスタート)。

セバスチャン・ベッテル選手がポールポジション。自分が一番応援していてそしてホームグランプリ初凱旋であるフォースインディアはエイドリアン・スーティル選手が8番手、ポール・ディレスタ選手が12位からのスタート。

この日はグッズを買うために金曜上手く入れなかったグッズショップに行くために語学力に自信が無い自分にとって心強い存在であるパワンさんが同伴してグッズ購入場所へ行くことにしました。今思えば金曜はチケットをぶら下げたままグッズショップに入ろうとしたから止められたんでしょうが(グランドスタンド席と共通入り口であるために)。

日本では手に入りにくいグッズを買うために同伴してくれたパワンさんにとても感謝しています。感謝の気持ちを伝えたら『お客様が喜ぶ姿を見ると自分たちも嬉しい』という答えが返ってきて、まさにサービス業の鏡だなと心より思い、そして自分も人と接する時にこんなような気持ちをもってお客様に接したいと勉強にもなりました。

【 10/30 5日目 】

この日は決勝。15時スタートと言うことでホテルを11時30分に出発。
途中、日本の友達より頼まれてたヤマハのショールーム(これもパワンさんに行きたいとお願いしたら快く引き受けてくれました)とロータステンプル(正式名称はバハーイ寺院)へ立ち寄ってくれました。

しかしこの日はいつもと違い高速道路が大渋滞......
どこまでも続く列...列...列...
そして駐車券を持っていないと言うことで途中から乗り込んできたインド人カップル(?)も一緒に車に乗り、一路ブッダサーキットへ。

高速道路もサーキット近くも日本の交通ルールもびっくりな厳しい割込合い、クラクションの連続、そして道無き道を走る未舗装の脇道を走る車達。普段見ている鈴鹿サーキットのレースの混雑以上に想像を越えた度肝を抜かれる光景でした。

ロータステンプル
ロータステンプル

渋滞.....
渋滞.....

そしてサーキットに着いたのは15時を少し回ったところ。
そう実は1周目のスタートの瞬間は観れていないのです。ただ1周目回ってきた時の自分たちの観客席の歓声は、日本のサーキットでは感じられないほどの迫力がありました。さすが初開催のグランプリ.....

レースはポールポジションを獲ったベッテルがそのまま優勝。サーキットビジョンに映る表彰台に立つベッテルを写真に納め、渋滞に少しでも巻き込まれないようにサーキットを早々に離脱。しかし少し早く出てもやはり渋滞は続く.....

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この日は初日に観て思わずため息がもれたシヴァ神の銅像を観に寄ってもらうことができました。やはりライトアップされているととても綺麗でした.....

シヴァ神の銅像
シヴァ神の銅像

【 10/31 6日目 】

この日は片道5時間かけてデリーからタージマハールがある都市アグラへ。
しかしこの日も渋滞に巻き込まれてしまい......きっと自分の日本での日頃の行いが悪いんだ.....と思ったかどうかはさて置き、昼過ぎにアグラに到着。世界遺産であるタージ・マハル、アグラ城を見学しました。

改めて実際に観るタージ・マハルはとても雄大で、そして豪華絢爛と呼ぶに相応しい建物でした。周りの門等の建築も個性豊かで到着までには長い時間はかかったものの訪れて後悔は無かったです。

タージ・マハル
タージ・マハル

タージ・マハル
タージ・マハル

そしてアグラ城(別名 ラール・キラー)。
これもタージマハールと同じくムガール帝国時代に作られた城塞。ムガール王朝、イギリス統治時代から続く伝統的でエキゾチックな風景の城内。ここから望むヤムナー川と組み合わせたタージ・マハルの風景も格別でした。

そしてまた5時間かけてデリーへ。途中のインドの片田舎の夜景もとても新鮮でした。

アグラ城
アグラ城

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アグラ城
アグラ城

【 11/1 7日目 】

この日は自由行動.....なのですが、語学力が圧倒的に不足している自分にとってはとっても暇を持て余し、そしてこの旅の中で最も不安な一日でした。

チェックアウトが正午、そして帰りの便が夕方からチェックイン可能と言うことで時間が余っていたためデリー市内のナショナルミュージアムへ。インドについての歴史を改めて知ることが出来ました。神仏像がやはりメインでしたが、自分が興味を持ったのは絵とか工芸品に興味をそそられました。

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まず7日間お世話になったパワンさんとお別れ。感傷に浸る暇もなく発券手続き、出国審査、手荷物検査等の搭乗手続き、そしてお決まりの免税店でのお土産購入に奔走。
あれこれしてる間にインドとのお別れの時。帰りの機内から見えるインドの風景は行きの風景とはまた違った印象でした。



今回の旅を振り返って。

語学でとても苦労したり(特にホテル内で)、時々食事で張り切りすぎて胃が痛くなったり、また毎日渋滞に巻き込まれる等、到底順風満帆とは思えない厳しい旅でしたが、初開催のインドグランプリへ行けたこと自体が奇跡であってこれまで遠くに思っていたインドを少しでも身近に感じられただけでも価値があった今回の旅でした。もっと語学力がついてタフになれたらまたぜひ行ってみたいと思う、そんな魅力あふれる国でした。

そしてインドの人は自己主張が強い!自分が見習いたい部分の一つでした.....

ツアープランナーからのコメント

この度は、「F1インドGP2011」を観戦するご旅行につきまして、お申込頂きまして、誠に有難う御座いました。又、ご丁寧なご旅行記をご送付頂きまして、誠に有難う御座います。ご旅行記やお写真を拝見させて頂きまして、誠に有難う御座います。ご旅行記やお写真を拝見させて頂きまして、とても行きたくなりました。
今年度は初開催の為、色々とご迷惑をお掛け致しましたが、またいつか海外へF1を観戦する機会やご旅行に行く事が御座いましたら、宜しくお願い致します。

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