もともと個人旅行が好きな私。ハネムーンも個人旅行にこだわりました。
今回パーパスジャパンさんに手配をお願いしたのは、いろいろな企画や情報をたくさんお持ちだと思ったからです。特に今回は一生に一度のハネムーン。某サイトを使えば自力でお値打ちホテルを手配することも可能ですが、部屋からの眺めまで指定するのはなかなかできません。お願いして大正解でした。
ドイツは10数年前にも電車で旅したことがあります。車窓が美しかったのと、ライン川下り、ノイシュバンシュタイン城を主人に見せてあげたくて、旅先をドイツにしました。12日間の日程で8日間のジャーマンレイルパスを購入し、移動はすべて電車。時間に縛られることなく自由に移動できました。
【 ライン川下り 】
ライン川下りの起点となるリューデスハイムに前泊し、スーツケースを持って船に乗り込みました。一週間ぶりの晴天ということで、両岸の緑がとても鮮やか。晴天の下での白ビールは格別で、ここで飲んだビールが一番おいしかったです。
晴天で気候もよかったので当初予定していた下船ポイントで降りるのが惜しくなり、コブレンツまで船で下り、ライン川下りを満喫しました。
電車でホテルのあるオーバーベーセルに移動し、この日は憧れの古城ホテルへ宿泊。
ライン川を見下ろす部屋を手配していただきました。お姫様気分満喫です。
【 ハイデルベルクとビュルツブルク 】
どちらもドイツらしい街でした。ハイデルベルク城は、アジア人にとても人気があるそうです。
茶色の古城と緑の森のコントラストがとても印象に残る街。哲学の道がある対岸からみた町並みはそれはきれいでした。
ビュルツブルクは、おいしいものに出会えたところでした。
まず、フランケンワイン。容量がマーキングされたワイングラスになみなみと注いでくれ、私たちののどを常に潤してくれました。そして、ソーセージをパンで挟んだファストフード。これにマスタードをつけて食べると格別。素朴な一品がとてもおいしかったです。
豚のヒレ肉をマッシュルームと生クリームのソースでいただく料理もおいしかったです。ドイツ料理の定番、シュニッツェルよりもお気に入りとなりました。
【 ミュンヘン 】
大雨のミュンヘン。前日にサッカーチームの FC バイエルンが優勝して、夕方新市庁舎のテラスで選手が挨拶するとのこと。大雨の中、まだお昼だというのに大勢のサポーターが集まっていました。
レジデンツの見学を終えて出てくると、優勝パレードでちょうど選手たちの乗ったバスが来るところで、地元サポーターの熱に浮かされた主人が、パレードを追って写真を撮りに行ってしまいました。そのときの行動のなんと積極的、かつ迅速だったことか。戻ってきた主人は、優勝トロフィーを生で見たと大はしゃぎ。いまひとつ同じテンションになれない私は、意外にミーハーな主人の一面にびっくり。
FC バイエルンが優勝したおかげで、ハネムーンの記念に買おうと思っていたマイセンのペアマグが、FC バイエルン2013年優勝マグカップに変わってしまいました。
【 ホーエンシュバンガウ城・ノイシュバンシュタイン城 】
どちらの城も、以前は個人で自由に見学できた記憶がありますが、今は予約制。チケットセンターで長時間並ぶこともあると聞いたので、希望の時間がすでにいっぱいだったらどうしようと心配していましたが、15分ほど並んだだけで希望の時間を予約することができました(6月初旬、平日)。
ノイシュバンシュタイン城は、近くで見るときれいに修復されていますが、新しくもなってしまっていました。システマティックな入場システムのおかげか、あの近付き難い雰囲気はなくなっていて、少し残念に思いました。
団体のツアーだと時間の関係で行かないこともあるようですが、マリエン橋まで行くことをお勧めします。橋から見る城の姿は息をのむ美しさです。
ここでも古城ホテルを手配していただきました。二つのお城が見える部屋です。日本人のツアー客もたくさん泊まるホテルですが、私たちは別館の小さな建物でとても静かに過ごすことができました。
ライトアップされたホーエンシュバンガウ城を部屋からもお風呂からも眺め、気分は上々!
とてもよい部屋でした。
【 ザルツブルク 】
旅の最終目的地。ミュンヘンから1.5時間と聞いたので行ってみることにしたのですが、あいにく洪水の影響で電車が遠回り。到着に時間がかかったため、1日目はお店の閉まった旧市街を散歩した程度。
二日目の午後は半日ツアーに参加して、ザルツカンマーグトまで出かけました。お天気がよく、緑と湖、そしてアルプスがとてもきれいでした。洪水の影響で船着き場が水に沈んでいるということで、バスでの観光のみ。風光明媚なところで、ここは夏にゆっくりと訪れてみたいです。
最後に
とても思い出に残る旅行となりました。帰国する前から、何年後に来ようか、と話をしたくらいです。
今からその「何年後」をとても楽しみにしています。