【 リスボン 】
ずっと曇り&雨のせいか、東京より少し寒くない程度でしっかりとした防寒が必要だった。首都とはいえ、歩いて回るのが丁度よい町だった。
旧市街のアルファマは、古く趣がある建物が多く、散策するのは楽しい。カテドラルからサン・ジョルジェ城を目指して歩き、城壁の上から眺めるのはとてもきれいだった。
帰りはポルタス・ド・ソル広場から市電28番に乗って、バイシャのシアードへ。市電は狭い未知では建物にぶつかりそうになり、かなり急な勾配を上下するので、スリル満点。
チャーター車で行ったシントラは小さなかわいい町で王宮を2つ巡った。ベーナ宮殿は、イスラム、ゴシック、ルネッサンスなどの様式がミックスされていて、美しいというより面白い建物だった。王宮は、ベーナ宮殿とは異なり、整っていて綺麗だった。チャーター車のドライバーの方は陽気で楽しい方だった。ポルトガルのクリスマスの風習を教えてくれたり、夜のレストランの予約をしてくれたりした。
クリスマスイブの日は、本当にレストランもお店も開いておらず、夕食難民となってしまった。ホテルのレストランは問題ないと思い込んでいたが、こちらも満席で、寒い雨の中探すことに。マクドナルドやスタバ、H&M などのチェーン店さえも休みというのは想定外だった。
【 マデイラ島 】
この島に行くことを決めたのは、海も山も両方楽しめるということ、ワインとビールがおいしいという理由であった。
とはいえ、チャーター車のドライバーにも何故来たの?と言われるくらい、日本人がほとんどいない島で、事前に日本で得られる情報も少なかった。実際に行ってみると、想像以上に素晴らしい島だった。気候も20度ぐらいと Tシャツにパーカーで十分だし、治安も良いし、人も親切だった。
メインのフンシャルは小さい町で、少し離れたホテルからも歩ける距離だった(徒歩30分で散歩しながらダウンタウンへ行くには丁度よい距離であった)。
旧市街のサンタ・マリア通りと D・カルロ通りは散歩するのが最高だった。クリスマスイルミネーションが1月6日まであるようで、ストリートごとにテーマが決まっていて綺麗だった(大晦日はフンシャル湾にたくさんのクルーザーが停泊し、花火が上がるらしい)。
食事はリスボンよりも美味しく、マデイラの地ビール Coral は飲みやすく、マデイラワインは食前酒にぴったり。シーフードパスタ、レモンとエビのリゾット、マグロステーキ、どれも美味しかったし、リスボンより安いので幸せ度が高まった。
全てのホテルが滞在型リゾートホテルで、レストランやスパ、観光ツアーデスクなどが充実している。クリスマスの日でもしっかりと開いていた。
チャーター車で海と山を廻った。ポンタ・デ・サン・ロウレンソ岬は、北と南の海を一緒に見られ、崖にぶつかる波の迫力にカメラのシャッターをたくさん切った。一方の山は、20分ぐらいで一気に1000m以上登るが、道がきれいに整備されているのでスムーズ。
エイラ・ド・セラードとフレイラス村は、雄大な山とその間にある小さなかわいい村。文章や写真で伝えるのが難しいぐらいの圧倒的なスケールを感じた。
そのあと、今度は海抜580mのジラオン岬へ。地球が丸いというこをと改めて認識する見晴らしに加え、展望台は底がガラスでできているので、スリル満点。
マデイラ島は、ポルトガル人やドイツ、オランダ人などの高級リゾート地で、長期滞在で海と山のレジャー、カジノを楽しみながら過ごすところで、また行きたいと思った。