スペイン セビージャ体験記

期間:2014年9月11日~2014年9月28日
P.N. ローレ 様

GON-000871

今回もよく食べ、よく笑い、よく歩いた旅でした。

さすがに、ギアダルキビル川を越えてトリアーナの町まで訪れたのは一度きりだったものの、セビージャの町を毎日、右往左往よく歩き回った。

私は、真新しい国や町に行っては、できるだけ、自分の脚と頭で移動することを心掛けている。もちろん、地図やガイドブックの知識は借りるが、― 最近は便利な地図アプリもあるし ― タクシーを使わず、バスや電車、地下鉄、そしてひたすら歩く、歩く、歩く。

おかげで、日本に帰国する頃には私の両脚の筋肉と脳みその中の地元の地理は踊驚くべき発達を遂げている。文化も食事も言語も、身体を使って堪能するのだ。

巨大なマッシュルームのお化けみたいな建物のあるエンカルナシオンをちょうど要(かなめ)と考えるとギアダルキビル川が扇の羽の縁。扇の一番右の骨が、バジリカ・マカレナ、左の骨がアルカサルというところか。

今回は"フェリペ=マト"のクルシージョに通うため、ダジェール・フラメンコに近いフェリア通りのピソに宿泊した。このピソはマードレが居住している部屋の空きベッドルームに下宿するという形式だったが、まるで、ホームステイのような感覚で滞在できた。ひとえにマードレの人柄の良さによる処が大きいが、唯一、シャワーのお湯が出にくいのだけがつらかった。アンダルシアとは言え、9月下旬にもなれば肌寒い夜も多いのだから・・・

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ピソからは、バジリカ・マカレナが近く、訪れた最初の日は結婚式が行われていたため、マカレナに近づけなかったのだが、なんと、この日は、マカレナの置かれている堂に入ってマカレナを背後から間近で見ることができた。立派なマントに包まれたマカレナはやはりとても美しく、敬虔な気持ちで教会を出た。

歩いてすぐのところに、フラメンコグッズを扱う「フラメンコ イ マス」があり、フラメンコシューズをメーカー・色・形・デザインを自由にカスタマイズしてくれる。オーダーメイドに輸送費も足すと、日本の某メーカーで買う物より若干安いだけだが、何より、自分好みにカスタマイズできるのは、やはりセビージャまで来た甲斐があったというものだろう。近所のお土産屋でマカレナのロザリオを買った。

セビージャはやはり、物価の安いのが何より有難い。特に、私たちのように長期滞在して、フラメンコにまつわる様々な体験―習う、踊る、聞く、見る、買う―をこなすには、飲む、食べるも含めて、日本から20時間以上かかる旅費と宿泊費を出費するのは容易なことではない。パーパスジャパンさんという助人(?)の力添えもあって、余裕のある旅にできた。

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セビージャでもう一つ話しておかなければならないのは、食事のこと。

生ハム、トルティージャ、パエジャ、タパス、何でも安くておいしい。特にトマトとオリーブオイルの食べるソパであるサルモレホは健康食としてもお薦めだ。必ずついてくるパンも食べ飽きないし・・・。

気候のせいかあちらではセルベッサが好まれるが、私は、ティント・デ・ベラーノを好んで飲んだ。ワインを炭酸で割っただけのものだが、同じ味に作ることのできるワインと炭酸に未だ日本で出会っていない。まだ、サングリアの方が近い味を作れるのに、だ。ユーロが高くなったせいで、スペインの酒類が日本国内で手に入りにくくなっているので、セルベッサもティント・デ・ベラーノもワインも水と同じ値段で飲めるのはうれしかった。

今回のバル巡りで気づいたことは、モヒートがどこのバルにでもあること。モヒートの語源はスペイン語の「mojar:濡らす」に由来すると言われているらしい。暑い国のモヒートらしく、甘さも軽めで爽やかだがアルコール度数は同じだった。

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そして、最後に、是非付け加えておかなければいけないのは、スペイン人の気質の良さだろう。

旅の同行者である妹の紹介で、日本でも有名なアーティスト達と多少の時間を過ごしたが、嫌な態度をする人は一人もいなかった。また、街中で拙いスペイン語で、そして、英語でも、ちっとも嫌な顔ひとつせず対応してくれるセビージャの人たちに助けられた。実は、帰国した日に関空のとあるお店で、英語で質問をしようとしたアジア系の観光客をあからさまに拒否した従業員をみた。「関空で英語が使えないって意味ないじゃん。」と思いながら、セビージャでちっともそんな態度を見せなかったスペイン人の気の長さに、改めて感謝した。

日本からは、直行便もなく、遠い遠い異国の地だが、食事も文化も人間もまた是非行きたいと思わせてくれる国スペイン。また必ず訪れる機会に恵まれるように、マカレナにお祈りしてきました。あれ、わたし、仏教だったはず・・・・だけど、きっとお祈りは通じますよねマリア様!

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ツアープランナーからのコメント

この度は、弊社をご利用いただきまして、誠にありがとうございました。旅先でのお心がけ、感服いたしました。私も是非見習って、旅先では"歩く"ことを心がけたいと思います。大変有意義な旅となられましたこと、何よりでございました。

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