子供の頃から夢だったエジプト旅行が実現
前回、旅行直前に革命が起こり、断念せざるを得なかったエジプト旅行。
今度こそはと意気込んでいたら物騒な事件が続発。周りの方々にずい分反対されへこんでいたのですが、パーパスジャパンの稲毛さんの後押しの言葉に励まされ夢を叶える事が出来ました。
本当にありがとうございました。
こんな心配しながらエジプトに行って分かった事は、No problemでした。
逆に、エジプトの人たちは日本の食品が放射能で汚染されていて危ないと本気で思っている事にびっくりしました。日本で受け取る情報は広大な世界の一部分ですね。
エジプトの日本語ガイドからのお願いです。お伝えします。
「日本の方々、どうぞエジプト観光にいらして下さい。問題はありません。」
革命以来、日本人の観光客はほとんど来なくなり、今回の我々の旅行中も日本人観光客には数組しか出会いませんでした。ルクソールのガイドは1年以上日本人を案内しておらず、日本語を忘れてしまっているようでした。
今回駆け足で回った遺跡は主だったものでほんの一部ですが、素晴らしいものでした。この感動を皆様と共有出来ましたら幸いです。
初めての旅行スタイル
今回の旅行のスタイルは、我々にとって初めての事でした。
ガイドと運転手は分かります。そこに空港内のアシスタントや外のアシスタントが世話をしてくれるとの事で、カイロ到着後ビザの購入から荷物の運び、全てやっていただきました。もちろん帰りの時も出国カードの記入から荷物預け、この列に並んで進めばOKというところまで世話してもらい、何も考えずに列に並んでいただけでした。客2人にスタッフ4人が世話するなど、びっくりでした。
ホテルでも、荷物を入れてくれるポーターのチップまで済ませてくれていて、部屋のチェックまでもやってくれます。お湯の出が悪い事で、次には部屋も代えていただきました。
このような大名旅行で食事も全てついているのですから、よほどのことがない限り問題は起こらないでしょう。
今回の旅行で一つだけ問題が起こりました。
それは、自力でやらなくてはならないドーハ空港での乗り継ぎ時、携帯電話を紛失してしまった事です。拙い英語で必死に走りまわり、何とか手元に戻った時は、本当に嬉しかったです。携帯がなければ今回の写真はありませんでした。
カイロ到着
ドーハでの乗り継ぎもでき、カイロ到着です。
荷物を受け取る前にビザを買わないととキョロキョロしていたら、お出迎えがありました。後の事は全てやっていただき、カイロ入国です。イードさんという日本語が大変上手なガイドさん、アシスタントさん、ドライバーさんが待っていました。
3大ピラミッド見学、クフ王のピラミッドは入場しました。頭をぶつけながら急勾配の通路をかがみながら移動します。翌日、足が筋肉痛です。不思議な空間でした。
その後、ラクダに乗りました。ラクダの背中から落ちないようにしがみついて大騒ぎをしていました。楽しかったです。
そして、スフィンクス見学。スフィンクスの目の先にはちゃんとケンタッキーがありました。
香水と香水瓶のお店に連れて行ってもらい、おみやげを購入しました。
ホテルで朝ごはんを食べた後、エジプト考古学博物館へ行きました。2時間の予定ということで、絶対足りないと思いましたが、ツタンカーメンの財宝やラメセス2世のミイラ等見学しました。
その後、おみやげの為にパピルスのお店と金のカルトゥーシュのお店に連れて行ってくれました。
ナイル川沿いのレストランでランチの後、ハーンハリーリ見物。お店がたくさん。喫茶店でお茶しながら水たばこ体験です。
ホテルで休息後、夜はギザの音と光のショー見物。これは寒くて退屈なショーでした。カイロの夜はけっこう寒かったです。
ルクソールへ
A.M 3時半 モーニングコール
朝ごはんのお弁当を受け取り、ルクソールへ飛びます。
もちろんガイドとアシスタントがカイロ空港までの手配をしてくれます。
エジプト旅行は早朝から動き出す事が多いので、初日と最終日以外ホテルでゆっくり朝食をとることはなかったです。毎回パンがどっさり入ったお弁当が渡されます。
ルクソール到着。アシスタントさんとガイドのハマちゃんが待っていました。
カイロと違って、緑の多い街でのんびりしています。カイロの車はどの車もボコボコだったのに、ここではキズのない車も見られました。
この日はかなりハードな1日でした。
王家の谷でツタンカーメンの墓の他、3つの墓見学。後に、メムノンの巨像、ハトシェプスト女王葬祭殿見学。暑さがピークに達しています。
昼食後、カルナック神殿へ。大列柱室が圧巻です。
聖なる池の近くの巨大なスカラベの像の周りを7周すると願いが叶うというので周りました。
ホテルにチェックインしてゆっくりした後、ルクソール神殿のライトアップ鑑賞です。
とても幻想的ですてきでした。
このホテルはリゾートホテルのようで、自然に囲まれ落ち着きました。プールも何個かあって、泳ぎたかったのですがこの日はスケジュールがいっぱいで時間がありませんでした。
翌朝、バルーンに乗って空中散歩をしたかったのですが、アスワンへ向かう列車がセキュリティの問題で寝台列車に変更され、9:45から6:30に発射時間変更され断念しました。
この日は5:00起床。外に出て空を見上げるとバルーンがたくさん浮いていました。
寝台列車でアスワンへ
ルクソール駅で寝台列車をガイドのハマちゃんと待っている間に、入ってくる列車に乗り降りする人々を観察できて、なかなか面白かったです。
しかし暑い。早朝なのに、これから行くアスワンはもっと暑くなりそうです。
寝台列車は良かったです。個室なので気楽でした。
ホテルからのお弁当と寝台列車で配られた朝ごはんの2セットを持て余しつつ、あっという間にアスワン到着。
予定が早まった為、先にアスワンハイダム、切りかけのオベリスクを見てランチです。
この頃になると昼も夜も同じような食事が続いているので、もう何を食べたのか覚えていません。
この日の予定はこれで終了。ホテルにチェックインです。
ガイドのハマちゃんに、一休みしたら夕方にスークへ行って香辛料が買いたい、コシャリが食べたいとお願いしました。
夕方、ハマちゃんが馬車を手配してくれて、香辛料のお店とコシャリのお店に連れて行ってくれました。そしてコシャリはごちそうしてくれ、香辛料はおみやげで買ってくれたのです。
ハマちゃんは、日本語はいまひとつだったけど、一生懸命お世話してくれました。こういうオプションは全て彼のボランティアで、本当に有り難かったです。
アブシンベルへ
この日はなんと2:30起床。もうこれはモーニングコールとはいわないと思いました。
ホテルでお弁当をもらってアブシンベルへ。
アシスタントもこんな朝早くから大変だなーと思いつつ。アブシンベルへはコンボイ利用で4:00出発。約3時間かかります。
車の中にはドライバー2人、警察が1人、ガイド、我々2人!!(アシスタントはここで家に戻りました。)
やはり客のほうが少ない!!
アブシンベルへ向かう砂漠の一本道の両側に、自然が作ったピラミッドにようなものがたくさんありました。
アブシンベル観光後(約2時間)、9:30には同じくコンボイ利用でアスワンに戻り、牛肉のタジンのランチです。
ホテルに戻り一休み後、夕方フェルーカに乗りました。フェルーカは風がなかった為動いてくれず、オールでこいで岸に戻りました。きっと風があったらすーいすいと楽しめたことでしょう。
ホテルでの夕食は同じものをもう食べたくないと駄々をこねて、ガイドのハマちゃんが交渉してくれて、プールサイドのレストランでピザを食べる事になりました。日本人の観光客はガイドがアシスタントの仕事もしなくてはならない事が多いと話を聞き、正にこういった事かと思いました。
エジプト最後の夜
5:00起床。やはりお弁当をもらってアスワン空港へ。カイロに戻ります。
アシスタント、ガイドとはここでお別れです。記念撮影しました。
ハマちゃん色々ありがとう。もっと日本語勉強してね。
カイロ空港ではガイドのイードさんと再会です。
カイロに戻ってきました。
サッカーラ観光です。ジョセル王のピラミッドコンプレックス、メレルカのマスタバ、セラペウム。
のどが渇いてきました。絨毯のお店で説明を聞きながらお茶をいただきました。ハイビスカスティーはおいしいです。
その後、ラムセス2世の巨像とアラバスター製スフィンクスを見てランチです。しかし、広いレストランに客は私たちだけ!
ホテルに入り一休み後、夜は最後の晩餐ということでリバークルーズです。ベリーダンスとタンヌーラのショーもありました。
エジプト最後の夜が更けます。
エジプト人の寿命が60代と聞き、人の一生とは等々考えながら眠りにつきました。
夢の9日間
帰る日がやってきました。
久々に朝はゆっくりです。日々食べすぎているので、朝はコーヒーくらいにしようと言っておきながら結構たくさん食べました。昼食がすぐにやってきます。
空港近くの大きなショッピングセンターがお休みで、空港内の小さなスーパーに連れていっていただきました。おみやげにハイビスカスティーのティーパック等を買いました。
空港内のアシスタントにバトンタッチ。
ここでまたガイドさんと記念撮影。
全てお世話してもらって、列に並んで出国です。
ドーハ乗り継ぎで成田へ。
夢の9日間の終了です。
皆様、本当に有難うございました。
パーパスジャパンの稲毛さん、楽しい旅を有難うございました。
無事に戻ってまいりました。