【研修レポート】 ドイツ、スイス ボーデン湖畔の町を巡る
期間:2015年11月30日~2015年12月5日
パーパスジャパン:稲毛
【研修レポート】 ドイツの魅力再発見!ボーデン湖畔の町や村を視察する
2015年11月30日~12月5日の6日間で、ドイツ、スイス政府観光局及びスイスインターナショナルエアラインズ主催の研修旅行に参加させて頂きました。
冬のボーデン湖畔の町は静かで人も少なく落ち着いた佇まいがとても素敵です。早朝には湖畔の周りに霧がたち、カモメやハト、停泊している小型ボートと、全てが完璧にマッチしていてとてもロマンチックです。もちろん夜にはドイツ名物のクリスマスマーケットが街を彩ります。
テロで渡航自粛傾向にある最近のヨーロッパですが、そんなイメージとは無縁のとっても静かで魅力的な湖畔の町や村。たくさんの写真と共に、ひとつづつご紹介していきたいと思います。
Day 1
ボーデン湖畔の町
コンスタンツの顔的存在 インゼルホテル
この町の顔的な存在のシュタイゲンベルガー・インゼルホテル。
かつての修道院を改装したホテルだけあって、内装はとってもクラシカル。
回廊を取り囲むように広がる中庭に、センスの良いインテリア。
まるで宿泊客は私だけ?と思わせるほど静かな館内に非日常を体験できます。
ホテルでウエルカムシャンパンを頂いた後は、軽い夕食をとりにコンスタンツ旧市街のレストランへ向かいます。
コンスタンツの地元客であふれるレストラン
Spitalkeller
コンスタンツ旧市街の中にある雰囲気の良いレストランです。
インゼルホテルからは徒歩で数分。たくさん飲んでも帰り道に困らない立地が魅力です。
Day 2
ボーデン湖畔の町
メーアスブルク
コンスタンツから運行するカーフェリー乗船にて対岸のメーアスブルクへ。
冬場でも15分間隔で運行するというこちらのフェリーはなんと市バスごと乗船することも可能です。対岸へのショートカット路線としてとても貴重な役割を担っています。
尚、対岸のメーアスブルクまでは15分程のちょうどいい乗船時間。
お手軽に湖クルーズが体験できます。
さて、メーアスブルクの町に到着です。
こちらの町のキャッチコピーは 【古城とワインのロマンティックな湖畔の町】
ロマンティックな町とはなんとも期待が高まります。
2時間程あればおおむね巡り終えるコンパクトな町ですが、
ここでのお楽しみは、州立ワインセラーでのお買い物。
地域名産のワインをとてもリーズナブルな価格で購入できて、気になるワインは試飲も可能。
地元のガイドさんはいつもケース買いなさるとか。
ボーデン湖畔の島
【世界遺産の島】ライヘェナウ
のどかな自然と文化遺産に囲まれた島。
起伏の少ないその道は、ゆっくりと風を感じるサイクリングで楽しみたい。
そんな雰囲気の素敵な島です。
また、9世紀の創建以来ほとんど変わることなく建ち続けている聖ゲオルク教会。
ひっそりと佇むその姿にどこか懐かしさを覚えます。
ボーデン湖畔の島
花の島マイナウ
ここに『冬』に来るなら、お花鑑賞ではなくその美しい景観にフォーカスするのが良いですね。
流石に冬は木ぐらいしか鑑賞できませんでした。湖沿いの遊歩道が素敵でした。
ボーデン湖畔の町
コンスタンツのクリスマスマーケット
老いも若きもみんな一緒にわいわいと楽しんでいます。
夜に輝くゴールドのライトは温かさを感じます。
地元の人たちに交じって本場のグリューワインを楽しみました。
熱いワインはかなりのアルコール度数。
ハッピーな雰囲気に一気に酔いが回ります。
Day 3
ボーデン湖畔の町
コンスタンツ旧市街観光
この日は夜と昼の気温差でボーデン湖の水蒸気が気化し、町中が薄いベールをまとったかのように霧が広がっていました。
朝のプログラムが始まる前にホテル近辺をお散歩しました。
その後、霧けむるコンスタンツの旧市街を見学です。
この日は平日とあって、地元の普段の様子がうかがえて良かったです。
コンスタンツ駅からまっすぐ行くと、スイスとの国境地点に突き当たります。
なんとなく行きかう人も異邦人っぽくて足早で、大陸の空気を感じます。
島国日本人の私にはちょっと新鮮な体験でした。
国境周辺は湖沿いの落ち着いた公園になっており、霧に覆われた風景はとっても幻想的でした。
スイスのボーデン湖畔の町
ロールシャッハ・ハーフェン
ドイツに後ろ髪をひかれながら到着したボーデン湖沿いのスイスの都市、ロールシャッハ・ハーフェン。コンスタンツからは列車で1時間程です。途中、乗り換えが数回ありますがスイスの鉄道は時間に正確なので、まず困ることはありません。
同じボーデン湖畔の町でも何となくドイツとは違った空気。
もはや日課と化した早朝の散歩が楽しみになってくる素敵な町です。
ロールシャッハ・ハーフェン
可愛い内装が自慢の三つ星ホテル Hotel Mozart
ザンクトガレンでホテルが取れない時はこちらの町にご宿泊なさることをお勧めします。
全面ガラス張りのスタイリッシュな店内
駅前インフォメーション上のレストラン
スタッフもお客さんみんなスタイリッシュ。もちろんお料理も洗練された都会の雰囲気です。
スイスらしい景色を求めて
列車とバスでショートトリップ
ロールシャッハからザンクトガレンまでの本来の列車のルートは25分程度なのですが観光局さんの計らいで、スイスらしい景色を眺めながら移動しようということに。
先ずは列車(所要約20分)でハイデンへ。
ハイデンは麓の町より高度が高くなるらしく、町を覆っていた霧を抜けずんずん登っていきます。
雲海を抜けたその先には、とっても見事な青空が広がっていました!!
ほんの列車で20分の行程なのに、まるで別世界です。
(実は今回の旅で初めての青空!テンションマックスです。)
ハイデンの駅に到着した後は、乗継のポストバスがポスト前で待っています。
もっと居たい!と心で叫びながら泣く泣くポストバス乗車。
バスはくねくねと山道を走り、トローゲンの駅へ。これまた可愛い駅です。
駅の裏側からは麓の町が見渡せました。
スケジュールが許せば1時間は滞在したい素敵な所ですが、ここもマッハで移動。
最終目的地ザンクトガレンに向かいます。
修道院図書館が圧巻
ザンクトガレン
さて、ザンクトガレン到着です。
この町の一番の見どころは、やはり修道院併設のロココ様式の図書館。
館内撮影禁止のため写真はありませんが、ここはぜひ生で見て、感じて頂きたい場所です。
他にも赤が鮮やかなシュタットラウンジや、世界遺産にも登録されている美しい旧市街など
見どころが目白押しです。
冬のヨーロッパは16:00頃には日が暮れ始めます。
暮れかけて日が沈む前のマジックアワーをこの町で過ごせる幸運に感謝。
この町のクリスマスマーケットはドイツとはまた一味違ってどこか控えめで少し寂しさを覚えるのですが、町の飾りつけのセンスが良くとても洒落た雰囲気です。
(ただ、クリスマスの屋台は意外と早く店じまいしますのでご注意を)
Day 4
スイスの絶景!センティス山
宿泊地のロールシャッハ・ハーフェンから列車を乗り継ぎ、センティス山のケーブルカー乗り場へ。
ケーブルカー乗車10分程で一気に標高2500Mのセンティス展望台到着です。
またまた雲間を抜けて快晴の銀世界!やはりテンションが上がります。
お昼ごはんは展望レストランでポテトフライとスープを。
絶景が何よりのごちそうです。
センティスを満喫した後は、ザンクトガレンの町に戻って2時間40分の自由行動です!
前夜のうちに、参加メンバー皆でスイスの地図と格闘し制限時間内におさまるプランを色々考えました。
一番人気だったのは、標高1454mの隠れ家ホテル エッシャー マウンテンイン(世界の絶景ホテルに指定されたホテル)を見に行く!だったのですがあいにく時間が足りない。。
色々考えて、VORALPEN EXPRESS に乗ろうという事に。
VORALPEN EXPRESS は、ルツェルンからボーデン湖畔の町を結ぶシーニックルート。
車窓風景を楽しむはずだったのですが、なぜか慰安旅行風の列車旅に。。(笑)
閑散期のスイスの列車は空いているので、ワインやチーズを持ち込んでの楽しい列車旅もお勧めです。
ザンクトガレンのクリスマスマーケットを楽しんだ後はケーブルカーで丘の上へ。
道中真っ暗な道を歩くため、各自ランタンを持って移動します。
今回は、観光局長さんがたいまつを持って先導してくれました。
丘に着いて歩き始めるとあたりは霧で30m先はまるで見えないような真っ暗な道。
まるで峠を歩いてるようでエキサイトします。
たいまつの灯が終わりに近づいた頃(20分程歩いた後)ようやくお目当てのレストランに到着です。
丘の上に佇むロマンティックな景観が自慢のレストラン
DREILINDEN
食事の途中でふと窓に目をやると急に霧が晴れてこんな絶景が!!
夜の明かりが霧に包まれてなんとも幻想的!!
こちらはぜひハネムーナーさんに立ち寄って頂きたいレストランです。
Day 5
帰国
ロールシャッハ・ハーフェンから列車を乗り継ぎチューリッヒ空港へ。
1等車両にはサロンタイプの座席が用意されておりましたので、空港に向かう1時間程で UNO(カードゲーム)を楽しみました。
・・・こういったリラックスした列車旅が叶うのは、やはりドイツとスイスを旅する醍醐味でしょうか。
またドイツとスイスでは、列車だけでなく、湖を渡るフェリーや展望台へ向かうケーブルカーなど多様な乗り物に簡単に乗車できるところも魅力です。
また、小さな町に滞在なさった際は、ぜひ早朝の散歩を楽しんでみてください。
日本とは異なる時間の流れを感じて、異なる世界がひらけてくると思います。
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