【研修レポート】バルセロナマラソン2015
期間:2015年3月10日~2015年3月17日
パーパスジャパン:菊池
2015年3月10日~17日にかけて、スペイン政府観光局、バルセロナ観光局及びエミレーツ航空主宰のバルセロナマラソン視察に行って参りました。
「芸術の街」バルセロナ。
由な発送や異文化を受け入れる気風が、建築家ガウディを生み、ピカソ、ダリといった名を馳せた芸術家を育てたと言われております。
今もなお建築が続くスペインを代表する巨大建築、サグラダ・ファミリアを眺めながら、旧市街、新市街を走り抜けるというコースは、バルセロナならではのものです。
バルセロナマラソンの魅力を伝えるため、大会内容についてはもちろんのこと、観光や食事の面も含め、視察レポートとしてご紹介させていただきます。
3月10日(火)
エミレーツ航空を利用し、成田発ドバイ経由でバルセロナを目指します。
エミレーツ航空は2015年ワールド・エアライン・アワードで5位に輝いた航空会社です。
なんと、今回、往路便はビジネスクラスを体験させて頂きました!(人生で初めてのビジネスクラスです・・・ドキドキ)
成田~ドバイ間の機材はボーイング777、ファーストクラス8席、ビジネスクラス42席、エコノミークラスは304席を搭載しており、私が利用したビジネスクラスのシートはライ・フラットベッドシート、シートピッチは183㎝です。
搭乗後、席につくとシャンパンやソフトドリンクサービスがあります。シートの使い方が分からずオタオタしていたら、キャビンクルーが丁寧に一つ一つ教えて下さいました。
EK319便21:20発
3月11日(水)
朝の4:15にドバイへ到着し、乗り継ぎです。
ドバイ空港は世界一とも言われるほど大きな空港です。また、深夜発着が多いため、眠らない空港とも言われ、早朝に到着したのにもかかわらず、ターミナル内は沢山の人で賑わっていました。
搭乗ゲート付近の椅子はフラットタイプのものもあり、ゴロゴロしながらのんびり待機できます。(なんとターミナル内の時計はロレックスです!)
EK185便7:40発のフライトにていざバルセロナへ。
この区間もエミレーツ航空の計らいでビジネスクラスを体験させて頂きました。
機材はエアバス380、アッパーデッキ(2階)はファーストクラス14席とビジネスクラス76席、メインデッキ(1階)がエコノミークラス399席となっています。ビジネスクラスのシートはフラットベッドシートでシートピッチは220㎝、座席にはプライベートバーが付いています。そして、テレビ画面に加え、タッチパネルのリモコンとタブレッドが備えられておりました。
アッパーデッキの奥にはファーストクラスとビジネスクラス専用のラウンジがあり、専用のバーテンダーがいつでも好きな飲物を用意してくれます。
12:15バルセロナ到着。視察メンバーとはここで顔合わせとなりました。
空港を出発しバルセロナから一番近いリゾート「Sitges(シッチェス)」へ向かいます。
まずはホテル「Dolce Sitges Hotel」にチェックイン。
ジムやサウナ、ジャクジー付き屋内プールなどの施設が充実したスパや4つの屋外プールがあり、リゾート気分が満喫できる、家族連れやカップルにお勧めのホテルです。
荷物を置き、一休みした後はSitges(シッチェス)の市内観光です。
Sitges(シッチェス)は、バルセロナから手軽に行けるリゾート地として、また芸術家やゲイが多く住む街としても知られています。日本人観光客はまだ少なく、日光浴の好きなヨーロッパ人や地元の人が夏になると沢山訪れるところです。
旧市街は真っ白な家々が立ち並びとても趣があります。小さな路地には個性的な店が引き締めあい、可愛らしい街並みです。
また、シッチェスでは毎年10月にファンタジーやホラー映画を扱う「シッチェス映画祭」が開催されたり、クラシックカーのラリーやフラワーカーペットのコンテストが開かれたりと、一年を通して楽しめる街です。
3月12日(木)
今日はバスでモンセラットとコロニア・グエルの観光です。
モンセラットは、のこぎり山とも言われる不思議な岩山の麓にある大聖堂を中心としたエリアで、
自然豊かなハイキングコースとしても知られています。
モンセラットの麓までの行き方はいくつかございますが、私達は登山列車で向かいました。
私たちはハイキングにチャレンジするため、修道院がある麓から出発し、頂上まで約2時間要しました。想像していたよりもアップダウンがあり、登り切ったときはもうクタクタでした・・・。
しかし!頂上からの景色は最高でした!頂上(標高1236m)からピレネー山脈まで見ることができ、また、足元を覗くとずっと下の方まで岩山が見え、「ここまで登ったのか~」とゾクゾクさせられました。
帰りは、途中からロープウェイで下山し、その足で大聖堂へ。
この大盛堂では「黒いマリアの像」が有名ですが、時間を合わせて行けば聖歌隊の歌声を聴くことができます。
モンセラットの聖歌隊は国内外で活躍しており、その歌声は天使の歌声のようでした。
モンセラットを後にし、コロニア・グエルへ。
コロニア・グエルとは、ガウディのパトロンであるグエル氏の事業の繊維工業を中心とした工業団地のことです。
その中でも、工場で働く労働者達の為に建てられたコロニア・グエル教会がこの街の見どころです。蝶々の形をしたステンドグラスの窓は、開くたんびに蝶々が羽を広げたように見えとても綺麗です。
また、椅子もには祈り用の膝置きが付いていたりと、あらゆるところにガウディの工夫が凝らされております。
本日の宿はCrowne Plaza Barcelona - Fira Centerです。
このホテルはバルセロナマラソンのオフィシャルホテルです。大会のスタート/ゴール地点からも徒歩10程度、EXPOまでも10分程度と立地は最高です。宿泊者はプールやフィットネスセンター、サウナを利用できます。
3月13日(金)
ゼッケンを受取りにEXPOへ向かいます。
ホテルから徒歩約10分程度の場所にあります。
入場自由で、たくさんの人で賑わっていました。ブレックファストランの受付コーナーもあり、EXPOで申込む方もいらっしゃいました。フルマラソンの前日に開催されるので、フルマラソンのウォーミングアップに参加されても良いかもしれません。(バルセロナマラソングッズも沢山売っていましたよ!)
ゼッケンを受け取った後は、バルセロナの市内観光です。
ナショナルミュージアム、カサ・バトリョ、カサ・ミラ、そしてサグラダファミリア。(写真が逆光です!残念・・・!)
サグラダファミリアの模型を見ながら、ガイドの説明を聞きます。ガウディは教会の厳格な雰囲気を和らげるために、聖堂部分を森のようにイメージしたと言われ、中に入り上を見上げると教会にいることを忘れて、まるで森のなかにいるかのような気分になりました。
サグラダファミリアは日に日に進化を遂げ、数年前に来た人も変化の速さに感動されていました。
バルセロナに来られた際は絶対に訪れていただきたいです。(夜のライトアップされたサグラダファミリアも湖に反射してとても素敵だそうです!いつか見に行きたいです!)
3月14日(土)
さぁ!やって参りました!ブレックファストラン当日です。
運動音痴の私が、毎日ビクビクしながらこの日までカウントダウンしておりました。
距離は4㎞です。たったの4㎞、されど4㎞。
さぁ気合を入れてスタートです!(スタート地点まではホテルから徒歩6~7分の場所です。本当にCrowne Plaza Barcelona - Fira Centerは立地が良いです。)
ブレックファストランのコースは、バルセロナ市内ではなく、競技場を目指して公園をぐるっと回るコースです。
アップダウンがあり、正直なんどか歩いてしまいました・・・頑張れわたし・・・でもしっかり記念写真を撮ってもらいました!
ブレックファストランは、小さな子どもや高齢の方もたくさん参加されていたので、私のような運動音痴でも自分のペースで楽しむことができました。
海外で走ってみたい・イベントに参加してみたいけど、長距離は無理だな~という方はお勧めです!(ゴール後にはちゃんとおやつが貰えます!)
一汗流した後は、ホテルでシャワーを浴び、バルセロナ市内徒歩観光へ!
バルセロナ市内は地下鉄が張り巡らされているので、地下鉄での移動がとても便利です。スリが多いので貴重品はお腹に抱えて守りましょう。
市場やお菓子屋さんを巡りました。
そして夕食ではスペイン名物「パエリア」を頂きました。
バルセロナ市内には美味しいレストランが沢山ありますが、私達が訪れたのは「El Cangrejo Loco」です。こちらは「海を見ながらご飯を食べることができる」、「Arroz Negro(アロス・ネグロ、イカ墨ご飯orパエリア)がある」レストランです。
食後はまた別のホテル「Fairmont Rey Juan Carlos I」へ。
市内西部、ディアグナル通り沿いに位置する大型ホテルで、大人数での利用にぴったりのホテルです。カフェ、バー、レストラン、野外プール、室内プール、フィットネスセンター、ジムを併設しております。
3月15日(日)
バルセロナマラソン当日です!
バルセロナマラソンは年々海外からのランナーが増えています。2015年は、参加者19,333名、そのうちスペイン人が57%、残りの43%が外国人ランナーという割合で、スペイン人の次にフランス人、イギリス人、イタリア人、ドイツ人と、アジア人はまだまだ少ない大会です。
(スタート時間:8時30分/制限時間:6時間)
スタート時に流れるバルセロナの音楽を聞き、思わず鳥肌が立ちました。
他の国では味わえない、スペインならではの熱気、そして、バルセロナならではの街並みを一度に味わえるとてもエキサイティングな大会です。
コースは前半に若干のアップダウンはあるものの、全般を通しては比較的走りやすいコースと言われています。
そしてバルセロナマラソンには専用のアプリケーションが存在します。アプリケーションをダウンロードすれば、自分が応援しているランナーが今どこを走っているのかをリアルタイムに確認できます。
私も実際利用してみましたが、英語が苦手な方でも分かりやすい表記になっているので、どなたでも簡単に操作できます。
最後にバルセロナのお勧めスィーツ情報です。
(張り切ってオープン前に行ったため、お店の写真が半開きです・・)
ケーキショップ「La Pastisseria Barcelona」
各国の予選を勝ち抜いた代表3人がチームとなって競うパティシエのコンクール「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」で2011年に優勝したのはスペイン代表チーム。
その3人の内の一人のパティシエが優勝後にオープンした新しい店です。
私はバラの形をしたLa Rosa de Sant Jordi (ラ ロサ デ サン ジョルディ)を頂きました。チョコレートムースにヘーゼルナッツの香りがしとても上品な味でした。(2~3個ペロッといけちゃいそうです!)
バルセロナに来られた際は是非訪れて欲しいお店です。
3月16日(月)
あっという間のバルセロナ滞在を終え、帰国の日となりました。
バルセロナ空港でチェックインを済ませ搭乗です。
EK186便14:50発
3月17日(火)
00:35ドバイ着、EK318便2:55発にて帰国の途へ
エミレーツ航空のエコノミークラスのシートピッチは81㎝、座席に内蔵の電源が付いているので、スマートフォンなどの充電が可能です。エンターテイメントも充実しており、長時間のフライトもあっという間でした。
17:20成田着
最後に・・・
今回の研修を通して、海外マラソンの楽しさを改めて感じさせられました。言葉の壁を超えて互いを励まし合う姿や、短距離でも参加することで得られる達成感は、海外マラソンならではなのではないかと思います。
さぁ、ちょっとでも行ってみようかなと思われたあなた!喜んでお手伝いさせていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください!
Gracias!
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