本場スコッチウイスキー蒸留所を訪ねる!エディンバラ&アイラ島

期間:2016年7月10日~2016年7月17日
坂本 様

GON-001079

朝ドラ"マッサン"の影響を受けて、スコットランドのシングルモルトウイスキーに興味を持った。
中でも大西洋側のアイラ島(Islay)の蒸溜所は全て海辺に建っており、ヨード臭・ピート臭、そしてスモーキーフレーバーが特徴になっているらしい。これは是非自分の舌で味わってみなくてはなるまい!

Web で調べると PURPOSE JAPAN が昨年実施した「アイラ島 スコッチウイスキー巡りの旅7日間」が目に入った。しかし今年は予定がないとの事。(16年2月時点、現在はあり)。
そこで首都エディンバラの観光も1日加えて計8日間の旅程を PPJ に組んで貰う。日本語ガイドは付かないが何とかなるだろう。

7/10 : 関空より KLM でアムステルダム経由し
         スコットランドの首都エディンバラへ。

空港からホテル( Grassmarket Hotel )へはタクシーで15分(20£)。

エディンバラは石造りの歴史を感じさせる重厚な建物が居並ぶ坂だらけの街。
ホテル着後、地図を片手に明日の現地ツアーの集合場所を確認へ。

ロイヤルマイルを歩いて集合場所へ
ロイヤルマイルを歩いて集合場所へ

アイラ島ツアー集合場所
アイラ島ツアー集合場所

7/11 : アイラ島ウイスキー巡りツアー1日目。

重いスーツケースを坂道を転がしながら集合場所に15分かかって到着。
昨日の場所確認が正解だった。

集まったメンバーは、アメリカ人3組6名。(内一組はハネムーナ)。スエーデン人2組4名。そして日本人が私達を入れて3組5名の計15名の飲み助混載ツアー。ドライバー兼ガイドのダグラスを含め総勢16名で3泊4日の Distillery 巡りが始まる。
出発早々ダグラスが一人ひとりに参加した訳を聴き、男性陣は " I lave whiskey " ・女性陣は " try " などと答えて早々に盛り上げる。

エディンバラを出発しスコットランド中央部を横断して大西洋岸の港町 ケナクレイグへ。そこからフェリーで憧れのアイラ島へ渡る。
途中、ローモンド湖国立公園・キルマーチン(ストーンサークル等古代遺跡)・港町オーバンでランチ。(シーフードピザとビアの GUINNESS が美味)等の観光をしながら、フェリーでアイラ島のポート・アスカイグへ到着。夕食はフェリーのレストランで、フィッシュ&シップスで無難に済ます。

宿泊は蒸溜所ボウモア付属の Bowmore Cottages  ( BOWMOR 12年が1本置いてあった。lucky! )

キルマーチン古城
キルマーチン古城

キルマーチンのスタンディングストーン
キルマーチンのスタンディングストーン

7/12 : アイラ島ウイスキー巡りツアー2日目。

B&B で朝食は自炊だったのでビックリ。(ツアー同行のアメリカ人に調理器具の使い方を教えて貰ったりしてそれはそれで面白かった)

島内に10箇所?ある蒸溜所の内、3つの Distillery を tasting しながら巡る。

最初にアイラ島際西端の MACHIR BAY へ。つい泳いで見たくなる様な美しい海、広い砂浜。でも夏にも関らず泳いでいる人はいない。最高気温が20℃ ではね。
昔「天国に一番近い島」という言葉が流行ったがアイラ島もそう呼べる島。澄んだ空気・美しい水どこまでも続く牧草、のんびり草を食む羊や牛・馬 etc 。

① KILCHOMAN 蒸溜所(2005年に誕生した注目のファーム Distillery )

② BURUICHLADDICH 蒸溜所(伝統的スタイルを守っていたが94年閉鎖2001年に再開)。
*お土産に【 PORT CHARLOTTE SCOTTISH BARLEY 】Get 。

③ Bowmore 蒸溜所(1779年創業でアイラ島で最古の Distillery 。SUNTORY が資本参加)
*ファーストフィルのシェリー樽で熟成した【 BOWMORE BLACK ROCK 】およびウイスキースキットルをGet 。

全員ほろ酔い気分で Bowmore Cottages へ戻る。ディナーは近くのホテル兼レストランの HARBOUR IN で。同行したスエーデン人・アメリカ人達と同席。職業を述べ合ったら共通点があったりして盛り上がった。

そして今旅の目的の1つであった生牡蠣をレモンやウイスキーを垂らして啜る。日本で生牡蠣を食べるには勇気がいるが、この絶妙な味は…いやはや生きてて良かったと感じた至福の時間。

MACHIR BAYで遊ぶ
MACHIR BAYで遊ぶ

ブルイックラディ
ブルイックラディ

ボウモア蒸溜所
ボウモア蒸溜所

キルフォーマン蒸溜所
キルフォーマン蒸溜所

ボウモア見学
ボウモア見学

Oysterに舌鼓
Oysterに舌鼓

7/13 : アイラ島ウイスキー巡りツアー3日目。

今日も3つの Distilleryをtasting しながら巡る。
最初に廃墟のキルダルトン教会跡に寄りケルト十字を見学。

④ ARDBEG 蒸溜所(ピートの煙臭濃度が最高)
ここでは5種類ものウイスキーを Tasting 。(途中何が何だったか分らなくなった)今後行かれる方にアドバイス。必ず口直しの水を持参すること!
*ここでは全モルト中で最もピートの度合いが強くアイラ・モルトの中でも特異な存在と言われている【アードベッグ TEN 】Get 。

⑤ LAGAVULIN 蒸溜所(全 malt whiskey のなかでも巨人的な存在。銘酒中の銘酒?)
*豊かなピート香とまろやかなコクのある重厚なボディが特徴の【ラガヴーリン16年】Get 。

⑥ LAPHROAIG 蒸溜所(1815年創業で1994年にロイヤルワラント(王室御用達)を貰いながらも「ロイヤル」の名を冠さない奥ゆかしい蒸溜所)ここでは④⑤の Tasting の酔が回り蒸溜所見学はパスして休憩。
*バーボン樽で熟成後に焦がしたアメリカン・ホワイト・オーク樽でさらに熟成した【ラフロイグ QA カスク】とマグカップGet 。

今日も全員ほろ酔い気分で Bowmore へ戻る。ディナーは昨日の Oyster の味が忘れられず又 HARBOUR IN へ。

キルダルトンのケルト十字
キルダルトンのケルト十字

アードベッグで試飲
アードベッグで試飲

ラガヴーリン蒸溜所
ラガヴーリン蒸溜所

写真

アードベッグ蒸溜所
アードベッグ蒸溜所

ラガヴーリン外観
ラガヴーリン外観

ラフロイグ蒸溜所
ラフロイグ蒸溜所

又HARBOUR INへ
又HARBOUR INへ

7/14 : アイラ島ウイスキー巡りツアー最終日。
         (アイラ島からエディンバラへ戻る)

港町ポートエレンからフェリーでケナクレイグへ。途中、風光明媚なインバレリーでランチ。(レストラン samphire の SEAFOOD PASTA とビア HIGHLANDER は最高だった!)

ミニチュア版エディンバラと呼ばれるスターリング城を写真に収め、THE FORTH ROAD BRIDGE で3つの新旧の橋を観光したらもうエディンバラ。飲み助達と分かれて5本の Islay malt whiskey で重くなったスーツケースを押して Grassmarket Hotel へ。

ディナーはフロントお薦めの近くのパブへ。(若者向きの店で音楽が煩かった)

凄く美味しかったHIGHLANDERビア
凄く美味しかったHIGHLANDERビア

スターリング城
スターリング城

インヴァレリー風景
インヴァレリー風景

7/15 : エディンバラ観光の日

今日の予定はスコットランドの文化に触れる1日とし、エディンバラ城・ナショナルギャラリー・時間があればナショナルミュージアムもと欲張る。

ホテルから5~6分でエディンバラ城へ(ホテルの立地が抜群)。
9時30分オープンの30分以上前に行ったのに結構な人が。ミリタリー・タトゥーの会場となる広場を抜けてシルバー割引で入城。城はエディンバラ市内を見下ろす岩山の上に建っているため眺望抜群。城内の観光を適当に切り上げて次の目的地 National Gallery へ。城を出て10分程坂を下ったらもう到着。

ここでの目標は、ダ・ヴィンチの「糸巻きの聖母」とフェルメールの初期作品「マルタとマリアの家のキリスト」だ。他にも馴染みのある印象派の作品が多くゆっくりと鑑賞し写真に収める。海外の美術館・博物館は大体そうだが写真撮影は自由。日本の様にうるさい事は言わない。日本も早く見習って欲しいものだ。
ついでに言うと、イングランドの大英博物館や National Gallery もそうだったがスコットランドでも入場料は無料だった。イギリスの文化に対する姿勢のあり方に感じ入った。疲れて一旦ホテルへ戻り昼寝。

休憩後ホテルから5~6分の National Museums Scotland へ。ここも入場は無料!
恐竜の骨・パンダの剥製・紡績機・飛行機などなど雑多?な収蔵品で溢れており子供連れが目についた。実り多い1日だったがその分疲れた。夕食は近くの日本料理店で寿司定を食べて生き返る。

グラスマーケットからエディンバラ城を望む
グラスマーケットからエディンバラ城を望む

National Galleryを望む
National Galleryを望む

フェルメール「マルタとマリアの家のキリスト」
フェルメール「マルタとマリアの家のキリスト」

博物館内部
博物館内部

エディンバラ城からニュータウンと北海を望む
エディンバラ城からニュータウンと北海を望む

ダ・ヴィンチ「糸巻きの聖母」
ダ・ヴィンチ「糸巻きの聖母」

National Museums
National Museums

7/16 : 帰国日

ホテルで朝食後( Grassmarket Hotel の朝食は Good )タクシーでエディンバラ空港へ。
アムステルダムを経由し帰国。

まとめ:

スコットランドは非常に美しい国だった。前にイングランド観光した時も感じたことだけど、イギリスは都市部は別として郊外に出ると延々と牧草が続き、いつまでもゴルフ場の中に居る様な気がする。高速道路は無料で料金所が無いため車の走りはスムーズだし、看板・広告も殆ど無い。美しい大人の国と思いました。

追記:

Scottish の喋る機関銃の様な英語の説明は殆ど聞き取れなかった。でもフェイス to フェイスで話す時は片言の英語で何とか意思疎通が出来、異文化交流の、楽しい、そして思い出深い旅となりました。PPJ さんに感謝。

ツアープランナーからのコメント

この度はご旅行お疲れ様でございました。お天気にも恵まれ、とても充実した旅行となったようでとても嬉しく存じます。まさに、ウィスキー三昧の8日間ではなかったのではないでしょうか。お土産もたくさん買われたようで、ご帰国後も是非お楽しみ頂けますと幸いです。この度は当社をご利用頂きましてありがとうございます。また機会があった際には是非お声掛け下さい。

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