オーストリア・ブレゲンツ夏の祭典
ブレゲンツ音楽祭とウイーンを訪ねる9日間

期間:2016年7月23日~2016年7月31日
高畑様 ご夫妻

GON-001117

テレビで観た、ブレゲンツの湖上オペラをこの目で観たい、感じたい、から始まった今回の旅。

第1日目

2時間遅れで成田を出発したものの、45分遅れでウィーンに到着し、心配だったインスブルックへの乗り継ぎも無事出来てほっとする。

夜遅くの到着で、ホテルまでの送迎をつけてもらっていたのは本当に良かった。Hilton Innsbruck は駅からすぐの場所にあり、翌日の移動が楽でありがたい。

第2日目

時差ボケのせいかあまり眠れず、早めに起床。9:02発のインターシティまでは時間があるので、インスブルックの街を早朝散歩。黄金の小屋根を写真に収めてホテルに戻り、チェックアウト。ブレゲンツまではインターシティで2時間ほど。その間、1等車の個室(定員6人)を2人だけで占領。

ブレゲンツに到着し、ホテル Weisses Kreuz へ。街一番のホテルだけあり滞在中快適だった。湖上オペラ用に紙袋に入ったひざ掛けが用意されていたのも感激した。

INSSBRUCK
INSSBRUCK

Weisses Kreuz
Weisses Kreuz

Goldenes Dachl
Goldenes Dachl

到着後、15:00から2時間ほど、日本人ガイドによるブレゲンツの案内。なかなかガイドブックにも載っていない小さな街で、湖上オペラ会場だけでなく、自分達だけでは行かなかったであろう場所もいろいろ案内していただけて感謝。ついでに人気の湖畔のレストランも予約してもらった。

そして夜は、いよいよ今回の旅の目的である湖上オペラ「 TURANDOT 」を観る。フィギュアスケート鑑賞用防寒グッズをいろいろ持参していたのに、つい昼間の暑さに騙され、ホテルで用意してくれていたひざ掛けだけを持って行ったのが失敗だった。昼夜の気温差が激しく、一枚は膝にかけ、一枚は羽織ってみたが、寒かった。翌々日にもう一度観る時は、全装備持って行こうと心に決めた。

さて TURANDOT は、フィギュアでもよく使われる曲でもあり、決してオペラに詳しい方ではない無い私達のような人間でも楽しめる演目だと思う。カラフの「誰も寝てはならぬ」はもちろん大好きなのだけど、リューのアリア「氷のような姫君の心も」を聴くと必ず涙が出てしまう。今回もまた泣いてしまった。

湖上オペラは、本当に壮大なスケールの舞台芸術作品だった。遠路遥々来た甲斐があった。夫も痛く感激していた。

TORANDOT
TORANDOT

TORANDOT(3)
TORANDOT(3)

TORANDOT(2)
TORANDOT(2)

第3日目

ガイドの方に予約してもらった湖畔のレストランでランチ後、ロープウェイに乗って、山頂からブレゲンツの街やボーデン湖を眺める。その後一旦ホテル戻り19:30開演の「 Hamlet 」まで一休み。
少し眠くなりお昼寝。…のつもりが、気付いたらなんと、20:30!! 今から着替えてホールへ向かっても、ほんの最後の方しか観れない…ということで諦めることに。

目覚ましをかけなかったことが悔やまれるけど、きっと、もしちゃんと観に行けてたとしても、絶対居眠りしてたような気がする。だって5時間も昼寝したのに、その後もぐっすり朝まで眠れたんだもの。時差ボケからの睡眠不足がここに来て MAX に達してたということか。いやあ、よく寝た。

BODENSEE
BODENSEE

第4日目

朝からフェリー乗って、ボーデン湖湖畔のドイツのリンダウという小さな街へ。カラフルでかわいい街を一周し、湖畔の由緒ありそうな素敵なホテルのテラスでランチ。ブレゲンツに戻って、ホテルの前にあるSPARでお土産を物色。そして、21:15開演の「 TURANDOT 」に備え、ちゃんと目覚ましかけてお昼寝。

会場に着くと、 雷雨になりそう?だから屋内で待て、的なアナウンス(多分)で、30分くらいロビーで待つ。ドイツ語でアナウンス入るとシーンと静まり返るくせに、英語になると とたんに喋り出しよく聞き取れない。何度目かのドイツ語のアナウンス時に歓声が上がったので、上演開始するって言ったんだろうなーと推測。

上演中、遠くで稲光りが何度もしてたけど、幸い雨も降ることなく無事終演。(スクリーンの機械的トラブルはあったけど) 防寒対策が功を奏し、今回は寒さ震えることなく鑑賞終了。

LINDAU
LINDAU

第5日目

1日かけて、レイルジェットでブレゲンツからウィーンまで一気に移動。行きの逆パターンでインスブルックで飛行機への乗換えも提案されたけど、大きなスーツケースを持って移動するのは大変。時間は多少かかっても列車の方が楽と判断。景色も見えるし、少しはオーストリアを感じられるのでは。

ちなみにウィーンへ向かう電車は、ごく一部の座席を除き進行方向に対し後ろ向き。新幹線みたいに都度向きを変えるつもりはないようだ 笑。

Hotel AM Konzerthaus Vienna M Galkery By Sofitel は、部屋にクリムトの「黄金のアデーレ(プリント)」が壁一面に飾ってある。

夕飯の場所を探しながら、オペラ座やシュテファン寺院を横目に街をブラブラ。それにしてもオーストリア人はタンクトップ&短パンばかりで、イメージと違い驚く。適当に入ったお店で夫はシュニッツェルを。ミラノ風カツレツと似ていると思ったら、まさにルーツだそうな、納得。

第6日目

とりあえず定番の王宮近辺を散歩。乗馬が趣味な夫が楽しみにしていたスペイン乗馬学校の朝の調教は7月にはやってないらしく、ざっと外から王宮を眺めて、次の目的地、ホイリゲのあるグリンツィングへ。大体は16時くらいからオープンらしいが、11:30からやってるホイリゲがあり、そこで自家製ワインと美味しい料理を堪能。真昼間から酔っ払う。旅の醍醐味だ。

HEURIGER
HEURIGER

WINE

FOOD

第7日目

ウィーンに来たからにはとりあえずシェーンブルン宮殿だけは観なくちゃ、ということで行ってみる。2階の40室全部観れるインペリアル・ツアーで、ハプスブルク家の栄華を見せつけられる。スゲーなあ、の一言。

もうお腹一杯な感じだし、歩き疲れたしでレオポルト美術館へ。ここにはクリムトの後期の作品が展示されていた。モダンな美術館で、展示にも余裕があり気持ち良く鑑賞できる美術館だった。

その後まだ時間があったので、翌日行く予定だったベルデヴェーレ宮殿にも行ってしまうことに。
いよいよ「接吻」の本物を観れる!ワクワクしながら行ったのだけど、某隣国のマナーの悪い観光客だらけで落ち着いて観ることができない。チケットにカメラ×マークがあるにも関わらず、みんなパチパチ撮りまくってるし。もはや係員も注意しない。実は撮影可に変わってたのかしら。それでも私達は観た感動の感覚を、瞼に焼き付けた映像とともに持ち帰るだけにした。

「接吻」の向かい側に展示されていた「ユディトⅠ」の表情はまるで生きているかのようだった。

LEOPOLD MUSEUM
LEOPOLD MUSEUM

Tod und Leben
Tod und Leben

第8日目

想像以上のウィーンの日中の暑さにうんざりした私達は、毎日通った SPAR でオーストリアワインを購入後、フライト時間17:50にも関わらず、昼過ぎにはタクシーで空港へ。空港内でデメルのザッハトルテを見つけ、せっかくだからと食べてみたが、とにかく私たちの口には甘過ぎた。

度々、フィギュアスケートのツアーでお世話になっているご縁でパーパスさんにお願いしたが、実はこうやって一つ一つオーダーした個人旅行は初めてだった。

結果、凄く良かった!面倒な手続きはやってくれるし、痒いところに手が届く感じ。また何かの時があれば是非お願いしたいと思う。最後に大貫さん、いろいろありがとうございました。

ツアープランナーからのコメント

いつもご利用いただきましてありがとうございます。ブレゲンツ音楽祭、素敵ですね!私もフィギュアは違うトゥードットを観てみたいです。オペラ鑑賞とクリムト鑑賞とテーマが明確でパーパスジャパンならでの旅でした。

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