ハネムーンで巡るメキシコとキューバへの旅

期間:2017年8月19日~2017年8月27日
ToYoP 様

GON-001260

「今回はどこに行こうか。」

学生時代はバックパッカー、そして社会人になっても連休が取れる度に2人で海外を旅する生活を続けて約5年。いつもと違うところが1つだけある。

「そういえば、結婚してから初めて。だから、新婚旅行?」

両親からは何度目の新婚旅行だと呆れられながらも、行き先に選んだのはカリブ海に囲まれたキューバ、メキシコ。絵になる美しい街並みや冒険心を擽られる遺跡を堪能しつつ、新婚旅行らしくビーチリゾートも織り込めるバラエティに富んだ私達にぴったりな旅先。

最初に訪れたのはメキシコで最も美しい街並み

と言われる山間の街、グアナファト。

到着したのは夕方18時前後、日本と比べて日は長くまだ明るい。時差ボケで眠い目を擦りながら、早速タクシーに飛び乗り、向かったのはピピラの丘。車から降りて目に入った景色を眺めた瞬間、長時間のフライトの疲れは全て吹き飛んだ。

コロニアルな家々が夕陽に照らされオレンジに染まる、そして目を凝らすと、なんと虹。まるでおもちゃ箱をひっくり返したようなカラフルな街の上空に架かる鮮やかな虹、これ以上の歓迎はない。思わず、コロナで乾杯、絶景を肴に酒を飲む、最高の時間だ。

少しずつ陽は沈み、街灯が灯る。
丘から見下ろすと、蛍のような暖かな光に包まれた街は夜が更けても美しかった。

街の上空に架かる鮮やかな虹
街の上空に架かる鮮やかな虹

写真

少しずつ陽は沈み、街灯が灯る
少しずつ陽は沈み、街灯が灯る

写真

コロナで乾杯
コロナで乾杯

グアナファトの街は陽が昇ると鮮やかさが一層際立つ。そんな中の街歩きは、真っ白なキャンバスに色とりどりの絵の具で筆を入れていくような感覚。どこを切り取っても画になるのだから、どんなに歩いたって疲れることはない。

そんな街並みに囲まれながら、朝からカフェのテラスでメキシカンオムレツとコーヒー、どこからともなくマリアッチの演奏が始まる。有名な口づけの小道では、海外のカップルが人目を気にせず口を合わせていたり、グアナファトの語源“カエルのいるところ”はどんなに探しても本物のカエルはいなかったり、不思議なことも多い。

カラフルな建物、メキシコ料理のスパイシーな香りと味、そして陽気な音楽に囲まれ、正に五感全てで感じる、そんな街が“グアナファト”だった。

街歩き
街歩き

写真

写真

写真

写真

鮮やかな街並み
鮮やかな街並み

写真

写真

写真

写真

飛行機とバスを乗り継いで向かった先は

ラテンアメリカ最大の都市遺跡テオティワカン。

バスターミナルでは、チケットは買ったのになぜかバスに乗せてもらえない私達。次の飛行機を考えるともう時間がない。スペイン語なんて話せるわけがなく呆然と立ち尽くし半ば諦めかけたその時、別の列に並んでいた初老の男性が、運転手に大声で話しかける、きっと「この人達をなんで乗せないんだ!」と。その一言のおかげで出発ギリギリのバスに飛び乗ることが出来た。時間がなくちゃんとお礼も言えず、軽く無言で会釈。その時の笑顔と“ ¡Buena suerte! 良い旅を”という言葉は今でも鮮明だ。
日本じゃ困っている人がいても、事なかれ主義できっと首を突っ込まない。その男性は身なりを見るに恐らく裕福ではない、でも心の中はよっぽど豊かだな、とバスの中で思った。

そんなトラブルも経てたどり着いた大遺跡は圧巻。
世界で三番目に大きなピラミッドは登るだけで息が切れる。頂上から見た景色は人が米粒、青空と遺跡が絶妙なコントラスト。1500年以上前に作られたとは思えない程のスケールだった。

メキシコの歴史なんて全然詳しくないけど、きっと信仰していた太陽に少しでも近づこうと手を伸ばしたんじゃないか、なんて想像した。

テオティワカン遺跡
テオティワカン遺跡

ピラミッドの頂上から
ピラミッドの頂上から

その後、シックなヨーロッパのような街並みのメキシコシティ歴史地区を堪能しメキシコを後にした。

写真

写真

写真

写真

明くる日、ハバナの朝はとても朝日が眩しかった。

朝食はホテル併設のバー。ウェイターさんを見て思い出した、初めての黒人圏。差別する気持ちは全くないけど、やっぱり少しだけ怖い。

そんなことを思いながら、たまたま目に入ったのがバーカウンター。クラシック映画のようにとてもカッコよく、ハバナクラブの瓶にピントを合わせたら最高の1枚だ。そう思い静かにカメラを構える。すると、後ろを向きグラスを拭いていた先程のウェイターが無言で腕を上げ握り拳に親指をぐっとあげた。

“カシャ。”

ちょうどよくシャッターが下りる。そしてこちらを向いて笑顔で一言。

“Bienvenidos ようこそ。”

5分前の自分を心底反省した。なんだ、ちっとも怖くないじゃないか。
この時に早くも確信した。

“あ、キューバ、もう最高、“と。

クラシック映画のようなバーカウンター
クラシック映画のようなバーカウンター

街に出れば、至る所で響き渡るギター、黒い煙を吐き出し進むクラシックカー、一見廃墟とも取れる建物、全てが新鮮で刺激的、まるで異世界だった。

スーパーもコンビニもなければ、お店に入れば半分以上の棚は空、圧倒的な物不足。こんなに不便なのに、なぜか人々は幸せそう。葉巻をふかしながら、音楽に身を任せて踊り、終始笑顔な人たちに囲まれていると、何だか仕事の悩みや将来への不安もバカバカしくなり、自然と自分も笑顔になってくる。

“業に入れば業に従え”じゃないけど、ただ歩いているだけで、心底現実逃避が出来る場所、それが“ハバナ”だった。

全てが新鮮で刺激的なハバナの街
全てが新鮮で刺激的なハバナの街

写真

写真

写真

写真

写真

写真

中心地に出れば、カラフルなクラシックカーが綺麗に停まっている。
ぼーっと眺めていると、“乗ってみるか?”と声をかけられる。強めのモヒートを飲みながら、普段煙草も吸わないのに葉巻を吹かしてみたりして、イカしたクラシックカーでハバナの街を1周、カリブ海を横目に風が心地よい。最高に幸せな一時となった。

カラフルなクラシックカー
カラフルなクラシックカー

写真

写真

写真

写真

ハバナから車で3時間程行ったところに

あるバラデロは、カリブ海に面したリゾート。
これが所謂、カリビアンブルー。こんな綺麗な海は見たことが無い。

オールインクルーシブに甘えて、ビーチでモヒート、キューバリブレ、フローズンダイキリ…
酔いが回るまでにそんなに時間はかからない。気分も最高潮に穏やかな海に入って酔いを覚ましては、また酒を飲みながらビーチでうたた寝。

旅の最終地点としてふさわしい“お疲れ様”と今までの想い出を振り返りながら、のんびり心身ともに癒された。

写真

写真

写真

まだまだ、訪れたい場所は山ほどあったけど、旅は少し足りないくらいで帰るのがきっとちょうど良い。

結婚して最初の旅先は、期待以上、一生に残る思い出も沢山出来た。そして、色々な人の優しさに触れながら、自分の中の常識が覆され、また一つ世界が広がる経験が出来た。
でもまだまだ世界は広い。次はどんな感動を見せてくれるのか期待しながら、次の旅先を考えたい。


最後に、最初に想った以上の様々な体験が出来た今回の旅、日数が限られる中、場所も離れていてスケジュールや予算等、難しい場面も多々ありましたが、真々田さま始めパーパスジャパンの皆さまに熱心に相談にのって頂いたおかげで叶えることが出来ました。正に旅の“目的“を叶えてくれるところだと実感しました。

このような素晴らしい旅を叶えてくれた真々田さま、そしてパーパスジャパンの皆さまに心から感謝致します。本当にありがとうございました。

ツアープランナーからのコメント

この度は、メキシコとキューバへのご旅行につきまして、大切なハネムーンのご旅行として、各ご旅行のお手配をご用命頂きまして、ありがとうございました。お写真や動画から、素敵な時間だった事が伝わり、とても、嬉しく思っております。もし、次回のご旅行もお役に立てる事が御座いましたら、その際も、どうぞ、宜しくお願い申し上げます。色々と、ありがとうございました。感謝、御礼申し上げます。

ページのトップへ