【旅のエッセイ】 アブダビとドバイ 2つのアラブと世界一を巡る旅

期間:2017年11月15日~2017年11月22日
パーパスジャパン:迫田

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「何が何でも世界一」が大好きな国がある。

もっとも日本人だってそうなんだから、お国自慢は世界共通のものなんだろう。
そんな世界一がたくさんある国に出かけることになり、エティハド航空で成田からアラブ首長国連邦の首都があるアブダビへと向かった。

エティハド航空の新型機ボーイング787は、航空会社が最優秀エアラインと自慢するだけのことはある。特に座席の10.4インチのパーソナルスクリーンと機内サービスの良さに感心、快適な12時間のフライトを楽しめた。機内アナウンスの後、機首を下げ始めると漆黒の闇の中にきらめくアブダビの町の灯がみえてきた。

アブダビはアラブ首長国連邦の首都であり、この国は7つの首長国の寄り合い所帯でもある。サウジアラビア、オマーンと国境を接しており、もちろんイスラム宗教の国であるが、お酒は割と自由に飲めるし、英語はどこでもよく通じる。特筆すべきは治安の良さで、至るところで監視の目が良く行き届き、世界の治安度ランキングでは日本よりもはるかに上位に位置づけされている。アラブ首長国連邦を構成しているのは7つの首長国で、アブダビ、ドバイ、シャルジャが国土面積では上位の3つを占めている。国土面積はアブダビが87%でドバイが5%であり、残りのわずか8%をシャルジャ、フジャイラ、ウム・アル・カイワイン、ラジマン、ラス・アル・ハイマの5つの首長国が分け合っている。

力関係で言えば、北海道ほどの国土面積の87%を占めるアブダビが一番であり、大統領はアブダビからと決められている。次に大きなドバイがその弟分で、副大統領と首相はドバイから輩出されている。国会議員は40名で7つの国から選出されて国会を運営している。各首長国はそれぞれの条例があり、その基本は同じであるが微妙に違う条例もある。例えば、アルコールは特定の場所で飲める国がほとんどだかシャルジャだけは絶対に酒を飲んではいけない。訪問客はここがイスラムの国であることを忘れてはならない。

各首長国は絶対君主国であり、王族ともいえる君主が国のすべてを支配しているので、君主の命令は絶対であることにかわりはない。特にビッグ2のアブダビとドバイは同じ民族でバ二アス族という同じ民族で、今から約200年前に800名ほどのバ二アス族が海辺の村に移住したのがドバイの始まりである。移住した当時は寒村で漁業と天然の真珠を生業としていたのだが今や大都会となった。全ては石油がこの国の繁栄の始まりである。

そしてアラブ首長国連邦は1971年に出来た。

◆ アブダビを歩く

アブダビ首長国はアラブ首長国連邦の7つの首長国の中で最大の面積をもち、首都もここにある。首都は新しく開発された未来都市で、およそ200の島があり、その中のいくつかの島は橋で結ばれている。

この新しい都会には、見るべきものがいくつかある。

まずはグランドモスクで、世界有数の規模を誇る必見の建造物である。11年間もかけ、莫大な費用を投じ完成したモスクは白亜の大理石で出来ており陽の光をうけて燦然と輝くさまは荘厳さえ感じる。天井からつるされた大きなシャンデリアはスワロフスキー社のもので、とてもきらびやかで壮大である。

窓はヴェネチアンガラスでできており、ひろい建物の空間に明るい日差しが差し込んでいる。床は世界最大の絨毯をつくったものの、搬入が難しくて半分にカットされて敷かれている。とにかく何から何まで度肝を抜かれてしまうが美しさという言葉で表せば世界一美しいモスクだと言えよう。

シェイク・ザイード・グランド・モスク入場規定
シェイク・ザイード・グランド・モスク入場規定

シェイク・ザイード・グランド・モスク
シェイク・ザイード・グランド・モスク

シェイク・ザイード・グランド・モスク
シェイク・ザイード・グランド・モスク

シェイク・ザイード・グランド・モスク
シェイク・ザイード・グランド・モスク

シェイク・ザイード・グランド・モスク
シェイク・ザイード・グランド・モスク

シェイク・ザイード・グランド・モスク
シェイク・ザイード・グランド・モスク

さらに2017年の11月にオープンしたのがルーブル美術館。
これこそ美術愛好家には必見のもので、ここに収納されている美術品は本家のルーブル美術館から貸し出された作品が多数、見学しやすいようにわかりやすく展示されている。

パリの本家と違うのは展示されている作品がルーブルからだけの作品ではなく、オルセー美時術館やその他のところからも借りてきて展示されていることだ。アンディウオーホールなどのモダンアートもたくさんあるし、日本の浮世絵もある。古代から現代まで、まさに芸術の百花繚乱であり、見ごたえ十分。

ルーブル・アブダビ
ルーブル・アブダビ

ルーブル・アブダビ
ルーブル・アブダビ

ルーブル・アブダビ
ルーブル・アブダビ

ルーブル・アブダビ
ルーブル・アブダビ

ルーブル・アブダビ
ルーブル・アブダビ

観光の目玉としてはこの2か所だけでも半日は必要で、それ以外にも骨休めを兼ねた驚きの体験ができる宮殿ホテルでのカフェがある。

アメリカの映画などでも紹介されたことがあるエミレーツ・パレスホテルは宿泊者以外は館内に入れないが、ここのカフェを事前予約しておけば(証明が必要)、宮殿ホテルでの金箔入りのコーヒーとケーキが楽しめる。せっかくアブダビに来たのだから豪華ホテルの見学を兼ねて体験してもらいたい。とにかくロビーも外観も「すごい」の一言に尽きる。

エミレーツ・パレス
エミレーツ・パレス

エミレーツ・パレス:金粉カプチーノ
エミレーツ・パレス:金粉カプチーノ

エミレーツ・パレス
エミレーツ・パレス

アブダビで一番大きなショッピングモールが世界の有名ブランドのほとんどが揃う「ヤス・モール」であり、ドバイのショッピングモールにも負けないほどの規模で買い物が楽しめる。

フランスのスーパーマーケットもあり、ナツメヤシの果実、ハチミツなど地元の食料品もお土産として買うことができる。アブダビの街は楽しい都市の空間が広がるところ。

◆ アブダビ首長国第二の町アル・アインを歩く

アル・アインは、「泉」という意味のアラビア語で、その名前の通りここにはオアシスがある。

オアシスの畑を形成する植物は何といってもナツメヤシの樹で、アル・アインの町の中心部に大きな緑の楽園をつくっている。突き刺すような太陽の陽射しの中でオアシスと歩くと、小鳥のさえずりとナツメヤシの葉のそよぎが、砂漠の乾いた空気で疲れ果てた旅人の心を癒してくれる。

ナツメヤシは砂漠の民の生活の大きな柱ともいえるほど重要な樹である。この伝統的なフルーツは栄養のみなもとであり、おもてなしのシンボルであり、アラブ文化の紋章(エンブレム)でもある。

遊牧民のべドウィンたちはナツメヤシに寄り添い、その価値をたたえる詩を吟じ、その恩恵によって世代を継いできた。そして彼らの世代はその樹のおかげで、大自然の砂漠の中で生きてきた。 このフルーツは実に奥が深い。これほど多くを語れる食物は他にそう多くはない。

アラブの国では歓迎の意味を込めたウエルカムドリンクにはナツメヤシの果実が飲み物とともによくついてくる。ナツメヤシは砂漠に生きる民の糧であり、焼けつくような陽射しから肌を守り、木陰を作ってくれるべドウィンたちのゆりかごと言えよう。

ナツメヤシの果実は英語でデーツという。ギリシャ語からきているとか、2つの果実がペアーになって樹になるのでその名前がついたという説もあるが、その名前の由来は定かではない。約400種の果実があるので、その味も千差万別である。

有名な一流ブランドのナツメヤシのお菓子屋さんの名門バティールは32種類のデーツを販売している。その評判は世界中の愛好家がその味を求め、ロンドンにもその店の支店があるほどだ。デーツはコレステロールゼロで、甘いけどカロリーはバティール社によると平均で一つの果実で23キロカロリーほどの健康食である。

広大なナツメヤシの畑があるアル・アインはオマーンとの国境にある人口65万人ほどの町で、その歴史は古くいまから4000年前に人が住んでいた。つまり水のあるところにはナツメヤシが繁り、人が集まり集落を形成してきてわけだ。

今でも人の営みがあったことを示す遺跡があり世界遺産として登録されている。ここのオアシスのナツメヤシの畑とそこに住む人たちを守るために砦ができ、それが修復されたものがアル・ジャヒリ要塞跡の博物館としてこの町に残されている。アル・ジャヒリ要塞は往時の面影を残すように再建されているのでぜひとも訪れてほしいところである。

その他、当時の首長が住んでいた宮殿(アル・アイン・パレス・ミュージアム)も部屋の見学ができ、さらにアル・アイン博物館は昔の生活についての展示がある。アル・アインは町全体が緑に包まれていて、ぼっと一息つける砂漠のオアシス都市である。

アル・アイン
アル・アイン

アル・アイン:住居跡
アル・アイン:住居跡

アル・アイン:アル・ジャヒリ城塞
アル・アイン:アル・ジャヒリ城塞

アル・アイン:博物館入口
アル・アイン:博物館入口

アル・アイン:墓地跡
アル・アイン:墓地跡

アル・アイン:住居跡
アル・アイン:住居跡

アル・アイン:アル・ジャヒリ城塞
アル・アイン:アル・ジャヒリ城塞

アル・アイン:ヒリ・ガーデンズ
アル・アイン:ヒリ・ガーデンズ

◆ ドバイを歩く

ドバイは人口約200万とも220万人とも言われる大都会で、海辺にある漁村からやがて交易都市となり、石油ビジネスで得た莫大な収入で現代的なの町づくりをめざし、高層ビルがたつ現代都市となり今日にいたっている。人口のうち15%が自国民で、あとの残りは外国からの労働者であり、彼らは自分の国よりも高い給料をもらえるのでここに移り住んでいる。

かつての宗主国が英国の影響もあり、英語はどこでも通用するため、インド、パキスタン、フィリピン、バングラデシュなど、外国からの労働者も多い。 こういった人たちは、首長国の君主にすまわせてもらっているという感覚がある。また、アラブ首長国連邦としてはかつての宗主国である英国に対して今でもどうも頭が上がらないようだ。

ドバイと言えば世界一と称するものがたくさんあり、それを目当てに観光に来る人も多い。もっともその観光客を呼び込むために世界一をたくさん作っているとも言え、観光はこの国の重要な産業でもある。

石油産業で多大な富を得てきたドバイだが、現在のドバイ首長国の歳入における石油の占める割合は2%から3%だと言われ、ドバイは実はもう石油の収入に頼ってはいないのだ。国の歳入の4本柱は金融、不動産、観光と経済特区による交易が主なものである。

そんなドバイは観光客を呼び込むためにも多くのもので世界一をめざしている。世界一の人口の島である「パーム・ジュメイラ」、超高層ビルの「バージュ・カリファ」、眺望を誇るレストラン「アトモスフィア」、大きな「ドバイ・モール」、超高層の「マリオットマルキースホテル」、重さ63.856キログラムの「黄金の指輪(こんな巨大な指輪が出来るのは奈良の大仏くらいもんだ)」以上は、世界一ということだが、それ以外でも世界一美しいと自慢しているものは他にもある。

例えばスターバックスの店の中ではドバイにある一つの店舗が世界一美しいそうで、いろいろ考えるもんだなあと感心する。

ドバイ
ドバイ

◆ オールドドバイを歩いてみた

海のシルクロードの中継の貿易港として栄えたのがアル・ファヒ―ディ歴史地区でここだけは昔のアラブの文化に触れることができる。

ここはクリーク沿いに古き時代の街並みが残るドバイ発祥の地で、オールド・スーク、スパイス・スーク、ゴールド・スークなどの市場を散策できる。アラビア半島の産物が所狭しと陳列されているが、お土産としてのおすすめは隣国オマーンからの乳香だ。

ここは庶民の町でもあり、外国からの労働者でも食べることができる食堂もたくさんあるし、安くておいしい。

クリーク(川)
クリーク(川)

ゴールド・スーク(市場)
ゴールド・スーク(市場)

スパイス・スーク(市場)
スパイス・スーク(市場)

◆ ダウンタウンを歩いてみた

この2つは隣接しており、世界中のブランドの店が軒を連ねており何でもあると言っても過言ではない。ここに来た以上は世界一高い高層ビルに登るしかないが、ここの展望台までのエレベーターも世界一速いそうだ。

世界一高い超高層ビルと大ショッピングモールとその中にある大きな噴水の3点セットがここの売り物である。

ドバイモール
ドバイモール

バージュ・カリファ124階展望台
バージュ・カリファ124階展望台

バージュ・カリファと噴水
バージュ・カリファと噴水

バージュ・カリファ
バージュ・カリファ

バージュ・カリファ124階展望台
バージュ・カリファ124階展望台

◆ ドバイの食とお土産としての食べ物

世界中から多くの人集まっている国際都市だから、あらゆる国の料理が楽しめるが、例外的に食べることが出来ないのは豚肉だけである。但し、お酒は普通のレストランでは提供されないので要注意だ。お酒は一流ホテルならそのほとんどがバーでもホテル内のレストランでもアルコールを提供している(もちろん例外はある)。

お奨めは、アラブ文化のシンボルともいえるナツメヤシの果実とハチミツである。これもいろいろな地域の産物があるが、ナツメヤシならバティール社のもの、ハチミツならイエメンのものが一番だ。とてもおいしいけど、値段もそれなりに高い!でもその価値はある。ぜひとも一度お試しあれ。

デーツ(ナツメヤシ)
デーツ(ナツメヤシ)

◆ パームジュメィラの滞在してみた

白い渚と青い空、波は静かで海からの風は心地よい。人が造った島ではあるがパームジュメィラは緑豊かなアラビア海の楽園である。ヤシの木を模した島の概要は空の上から見ないとその形はわからない。ナツメヤシの樹の形の島は幹が幹線道路で、葉の部分は個人向けの別荘である。ヤシの木には傘があり、この部分に多くの高級ホテルが出来ている。

明るい日差しを受けて、のどかに別荘がたたずんでいる。砂浜ではビーチパラソルが海風に揺れ、水着姿の観光客が波とたわむれている。
パームジュメィラは滞在型の観光客には最適の島である。
ここには町の喧騒はない、まさに海辺のリゾートだ。

泊まったホテルはこの人口の島の傘の部分にある。ザ・リトリート・パーム・ドバイは、のんびりとリゾートライフを楽しむために作られている。このホテルのテーマは、「ウエルネス&ヘルシー」であり、スパとフットネスの施設がとても充実している。
また、食にも力を入れており、ホテル内のレストランで供されるメニューは、オーガニックであり、健康食を中心に調理されている。そして特筆すべきは、その味がとても「おいしい」事である。

フランス人の総料理長と話をする機会があり、ホテルで出される料理について説明を受けた。その中で朝ごはんに用意しているハチミツのことにふれたので、そのこだわりについても話が弾んだ。当ホテルでは、イエメンのハチミツを提供していますと。
僕は今までイエメンのハチミツについての知識など持ち合わせていず、詳しくお聞きした後で味わってみたら、それはもう最高の味のものだった。余りにもおいしかったので、市場で買い求めようと値段を聞いたらその高いことにも驚いた!このホテルに泊まる方は、是非一度、イエメンの高級ハチミツを朝食で味わってもらいたいと思う。

ジュメイラ・モスク
ジュメイラ・モスク

お部屋からの眺望
お部屋からの眺望

ジュメイラビーチからのバージュ・アル・アラブ
ジュメイラビーチからのバージュ・アル・アラブ

◆ 砂丘をドライブする

ドバイから高速道路を1時間走ると「デザートサファリ」を楽しめる砂丘に到着する。
ここでの目的は、地平線まで砂丘が続く砂漠を4輪駆動で縦走するためだ。

デザートサファリは大人気で多くのツーリストに混じって現地の人も楽しんでいるので特別な服装の用意は必要ないがハイヒールだけはやめたほうがいい。
もともと現地の人たちのご先祖はべドウィンたで砂漠の民だったから砂漠へレジャーで行くことは、僕たちが休暇で山や海にいくみたいなもんだ。我々が乗る4輪駆動のドライバーは砂丘のドライブの訓練を受け、ライセンスを持っているプロが運転する。そうでないと、とてもじゃないが危なくて、素人には砂丘のドライブなんて出来っこない。

まず、砂丘の入り口で車のタイヤの空気をある程度抜く作業をする。つまりタイヤの接地面積を大きくして、タイヤが砂にめり込まないようにするためである。そして砂丘を縦横無尽に走るデザートサファリを体験することになるが、このドライブは、ものすごく「エキサイティグ」である。車は上下左右にガンガン揺れる、そうとうな揺れ方でこんなすごいドライブは体験したことなどなかった。

実は、砂丘はこれまでに何度も訪れたことがある。エジプト、チュニジア、モロッコ、中国のタクラマカン砂漠など数えきれないほど行き、ラクダの背に何度も乗ったことがある。でも、4輪駆動の砂丘のサファリドライブは初めての経験で、とても面白かった。砂漠をラクダで行くのはロマンティックに見えるが、慣れていない我々には実は大変に苦しく楽ではない。しかし、4輪駆動の砂丘のサファリは豪快で最高だ。夕方になると砂丘をオレンジ色に染めながら夕日が地平線の彼方へと去っていく。

やがて夜のとばりがおりると星空がきらめく時間帯となる。砂漠の朝日もいいけれど、夕方からは夜空まで楽しめるのでサンセットに軍配をあげたい。

砂漠ツアーデザート・サファリ
砂漠ツアーデザート・サファリ

砂漠ツアーデザート・サファリ
砂漠ツアーデザート・サファリ

砂漠ツアーデザート・サファリ
砂漠ツアーデザート・サファリ

砂漠ツアーデザート・サファリ
砂漠ツアーデザート・サファリ

◆ アラブ首長国連邦のまとめと旅のくくり

アラブ首長国連邦は絶対君主国でありこの国には7名の君主がいる。
君主制の国家は悪い体制ではない。とくに君主が人格者であり、品格のある教養溢れる君主の場合それが小さな国なら一番いい国の体制だと言う人もいるくらいだ。

全体で約900万人から1,000万人ほどの人が住んでいるけれど、その80%以上(首長国により外国人の割合は違う)が外国人である。彼らの目的はこの国で仕事してお金を稼いでいるいわゆる出稼ぎ労働者がそのほとんどを占めている。これらの人たちは家族を同伴することは原則として禁じられており単身赴任で、稼いだお金はその一部を本国に送金している。

アラブ首長国連邦の国籍を持つ自国民とそうでない外国人労働者の収入の格差は相当大きい。自国民は最低の給与まで決められており、その額は初任給で日本円に換算すると約80万円である。つまり、働いている自国民は最低でも年収が1千万円はあるということなり、さらに所得税なんてものはない。この国のパスポートを持つ人は裕福な生活をしていると言うことだ。
外国人労働者の給料は平均がいくらだかわからないが、僕の滞在中に、運転をしてくれたドライバーの月給は約11万円だったので、まあこれが一般的な外国人労働者の稼ぎなんだろう。

オールドドバイにはスーク(市場)がたくさんあり、この界隈には外国人労働者でもいける安くておいしい食堂がたくさんある。ここでランチを食べるとサンドウィッチが大きなもので300円もあれば十分だ。試しに食べてみたけど、お世辞抜きにかなりおいしく満足した。

物価は自炊をするのなら食料品は高くない。ショッピングモールでは肉も野菜も安く買えるので、庶民でもこの国で生きていける。この国にはかなりの数のショッピングモールがあり、フランスのカルフールも店を出している。また、モールのフードコートでは各国の料理が楽しめるのでそこに行けば安い食事ができる。もっともショッピングモールの食事代は日本のそれよりは少々高いと感じた。ハンバーガーと飲み物で1,000円ほど。味はかなりいいのでおすすめだ。

観光産業に政府は力を入れており、アブダビにもドバイにも世界中の有名なホテルが数多く進出しているので快適なホテルライフを満喫できる。ホテル内であれば、ほとんどのホテルにバーがあり世界中の酒が用意されており、ホテル内のレストランであればおいしいワインもビールも楽しむことができる。

有名な7つ星と言われるドバイの「バージュ・アル・アラブ」ホテルやアブダビの「エミレーツ・パレス」ホテルなどは料金が高くて、一般の人には手が出ないかもしれないが、一般にある4つ星、5つ星のホテルならそれほど高くない料金で泊まることができる。特にドバイには我々が欧米で見かける有名ホテルチェーンのほとんどがある。
今回はアブダビで「ヤス・ヴァイスロイ」という5つ星のホテルに宿泊したが部屋はとても広く、快適なサービスを受けることができた。この国のホテルの質は相当高い。

アブダビもドバイも超高層ビルが立ち並ぶ都市で、まるで未来の街づくりを見ているようだ。インフラも完備され、快適な旅が楽しめることは間違いない。

世界一と彼らが自慢する建築をみるだけでもこの国を訪れる価値がある、さらにエキサイティングな砂丘のドライブやオアシス都市での散策も楽しい。是非一度この機会にアラブ首長国連邦を訪れてほしい。

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