2017年12月29日~2018年1月5日まで、夫婦2人でスペイン・モロッコの旅行をパーパスさんの手配で楽しんでまいりました。
現地までの航空券を自力で確保していたこともあって現地(ジブラルタル)到着からバルセロナ近郊観光までがセットになっていましたが、到着前のトラブルにも対応して頂き本当に助かりました。
期間:2017年12月29日~2018年1月5日
三小田 晋久 様
GON-001297
2017年12月29日~2018年1月5日まで、夫婦2人でスペイン・モロッコの旅行をパーパスさんの手配で楽しんでまいりました。
現地までの航空券を自力で確保していたこともあって現地(ジブラルタル)到着からバルセロナ近郊観光までがセットになっていましたが、到着前のトラブルにも対応して頂き本当に助かりました。
この日ジブラルタルへ到着しそのまま送迎でスペイン側のアルへシラスへ移動して宿泊、翌日にモロッコへの船に乗る予定になっていましたが、何と(自力で航空券を確保した)ロンドン~ジブラルタルの便にオーバーブッキングが発生し、翌日の便に振り替えとなる事態に。
既にパーパスさんは年末年始のお休みに入っておりましたが、緊急で相談したところすぐさま代替のプランを探し、何とか翌日到着後すぐにアルへシラスへ移動 → その日のうちにモロッコ到着というプランを仕上げてくれました。
ツアー開始前の便の影響なので申し訳ないことしきりでしたが、日本・現地ともに素早く動いてもらったおかげで楽しみにしていたモロッコ行きが予定通り確保でき、一安心。
安心したついでに予定になかったロンドン観光も楽しんできました(笑)。
気を取り直して、午前の便でジブラルタルへ。
ロンドンは極寒の地でしたが、ジブラルタルは飛行機を降りた瞬間にコートもセーターも必要なくなるくらいに暖かく、大陸と一緒に季節も飛び越えてきた感があります。
予定通りの便ならばジブラルタルの半日観光があり、ジブラルタルのシンボルである「ザ・ロック」の頂上から素晴らしい景色が楽しめたはずなのですが...後ろ髪をひかれながらアルへシラスへ移動します。(その後、結局登る機会に恵まれました。その辺は後ほど)
アルへシラスの港からジブラルタル海峡を渡るフェリーに1時間半ほど揺られ周囲が真っ暗になったころ、対岸のモロッコ・タンジェへと到着。
予定変更になりましたがしっかりと手配してもらっていたおかげで港での送迎ピックアップもうまく行き、何とか22時前くらいに最終目的地のシャウエンへとたどり着くことが出来ました。
モロッコは1泊2日の強行軍。
妻は初めてでしたが私は一度渡航歴があるため、今回は「青の街」として近年人気が高まっているシャウエンの街だけを訪れるプランにしていました。朝、セットしていた目覚ましが鳴る前にアザーンで起こされ、自分がイスラム圏にいることを実感します。
シャウエンの街はそれほど広くなく、また街全体が全て青色で埋め尽くされているかというとそうではないのですが、そんな中で旧市街のそこかしこに思わずはっとして立ち去ることが出来なくなってしまうような、青色とカラフルな装飾で埋め尽くされた場所、そしてまるで油絵の世界のような「絵になる」構図がひしめいています。
旧市街の観光は2時間あまりでしたが、日本滞在経験もある現地のガイドさんの豊富な知識で、単なる色の洪水に溺れるだけではない「活きたアフリカの街」を十分に堪能することが出来ました。
その後、地中海沿いの港町タンジェへ戻ってバザールなどを観光し、その日のうちにスペインへ「帰国」。ここから本格的なスペイン観光がスタートです。
新年を迎えたのがアルへシラスの地味なホテルで、せっかくならばオーバーブッキングのせいで行けなかったジブラルタルへ再チャレンジしてみたい、と考え、朝暗いうちからタクシーを飛ばし、徒歩で国境を越えてジブラルタルへ。
悪戦苦闘した結果何とか観光タクシーも見つけられて、日の出ぎりぎり数分前にザ・ロックの頂上に到着!背後にスペイン本土、右手奥に大西洋、その手前には昨日行ってきたアフリカ、そしてザ・ロックを挟んで左手には地中海から昇る初日の出。今まで様々な個所で初日の出を拝んできましたが、この絶景で迎える新年はまた格別のものとなりました。
この日は手配してもらっていたチケットを手に、ローカルの急行で途中駅まで、そこからスペイン版新幹線 AVE と乗り継いで古都コルドバへ移動。元日という事で多くの店も閉まっていたので本格的な観光は翌日でしたが、風情のある旧市街を散策し人気のお店でハモン・セラーノやサングリアに舌鼓を打ちました。
午前中は古都コルドバを観光。
手配していただいたガイドさんはベテランの男性で、英語が基本でしたが時に流暢な日本語も織り交ぜつつ詳しく街の成り立ちや見所の紹介を行なってくれました。
自力で回ることの気楽さは確かにありますが、一方でこうしてしっかりとガイドさんに情報を入れてもらったうえで観光することで、同じ「へぇ~」という言葉にも格段の重みが加わります。
コルドバを象徴するモスクであり教会である「メスキータ」の美しく連なるアーチ、そしてスペインの歴史の生き証人のような場所である「アルカサル」など印象的なポイントを巡り、この日は午後のバスでグラナダへ移動。海外でのバス利用があまり多くないため最初は不安でしたが、乗ってみれば何の問題もなく快適な3時間でした。
日本人ガイドの方にアテンド頂いて、憧れの「アルハンブラ宮殿」ほかグラナダの街を散策。
その優雅なイメージの割に質素な外観、しかし中に入ってみてその装飾の精巧さと煌びやかさに二重の驚きを得られる宮殿は、やはり一見の価値があります。
谷を挟んだ対岸のアルバイシン地区から眺める宮殿、そしてその向こうに見えるシエラネバダの雪をかぶった山並みが、ことさらに印象的でした。
ガイドさんには、自分たちだけだとその行列に恐れをなして絶対に入れなかったであろう地元で超人気のバルに連れて行ってもらい、楽しい時間を過ごせました。
この日は夜の LCC でバルセロナへ移動。
この日も現地在住の日本人ガイドの方にほぼ一日付き添ってもらい、バルセロナの主要な観光名所を巡りました。
「サグラダ・ファミリア」の余りの規模の大きさと、その中に垣間見える緻密な細工と計算。「グエル公園」の住む人の事をとことんまで考え抜いた配慮と、世界に類を見ない鮮やかな配色。
こちらに来るまで、アントニオ・ガウディという人は「単なる奇抜な建物を作る人」というイメージしかなかったのですが、ガイドさんの詳しい解説を聞きながら巡るとそのイメージは一変。
光や風通しなどの一見軽視されやすい要素にまで思いを巡らせ、自然との調和と居住者の快適性を何より重視した、世界でも稀有な建築家であることがよく理解できました。
ガイドさんの案内で地元のバルでパエリア(ランチで木曜日にならないと出て来ないメニュー)を楽しみ、そして一度行ってみたかったFCバルセロナのホーム「カンプ・ノウ」の見学の指南までして頂きました。
この日はまる一日かけて、バルセロナから車で北へ3時間ほど行ったピレネー山脈の只中にある小国「アンドラ」への日帰り旅行。特に何か明確な観光スポットがあるというわけではないですが、アンドラって何があるんだろう?!という興味が非常に強かったので、バルセロナから往復の専用車のツアーを組んでもらいました。
流暢な英語を話すドライバー兼ガイドの男性に連れられ、途中のウルヘル司教(アンドラの国家元首の一人)のいる修道院を経由して、未知の国アンドラへ。
実際に入ってみると、素晴らしい山岳の自然に囲まれ、その中にある市街地にはブランドショップが建ち並ぶという、判りやすい高原リゾートでした。一生でなかなか何度も行けない場所でもあり、忘れられない体験になりましたね。
パーパスさんで組んだツアーは前日までで終了し、この日は1日だけフリー。
4日にバルセロナを案内してくれたガイドさんが「ここはご自分でも巡れますので」とわざと後回しにしつついろいろと情報を入れてくれていたおかげで、「カサ・ミラ」「カサ・バトーリョ」といったガウディの建築群をじっくりと時間をかけて楽しむことが出来ました。
スペイン到着前から大きな問題が発生し、楽しみにしていた場所に行けなくなるかも...と不安でたまらない時間もありましたが、担当の方含めてパーパスさんが迅速に動いてくれたおかげで、何も思い残すことのない、そして好奇心を十二分に充足させてくれる素晴らしい旅になりました。
(しかも年末年始のお休みの中での対応、本当にお疲れさまでした)
現地でこちらの知りたい事を全部教えてくれたガイドの方々含め、厚く御礼申し上げます。
弊社にお問合せの際に、プランをしっかり立てていらしたので、アドバイス程度、現地でフライトキャンセルによるトラブルに遭われた際も非常に冷静なご対応、かつ気を使っていただいて反ってこちらのほうが恐縮してしまいました。念願のジブラルタルのロックでの日の出も見学され、トラブルにも関わらず、旅の目的をほぼ達成され、何よりでした。