【研修レポート】 ベルギー・フランダース地方

期間:2018年1月26日~2018年2月1日
パーパスジャパン:松山

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2018年1月26日~2月1日 5泊7日でベルギーはフランダース地方の研修旅行に参加してきました。フランダース地方は、ベルギーを旅行するのに欠かせない、ブリュッセル、アントワープ、ゲント、ブリュージュがある地域です。

1日目 1月26日(金)

全日空209便で成田空港からデュッセルドルフ空港へ。

機体は新しく、シート幅もゆとりがあります。何と言っても、日本食の機内食が美味しい!これから日本食が食べられないので、これはとてもうれしい点ですね。

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デュッセルドルフに到着後、今回はブリュッセルまで3時間の大移動です。
ブリュッセル到着後、ホテルに向かいます。

今回、Hotel NH Collection Brussels Grand Sablon に5連泊します。
こちらはチョコレート店の多くある、サブロン地区に位置するホテルです。グラン・プラスまでは徒歩で10分以上かかってしまいますが、美術館も近く、静かな場所で、ゆっくり滞在されたい方にお勧めです。毎日ミネラルウォーターを1本お部屋に用意してくれるのもありがたいです。

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ホテル目の前のレストラン「 Lola 」で夕食です。
地元の方でお店はいっぱい。予約必須の人気店です!

今回は時差もあるため、ハーフコース(2品)でしたが、ボリュームはハーフではなく、、美味しいのに食べきることができずに無念です。

北海でとれる小エビのコロッケ。中には小エビがたくさん!
北海でとれる小エビのコロッケ。中には小エビがたくさん!

舌平目のグリル。この地域は素材を生かした味付けの料理で日本人の口によく合いそうです。
舌平目のグリル。この地域は素材を生かした味付けの料理で日本人の口によく合いそうです。

2日目 1月27日(土)

午前は、ブリューゲル街道に行きました。

ブリューゲル街道をご存知の方はいらっしゃいますか? ベルギーの代表的な画家、ブリューゲルが描いたと'される'景色を見ることのできる街道になります。

なぜ、される、なのかと言いますと、ブリューゲルは様々な場所の景色を組み合わせた風景画を描いたため、見たままの景色が描かれていないからといった理由が挙げられます。

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このブリューゲル街道には、4、5枚目の写真のように小さな看板が立っているので、その看板を辿って巡ることになります。
ブリューゲルの作品を初めて、じっくりと鑑賞する機会を得ましたが、だんだんとその世界観に引き込まれ、想像豊かなブリューゲルの作りだした個性的なキャラクターや、緻密な描写の虜です!

さて、ブリューゲル街道はといいますと、ブリュッセルから車で約1時間の距離に位置しています。小さな教会や湖の側に、それをモデルとした絵画のパネルが設置され、見比べることができます。春から秋にかけての季節に、サイクリングで巡るのが楽しそうです!

午後はブリュッセルへ戻ります。
城壁に囲まれていた時代の名残り、ハレの門からスタートして、芸術の丘へ向かいます。ハレの門は現在、博物館として使用されています。中には400年前の馬の剥製や、当時の首飾りが展示されています。宗教戦争の頃の作品で、馬の胸元にはくっきりと銃弾の跡が!!狩が盛んだったヨーロッパだからこそ、400年前の馬が今でも剥製として残っているのですね。
今後ハレの門の屋上から、VRで城壁のあった頃のブリュッセルを見られるようになるそうです!

その後、ベルギー王立図書館にて、学芸員から貴重な資料を見せていただきました。
ブリューゲルの版画です。彼は、版画からスタートしました。当時の印刷は活版印刷ですので、先ず下絵を描き、それを銅板にほり、そしてインクをつけて紙に写していました。銅板にあれだけ緻密な絵を掘るなんて、すごい技術です。こうした印刷工程を含め、体験型の展示を来年2019年に向けて準備中だそうです。

本日の夕食は、ブリューゲルの像のある、ノートルダム・ド・ラ・シャペル教会の目の前にある有名店、「 Les Brigittines 」でフレンチをいただきます。

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3日目 1月28日(日)

この日は1日かけてアントワープの視察です。
アントワープへは、列車でも車でも約1時間で到着します。アントワープは小さな町なので、全て徒歩観光で回れるので町歩きにぴったりですね。

ゴシック様式の聖母大聖堂の前にはルーベンス像が。今日もどんより雲がかかっております。。
フランダースの石碑はなくなり、新しくオブジェができていました。

ルーベンス像
ルーベンス像

ネロとパトラッシュと、かわいい少年
ネロとパトラッシュと、かわいい少年

ルーベンスの家はミュージアムになっており、彼やその弟子が作成した作品が飾られています。ガイドを聞きながらじっくり見ると、2時間はかかるでしょうか。聖母大聖堂にもルーベンスの作品が飾られています。

この日最後には、ルーベンスと親交が深く2018年秋冬に「バロック本のデザイン」展が開かれる世界遺産プランタン・モレトゥス印刷博物館を訪れました。実際に使用されていた印刷機や活字のハンコのようなものが展示され、当時の様子を見て感じ取れる博物館です。
英語にはなりますが、オーディオガイドがありますので、ご利用をおすすめします!展示物を見るだけでなく、知ることでより楽しくご見学いただけます!

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夕食は、出発前より楽しみにしていた、ビールとのフードペアリングです!
ワインのフードペアリングはよく耳にしますが、ビールはさすが、ベルギーならではですね。食前酒から食後の一杯まで、4種類のビールとのペアリングを楽しみました。

店内は暗くて写真がうまく撮ることができませんでしたが、ウサギのお肉が甘いたれで味付けされてとてもおいしかったです。ビールもさっぱりしたものからコクのあるもの、甘いデザートビールまで楽しみました。

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夜の市庁舎、フルン広場がライトアップされるのがとても綺麗でした。
できれば1泊したい街です!

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4日目 1月29日(月)

この日は、現地サプライヤーとの商談会です。

終了後、会場となったベルギー王立美術館の見学をしました。
作品が飾られている空間はどの美術館とも変わりはありませんが、所々にあるモニターで作品をアップしてみたり、デジタルを交えて芸術作品を楽しむことができる環境となっています。

夜のグランプラス
夜のグランプラス

5日目 1月30日(火)

駅に向かう途中、素敵な空に!ベルギーで初めての晴れです!

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晴にウキウキしながら、ブリュッセルから列車で約1時間、ブルージュに向かいます。
電光掲示板にはブルージュと書いていないので、時間と方面を確認し、あとは駅員さんに確認します。

ブルージュは、レンガ造りの建物と運河が美しい町です。
まずはマルクト広場へ行き、鐘楼に上ります。螺旋階段を永遠とぐるぐるぐるぐる・・366段を上がります。みんな息ぜえぜえです。

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冬の澄んだ冷たい空気が気持ちいいです。ブルージュの街が絵本のようです♪
冬季は運河クルーズは残念ながら運休しています。是非お客様にはシーズン中に訪れていただきたいです!(例年3月~11月の期間で運行)

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愛の湖公園にはたくさんの白鳥がのんびりしています。

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ブルージュから列車で約30分のゲントへ移動します。
ゲントの駅からは、トラムに揺られて旧市街へ。

ブルージュがふわふわとしたイメージだったのに対し、ゲントはかっちりしてかっこいい町でした!鐘楼と繊維ホールにて、やはり塔に登りゲントの町並みを見渡します。

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この日のランチは、ゲントで有名なワッフル店マックスにしようと意気込んでいましたが、まさかのお休みでした。。。

ゲントのお土産に人気のマスタード。入れ物を選ぶと、樽からマスタードを入れてくれます。日本で食べるマスタードよりも、酸味が強く、ポークステーキによく合いました!

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さて、ゲントでは3年に1度のライトフェスティバルが開催されていました。

写真のように、ゲントの街のいたるところに最先端の技術を使った、光のアミューズメントが約7kmの範囲にあり、5日間開催されます。次の開催は3年後なので、2021年ですね!

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6日目 1月31日(水)

現地最終日、相変わらずの雨です。
雨の中、外の観光をするか悩みつつ、気になっていた楽器博物館へ。
アールヌーヴォー建築の外観がすてきな建物です。エレベーターがおしゃれ!

ここには世界各国の楽器が展示されており、イヤホンガイドからその楽器の音色が聞こえてきます。装飾の美しいものから、ガラスでできた不思議な楽器まで。悪天候の日にもってこいの興味深い博物館でした。

エレベーター
エレベーター

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お昼は、ワークショップでお話しした1893年創業の老舗レストラン「シェ・レオン」へ。
ビール、フリッツ、たくさんのムール貝のセットでなんと16ユーロしないんです。お安いですね~
ムール貝はセロリと玉ねぎが入っており、塩味も濃くなくさっぱりとした味で大変おいしかったです!

ほくほくになってホテルへ戻り、車でデュッセルドルフ空港へ向かい、帰国の途へ。

                  * * * * *

美術と美味しい食事を堪能した7日間の研修旅行でした。今まで海外にいくと、美術館よりも大聖堂などの建築物の見学に行っておりましたが、 海外の美術館は日本のように人が多くなく、ゆとりをもって鑑賞することができました。

ブルージュやゲント、アントワープの観光はもちろんのこと、ブリュッセルでの芸術鑑賞もぜひみなさまのご旅行に取り入れていただきたいと思います!

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