ニューモデルやドリームカーが競演する自動車の祭典
「ジュネーブ・モーターショー」視察の旅5日間

期間:2018年3月10日〜2018年3月14日
奥田 勇輝 様

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2018年3月10日から3月14日の5日間でジュネーブモーターショーに

行ってきました。大の車好きの私にとって、ジュネーブは何年も前から憧れてずっと行きたいと思っていた場所でした。しかし、大学生の私にとって物価が高いスイスという国であるという経済面の問題や、車好きの知人友人がほぼいないために行くのであれば一人になりそうなことが相俟って躊躇っていたのです。

その時にたまたま今回お世話になったパーパスジャパンさんのページを見て、お話だけでも聞いてみようと電話をさせて頂いたのが応募のきっかけです。その際、出発日から2週間を切った状況にも関わらず、即日に見積もりを出して頂き、電話やメールでの対応も良かったことから自分の中の迷いは消え、スイスへ1人で旅行するという決心ができました。

1日目 (3/10)

目的地のジュネーブには直行便はなく、ヘルシンキで乗り継ぎが必要でした。この旅の唯一の懸念事項が乗り継ぎに50分しかないことでしたが、蓋を開けて見たら到着が予定よりも25分ほど早かったことに加えて、飛行機を降りて数十mほど歩くとそこがパスポートコントロール、連続して荷物検査となっており非常に乗り継ぎがしやすい空港だと感じました。時間的にも混雑する夕方でしたが、出発ゲート前で何十分も待つほどでした。

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そうこうしてジュネーブに到着すると、日本語アシスタントの Tamiko さんが待っていてくれ、空港からモーターショー会場の行き方、バスの乗り方を教えて頂き、バスから国連本部や UNHCR の場所などのガイドをしてくれて、ホテルのチェックインの同行と部屋の説明、市内の地図やモーターショーの MAP なども頂きました。

ホテルの名前は HOTEL EXCELSIOR です。ボンソワールなどの挨拶や、買い物に行く時にも何かフランス語で声を掛けてくれ、感じが良かったです。

その日は時差ボケ対策として機内で1睡もしなかったことが祟り、食欲が涌かずこのような日本風サンドウィッチを食べて就寝しました。

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日本風サンドウィッチ
日本風サンドウィッチ

2日目 (3/11) 、3日目 (3/12)

朝7時台に起床してビュッフェスタイルの朝食場に向かいました。現地のルールが分からず不安でしたが、勝手に入って空いている席に座り、料理を取って食べていると従業員が部屋番号を尋ねてくるので、ルームキーを見せればOKでした。その後は何も言わず出て行けばよいようです。肝心の料理は所謂ヨーロッパの朝食と言う感じで、パンにソーセージやハム、ヨーグルトやスクランブルエッグといった内容で味は美味しかったです。

その後満を持してバスに乗って会場に向かいます。視察1日目は日曜日だったこともあり、バスも会場も中々の混雑具合でした。ちなみにジュネーブ中心部から会場の Palexpo までは各駅停車のバスで20分ほど、ジュネーブ空港から Palexpo は歩ける距離にあります。私はモーターショー用の快速バスに乗りました。会場の広さは幕張メッセよりも小さく、歩く距離は人によってはそこまではないかもしれません。しかし私は2日間とも開場から終了間際まで歩き回ったので、スマホのアプリによると1日13kmほどは歩いたそうです(笑)。

まず入場しての印象は、東京には出展してこない海外のメーカーや多くの新興メーカー、スーパーカーメーカーなどが軒並み力を入れてブースを構えており、展示場の奥にVIP用の部屋やスタッフ用の休憩スペースなどがあったりして、その建築費用を考えても東京モーターショーとは比べ物にならないほどの差を感じました。

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また、このように建物がそこまで高くないので全体を見渡しやすく、天井から場所が一目でわかるように各メーカー名が書かれたタグがぶら下がっているので非常に来場者のことを考えていると感心しきりでした。私は写真でしか見たことのない車たちを目にして、とても興奮し夢が叶ったと思いました・・・!!

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そしてこれでもかというほど BAR が至る所に設置されており、食べ物や飲み物には困らない印象です。しかし、コーラ1本が4.8スイスフランほど、SUSHI BENTO と名付けられたマグロとサーモンの握りが入ったお弁当が23スイスフランもしたのである程度の出費は覚悟しなければなりません。

会場内では各メーカーがお土産を売っているのですが、メーカーによってはスイスフランではなくユーロで値段が書いてあることもあったので、クレジットカード払いの方がいいかもしれません。

4日目 (3/13)

楽しい時間はあっという間。視察の2日間を終えるとすぐに最終日、帰国日になってしまいました。名残惜しさを押し殺しつつ、朝食を食べ終えるとすぐに空港に向かいます。

前日はバスの進行方向を間違えたのですが、それがプラスとなり、しっかりと Aeroport と書いてあるバスに乗ることを意識できました(笑)。

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ヘルシンキ空港では時間が少しあったのでお土産を物色しました。見ているだけにも関わらず店員さんが Hello や Have a nice day などと声を掛けてくれ、好印象でした。日本人のあまりの多さに驚いた印象です。

ヘルシンキではパリ便の乗り継ぎが遅れたらしく、出発が50分以上遅れましたが、到着予定の10時に対し、実際は10時8分だったので早く着くことの方が多いのかもしれません。フライト時間は8時間45分というアナウンスがありまし た。

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・感じたことや思ったこと

今年のジュネーブショーは例年に比べてもワールドプレミアの数も多く、その内容も世界中の車好きが期待していたものばかりだったので本当に行って良かったです。

日本のモーターショーと比べ、コンパニオンが殆どいないためか男性1人で来るというよりは家族で来ている人が多い印象でした。事実、女性率が高かった印象です。2日間の間には日本語も何回か聞こえてきましたが、アジア系のお客さんは少なかった印象です。混雑状況も柵がない車は触り放題乗り放題のために写真を撮るのも難しい印象ですが、午後になると空いてくる上に、高級車メーカーでも並べばブース内に入れてくれるので、車との距離は非常に近く感じました。

事実、この車はマクラーレンセナと言って、1億円越えの車ですよ!(笑)その車とツーショットが撮れる距離まで近寄れました。マクラーレンではポスターも配布していました。

マクラーレンセナとツーショット!
マクラーレンセナとツーショット!

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またスイスという国は想像通りに治安は良いと感じました。22時くらいまでしか外に出ていませんが、その時間でも普通に若い女性が一人でスマホを見ながら歩いているのも見受けられましたし、リュックやカバンを後ろにして歩いている人ばかりでした。

電車の改札やバスの切符の確認は私が滞在している時は1度もなく、人々の善意に任せられている国なのかと言う印象を受けました。しかし、Tamiko さんによると切符を持っていないのが見つかると罰金だそうです。日本とは違って日曜日は閉まっているお店が多いです。

残念だったのは分煙が日本よりも進んでいなかったところでしょうか。私はタバコを吸わないのできつかったです。また何故かホテルに歯ブラシが置いてありませんでした。

しかし、1人旅で不安もありましたがトラブルは何もなく、本当に最高の旅だったと言えます。今回はモーターショー視察しかしていないので、次回は観光目当てで来たいですね。

最後になりますが、この場をお借りして担当の西澤さんには土壇場の申し込みだったにも関わらずこのような素晴らしい旅行を用意していただき、感謝しかありません。また機会がありましたら是非宜しくお願いします!

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ツアープランナーからのコメント

ステキな旅行記をありがとうございます。
有意義な時間をお過ごしいただけたことが、文面とお写真からとてもよく伝わってきます。また、現地の様子を詳細にレポートしていただき、ありがたく存じます。
バスを逆方向へ・・・なんてゆうちょっとした冒険もお楽しみいただいたようですが、それも個人旅行ならではの出来事ですね!ありがとうございました。

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