ドイツ・シュトゥットガルトとフランクフルト8日間
恐竜・古生物博物館見学旅行

期間:2017年10月28日~2017年11月4日
徳川 様

GON-001323

恐竜や古生物展示の充実した博物館というと、アメリカやカナダの北米、イギリスや中国などが有名ですが、実はドイツは世界的な化石発掘地も多く、また非常にクオリティの高いコレクションを持つ博物館が多くあり、学術的には重要な国でもあります。

今回は、恐竜・古生物好き6名(男性2名、女性4名)でそうした博物館や化石発掘地をシュトゥットガルトを中心に巡る旅行に行って来ました。

10月29日(日)

前夜にシュトゥットガルトのホテルに到着。
皆さん、ホテルの朝食を堪能。チーズ、ハム、ソーセージ、パンを含めてたくさんの料理が選べます。スタッフの対応も気持ち良く、明日以降のここでの朝食がまた楽しみになりました。

朝食後はシュトゥットガルト州立レーヴェントール古生物博物館レーヴェントール古生物博物館へ。ホテル近くのUバーンの駅から4駅。博物館も駅からすぐです。

ドイツで発見された化石を中心としてコレクションを展示しています。
大きな恐竜はありませんが、中型の恐竜であるプラテオサウルスや魚竜や首長竜などの恐竜時代の海の爬虫類、恐竜より後の時代のマンモスなどの哺乳類が数多く展示されています。その多くが本物の化石というのも見所の一つ。今回は人が多くて入れませんでしたが、館内にあるレストランもしっかりしています。

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ここでドイツ人の友人が合流、博物館展示の解説をして貰いました。展示解説はドイツ語のみなので、彼の英語での解説はとても助かります。とはいえ、とにかく展示物が見事、日本では見られないものが多いので、恐竜・古生物ファンであれば見ているだけでも十分に楽しめます。

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この後は、レーヴェントール古生物博物館と同じ公園内にあるシュトゥットガルト州立ローゼンシュタイン自然史博物館へ。公園内を10分ほど歩きます。散歩するにはとても良い雰囲気の公園です。

【 ローゼンシュタイン博物館 】
こちらは現代の動物についての博物館で、先ほどのレーヴェントール古生物博物館と合わせてシュトゥットガルト州立自然史博物館となります。この博物館をはじめ、ドイツの博物館には専属の剥製師がおられる事が多く、それだけに展示されている剥製のクオリティも高いです。

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夕食はホテルのレストランで。

今回のドイツ初のビールでの乾杯
今回のドイツ初のビールでの乾杯

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10月30日(月)

テュービンゲンへ。
シュトゥットガルトから電車で約1時間です。

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テュービンゲン駅から徒歩10分ほどの大学付属の博物館へ。
最初に普段は一般には非公開の動物学展示室を見学出来ました。 博物館の剥製師さんに解説して頂けました。

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昼食はテュービンゲン大学の学食で。
昼食はテュービンゲン大学の学食で。

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次はこの日のメインの古生物博物館を見学。大学の建物の中にあります。

テュービンゲン大学は古生物では名門校の一つ。多くの著名な古生物学者の出身校です。博物館もその歴史を体現するような貴重な標本が所狭しと並べられています。

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博物館見学の後は街を散策。

テュービンゲンは城と大学を中心とした街で、伝統的なドイツの街並みと現代風のお店のバランスが良いです。今回はシュトゥットガルトから日帰りでしたが、古生物博物館に加え、ホーエン・チュービンゲン城内にある考古学博物館、街歩きも楽しいので1泊する価値も十分あるかと思います。

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11月1日(火)

魚竜やアンモナイト等のジュラ紀後期の化石産出地として世界的に著名なホルツマーデンへ。
まずシュトゥットガルト中央駅から約40分、路線終点の Kirchheim ( teck ) 駅へ。バスに乗り換えて約20分。そこから徒歩15分ほどです。

【 ハウフ博物館 】
ホルツマーデン産の化石が展示されています。このホルツマーデン産の首長竜や魚竜化石が世界の多くの博物館でも展示されています。化石も見事ですが、展示の見せ方・美しさも素晴らしいです。

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ハウフ博物館の前には化石採集場(有料)があります。
見つけた化石は持ち帰れます。小さなアンモナイトならすぐに見つかります。

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夕食はシュトットガルトに戻ってビアレストランへ。

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11月2日(水)

朝にシュトットガルトを出発、新幹線でフランクフルトへ。
ちょうど今回の参加者6名での個室席(コンパートメント)を手配して頂いていました。お陰で仲間だけでの空間でゆっくり出来ました。

フランクフルトに到着、ホテルに荷物を預けゼンケンベルグ自然史博物館に向かいました。
ベルリン自然史博物館と並んで、ドイツを代表する自然史博物館です。
化石産地として最初に世界遺産に指定されたメッセル採掘場の化石を始め、ドイツの主要な化石産地の標本や、世界の恐竜・古生物の化石も重要なものが数多く展示されています。

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知人の博物館学芸員さんが展示案内をして下さいました。
知人の博物館学芸員さんが展示案内をして下さいました。

夜はフランクルト中心街のビアレストラン。
ソーセージとビールを堪能しました。

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11月3日(木)

フランクフルトは中央駅すぐ前のホテルを手配して頂きました。
こちらも朝食は充実。参加の皆さんに好評でした。

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フランクフルト中央駅から電車で約2時間弱のイダー=オーバーシュタインへ。
イダー=オーバーシュタインは宝石・鉱物加工で有名な街で、国際宝石見本市も開催されているそうです。街はイダー地区とオーバーシュタイン地区の2地区から成っていて、それぞれに宝石・鉱石に関するお店や施設、博物館があります。

【 オーバーシュタイン地区の博物館 】
鉱物の展示がメインです。

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【 イダー地区の博物館 】
鉱物や宝石を加工した工芸品・美術品の展示がメインです。

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イダー地区とオーバーシュタイン地区は車で10分ほど離れています。オーバーシュタインの博物館でタクシーを呼んでもらい移動しました。

昼食はイダー地区のレストランで。ハンバーガーもケーキも美味しかったです。
この日の夕食はフランクフルト中央駅の売店で買って部屋で食べる事に。

昼食
昼食

夕食。カリーヴルスト他とビールにしました。
夕食。カリーヴルスト他とビールにしました。

11月4日(金)

ドイツ最終日。

出発までの時間、動物園を見学。多くの動物が飼育されていますが、鳥類の展示が多く、また見せ方にも様々な工夫がされているように感じました。

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ドイツ最後の食事も動物園で。
ドイツ最後の食事も動物園で。

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ホテルで迎えの車に乗りフランクフルト空港へ。

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素晴らしい博物館・化石産地が多くあるにも関わらず、恐竜・古生物ファンにもあまり知られていないドイツ・シュトットガルト周辺を同じ趣味の方々に案内することができ、私にとっても今までにない楽しい旅行になりました。一方で、ドイツには始祖鳥が発見されたゾルンフォーフェンやミュンヘン、ベルリンなど、まだまだ素晴らしい博物館・場所があります。またそういった場所を見学する機会が出来れば良いな、と思っています。

今回の旅ではパーパスジャパン・渋谷さんには大変お世話になりました。手配して頂いたホテル、車、新幹線の席など、どれも快適に過ごせました。ありがとうございました。

ツアープランナーからのコメント

ドイツのシュトゥットガルトが化石発掘や古生物博物館で有名だということが知れて、勉強になりました。貴重なレポートありがとうございました。

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