今回は私達夫婦と従兄弟夫婦との二組の熟年（？）老年（？）旅です。

食べることが大好きな我々でしたので『バスク地方』への旅の提案を従兄弟達も楽しみにしてました。せっかくスペインへ行くならバルセロナへもと。色々と調べた結果そんなツアーは大手旅行社では取扱いがなく『パーパスジャパン』にたどり着きました。

私の独断と偏見で計画、パーパスさんのアドバイスを頂きながら準備。多少スペイン語ができるのですが30年以上前にマドリッドのホテルでパスボート、ビデオカメラなど貴重品をまとめて置いて泥棒さんに全部持って行かれた苦い経験があったのです。スペインへの最悪イメージを払拭する旅でもありました。

にわか添乗員の役目もあり初めて訪れるところばかりでまた従兄弟の体調も万全ではなかったので飛行場からホテルなど移動部分は専用車の手配をお願いしましたが本当に良かったと思います。でもバスク地方は現地のガイドさんが言ってたように安全なところだったので安心して散策できました。

オンダリビアのパラドールはとても素敵なところでやはり1泊でも入れておいて良かったと思います。予約して頂いた他のホテルについても散策してみると皆とても便利な場所にありセキュリティもしっかりしておりました。現地の日本人ガイドさんはそれぞれ個性があり皆さん全力をつくして対応してくださいました。

フリーの時間は地図を見ながら歩き回りましたが、特に『市場』歩きが楽しくビルバオのリブラ市場の魚の品揃えと新鮮さには一同大感激！これまた新鮮な野菜と果物を買い込みました。次に訪れたサンセバスチャンのペンションでも道を挟んで向かい側にあるブレチャ市場を探検。ちょっとしたお惣菜やお土産になるような物も買いました。おいしいパン屋さんも見つかり新鮮野菜果物たっぷりの豪華な朝ご飯になりました。

下調べしておいた目標のお店は結構定休日だったり昼休みだったりしましたが早めに他で見つけては買い溜めしたのでまあまあ満足いくものでした。

ビルバオ到着の初日だけ陽射しが暑いくらいのお天気でしたのでこんな陽気が続くと思いきやバスク地方は雨が多いとやらで一日中降り続くことはないものの毎日のように落雷や雨降りの時間がありました。（今の時期薄手のレインコートと折り畳み傘が必需品。各ホテルともフロントや出入り口に必ず傘の用意があります）せっかく訪れたフレンチバスクも結構な雨だったので是非とも今度は晴れた中でゆっくり街歩きしたいものです。

バルセロナまでの6時間の電車（レンフェ）の旅では4両の短い電車でしたが一番前にカウンター付きの売店があり簡単なサンドイッチやスナック、ビール、入れ立てコーヒーなども買うことができる車両がついておりまた社内販売も一度回ってきてました。念のためにサンドイッチを作り持参、サン･ジャン･ド･リュズで仕入れたガトーバスクも頬張りました。

最後のバルセロナは暑いくらいの良い天気に恵まれました。憧れのサグラダファミリアなどガウディの作品との出会いはもちろん堪能しましたが、ここでもまた市場歩き。観光客でごった返すランブラス通りの市場より地元住民御用達サンタカタリーナ市場がすっかり気に入りそこでガイドさんと食べたお昼がとてもおいしかったと最後の日再び訪れ買い物したり食事したり…。

ギターを習っている主人がせっかくだからギター演奏を観に行きたいとネットで申し込みを試みたもののうまくいかず、ギター奏者がガイドさんの友人だからとのことで予約を試みてくれカタルーニャ音楽堂でしかも大変良い席でフラメンコつきのギター演奏を楽しみました。

翌日はピカソ美術館や海辺のレストランでパエリアや魚貝類たっぷりの昼ごはんを堪能。パエリアは一般的に塩分が多いとやらで塩の量半分にしてくれ大変おいしくいただき、海賊船風の船に乗って湾クルーズもしました。

夜のコンサート会場確認の為に昼のうちにガイドさんに案内してもらったカタルーニャ音楽堂前で女性のスリグループに遭遇、ガイドさんの気転で何とか難を逃れました。主人たち男性陣は危うく餌食になるところでした。30年バルセロナに住んでると感が働くとやら…。それ以来街歩きは最大限の注意で。

お蔭様で何事もなく旅を終えることができました。サグラダファミリア完成時には再び訪れることができるでしょうか？

帰ってみるとまたすぐどこかへ行きたくなりますね！

元気で歩き回れるうちに、地元の市場で食材仕入れたりして滞在型のゆっくりした旅がしたいです。
その時はまたお世話になります。