【研修レポート】 フランス

期間:2018年3月21日~2018年3月28日
パーパスジャパン:坂口

GON-001329

3月21日から3月26日まで、フランス観光開発機構主催「グラン・エスト地方プレツアー研修」に参加させていただきました。また、3月27・28日はランデブー・フランスに参加させていただきました。

今回訪れたグラン・エスト地方は、かつてのアルザス地域圏、シャンパーニュ=アルデンヌ地域圏、ロレーヌ地域圏が統合されたところで、Grand Est という地名の通り、東の大きな地方という意味です。フランスらしさを存分に感じることが出来る地方でした。

3/21(水) 羽田 → パリ

エールフランス航空の夜便でパリへ向かいました。
出発前から TGV のストライキ情報が入ってきて少し憂鬱な気分になりながら、機内では快適に過ごすことが出来ました。

今回の機内食は、こちら!

【夕食】・スモークサーモン、パセリ入りポテトサラダ
    ・豚肉のパン粉焼きミラノ風、ピュレ、ブロッコリーとパプリカのブリュノワーズ または
    ・鶏肉のグリル 照り焼きソース、ライス、タケノコとほうれん草
    ・チーズ
    ・抹茶ケーキ
    ・コーヒーとお茶類

【朝食】・パン2種
    ・ハッシュドポテト、スクランブルエッグ、ウィンナー、ブロッコリーとトマト
    ・ヨーグルト、フルーツポンチ

夕食
夕食

朝食
朝食

3/22(木) パリ → ランス

るはずだった TGV が、案の定ストライキになり…
シャンパーニュ観光局に急遽ミニバスを手配していただき、ランスまで向かいました。

ランチ後はワイナリー訪問後、ランス市内のホテルを視察し、その後セグウェイに乗りランス市内を観光しました。

<Reims ランス>
歴代フランス国王の聖別戴冠式の舞台となった町ランス。町を歩けば、世界遺産に登録されているノートルダム大聖堂、トー宮殿、サン・レミ聖堂が見どころです。そしてなんといってもここはシャンパンの町。有名なシャンパンメゾンのカーブが立ち並びます。

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ワイナリー【 Champagne G.H.MUMM 】
1827年に創設。創業メンバー3人のうちのひとりの息子で、トレードマークのコルドン・ルージュを造ったジョージ・マムが1853年に最初の畑を購入。45分程の見学後、15分の試飲ができます。

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◆ホテル視察◆ MERCURE CATHEDRALE
https://www.accorhotels.com/gb/hotel-1248-mercure-reims-centre-cathedrale-hotel/index.shtml

カテドラルやトー宮殿など名だたる観光地より約1kmのところに位置する4つ星ホテル。モダンな建物が水面に生えている。フローリングの床を持つ広々としたロビーは、スッキリとしたしつらえ。シンプルでモダンな調度を配した客室は、こぢんまりとはしているものの機能的にまとめられている。多くの会議室を有し、最大で180名収容可能。ランス・シャンパーニュ空港より約10km。

※ツインルーム、バスタブ付きの部屋あり
朝食はアメリカンビュッフェ形式になります。プリビレッジルームはミニバーが全て無料で利用できるとのことでした。

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◆ホテル視察◆ HOLIDAY INN REIMS CENTRE
https://www.ihg.com/holidayinn/hotels/us/en/reims/rhegc/hoteldetail?cm_mmc=GoogleMaps-_-HI-_-FR-_-RHEGC

TGV の停まるランス駅から約500m、商店やレストランの並ぶドゥルエ・デルロン広場近くに位置する4つ星ホテル。アメリカンスタイルの建物でガラス張りのエレベーターを持つ。客室は茶系を基調としたシンプルシックなインテリア。テラスもある屋上のレストランからは大聖堂が望める。全館禁煙。

※82室中22室ツインルーム、バスタブ付きの部屋あり

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【 セグウェイでのランス市内観光 】
丁寧に乗り方を説明してくれるので、初めての方でも安心して乗ることが出来ます。(私も人生初のセグウェイでした)
世界遺産であるノートルダム大聖堂は、360度どこから見ても圧巻の存在感でした。英語ガイドになりますが、市内の見どころをきちんと押さえて回ることが出来ます。

MOBILBOARD:https://www.mobilboard.com/en/

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あいにくのお天気で冷え切った体でしたが、美味しいディナーと共にランスと言ったらシャンパン!ということで美味しいシャンパンをいただき、ほろ酔い気分でホテルへ帰りました。

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3/23(金) ランス市内

時差ボケもなく、すっきり目覚め美味しいクロワッサンを朝食に食べ、本日もワイナリーへ!

ワイナリー【 CHAMPAGNE DOM CAURDON 】
長身イケメンのお兄さんがガイドツアーを行ってくれます。ワインを作る過程の映像を試写室で鑑賞し、その後、工場内を見学。とても清潔に整理されていてほのかに香るワインの香りがとても心地よかったです。

ここでのテイスティングは、ワインと共にそれぞれ合うチーズが出されます。1つ1つ丁寧に説明してくれるので、何が入っていてどういう味なのかをより深く考えながらテイスティングが出来ます。

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その後、料理教室とスケジュールにあり、向かった先はブドウ畑のど真ん中!
どこでやるのだろう…?と思いながら見えてきたのは1台のバス。乗り換えるのかなと思いきやそこが料理教室の会場でした。

中はキャンピングカーのようになっていて、料理器具もきちんと揃えられていました。陽気なシェフと皆で力を合わせてフレンチを1から作りました。味は、、、好き嫌いが分かれるようでした。

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次にエペルネへ。この町は著名シャンパンメーカーの本拠地で、住民1人当たりの収入がフランスで最も高いといわれる街です。

シャンパンの中で最も有名と言っても過言ではない「ドン・ペリニヨン」の名のもとになった修道士ドン・ペリニヨンが安置されている修道院・教会へ向かいました。荘厳な雰囲気で佇む姿はとても趣がありました。

ドンペリを生産しているモエ・エ・シャンドンは日本語ツアーもあるのでぜひお立ち寄りになってみることをお勧めします!

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この日のディナーは【 Les Crayeres 】でいただきました。
5つ星ホテルということで外観は気品があふれ、室内も各部屋でコンセプトが違い、とても心躍る内装になっていました。

美味しいディナーをいただき、残すはデザート。メニューには「 The black forest of the vineyard 」と書いてありますが、どんなものかさっぱり想像できず出てくるのを待ちます。

出てきてびっくり!丸々1個のリンゴにチョコレートがかかっている!
いざ食べてみると中身は濃厚なチョコレートケーキでした。視覚でも楽しませてくれる素敵なレストランでした。

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ランスで宿泊したホテルは【 HOTEL DE LA PAIX 】(★★★★)でした。
https://www.bestwestern-lapaix-reims.com/fr/

ランス市内中心部、商店やレストランの並ぶビュイレット通りに面したホテル。アイボリーの中層の建物で看板が目印です。
客室にはいくつかのタイプがあるがいずれも部屋ごとのテーマカラーに沿ってコーディネートされています。モダンなブラッセリースタイルのレストランはシーフード料理が得意。
中庭にはテラスと日本庭園をイメージした庭があります。
ショッピング、観光にも便利な立地。ランス駅から約550m。
パリのシャルル・ド・ゴール国際空港から約130km。

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3/24(土) ランス → メッス → ポンタムソン

快晴に恵まれ、TGV に乗りメッスへ。1時間ほど電車に揺られ着いた先でまずは朝ごはん。
ガイドの方おすすめの駅前のカフェでコーヒーとデニッシュをいただきました。フランスは本当にパンがおいしいとこだな~と思います!

暖かい日差しが降り注ぐ中、皆でメッス市内を散策しました。
2010年にオープンしたポンピドゥーセンターは、日本人建築家の坂茂氏が設計に携わり、その斬新な外観とコンセプトが建設中から話題になっていたそうです。近くの路地に桜も咲いていて、少しだけ日本の風を感じました。

お昼は、1969年に歴史的建造物に指定された古い城砦を修復したデラックスホテルの「 La Citadelle 」でいただきました。このレストランはミシュラン1つ星を持っており、色鮮やかかつ味もしっかりした料理でした。特にメインの鱈はこの旅の中での私の1番ヒットでした。

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その後、家族で経営されているワイナリーを訪問しました。
スタッフの方もとても親しみやすく、ワインテイスティングに合わせて、自家製のキッシュロレーヌを作ってくれていました!スタッフのお子様もこのキッシュが大好きなようで、一緒に食べる?と聞いたら嬉しそうにうなずき、美味しそうに頬張っていました。

とても手ごろな値段で、上質なワインを手に入れられるので、とてもおススメです。

ワイナリー【 DOMAINE DES BELIERS 】http://www.domainelesbeliers.com/

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夕方になり、バスに揺られポンタ=ムッソンへ。

ここにある【 ABBAYE DES PREMONTRES 】でワークショップと晩餐会が開かれました。このホテルは、修道院を改装したホテルで、歴史を感じる建物でした。昔ながらの建物なので、照明が不十分なところもありましたが、独特の雰囲気を楽しめます。

ディナーでは初めてのエスカルゴも出てきて、フランス料理を満喫した1日でした。

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3/25(日) 
 ポンタムソン → ストラスブール → コルマール → リクヴィル → オベルネ

早朝の TGV に乗り、ストラスブールへ!
車両は OUIGO というもので車内が水色と赤の可愛い配色で、ルンルン気分で乗り込みました。

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あっという間にストラスブールに着き、ワイナリーへ!(毎日飲んでいますね)

ここのワイナリーは昔ながらの酒樽と近代的なステンレス製の樽両方を使用し、それぞれの良さを引き出したワインを生産・販売しています。
特に併設されているレストランのロケーションは最高!全面ガラス張りで、周りの景色を楽しみながら食事をすることが出来ます。さらに食事はビュッフェスタイルで、連日飲み過ぎ・食べ過ぎで悲鳴を上げかけていた胃腸が、とても喜んでいました。

その後、ブドウ畑をセグウェイで散策しました。ランスで一度乗っていたので、もう運転には自信あり!笑
天気も良く広い敷地を悠々と回りました。途中、「幸福を運ぶ鳥」として知られるコウノトリが羽を休めているところにも遭遇し、可愛い木組みの家が並ぶ町並みを目で楽しみ、幸せな気分でセグウェイドライブを満喫しました。

ワイナリー【 MAISON CATTIN 】http://www.cattin.fr/la-maison/
仲良し夫婦が営んでいるワイナリー。とても親切でワインの味も料理の味も文句なし。全面ガラス張りの洗練された空間でのテイスティングランチは格別です。

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程よくカロリー消費し、次はコルマールへ向かいました。私が一番行きたかったこの街!
なぜかというと、この街はジブリ作品「ハウルの動く城」の舞台となった街と言われているからです。16~17世紀の木組みの家が続く街並みはメルヘン全開で、ジブリファンでなくとも心躍る場所だと思います。

またプティットベニスと呼ばれる一画は、その名の通り、ベニスを彷彿とさせるロマンティックな景色が広がります。ちょうど、この時期イースター前ということでカラフルに彩られたタマゴやうさぎが町中にあふれていて、まさに「インスタ映え」が似合うな、と思いました。

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その後、本日の宿泊地であるオベルネへ向かいました。
この街はワイン街道にある小さな街で、中世の雰囲気がよく残る街並みに、ルネッサンス様式のモニュメントが調和した美しい街です。

宿泊したホテルは【 A LA COUR d’Alsace 】(★★★★)でした。
http://www.cour-alsace.com/en/

街の中心のマルシェ広場から歩いて5分程のところにあり、アルザスの魅力をとことん感じられます。自分の部屋もとても素敵でしたが、そのほかの部屋やスパなども見せてもらうことになりました。

まずは、自慢の庭園から!これから夏にかけて新緑が青々と茂り、BBQを楽しんだりティータイムを楽しんだりする場としてぴったりな庭園でした。その後、ファミリールーム、スイートルームへ案内していただきました。

スイートルームには、部屋の中に階段があり、2階建ての部屋となっていてとても驚きました。家具やアメニティにもこだわっていて、いつかこんな所に泊まりたいな、と思いながら扉を閉めました。バーやレストランもいくつかあり、予算によって使い分けもできるようになっていました。

夕食はホテル内にあるレストランでいただきました。THE・アルザス料理、という感じで、ドイツ色が濃厚なものでした。ソーセージやシュークルート、デザートはクグロフ、というように、フランスにいながらもドイツの風を感じた夜でした。

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3/26(月) オベルネ → ストラスブール → パリ

ふたたびストラスブールへ行き、イル川のクルーズに乗りました。日本語対応のイヤフォンガイドがあるので、英語やフランス語に自信がない方でも安心です。

この日はあまり天気が良くなく、少しかすんだ世界でしたが、歴史を感じながら回ることが出来ました。その後、かつて慈善療養院だったというワイナリーに行きました。人々の治療として、ワインは渇き・痛み・苦しみを癒すものとして用いられていました。1716年に大火災に見舞われましたが、酒蔵の基礎部分は驚くことに残っており、今現在も保存されているのです。

ワイン尽くしのツアーはここで幕を閉じました。

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3/27(火)・3/28(水)

「ランデブー・フランス」と言われる商談会がパリで行われました。世界各国から旅行会社が集い、フランスの手配会社やホテル、レストランなどと話し合う場です。お客様にまだ知らないフランスの魅力を提供できるよう、皆一生懸命取り組んでいました。

商談会でいただいたクーポンでラデュレのマカロンを購入し、帰国の途へ。

                  * * * * *

とにかく美味しいシャンパンとワイン、食事を堪能した研修旅行でした。
フランスはとにかく各地方が独立した文化を持っており、どこに行っても同じものはありません。
特にアルザス地方は「可愛すぎる村」がたくさんあり、心ときめかせる景色が待っています。

各都市の観光はもちろんのこと、ワインや食に特化したツアーもぜひみなさまのご旅行に取り入れていただきたいと思います!

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