友人を訪ねてクロアチアへ行こう!世界遺産ドブロブニク8日間

期間:2018年2月10日~2018年2月17日
鮫島 綾子様

GON-001342

先日、クロアチアのドゥブロブニクに住む友人からメールが届きました。

彼女とは、私が今年2月にドゥブロブニクへ旅行した際に偶然出会ったのですが、今でもこうやって連絡が取れることをうれしく思います。パーパスジャパンの皆様に手配いただき、クロアチアに旅行したのは4ヶ月前になりますが、だいぶ前のことのようにも感じます。ですが、今回届いたメールを機に思い返してみると、本当に心に残る思い出深い旅でした。

クロアチアのドゥブロブニクは、スタジオジブリの映画『魔女の宅急便』のモデルになった場所だと言われているようで、アドリア海をバックにオレンジ色のレンガの街並みが映える旧市街は、1979年に世界遺産にも登録されています。

私が旅行した2月はシーズンオフで人も少なかったのですが、かえってそれが心地よく、このきれいな景色をゆっくりと楽しむことができました。

食事も新鮮なシーフードはもちろんのこと、種類豊富なチーズにハーブなど(オリーブの葉をハーブとしてお茶にして飲むことを、初めて知りました!)どれも本当においしくて、毎食を楽しみに過ごしました。

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中でも一番楽しかったのは、ドゥブロブニクの人達との交流でしょうか。
本文の冒頭に登場した彼女ももちろんのこと、今回私はエクセルホテルに泊まったのですが、スタッフの方が皆気さくであたたかく、たくさんおしゃべりをして過ごしました。

残念ながらこの写真には、お世話になった女性スタッフの方が写っていませんが、この3人が、貿易都市として栄えてきたドゥブロブニクの大理石の街並みは、かつては卵を接着剤としていたことを教えてくれ、「だからあの街並みは大きなオムレツみたいなものなんだよ!」とおちゃめに話してくれたことを覚えています。

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そんな美しいドゥブロブニクも、1991年から数年の間、旧ユーゴスラビアの内戦で街が大破した過去があるそうです。今の美しい景観や皆さんの幸せそうな笑顔からはそのことを容易には想像できませんが、スルジ山の山頂にあった戦争の資料館では、確かに、ドゥブロブニクが瓦礫の山と化している映像や写真が展示されていました。ついさっきまで楽しんでいた場所と同じ場所だとはとうてい思えず恐怖を感じましたが、何より、今回出会った現地の皆さんの世代を考えると、皆この戦争を経験しているだろうことに気付き、胸が締めつけられる思いでした。

ドゥブロブニクの皆さんは、戦争のことに触れる代わりに、たくさんのやさしさや楽しさをくれましたが、そういった皆さんの人柄は、きっと過去を乗り越えようとする勇気からくるものなんだと感じ、尊敬の念を抱かずにはいられませんでした。また私は、ドゥブロブニクの文化を糧にして前を向く皆さんの姿勢から、人の強さや文化の意義など大切なことを学び、自分の将来を考えるきっかけもいただきました。心からありがとうと思うのと同時に、これからもドゥブロブニクが守られ、多くの人に愛される地であることを願ってやみません。

最後になりましたが、この旅を叶えてくださったパーパスジャパンの皆様へ。
1週間という短い期間で、私の住む関西から、ドゥブロブニク、そして同じくクロアチアの首都ザグレブや、セルビアとの国境の街ブコバをまわるには、フライトスケジュールを綿密に組む必要がありました。そんな細かなことにも笑顔でご対応いただき、またたくさんご配慮いただきました。心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

ツアープランナーからのコメント

素敵な旅行記ありがとうございました。
旅を通じて感じることが出来る「一期一会」、本当に素敵なことをですね。実際にその地を訪れたからこそ味わうことが出来る旅の楽しみだと思います。

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