私は、60才からマラソンを始め、今はトライアスロンにも活動を広げています。
もともと海外旅行好きなので、街歩きを兼ねて海外の大会に参加するようになりました。
今回のハンブルグ・トライアスロン大会は、年間8回行われるトライアスロン世界選手権シリーズの第6戦に当たるメジャーな大会で、一般の部も合わせて行われます。是非この大会に参加して、北ドイツ周遊もできないだろうかと計画をしました。
ドイツは学生時代に訪れましたが、北ドイツは初めてです。ハンブルグの他、近くにメルヘン街道のブレーメン、東には首都ベルリンがあり、街歩きとしても魅力的いっぱいです。
このような極めて個人的な計画ですから、パーパスジャパンにお願いするしかありません。今回も私の願いを快く受け止めていただき、飛行機とホテルの手配、そして大会エントリー等を行ってくださいました。
いよいよハンブルグに着き、街に出てみました。
市庁舎を中心に立派な建物が並び、美しいアルスター湖が広がっています。こんなところでトライアスロンができると思うと、ワクワクした気持ちになりました。
まずは、大会本部に行き、ゼッケンを受け取りました。そして、自転車を組み立て、大会のコースを巡ってみました。美しいアルスター湖、赤れんが倉庫街など魅力的なところがたくさんありました。
いよいよ大会当日。
競技は、100人のグループが24もあり、第1グループは午前8時スタートで、私の属する20番グループは、11時20分のスタートでした。
桟橋のようなところから飛び降りてスタートしなければならず、不安でしたが、しばらく泳ぐと落ち着いてきて、それほど疲労もなく500mを泳ぎ切れました。
陸に上がると自転車に乗り換え、市街地へと進んで行きました。街の名所を巡る見どころいっぱいのコースを走り、再びトランジョンに戻って自転車を置き、3種目目のランに移りました。体力もかなり使っていましたが、美しいアルスター湖の周りを走るコースで、景色を眺めながら最後まで頑張り、無事ゴールできました。
コースと気候の良さに助けられ、記録の方も上々でした。
ゴールでは、キールに住んでおられる日本の方にお会いし、互いの健闘をたたえ、ドイツの見所などを聞かせてもらいました。
今回のもう一つの目的が街歩きです。
立派な街並みとアルスター湖が美しいハンブルグ。楽器帯で小さい頃から名前だけは知っているブレーメンでは、絵本で見ていた通りメルヘン的なたたずまいでした。
町の一角に音楽隊の像があり、観光客が次々に記念写真を撮っていました。
最後はベルリンです。
さすがに歴史の舞台にも登場してきた首都。歴史的建造物や政府機関の建物が並び、重厚で格調高い街並みでした。
有名なブランデンブルグ門は大変堂々としていて、そこから東に伸びるウンテルデンリンデン通りは、パリのシャンゼリゼ通りを思わせる立派な並木道でした。
また、ここを舞台とした小説「舞姫」を書いた森鴎外の記念館もありました。
今回、目標としていたトライアスロン大会参加と街歩きを叶えることができ、充実した気持ちで帰国の途につくことができました。今回もパーパスジャパンに大変お世話になりました。この場を借りてお礼申し上げたいと思います。