イギリスで過ごす夏休み ロンドン滞在8日間

期間:2018年8月15日~2018年8月22日
岩村様、まい様

GON-001383

毎年夏休み恒例の海外旅行に、今回は12歳(中一)の姪が加わりました!
姪にとっては初の海外旅行。私たちも責任重大と、姪にとって楽しみながら学びにつながるような計画を立てました。

1日目

ホテルから3分の自然史博物館へ。毎回来る度に長蛇の列で入場を断念していましたが、今回は早起きし、20分ほど並んだだけで入ることができました。3人とも自然史博物館が出てくる映画「パディントン」を見ていたので、入った瞬間から、映画でパディントンが滑り降りたあのディプロドクスの化石標本がある大きなエントランスホール、そしてあのダーウィンの像がある大きな階段だ~!!とワクワク!でも、ホールの骨格標本はディプロドクスじゃなくて天井から吊るされた巨大なクジラ~!!いつの間に変わっていたの!恐竜好きの夫には少し残念だったようですが、あまりの大きさに圧倒されつつ中へ。

博物館では人体についての特別展をやっており、英語での説明は分からないながらも、展示が充実していたので十分堪能できました。特に受精から出産、成長、老化と人間の一生についてとても楽しく展示解説してありました。英語の説明が少ししか理解できないのが残念!夫は始祖鳥の化石に興奮していました。私は不思議の国のアリスに出てくるドードーの剥製に感動!

エントランスホールのシロナガスクジラの骨格標本。後ろから見たところですが、まるで空を飛んでいるようです。
エントランスホールのシロナガスクジラの骨格標本。後ろから見たところですが、まるで空を飛んでいるようです。

ドードー。アリスに出てきました。
ドードー。アリスに出てきました。

姪の夏休みの宿題である、英単語の問題を3人で出し合いながら、隣のビクトリア&アルバートミュージアムへ移動。学生時代にもっと英語を真面目にやっておけばと後悔!

私の好きなウィリアム・モーリスの部屋でお茶とケーキを。姪にとって、初の海外の甘い甘い大きなケーキへのチャレンジでしたが、とてもおいしく頂きました。

この美術館では、夫オススメのラファエロの巨大なタペストリーとその下絵を堪能。静かな気持ちになったところで、プリンス・エドワード劇場に移動し、次の目的である、ミュージカル「アラジン」を鑑賞。こちらも英語は分かりませんが、ランプの魔神ジーニーのダンスと歌の素晴らしさに夢の世界に浸ることができました。

2日目

ちょうど姪が1学期に本初子午線を習ったとかで、グリニッジへ本物を見に行くことに!

地下鉄を2回乗り換えてグリニッジに。観光地であるロンドンの中心とは違って、とても静かで、ゆったりした感じ。初めに旧王立海軍学校へ行くと、たまたまペインテッド・ホールの天井画の修復中。足場を登り、天井画まで数十センチの距離に近づけるツアーをしていて、修復の現場を見ながら絵の解説を聞けることになりました。

絵のテーマは「平和と自由」だそうで、描かれたイギリスの王侯貴族とギリシャ神話の神々の解説を聞きました。ガイドさんは何も見ずに約1時間しゃべりっぱなし!解説はもちろん全て英語で難しかったのですが、ここでも何度も宿題の英単語が出てきたりして、絵の素晴らしさを堪能しつつ、宿題もやりつつ!天井画を手の届くところで見るというとても貴重な体験ができました。

その後、マリタイムミュージアムではターナーのトラファルガー海戦の絵を鑑賞。姪と夫が食い入るように柵から乗り出して長々と鑑賞したため、突然アラームが鳴り響くというハプニングも!もちろんそのまま何事もなかったように静かに出てきましたが・・・。それからいよいよグリニッジ天文台(現在は博物館)へ。

子午線は地面に線が引いてあるだけで、なんの実感もありませんでしたが、東半球と西半球に分かれて写真を撮ったりして楽しみました!

いつか姪と3人で一緒に赤道を越して、北半球から南半球に行けるといいな!

ちなみに後で調べたら、GPSで測定するようになった現在では、本初子午線はグリニッジ子午線から西に約103メートル離れた場所とされているそうです。

グリニッジ博物館
グリニッジ博物館

グリニッジ標準時を示す24時間時計
グリニッジ標準時を示す24時間時計

3日目

今日は少し遠出してロンドン北部に、18世紀半ばの伯爵家の館ケンウッドハウスとその絵画を見に行くことに。

やはりロンドンの中心を離れるとかなり静かになります。駅前も人通りが少なく、日本人向けの英会話学校の案内や英語以外の表記も多くなり、イギリスの多民族な感じがよく分かるようになります。ケンウッドハウスへは、駅からバスで移動。小高いハムステッドヒースの中にありました。

パステルカラーに素敵な装飾の壁や天井、家具に、ミュージカル美女と野獣のタンス夫人やベルの本棚などを思い起こし、姪も楽しんでいるようでした。絵画は、レンブラントやフェルメールの絵画が、部屋に飾ってあるかのように自然にかけてあり、人も少ないため独り占めで堪能!かなり満足でした。

ここでも学芸員の人に話しかけると、素晴らしく細かい説明をしてもらえる・・・しかも何も見ずに!

ケンウッドハウス
ケンウッドハウス

フェルメールの「ギターを弾く女」
フェルメールの「ギターを弾く女」

パステルカラーの天井
パステルカラーの天井

夜はクィーンズ劇場に移動し、レ・ミゼラブル鑑賞。こちらも素晴らしい歌とお芝居に涙が出るほど感動。また3人で観たいな。次こそは英語の聞き取りを!

4日目

朝、バッキンガム宮殿とホースガーズを外から見学。ホースガーズで門を守る騎兵が乗っている馬は、女性の観光客には、撫でてほしそうに顔を向け、男性には知らんぷり!とてもかわいかったです。

その後はウェルカムコレクションを見学。こちらは医学や薬学の歴史に関する展示があり、小さいながらもとても興味深いミュージアム。虫歯を治療するドリルが、電動ドリル発明前はぜんまい式だったと知りびっくり!
ここのカフェではおいしいスープをゆっくりといただきました。

その後ウォレスコレクションに移動。アナと雪の女王に出てくるフラゴナールの「ブランコ」を鑑賞。ケンウッドハウスにある物よりも少し若い、レンブラントの自画像も見ることができました。

フラゴナールの「ブランコ」
フラゴナールの「ブランコ」

帰りはゆっくりと、リバティの素敵な外観を見ながら歩き、街中の看板を見て、英単語の問題を3人で出し合いながら帰りました。

いよいよ最終日

ウェストミンスター寺院を見学したかったのですが、1時間以上待つような長い列ができていて断念。外から写真だけ撮りました。ピーターパンに出てくるビッグベンを姪に見せるのも楽しみにしていましたが、ビッグベンは何と修復中!足場で全て覆われていました。これはこれで貴重かも。

ビッグベン。修復中です。
ビッグベン。修復中です。

その後テンプルにある、王立裁判所を見学。かなり厳重なセキュリティチェックを通り、たくさん並ぶ法廷をドアの隙間から覗きました。
今も実際に使われているものでありながら、裁判長の服やかつら、裁判官席の後ろに並ぶ数々の分厚い本などに歴史を感じました。エントランスホールは天井が高くて重厚で、映画の一場面に出てきそうです。

それからテンプル教会でマグナカルタ(世界史で習った!)の写しを見て、最後に姪のリクエストで再度大英博物館に。今回は時間に余裕があったので、エジプトのミイラ、南米の翡翠のマスクを堪能!

最後の最後、子ども連れでは無理かと思われた PUB に潜入!もちろん私達もノンアルコールでしたが、伝統のフィッシュ&チップスを堪能し、3人のイギリス旅行を締めくくることができました。

潜入したPUBでのフィッシュ&チップス。やっぱりこれは外せません!
潜入したPUBでのフィッシュ&チップス。やっぱりこれは外せません!

姪との3人旅行、無事に、とても楽しく過ごすことができました。
これから部活動や勉強ややりたいことがたくさん出てきて忙しくなると思いますが、また3人で一緒に旅行ができることを願っています!

今回サポートして下さったパーパスジャパンの西澤様。信頼しています。本当にいつもどうもありがとうございます。次回もどうぞよろしくお願い致します。

ツアープランナーからのコメント

今年も当社をご利用いただき、誠にありがとうございました。姪御様とのご旅行はお楽しみいただけたとのこと、とても嬉しく思います。ただの観光旅行ではなく、学習もできる充実した内容ですね!姪御様にとっても、ものすご~く貴重な体験だったことと思います。これを機に、さらに海外に興味を持っていただけたら嬉しいですね。

ページのトップへ