【研修レポート】 フランス・ブルターニュ

期間:2018年6月17日~2018年6月24日
パーパスジャパン:藤原

GON-001401

今回はフランス観光開発機構主催のフランス・ブルターニュ地方の研修へ参加してまいりました。
ブルターニュ地方はフランスの北東部にある地域でそば粉のガレットやシードルが主に有名です。

航空機はもちろんパリまで直行便のエールフランス航空。夜出発で離陸後、2時間後ぐらいに食事の提供がありますので離陸前の夕食は控えておいたほうがよいです。

パリ到着後はTGVにて約2時間30分のレンヌへ。

レンヌ駅は大きく改装中でしたがとても美しく完成が楽しみになりました。レンヌは学生の街ですのでとても静かな雰囲気でしたが広場や会議場へ出るとにぎやかで人も多くいました。

城壁、大聖堂も素晴らしくまた木組みの家も16世紀から18世紀のものと世紀後ごとに見学ができ大変興味深かったです。屋内マルシェがあり、土曜日の朝にオープンしているとのことです。

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レンヌの後はジョスランへ。

ブルターニュ屈指の美しい城を見学しました。代々の城主であるロアン家が現在も所有しており、1階部分は開放し、2階、3階は現在も住まいとして使用しています。場内は写真禁止です。

また城の反対側の川沿いもきれいでのんびり散策したいと思いました。

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ジョスランを後にしヴァンヌへ向かいます。

ヴァンヌはまず外堀に咲き誇る庭園が目に飛び込んできました。その後、サンピエール大聖堂やヴァンヌの家、ユニークな彫刻、「ヴァンヌと妻」を回り一通りの観光は終了です。

ヴァンヌは退職した方が多い町とのことですが観光地としても進んでおり、買い物ができる場所も多く、もう少し時間があれば多くのヨットを前にテラスで食事もしてみたかったです。

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ヴァンヌ後は本日の宿、キュベロンにある、ソフィテルへ向かいました。こちらのホテルは海の真ん前にあり、景色も素晴らしいです。ブルターニュ生まれ、タラソセラピーのセンターも併設されており、タラソセラピー施術者専用の全室オーシャンビューの客室もあります。ホテル横の道を散歩するだけでも海が美しく、広大でとても気持ちよく、リラックスができる環境でタラソセラピーをするのにはぴったりな場所だと思いました。

ただ行きにくく日本人にあまり知られていないので日本語表記もゼロ。ここでセラピーを受けるには英語が必須になると思われます。シーフードはもちろんのこと朝食のガレットもとてもおいしかったです。

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2日目

本日は巨石が立ち並ぶカルナックへ。

到着すると広い野原に多くの石がささっており、圧巻でした。実は確かなことははっきり分かっておらず、ガイドさんの信じている説によって解説が変わるとのこと。それでも何千個とある巨石が4km近くも列になって広がっており神秘的でストーンヘンジを思い出しました。しかしストーンヘンジよりもはるかに古い遺跡とのこと。

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その後、不思議な気持ちでモルビアン湾のクルーズへ。英語のオーディオがないため、説明はないですが小さな島を眺めながらのクルーズは気持ちよかったです。

途中の島にてシーフードプレートを堪能しました。小さな貝や、カニ、エビ、牡蠣があり、とてもボリュームが多く、食べるのが大変でした。レッドビネガーとエシャロットソースでいただいた生ガキは食わず嫌いの私でも美味しくいただくことができました。

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港に着いた後は画家ゴーギャンが住み有名になったポンタヴェンへ。

最近オープンしたポンタヴェン美術館はまだ新しい匂いがしており内装もおしゃれで絵画も素晴らしくぜひ訪れていただきたいスポットです。街並みが本当に可愛く、絵のような写真が多く撮れました。散策していると実際にゴーギャンが描いた場所があり、同じ構図で絵を描くことが可能です。ポンタヴェンでスケッチツアーもよいかもしれませんね。

お土産屋さんも多く、ポンタヴェンにしかないガレット屋さんやクイニーアマンのお店もあり散策時間があっという間に過ぎた町でした。どこを撮っても絵のようでシャッターが止まりません。

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名残惜しくポンタヴェンを後にし、コンカルノーへ。

港の真ん中にあるヴィラクローズの横にある駐車場へ降り立ち橋を渡り、門をくぐり城壁内へ。城壁を歩きながら港を眺め気持ちがいい中歩きました。町は大きく、栄えているのですが観光ですと城壁内の中で十分です。目抜き通りは往復20分もかからない大きさですが通りにあるお店がかわいく、お土産を買うにはもってこいの場所です。歩き疲れてもカフェやレストランもあり街歩きにはありがたい。

イワシ漁が盛んで缶詰め工場が多くあったため、缶詰専門店もあり、これまたパッケージも可愛く時間があっというまに時が過ぎました。缶詰めのショーウィンドウも可愛く、撮り方によってはインスタ映えすること間違いなし!!尚、ヴィラクローズの前の通りを挟んで新市街があります。

コンカルノーを後にし、本日の宿カンペールへ向かいます。

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3日目

朝からカンペール観光へ。

オデ川沿いの通りが可愛く、川には花に彩られた橋が多く架かっており、昔はそれぞれの別荘につながっている橋だったとのこと。サン・コランタン大聖堂は外観も内観も美しくどこにいても大聖堂が見えるのでカンペールのシンボルだと言われているのがよくわかりました。大聖堂の前にはカンペール焼きのお店もあります。

美しい庭園やクレープ屋さんの激戦区クレープ広場等、屋内レアルなど見どころがたくさんありました。屋内レアルには色とりどりの野菜や新鮮な魚介、ガレットも焼いており見に行くだけでも価値があります。

カンペール焼きの工場もありますが、事前予約が必要でなおかつ団体のみとのこと。カンペールは道が四方八方に広がっているので迷うかもしれませんがそれも旅の醍醐味なのでよいと思います。町も大きいので旅の拠点にするならカンペールがよいかもしれません。

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その後は、ロクロナンヘ。

カンペールとは打って変わって小さい美しい町でした。サン・ロナン教会と家々が見どころです。小さい街なので短時間で訪れるにはよい町でした。その他に有名なクイニーアマンのお店やブルターニュで有名なビールも購入することが可能です。

フランスといえばワインですがブルターニュはシードルとビールの方が有名でビールに関してはここのお店に200以上の種類が販売されていました。多すぎて選びようがないので店員さんに一通り説明してもらった後はビールのラベルを見て決めました。

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ロクロナンを後にし、サンマテュー岬へ。

海辺の教会と灯台、そして廃墟の修道院が何とも言えない雰囲気を漂わせており、たまたま出ていた霧がその風景をよりミステリアスにしてくれていました。廃墟になった修道院には隙間から霧が流れ、風も通り抜け、霧の中を進んでいくと別の世界に連れていかれそうな気持ちになりました。

この状況を皆さんにお見せしたいのですが写真に撮ってもあまりうまく写せず残念です。霧がない時は灯台からとても美しい景色を眺めることができるそうです。近くにはビーチもあり、岬前には4つ星ホテルもあるのでゆっくりとspaをしながらバカンスを過ごすのもよいと思います。

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サンマテュー岬の後はTGVの終着駅ブレストへ向かいました。

ブレストは軍港で日本の横須賀市と姉妹都市のようです。今まで小さな町が続いていたのでブレストはより大きく感じました。港の街でどこを歩くにも気持ちがよく、道路は広くトラムも通っているためとても観光がしやすく、開放感がある街でした。

またペンフェルド川を通勤用に作られたロープウェイが運航しており、橋を使わなくても対岸に簡単に行くことが出来ます。おしゃれな洋服のお店や美味しそうなクレープのお店などショッピングや食べ歩きにもよい街です。カンペールより大きくよりモダンな感じがしました。

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ブレストにて軍港の存在を感じた後は本日のホテルがあるぺロスグイレックへ向かいました。

本日のホテルは…レストランからの眺めが素晴らしい!!!

部屋からもレストランからも素晴らしい眺めを見ることができ、日常を忘れてしまいそうでした。スパ施設も整っており、時間があれば連泊したいロケーションです。住宅地の中にあるので隠れた5つ星と言えるでしょう。

4日目

ホテルから車で約25分のプルマナックへ。宿泊していたペロスギレックから海外線沿いトレッキングができるようです。

プルマナックは「バラ色の花崗岩海岸」で有名ですが「フランス人が選ぶ好きな村2015」で1位にも選ばれており、フランス各地からの観光客も多く訪れます。有名な灯台の周りには大きな岩がたくさんあり、絶妙なバランスを保っている岩々が多くみられます。

バラ色と言われているだけあり、岩は赤みを帯びておりピンクっぽいですが夕日の際に訪れると岩や海がきれいな色に染まってより赤くなります。その素敵な風景の写真は時間的に撮れませんでしたが調べてみると大変美しかったです。地元の人々は小さい頃、この岩を登ったりしながら遊んでいたとのこと。

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プルマナックを後にし、次はトレギエに向かいます。

トレギエは小さな田舎町で二つの川に挟まれており、交易の中心地として栄えた町です。この町にも木組みの家が多くあり、ほとんどが15世紀から17世紀にかけて建設されたものです。

この町で最も目を引くものがゴシックスタイルの美しい大聖堂で中には聖人イブの頭蓋骨が祀られており、誰でも見ることが可能です。また中に祀られているイエスキリストは今まで見た中で最も大きく迫力がありました。あの像を下から見上げた光景が今でも頭から離れません!!!

また鐘楼が印象的で昔、雷でなくなってしまった鐘楼を再建するための資金集めの方法がなんと賭け事とのこと。その為、鐘楼にはハートやダイヤなどのマークが施されています。もし訪れられた際は注目してみてください。大聖堂に隣接されている回廊も素敵で静かな雰囲気があり、おすすめです。

港に近いということもあり町には貝で丁寧に作られたアクセサリーがあり、デザインもなかなか可愛く、お土産に良いと思いました。

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その後は車を走らせ、「ロッシュ・ジャギュ城」へ。

歴史的建造物に指定されているこの城は高台に建っており、下に広がる川から攻めてくる敵をしっかり見ることができるとのこと。この為、居住と防衛2つの機能を持っていました。庭園には昔の栽培方法を忠実に再現しており、ハーブ園もあります。

その後、お城を後にし、本日の宿泊地サンマロへ向かいました。

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サンマロは想像よりも大きく、人も多く観光地といった感じでとてもにぎわっていました。サンマロで久しぶりに日本人を見かけました。尚、サンマロの旧市街地の地面にはメダルがはめ込まれており、それを追っていくと観光ルートになっているそうです。

サンマロはなんと言ってもビーチの他に城壁から見た夕焼けが美しくサンマロは宿泊する価値があると感じました。ここにもタラソセラピーができる高級ホテルがあり、日本人もいらっしゃるので試してみたい方はサンマロがおすすめです。

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5日目

爽やかな朝のサンマロを後にし、「Ville Bague」という邸宅へ。こちらは博物館にもしているが実際に所有者が生活もしており、家主が歴史を話しながら邸宅を案内してくれます。

邸宅を後にし、カンカルにある、牡蠣養殖場へ。ここでは養殖の様子はもちろんのこと、とれたての生牡蠣の試食も可能です。昔、フランスの牡蠣に病気がはやり、全滅寸前に陥ってしまった際、救世主として現れたのが日本の牡蠣なんです!!よってカンカルでは日本からきた牡蠣とカンカルにずっとある牡蠣の2種類が楽しめます。

養殖場で牡蠣を楽しんだ後はカンカルの町へ向かいます。海沿いにある通りはお土産屋やレストランが並び、牡蠣の屋台もありました。また海には牡蠣が養殖されているところが潮の関係で顔をのぞかせていました。

カンカルでは表参道などにも支店がある、「BREIZH Café CRÊPERIE」にてブルターニュで有名なガレットをいただきました。海沿いにあり、気持ちよく、ガレットを作っている様子も見ることができるのでとてもおすすめです。

カンカルを後にし、ディナンへ向かいます。

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ディナンは意外に大きく、徒歩だともう少し時間がいる町でした。大聖堂に公園。公園からの眺めも気持ちよかったです。坂が多い街なので少し疲れますが街並みは美しく、お店もレストランも豊富にありました。

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6日目

サンマロのホテルで美しい海を見ながら朝食をとり、後ろ髪をひかれながらサンマロを後にし、モンサンミッシェルへ向かいます。

サンマロから車で約50分でモンサンミッシェルの駐車場に到着。ここからシャトルバスに乗って橋へ向かいます。駐車場からも徒歩40分ぐらいでモンサンミッシェルへたどり着けるようです。橋を渡るにつれどんどん大きくなっていくモンサンミッシェルはとても美しく、壮大でした。こんなにも観光客が訪れるわけがよくわかります。

到着時は潮が引いていたので修道院の周りを歩いてるグループが多くいました。まずは修道院に入るために階段をひたすら登ります。階段を登り切り、西のテラスから遠くにが見える景色は本当に素晴らしかったです。

その後、内部の様々な部屋などを見学し、ショップへ。そこには記念コインももちろんありましたが記念紙幣があり、思わず購入してしまいました。

修道院見学後はふわふわのオムレツを食べにレストランへ。お店ではオムレツや生地を作る様子を見ることができ、どれだけ多くのバターが使用されているかが分かります。

モンサンミッシェルから帰る際もまだ潮は引いていたので次回はぜひ潮が満ちている様子も見たいと思いました。写真を何枚撮っても撮り足りません!!

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美しいモンサンミッシェルを後ろに残し、車、列車にてシャルルドゴール空港に戻り、日本へと帰国しました。

今回の旅では日本人観光客はレンヌで2名見かけたのみでサンマロとモンサンミッシェル以外見かけませんでした。食事も景観も素晴らしいフランス・ブルターニュ地方。ぜひ訪れてみてください。

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