本旅行記では、旅行の大きな目的の1つである水中レストラン「アンダー」について綴らさせていただきます。私たちの旅行計画期間に運良く空きがあり、目的地の1つに加えていただきました。

アンダーはリンデスネスにあります。

リンデスネスは、ノルウェー南部に位置する海に面した街で、気候が非常に変わりやすいそうですが、私たちの滞在中は素晴らしい気候でした。

ベルゲンからの移動でしたので、ベルゲン空港からクリスチャンサン空港、そこから1時間半程の車移動で訪れました。夕食後の移動は、時間的に厳しいと判断し、アンダーのすぐ近くにあるホテルに一泊する計画としました。

2019年3月にオープンしたアンダーは、オスロのオペラハウスの設計を手掛けたスノヘッタによるもので、海中に突き刺さる潜望鏡のようなフォルムが特徴です。

まず、エントランスでコートを預け、階段を下ります。階段は、美術館程度の明るさで、海中に向かっていくに連れて徐々に明るくなります。中間階のホワイエに促され、スパークリングワインを一杯いただきました。先にいらっしゃっていたお客さんが、ホワイエから順番にさらに海底の客席に促されていたので、時間を調整する空間のようです。私たちの番となり、いよいよ席に向かいます。

席は海底5.5Mの位置にあり、幅11M、高さ3.4Mの窓が海を絵画のように切り取ります。促された席が窓に近い位置でラッキーでした。自然の海ですので、四季、時間、天候、生物の変化で景色の移ろいを楽しむことができます。私たちは、18時から22時の滞在でしたので、時間と生物の変化を十分に楽しむことができました。

空間もさることながら、料理も大変素晴らしいものでした。料理を運んでいたたくごとに、お店の方々が丁寧に料理内容を説明してくださいました。私たちは、英語が得意ではないのですが、それを察してくださり、丁寧にゆっくり説明してくださいました。

海をモチーフとした料理は、視覚的にも楽しく、どれも経験したことのない味でした。料理に合うように選ばれた様々なジュースを注いでくださいます。飲み物は、ワインかジュースを選べます。

21時半頃に食事を終えると、時間の許す限り滞在してよいと言われましたので、お言葉に甘えて、30分程のんびりさせていただき、帰路へと着きました。

今回の旅行は、ツアーはもちろんのこと、個人旅行でも実現できない内容だったと思います。限られた時間の中で、ご協力いただいたご担当の岩越様に、あらためてお礼申し上げます。おかげで、素晴らしい新婚旅行となりました。