10月8日~10月15日までの8日間、観光局主催のバルト三国研修旅行へ参加してまいりました。
今までのイメージを覆すような魅力的なポイントがいっぱい。そんな現地情報をご紹介致します。
期間:2019年10月8日~2019年10月15日
パーパスジャパン:木村
GON-001603
10月8日~10月15日までの8日間、観光局主催のバルト三国研修旅行へ参加してまいりました。
今までのイメージを覆すような魅力的なポイントがいっぱい。そんな現地情報をご紹介致します。
フィンランド航空にて、まずはヘルシンキへ向けて出発です。
航空会社のカウンターでチェックインを済ませて手荷物検査、出国審査を行います。
今年から成田空港でも顔認証による出入国手続きが行えるようになりました。
方法はパスポートを機械にかざして顔写真撮影をするだけです。
ただパスポートにスタンプが押されないので、記念にスタンプがほしい方は、
顔認証の後に係員に言えば押してくれます。
あとは、最初から有人のカウンターに並ぶようにしてください。
ヘルシンキ行きの飛行機は機内ガラガラでした。
人生初のエコノミーコンフォートに乗ったのですが、
エコノミーとの違いとして、まずはシートサイズの違いがあります。
エコノミーとビジネスの中間というだけあって、
到着時もビジネスよりは疲れたけど、エコノミーよりは疲れない感じです。
それ以外にはイヤホンがヘッドホンだったり、機内インターネットが1時間無料で使えたり、
機内で使えるアメニティグッズがもらえたりといろいろな付属サービスが付いてます。
エコノミーからのアップグレードもそこまで高額ではないのでご興味のある方は是非!
ヘルシンキ空港には、さすがムーミン発祥の地です。空港内にムーミンショップがあります。
好きな人にはたまらないですね!
ヘルシンキからリトアニアのヴィリニュスへ向かう飛行機は建物から少し離れていたため、
シャトルバスを使っての移動でした。
シャトルバスに乗るときにはじめてヘルシンキの空気を吸ったのですが、
少し雨が降っていたこともあり、東京よりはるかに寒かったです。
ヴィリニュス到着後、ホテルへ向かいました。
宿泊ホテルは、ラディソン・ブル・リエトヴァという4つ星ホテルです。
昨晩は到着が遅かったので気づきませんでしたが、お部屋が15階と高層階だったのでヴィリニュスの街並みが見渡せました。
右下に見える施設はショッピングモールで、食品や洋服など様々なものが売っています。
ホテルの朝食は、バルト海に面するリトアニアっぽく魚料理も出てました。
少し塩気が強かったですが美味でした。
午前中は自由行動でしたので、ヴィリニュス市内の散策に出かけました。
日本よりも緯度が高いので、かなり冷え込むことを予想して着込んでいったのですが、
想像していたよりも暖かく驚きました。しかしこれはあとからガイドに聞いた話、30年ぶりの気温だったそうです。
泊まっていたホテルは少し旧市街から離れているので、歩いていけるか最初不安だったのですが、
歩いてみると15分くらいで到着したので、全く不自由ありませんでした。
街はちょうど黄葉の時期で、天気も良く良い写真がたくさん撮れました!
午後は参加者全員でガイド付きのヴィリニュス市内観光を行いました。
初めに、ホテル近くにある杉原千畝記念碑にて写真ストップ。杉原千畝さんというと
カウナスにある杉原記念館が有名ですが、ここヴィリニュスにも杉原さんの記念碑があります。
ヴィリニュスの通りの名の一つが「スギハラ通り」と名付けられているほどなので、
リトアニアで一番有名な日本人ではないでしょうか。
次に向かったのが、聖ペテロ&パウロ大聖堂。
中は2,000以上の彫刻で埋め尽くされており壮観です。
ヴィリニュスには教会が多いことでも有名ですが、ここはまさに別格。
ヴィリニュスに来たら必見ポイントでしょう。
その後、3つの十字架の丘に登り、そこから旧市街のパノラマを一望することができます。
ここは駐車場から15分ほど登る形になります。
すぐに息があがってしまい、日ごろの運動不足を痛感しました。
ただ、この日も天気が良く、丘からの景色は素晴らしいものでした。黄葉と一緒になって良い感じです。
その後、大聖堂、大統領官邸を観光し、ヴィリニュス大学へ。
ヴィリニュス大学は12もの中庭がありとても広大です。
天井と壁面いっぱいに描かれたフレスコ画は有名で、見ごたえがあります。
また、ヴィリニュス大学のもう一つの見どころとして聖ヨハネ教会があります。
ここも聖ペテロ&パウロ大聖堂と同じように装飾が細かく施されていて、
ヴィリニュス大学の卒業式にも使われます。
大学内にいることをふと忘れてしまいそうになります。
最後に琥珀博物館を訪れ、ツアー終了となりました。
リトアニアは琥珀産業が盛んで、ヴィリニュス市内でも琥珀関連のお土産がたくさん売られています。
この日は終日商談会です。現地手配会社と有意義な話し合いができました。
新しいアイデアも入手することができたので、これからも皆様により良いご旅行が手配できるよう頑張ります。
夜は商談会後のパーティーにご招待いただき、楽しい夜になりました。
4日目は3泊したヴィリニュスを出発して、郊外にあるトラカイとカウナスを訪れました。
トラカイは少数民族「カライメ」の故郷としても知られ、通りに面して3つの窓が並ぶ伝統住居があります。
そして、ここの見どころは何と言ってもトラカイ城でしょう。
以前も行ったことがあるのですが、その時は曇っており今回は天気に恵まれ綺麗な写真が撮れました。行く場所や内容にもよりますが、天気も旅行では非常に大きな要素だと改めて感じました。
トラカイ城を見学した後、カウナスへ向かいました。
トラカイからカウナスまでは車で大体1時間ほどのところにあり、ヴィリニュスから日帰りで訪れることもできます。
カウナスに到着してまずは昼食を取りました。
その後、レストラン近くにあるメトロポリスホテルを見学に。
高級ホテルではないのですが、杉原千畝が列車でリトアニアを避難する直前まで滞在していたホテルがここになります。
ホテルに移った後も、ひたすら「命のビザ」を書き続けたとして、ホテルの外壁にもその功績をたたえるプレートがあります。
その後はカウナスの市内を視察しました。旧市庁舎や大聖堂、市庁舎広場などを見て回りましたが、
この日は日曜日なので聖堂では礼拝が行われていました。
杉原千畝記念館で有名なカウナスですが、街自体もヴィリニュスと違いこじんまりとしていて、
ゆったりした時間を過ごせる場所だと思いました。
カウナスの市内を回った後は、日本人なら多くの人が訪れるという「杉原千畝記念館」へ。
日本のシンドラーと呼ばれ、ビザを発行して6,000人以上のユダヤ人を救ったと言われる杉原千畝は、リトアニアでも知らない人はいないほど有名な方です。
館内には、当時使われていたデスクやペンの再現や、リトアニアでの家族との暮らしの様子、
杉原千畝によって助かった人たちのエピソードなど日本語で解説が書いてあります。
2016年には唐沢寿明さんと小雪さんの映画でも注目を浴びましたよね。
館内に撮影で来られたときのお写真が飾ってありました。
その後、カウナスの駅を視察に行きました。
バルト三国はバス移動というイメージが強かったのですが、列車も立派な足として使えそうでした。
現地の人曰く、列車はバスよりも安いので、学生などが主に使うということでした。
駅もきれいで荷物預けのロッカーもしっかり完備されていました。
夕食は、カウナス市内にあるレストラン「Piano」にて。
おしゃれなイタリアンレストランで、雰囲気も味も最高でした。
この日の宿泊ホテルはベスト・ウェスタン・サンタコス。
4つ星クラスのホテルで快適な滞在でした。
通常、リガとヴィリニュスの移動途中で立ち寄ることが多いカウナスですが、
宿泊しても新鮮でよいなと感じました。バスタブもついていて疲れが取れました。
この日から、ラトビアへ行くグループと、エストニアへ行くグループに分かれて行動します。
私はラトビア班でしたので、エストニア班を見送って一路北へ。
途中リトアニアとラトビアの国境で写真ストップ。どちらもシェンゲン協定国なので、出入国審査などは一切ありません。
その後、昼食も兼ねてリガへの道中にあるMazmezotne Manorという邸宅ホテルへ。
周辺には何もないので移動には専用車などの事前手配が必要になりますが、
空気が澄んで自然が多く、ゆったり過ごすにはとても良い場所でした。
現地では結婚式でも使われることがあるそうで、ナチュラルテイストでよい雰囲気が出そうです。
食事もコース料理でとてもおいしかったです。
昼食後、ラトビアのヴェルサイユ宮殿と呼ばれる「ルンダーレ宮殿」へ。
バロック様式の豪華絢爛な宮殿と、とても美しい庭園があることからそう呼ばれています。
この日は宮殿内で地元の子供たちによる発表会が行われていました。
こんなところでできるなんて華やかですね。
朝、リガの郊外にある野外民俗博物館へ。リガ旧市街からは車で大体15~30分程度。
ここでは地域によって違う民族ごとの家屋などを昔のまま保存された状態で見学することができます。
また、6月の第1土曜、日曜に開催される「森の民芸市」ではラトビア中から集まった職人たちが
一堂に会し、その地域で作られた工芸品の販売を行っています。
日本の旅行者にもとても人気があるイベントです。
その後、リガモーターミュージアムへ。
自動車博物館といえばドイツやイギリスが有名ですが、ここリガにも立派な博物館があります。
2016年にフルリノベーションをしているので館内はとてもきれいで施設も最新のものを取り入れています。
実際に触れてエンジンのしくみが学習できたり、自分の姿がスクリーンに映し出される
仕掛けがあったりと、大人も子供も楽しめるような場所になっていました。
歴代の車(中には世界にここしかないようなレアものもありました。)の中で
ドイツやイギリスと違い、ここの博物館には旧ソ連時代の車も展示されていて、
実際にスターリンが乗っていたモデルも展示されていたりと、
当時を思わせる車種もいくつかありました。
旅の締めくくりは、リガの旧市街観光。
世界遺産にも登録されている旧市街は、中世の雰囲気がそのまま残る美しい都市です。
この日もそうですが、今回は旅行中天気に恵まれたのでとても充実した研修となりました。
あっという間の8日間でしたが、とても内容の濃い研修となりました。
10月は少し肌寒いですが紅葉・黄葉がきれいな季節でもあるのでお勧めです。
また、人々も日本人とどこか感覚が似ていておとなしい人が多いので、
旅慣れていなくても楽しめる国でもあります。
観光客も増えてますます注目の国、バルト三国です。