【研修レポート】カタール(後編)
期間:2021年11月13日~2021年11月18日
パーパスジャパン:川上
はじめに。
コロナ禍ではありますが、カタール政府、DISCOVER QATAR、QATAR HOLIDAYS、カタール航空様の招待により、カタール初開催の『Qatar Travel Mart』に出席、ドーハを中心とした観光スポットに行ってきました。
渡航準備から出国 → 現地入国 → 現地滞在中の日本帰国準備 → 現地出国 → 日本入国についてのレポートは、「【研修レポート】カタール(前編:出国準備と帰国準備)2021年11月13日~2021年11月18日」をご参照ください。
こちらの後編では、カタール初開催の『Qatar Travel Mart』に出席、ドーハを中心とした観光スポットをレポートいたします。
【 注 意 】このレポートの内容は2021年11月13日~2021年11月18日での状況であり、現在は状況が異なる場合があります。最新の渡航や現地に関する情報は、外務省 海外安全ホームページ や、各国大使館公式サイトなどで必ずご確認ください。
11月13日(土)
成田国際空港・第2ターミナルJカウンターにて21時55分発 QR807便にチェックイン。
※チェックイン時必要な書類については「前編」の説明を参照ください。
今回は、カタール航空様のご配慮によりMega FAM Trip参加者全員、世界No.1の栄冠に輝いた新ビジネスクラス『Qsuite』の体験ができることになりました!
ビジネスクラスのお客様は優先セキュリティーチェックレーンFAST TRACKを利用できます。
ビジネスクラスラウンジはJALさくらラウンジを利用、コロナ禍ということで19時30分にはCLOSE。空港内のDuty Free、他ショップの殆どは閉店しており成田空港の厳しい実情を見ることとなりました(汗)。ラウンジCLOSE後はただただゲート前で待つだけでした。
20時55分、予定通りボーディング開始。
成田←→ドーハ線の機材はBoeing777-300ER(Qsuite 42席、エコノミークラス 312席 計354席)
☆Qsuite(新ビジネスクラス) 42席☆
Qsuiteは 1 - 2 – 1 の座席配列。
E、Fのシートは進行方向とは反対向きではありますが、座席間のパーテーションを収納するとカップルシート、就寝時はダブルベッドにすることができます。カップルでのご旅行には快適なQsuiteウリのシートです!
全席フルフラットシート、通路側には扉があり、扉を閉めると個室のような空間を楽しめます!
E、F座席(パーテーションあり)
A、K座席
E、F座席(パーテーションなし。上から下に押込むだけ!)
D、G座席
☆エコノミークラス 312席☆
エコノミークラスは 3 – 4 – 3 の座席配列。
シートピッチは通常サイズ。今回のフライトは約120名ほどの搭乗客のため、どのお客様もかなりのスペースを専有できていました。
ミールサービスはこの様にトレーでのサービス
21時55分、ほぼ定刻での出発。13時間5分の旅のはじまりです!
下記は、ビジネスクラスのアメニティー一例です。
コロナ対策の消毒液(ジェル)、マスク、手袋などが Protective Kitの中に入っていました
パジャマ、小さな枕もビジネクラスのアメニティー。(持ち帰り自由)
シートベルトサインがOFFになるとすぐにミールサービスがはじまり、その後は就寝時間。
Qsuiteのディナーは、コロナ禍ということでトレーでのサービスになっていました。
メイン:牛肉のすき焼き風、ワサビ照り焼きソース
軽食:海老天そば
デザート:抹茶のベイクドチーズケーキ
夕食後はナイトランのため機内照明は暗くなり就寝時間。
11月14日(日)
4時 定刻より1時間早くドーハ・ハマド国際空港到着。
☆ドーハ・ハマド国際空港は世界の美しい空港No.1に選ばれた空港(因みに2位は羽田国際空港)。
検疫、入国審査、荷物をピックアップして到着ホールへ。
到着ホール
バス乗り場
椰子の木が印象的でした
天井が高く開放感のある空港内はサインもわかり易く、世界No.1になったことが十分納得できるほどの美しさを保っていました。バス乗り場も到着ホールを出て目の前。移動もコンパクトにすませることができます。
外に出ると中東の独特な空気、匂いというか、、、がとても心地よく、思ったよりも涼しい(摂氏20℃)気候に驚かされました。
これより送迎者2台に分かれ滞在ホテル・THE WESTIN DOHAに向かいます。
車で約20分(約10km)でホテルに到着。空港からドーハ市内(ダウンタウン)までは高速を利用。
【 THE WESTIN DOHA 】
ドーハ中心部に位置し、空港やSouq Waqif、Msheireb Downtown Dohaなどの観光スポットの近くにある都会のオアシス的なホテル。ホテル総客室数は364室。
緑豊かな庭園、プール、プールサイドヴィラは、リラクゼーションを促進するために独自に設計されているそうです。ホテルには、受賞歴のあるタイ料理レストラン、モダンなステーキハウス、プールサイドバーなど、さまざまなジャンルでの飲食を楽しむこともできます。カンファレンスなどイベント施設も充実しておりドーハ最大のボールルームがホテル内にあります。
プールサイドバーではアルコール提供あり。価格は生ビール1杯約1,800円・・・イスラム教の国家では仕方ない。
プールにつながる中庭
プール
部屋は広く、マリオット系列・THE WESTINといった世界標準設備が整っておりとても快適!
コロナ対策アメニティーは、洗面台にあるチューブに入った消毒ジェルのみ。(ホテル内はレセプション、レストランなど各施設入口、エレベーター前には消毒ジェルが完備されています)
バスルーム~洗面台
消毒ジェル(2本)
ホテル休息後は、DISCOVER QATAR(以下DQ)事務所を訪れご挨拶。
今まで、カタール国として観光産業の充実、促進などには力を入れていなかったのですが、2022年FIFAワールドカップ、F1ドーハ大会、2021年FIFAアラプカップなど世界的なビッグイベントを招致したことでインバウンド、アウトバウンド共に力を入れはじめたとのこと。DQは十数名規模の組織でしたが、現在では数十倍にスタッフを増員して各種イベント、観光産業の発展に準備をすすめているとのこと。
国営・カタール航空、QATAR HOLIDAYS同系列組織のためDQ本社はダウンタウンでも一際目立つ立派な建物でした!!
DQ本社ビル外観
DQオフィス内
11月15日(月)
午前中は、パノラミック・ドーハ・シティ見学、カタール国立博物館見学へ!
いよいよ近代と歴史が交錯したSDG’S社会構想を掲げ開発の進む魅力的街、2021年FIFAアラブカップ、2022年FIFAワールドカップ・カタール大会を控えたカタールの観光スポットを巡ります。
市内・海岸線を走っていると奇抜なスタイルのスタジアム『ラス・アブ・アブード・スタジアム』が目の前に現れました。ガイドにフォトストップを依頼し撮影したのが以下写真。
【 スタジアム974 】・・・ 唯一の海沿いに建つスタジアム!
このスタジアムは貨物コンテナが主な資材として使われており、コンテナが組み合わされた見た目から「LEGOブロックで作られたスタジアム」とも呼ばれているそう。使われているコンテナの数はカタールの国際電話・国番号と同じ974個。それにちなみ『ラス・アブ・アブード・スタジアム』から『スタジアム974』に名称が変更されました!
スタジアム収容人数40,000人。ワールドカップ会場唯一海沿いに建設されたスタジアムで、大会後は解体され、建築資材は別の場所に運ばれ、別の建物の資材として再利用される正にSDG’S!!環境に優しいスタジアムです。2022 W杯決勝トーナメント(Round of 16)まで使用予定。
フォトストップを終え、海越しに近代都市を望める『ドーハ・スカイライン』へ。
【 ドーハ・スカイライン 】
Newドーハの眺望!
ダウ船に乗って夜景観賞も人気アクティビティ!
空と海と近代都市のコントラストの美しさに感動!!
右手に『イスラム博物館』を見ることもできます
【 カタール国立博物館 】
2019年3月28日オープン。首長王族サーニー家の旧宮殿があった場所に、フランス人建築家 ジャン・ヌーヴェルが「砂漠のバラ」をイメージし建設された新しい国立博物館です。
建物は全長350メートル。館内の外壁、内壁共にベージュの砂の色。全体に薄暗く、洞窟の中のような館内は外観同様全体的に傾斜しており11のギャラーリに分かれ8,000点の展示物が並んでいます。
4億年前の魚の化石に始まり、カタールの考古学的展示から、人々の日常や慣習、砂漠の暮らし、海の暮らし、そして現在までがテーマ別に展示されています。壁を使っての展示は現代的なプロジェクションが中心。映像作品としてもどれ見応えがありました。展示スペースとは別にカフェ、ショップなどもあります。
カタールの地図は、右手のひらを上に向け親指を少し内側に曲げた形と似ている!これでカタールを忘れることはないとガイド談(笑)
広大な敷地の中央には大きな砂地のパブリックスペースがあり、背景には高層ビルが並んでいても「砂漠のど真ん中にいる」と感じられる不思議なスケール感。
【 PARK HYATT DOHA視察 】
世界初の持続可能(SDG’S)なダウンタウン再生プロジェクトであるMsheirebダウンタウン・ドーハに位置する洗練された隠れ家的ホテル。総客室数187室。全室に床から天井までの窓、窓際のソファー、深いバスタブ、レインシャワー、ダブル洗面台付き大理石のバスルームが完備!
エントランス
ロビーまわり
エレベーターホール
21階 Soraレストラン
スタンダードルーム
バスルーム & トイレ
ホテル前を走るトラム
ロビーまわり
客室廊下
21階 Soraレストラン、テラスからの眺望
バスルーム & トイレ
昼食後、ドーハを南下・車で約1時間、デザート・サファリ、キャンプ視察へ。
途中、2つ目のサッカースタジアム横をバスで通過・・・
【 アル・ジャヌーブスタジアム 】・・・カタールを代表するアルワクラスポーツクラブの本拠地!
このスタジアムは、伝統的なドワーボートの帆をイメージして建てられました。
収容人数40,000人。2022 W杯決勝トーナメント(Round of 16)まで使用予定。
左手に広がる油田地帯を越えデザートサファリ玄関口に到着すると、TOYOTAランドクルーザー(4WD車)が隊列となって待っていました!この4WD車に乗り換え砂漠の中を走ります。
車は全てTOYOTAランドクルーザー。1台3人乗車(助手席1名、後部座席2名)
カタールの砂漠はペルシャ湾に流れ込む世界でも珍しい景色の見られる砂漠と言われています。このような光景は世界で2つの砂漠、『世界遺産・ナミブ砂漠(ナミビア共和国)』、と『カタールの砂漠』のみと言われています。
4WD車に乗り換え砂漠の中を疾走!!途中いくつものプライベートキャンプ場もありカターリー(カタール人)にもデザートサファリ&キャンプは人気なようです。
コンボイで広大な砂漠の中を移動
少し走ると海側にプライベートキャンプ場が現れました!
砂漠が海に流れ込む幻想的な景色(コントラスト)、小高い砂丘群が美しい
4WD車で約20分のドライブで砂漠のオアシスホテル『Reagency Sealine Camp』に到着。
【 REGENCY SEALINE CAMP視察 】
総客室数47のエレガントな内装、海の景色を望むスイートタイプの客室と、アラビア調なテントタイプの客室を備えた砂漠の中のオアシス!客室には、キングサイズまたはツインサイズベッド、エアコン、シャワー、トイレが完備されています。このまま時間を忘れのんびり滞在したくなるほどの究極のリゾート!!
広大なキャンプ内には‟コ”の字を書くように客室があり真ん中にはバー、海側にはヴィラ、スリーピングチェアがあり、イメージ的には東南アジアとアラブがミックスした様なビーチリゾート感があります。
客室はモダンなスイートタイプ、アラビック・テントタイプがありルーム代金もルームタイプ、ピーク、オフピークで異なります。
★スイートタイプ客室★
Regency Sealine Camp視察を終え、夕日の染まる砂漠を4WD車で一路ドーハへ。
FAMツアー参加者全員(Team JAPAN & KOREA)で記念撮影!!
【 アル・トゥママ・スタジアム 】・・・地元のプロサッカークラブの本拠地!
このスタジアムは、中東の男性と少年が着用するガフフィヤ(伝統的な手織りキャップ)をイメージし建てられました。スタジアムは40,000人収容。2022 W杯準々決勝まで利用予定。
11月16日(火)
ドーハの天気は毎日快晴!!
現在は秋~冬にあたる気候のため、気温も【最低20℃/最高32℃】と過ごしやすい。今日は朝からNewドーハ地区・ホテル視察。その後Qatar Travel Mart(旅行博)に参加、ここで日本帰国72時間前のPCR検査を受けます。その後「カタラ・カルチュラル・ビレッジ」で昼食&観光。夕食は5ツ星デラックスホテル『W Doha』にて視察後にいただきます!!いよいよ近代都市Newドーハに立ち入ります。
【 THE TORCH DOHA視察 】・・・ドバイ市内どこからも見えるシンボル的なホテル!
ハリファ国際スタジアム目の前に立地。その為国際サッカーマッチでは世界の代表チーム、ヨーロッパサッカー有名チームのベースキャンプにもなっています。当日は2022 W杯・アジア決勝トーナメント「韓国vsイラク」戦があったため、韓国代表チームがステイしていました。
THE TORCH DOHAは51階建て。163室の豪華な客室には、iPadベースの室内ソリューションが装備されており、照明とカーテンの操作、室内での食事の注文、テレビでのインターネットへのアクセスなどは全てiPadで操作できるようになっています。
The Torch Doha全景
ホテル直結ショッピングモール
吹き抜けで開放感のあるロビーまわり
高層階のプール
客室廊下
バスルーム(スタンダードルーム)
The Torch Dohaとハリファ国際スタジアム
吹き抜けで開放感のあるロビーまわり
高層階のプール
ティーガーデン
スタンダードルーム
iPad(すべての操作はこれで)
THE TORCH DOHA最上階のレストラン「Three Sixty(360)」。
90分で床が一周するリボルビングレストラン!
ここからはハリファ国際スタジアム、周辺スポーツ施設を見下ろすことができます。
★フライング・カーペット・レストラン★
ホテル1階(G-floor)にはホテル自慢の「フライング・カーペット・レストラン」があります!天井にはアラジンの空飛ぶカーペットが吊られています。
Newドバイに移動。
建設ラッシュの市内、近代的な高層ビル群に圧倒され車窓から目を離すことができません。
【 QTM – Qatar Travel Mart 】
カタールとして初開催の旅行博。サステナブル・ツーリズムをメインとし、様々なスポーツイベント招致に力を入れているカタール。観光産業の今後が楽しみなるイベントでした!
※会場内・特設PCRセンターでは、鼻咽頭拭い+唾液の検査でした。検査結果は24時間以内にメール、厚生労働省指定書式で入手可能(夜までにはスマートフォンアプリ『EHTERAZ』にUPされていました)。
今回大変お世話になったDISCOVER QATAR、QATAR HOLIDAYSの皆様!!
【 Katara Cultural Village(カタラ文化村)】
先ずはKatara Cultural Village内にあるお洒落なレストラン「BOHO Social レストラン」でランチをいただきます。
レストランからNewドーハの眺望
デトックスウォーター
メインはサーモンを!!
昼食の後はVillage内の散策です。
カタールの多様な文化のより広い側面を表している文化村。円形劇場、美術館&コンベンションセンター、飲食店、ショップ、ビーチなどがあり観光客、カターリーにも人気の観光スポットです。
【 シティ・センター・モール 】
次の視察まで時間があったのでシティー・センター・モールに立ち寄りました。ドーハ市内にはいくつもの大型ショッピングモールがありますが、Carrefourなど、地元の方も通うスーパーマーケットでの買い物、食事、お茶などには当モールが一般的に便利とのこと。
やはりお土産関係の購入は市内のスークがオススメです!!
【 W DOHA視察 】
Wドーハ(マリオット系列)は、総客室数289室、ホテルとは別にWのレジデンス153室を完備。受賞歴のある看板レストラン「Spice Market」、「Market」、「La Spiga」の3店では、多彩な食やエンターテイメントを楽しめます。「Sisley Paris Spa」も人気!!
スタイリッシュなホテルとは言われていますが、日本人には少し奇抜すぎる感が否めません・・・
11月17日(水)
カタール滞在最終日。今日は持続可能なダウンタウンプロジェクトによって街の景観が変わり、新たな魅力に満ちたカタールの文化を味わえる場所『ムシェイレブ・ダウンタウン』、ドーハ最大の規模を誇る伝統あるスーク・『スーク・ワキーフ』を訪れます。午後には2022年FIFAワールドカップ準決勝会場『ハリファ国際スタジアム』を視察します。
【 ムシェイレブ・ダウンタウン 】
芸術とサステナビリティをテーマとし隅々まで考え抜かれた設計で新市街として生まれかわった街には、高級ホテル、活気に満ちたレストランやショッピング街、街の中はトラムが走り、お洒落でありながらも歴史・文化を継承した落ち着きある雰囲気が形成されています。
街を歩くとクリアーガラスで覆われたいくつもの個室スペースのようなところがあります。そこには細長い電気スタンドのような形の物が置かれています。この個室スペースに入ると中はひんやりとした空気が流れ(外気温は30℃弱)冷房が効いているように感じます。この冷気は沿岸の海風を地下のパイプでムシェイレブまで運び、地下からこのスタンドのようなものを通し室内に自然風として出している、自然を上手に利用した天然クーラーなのです。カタラ文化村の道路面(地中)から出てくる冷気も同じ方法で出しているそうです。
ムシェイレブとスーク・ワキーフを結ぶ地下道
道端のお洒落な駐輪スペース
個室スペースの海風・天然クーラー
ムシェイレブ・ビジネス街
トラムの駅(約100mおきに駅があります)
風の流れをイメージしたルーフとマンダリン・オリエンタルホテル
ムシェイレブの街をスーク・ワキーフ方面に歩くといくつか美術館がありました。その中でも、ドーハの歴史とそのユニークな建築遺産を鑑賞できる『モハメド・ビン・ジャシム・ハウス』に立ち寄りました。
【 モハメッド・ビン・ジャシム・ハウス 】
現代カタール創設者の息子である、シェイク・モハメッド・ビン・ジャシム・アルタニによって建てられた遺産の家。ドーハのムシェイレブダウンタウンの基盤となっている過去、現在、そして持続可能な側面に取り組んでおり、ドーハの将来の発展基盤としてのムシェイレブの伝統的な価値観を示し、過去を思い出し、現在を紹介し、ムシェイレブの変容を時とともに紹介しています。 それが時間とともに進化し元住民がカタールの最初のホテル、最初の銀行、最初の薬局、最初のカフェの本拠地をムシェイレブにおいたことについて学ぶことができます。この美術館は、現代の洗練された生活の維持、地元の遺産と文化を保護する責任との間のバランスをとるというカタールの挑戦を示している博物館なのです。
【 Souq Wagif(スーク・ワキーフ)】
ドーハ最大のスーク『スーク・ワキーフ』。ここでは様々なアラブの雑貨、伝統的な衣装、アクセサリー、ペルシャ絨毯、ピスタチオなど「これぞ!」というアラビアンアイテムがずらりと並んでいました。
今回私は夜と午前スーク・ワキーフを訪れましたが、やはり賑わいを見せる時間帯は日が落ち涼しくなる夕刻から深夜まで。スーク内にはショップ以外にレストラン、カフェが多く、手頃な価格で美味しい食事を!と考えるのならこちらがオススメ!!試しにオープンエアのレストランでスパゲティ・ボロネーゼをオーダーしたが味は最高でした!!
治安も良いので安心して時間を過ごすことができるのもこのスークの特徴。イスラム国家のため、お酒を楽しむことはできませんが、お洒落なオープンエアのカフェで水たばこを楽しむのも異国情緒満喫には良いと思いました。
★午前10時過ぎのスーク・ワキーフ★
スークが大きすぎるので、広場反対側の一番奥まで下がらないとスーク全体写真を撮影するのは難しいです・・・。
カラフルな絨毯屋さん
カラフルな小物を扱う雑貨店
お土産屋さん
訪れたのが午前10時過ぎであったためスークはまだ静かでした。
ライトアップが美しいスーク入口
ショップもレストランもかなりの賑わい。
ピスタチオは量り売り100g~
レストランはどこもほぼ満席!
【 ハリファ国際スタジアム 】・・・カタール代表チーム本拠地!
1976年カタールで初のスタジアム。1992年、2006年のリノベーションを経て2017年FIFAワールドカップ開催のため改めてリノベーション。今まで25,000人収容のスタジアムを40,000人収容まで拡張。
ピッチまわりにはエアーダクトがありエアコンのかかる、カタールのスポーツの歴史を称える超近代的なスタジアムとなりました。ホスピタリティーエリア、VIPルームなども充実していました。
ハリファ国際スタジアム全景(THE TORCH DOHAからの全景)
ピッチ内から見たスタジアム
ホスピタリティー、VIP関連ルーム。
数種類の部屋に分かれておりスタジアム最上階に位置しています。
ゲート入口
スタジアム・メインスタンド側からのTHE TORCH DOHA
ピッチ内エアコンの吹き出し口
【 カタール最後の夜
・・・Farewell Dinner at Sheraton Grand Doha Resort & Convention Hotel 】
現地3泊、4日間の視察もあっという間に終了。Farewellディナー前にスーツケースのパッキングを済ませホテルをチェックアウト。ディナー終了後直接空港に向かいます。
Farewellディナー会場は、ドーハで最初に建てられた、Newドーハの唯一海側に突き出た三角形(ピラミッドの様な・・・)の一際目立つ5ツ星デラックスホテル、シェラトン・グランド・ドーハ・リゾート&コンヴェンションホテル野外会場!!今回のFAMツアー参加者全員(約250名)、カタール政府、カタールツーリズム、DISCOVER QATAR、QATAR HOLIDAYS、カタール航空他関係者も出席の大規模なディナーパーティー。
カタールの人気コメディアンのMC、カタール航空CMソングの歌手、ロックバンドのエンターテイメント、スケールの大きさに驚きの最終イベントでした!!
Sheraton Grand Doha Resort & Convention Hotel
中庭からの夜景も美しい
中庭を進むと・・・
受付を済ませ・・・
カタールの民族音楽でパーティーははじまり・・・
人気コメディアンがMCを務め・・・
パーティー終了後、Team JAPANの皆さん、DISCOVER QATAR日本地区担当のニーナさんと記念撮影!!
ロビーまわりには大きな池?吹き抜けがありとても開放感のあるゴージャスなつくり
ライトアップが美しいディナー会場に到着
Welcomeドリンクで乾杯!
要人のご挨拶
QR CMソングの歌姫のライブ♬
美しいドーハの夜景
美しいドーハの夜景を心に焼き付けながら、名残り惜しいカタール、ドーハの街を後にしてハマド国際空港に向け出発。
空港までご一緒いただいたDQのニーナさん、3日間素晴らしいガイディングをしてくれたフェシスさん、本当にお世話になりました。。。
【 ドーハ・ハマド国際空港・出発階 】
世界一美しい空港の栄冠に輝いただけあり、空港内はとても清潔で美しく、天井の高さ、内装デザインなど贅沢で洗練された上品な空間が広がる空港!
チェックインからセキュリティーチェック、出国までの動線もわかり易い空港でした。
チェックインカウンターは1~10、数字で分かれています
写真スポットとして人気なようです
ターミナルはA~Eに分かれています
ゲート前の椅子、Social Distance対策!
ターミナル中央には巨大なテディベアが!
D、Eまでは連絡列車を利用できますが、がかなり距離があるので早めの移動が必要
現地時間・午前2時、QR806便は定刻に出発。帰路もカタール航空様のご配慮によりQsuite利用。
本当にありがとうございます。
成田までの飛行時間は9時間55分。ジェット気流の関係で往路よりは約3時間早い飛行時間。
日本時間17時55分 定刻で成田国際空港到着。
カタール航空 Qsuite
カタール渡航前は、カタール・ドーハ = UAE・ドバイの様な都市と思っていました。
しかし、ガイドの説明のもとドーハの街を見て歩くと、昔からの生活様式を現代に継承しつつ芸術的に近代の生活様式と融合させた技術。ムシェイレブダウンタウンの様に、涼しい海風を生活に届ける・風の流れ、電力、交通、人々の移動する道など無駄なくスムーズに提供できるための工夫は、現代にも引き継がれています。近代開発と昔からの歴史がうまく融合されたカタールを理解することができました。
カタールの人口は約270万人(2021年10月現在統計)。生粋のカタール人は人口の約10分の1、殆どがイスラム教徒(大部分がスンニー派)。イスラム教国のため豚肉、アルコール類、猥褻な写真や映像はカタール国内に持ち込みが禁止されています。
アルコール類についてはドライホテル(アルコール類提供禁止ホテル)以外殆どの5ツ星ホテルはライセンス取得しているため提供が可能。値段は生ビール一杯:50~70リアル(約1,600~2,300円。1リアル=32円で計算)と割高です。
夜のスークを見ても、治安が良く、レストラン、カフェなどに集う市民はみな平和的(大声での会話、騒ぐ人もいない)であるのは、スーク内アルコール禁止規制があるからなのかもしれません。
公用語はアラビア語ですが、人口の殆どが外国人と多国籍国家であることから英語はどこでも通じます。ホテル、レストラン、ショップ、そして旅行業に携わる殆どのスタッフは外国人でした。
カタール南部の砂漠地帯にキャンプ場、リゾートホテルは存在しますが、大規模なリゾート開発が行われているわけではなく、大自然を有効利用したシンプルな究極のリゾートといった感じでした。
歴史、文化、風習。近代都市、旧市街、活気ある昔からのスークと近代的なショッピングモール、乾燥した大地と砂漠。毎日が変化に富んだカタールは4日間の滞在では足りない程の魅力に満ちていました!
2021年11月19日~21日まで開催されたF1カタールGP、2021年11月30日~12月18日まで、2022年FIFAワールドカップのテスト大会として開催されるFIFAアラブカップ、そして2022年11月21日~12月18日開催FIFAワールドカップ、他世界的なスポーツイベントを多数開催するカタールの動向は今後も注目していきたいと思います。
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