スペイン周遊旅行10日間

期間:2022年6月3日~2022年6月12日
YY 様

GON-001670

2022年6月にスペイン南部アンダルシア地方3都市とバルセロナを巡る8泊10日間の旅行に行ってきました。ハードスケジュールでしたが、とても楽しかったです。

アンダルシア地方でのテーマは

昔のイスラムの栄華の「夢の跡」を追うことでしたので、セビリア、コルドバ、グラナダを回りました。それぞれイスラムの王宮(アルカサル)、モスク(メスキータ)、王宮(アルハンブラ宮殿)であったところがメインなのですが、とにかく規模が大きく、風通しがいいようにできており、初夏でも風がよく入り、涼しく感じました。

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そして、装飾が美しいです!
イスラムは、宗教上の理由から人物画ではなく、幾何学模様や草花模様を多用します。天井、壁に装飾タイルを張りめぐらしているので、その美しさに圧倒されます。

残念ながら天井のタイルから色彩がほとんど失われていますが、わずかながらに残っている青色などを見ると、当初はもっと華やかであったろうにと思われてなりません。

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また、お庭も素敵です。
イスラムは中庭を随所に配置する他、大きなお庭を造りますが、中庭にみずみずしい緑やお花を配置することで、居心地のよさを醸し出しています。

行ったときには、お花はバラがあちこちに多種類植えられていて、癒されました。

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そこで、その居心地のよさを体験すべく、アルハンブラ宮殿内の宮殿ホテル(パラドール)に泊りました。

ホテル内レストランは、お庭先に立派な枝ぶりの大きな木でいい具合に日光を遮るエリアでした!もちろんお料理もおいしく、何ともぜいたくな時間でした。

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そうしたイスラムもやがてカトリック教徒に駆逐されてしまいますが、征服者がイスラム遺産へ自らの痕跡を残し、すぐ脇に大聖堂(カテドラル)をいくら建てても、逆にイスラム遺産の凄さを引き立ててしまっている感はあります。。。

そして、最後にバルセロナでガウディ作品群を見て回ってきました。

定番のサグラダ・ファミリア、グエル公園、カサ・ミラ等です。

イスラム遺産を見て回った後だからでしょうか、ガウディはイスラムへのオマージュとして作品群を作ったように思えました。

サグラダ・ファミリアのアーチ構造を応用した柱で壁を減らし、白を基調として開放的な空間で、カトリック教会にありがちな、重苦しい荘厳さはありません。また、ステンドガラスを多用することで色彩の洪水を演出していますが、キリストや聖人等の人物像ではなく、丸や四角の図形ばかり。さらに、グエル公園ではそこかしこに彩色豊かなタイルがたくさん。こうしたところに、イスラムと近しさを感じました。

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最後に、旅行上の諸注意事項を挙げておきます。

1.結構乾燥しています。→ サングラス、目薬は必須。こまめな水補給を。
2.マスクは公共交通機関のみ
3.アルハンブラ宮殿、サグラダ・ファミリア、グエル公園は事前予約推奨
4.スマートフォンは必須 → 上記の事前予約の他、入出国時の事前書類提出に専用アプリが大活躍
5.事前準備があれば、入出国手続きは比較的スムーズ → アプリ画面と書類提示で追加審査等はなく、帰国時は早朝便だったこともありますが1時間弱で成田空港を出ることができました。

ツアープランナーからのコメント

いつも当社をご利用頂きありがとうございます。お母さまとの初夏のアンダルシア旅行、お疲れ様でございました。満開の向日葵を観るにはまだ少し早かったようですが、イスラムの緻密な幾何学模様やアラベスク模様と、スペイン独特の鮮やかな色彩を使ったデザインは本当に素敵ですよね。貴重な現地情報もありがとうございました。またご旅行の際は、いつでもお気軽にお申し付け下さいませ。

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