大学院を卒業するタイミングでの卒業旅行です。
卒業旅行といえば、アメリカやオーストラリアなどが人気ですが、私たちのグループは、北極圏に位置するスバールバル諸島(ノルウェー)という、知る人ぞ知る場所に行ってきました。
スバールバル諸島を選んだきっかけは、グループのリーダー的存在であるMの「卒業旅行は、極地(北極か南極)に行こう!」という突拍子も無い提案です。はじめは、「何をバカなことを言ってるんだ…(((^_^;)」と呆れていましたが、最終的にはMの熱意に根負け?(笑)しました。
期間:2023年02月27日~2023年03月07日
A.K.様
GON-001691
卒業旅行といえば、アメリカやオーストラリアなどが人気ですが、私たちのグループは、北極圏に位置するスバールバル諸島(ノルウェー)という、知る人ぞ知る場所に行ってきました。
スバールバル諸島を選んだきっかけは、グループのリーダー的存在であるMの「卒業旅行は、極地(北極か南極)に行こう!」という突拍子も無い提案です。はじめは、「何をバカなことを言ってるんだ…(((^_^;)」と呆れていましたが、最終的にはMの熱意に根負け?(笑)しました。
羽田空港を旅立ち、途中イスタンブール空港での乗り継ぎを経てオスロ空港に着きました。オスロ空港からはVYという電車に乗って市内まで移動です。この電車は、乗務員さんが車内で切符を確認する形式のため、改札口がありません。改札を通らずにホームまで行って電車に乗るというのは、少し不思議な気分です。
オスロ市街に着くと、美しいヨーロッパの街並みや路面電車を見ることができ、外国に来たことを実感します。この日は、アナと雪の女王のモデルになったと言われているアーケシュフース城の散策をしたほか、ノーベル平和賞の授賞式が行われるオスロ市庁舎を見ました。残念ながらノーベル平和記念センターは工事中のため見学できませんでした。
この日は早朝の便でスバールバル諸島に向かいます。ホテルの朝食開始時刻より先に出発することを伝えておいたので、ホテルの方が朝食をパッキングしてくれました。
スバールバル諸島の上空では、出発前にネットで見たフィヨルドの景色を見ることができ、旅の期待値が高まります。そして、タラップを降りて空港に降り立つと、冷気に襲われて北極圏に来たことを実感します。
スバールバル諸島初日は、島の全体像を学ぶことができるオプショナルツアーに参加しました。このツアーでは、素敵な白髭のガイドさんが車で島の観光名所を案内してくれます。オーロラ観測用のアンテナ、ホッキョクグマ注意の標識や、種子貯蔵庫を見ることができました。
今回初めて知ったのですが、種子貯蔵庫は、正面部だけでなく天井部にもステンドグラスがあり、上から撮ると空港の夜景が一緒に写る綺麗な写真を撮ることができました。
この日はスバールバル諸島の炭坑のツアーに参加しました。スバールバル諸島では石炭の採掘が昔から行われています。このツアーでは、坑夫の衣装に身を包み、過去に使われていた坑道を歩きました。採掘した石炭を運ぶためのトロッコ道と比べ、実際に石炭を採掘していた場所は非常に狭く、寝転んだ体勢でドリルを使うという過酷な環境でした。
午後は、スバールバル博物館と、北極点探検に関する博物館(North Pole Expedition Museum)を見学しました。
当初は遊覧船に乗ってバレンツブルクという町に行く予定だったのですが、天候不良で船が欠航になってしまいました(泣)。そこで急遽、スノーモービルに乗ることにしました。専用の免許や国際免許証などは必要ではなく、日本の運転免許証があれば運転することができます。全員、スノーモービルを運転するのは初めてでしたが、大して難しくはありません。すぐにスイスイ運転できるようになりました。ただ、傾いている場所では横転しそうになります。実際にメンバーの1人は坂の途中でひっくり返ってしまいました(笑)。深雪でフカフカのため怪我などは無かったため、良い笑い話です。
アクティビティが終わり、宿に戻って夕食を食べていると、何やら外が騒がしくなってきました。事前の予報でオーロラが見えそうとの予報が出ていたため、もしやと思って外に出てみると、綺麗なオーロラが見えました。全員、オーロラを見るのは初めてだったため、とても感動しました。
イヌゾリに乗って氷穴(ice cave)に行くオプショナルツアーに参加しました。始めにイヌと触れ合う時間があります。ワンワンとかなり吠えていて、慣れていない人は少し恐怖を感じます。実際に接してみると、噛んだりすることはなく、とても人懐っこくて安心します。
操縦方法を習った後、いよいよ出発です。途中、イヌ同士がケンカしてソリが止まるトラブルがあったものの、何とか目的地の氷穴に到着しました。
翌日にスバールバル諸島から離れるため、夜は少し豪華なジビエ料理のレストランに行きました。店内は暗く、高級感あふれるムーディーな雰囲気でしたので、少し緊張しながら注文を済ませます。アザラシやトナカイのお肉やノルウェーサーモンの料理を食べました。どれも変な臭みなどはなく、美味しく頂くことができました。個人的にはトナカイのお肉が特に美味しかったです。
いよいよスバールバル諸島とのお別れです。空港には、様々な主要都市までの方向と距離を示す看板があります。もちろん東京もあったので、記念撮影です。東京までは6830kmあるそうで、改めて長旅を実感します(6830kmは直線距離で、実際に飛行機で移動した距離は10000kmを超えています)。
そして、メンバーの1人が、どうしても北極圏でアイスを食べたいと強く強く主張したため、みんなでチョコレートアイスを食べました。結果としては、特に面白いことが起きるわけでもなく、ただただ寒いだけでした(笑)。
飛行機でオスロに到着後、オスロパスを購入しました。オスロパスは美術館や博物館の入場料が無料になる他、トラムや電車などの交通機関も無料で乗ることができます。
この日は、トラムとバスでの移動を経て、フラム号博物館などを見学しました。フラム号は、西暦1900年ごろに、北極や南極の探査のために使われた探検船です。実際に北極圏(スバールバル諸島)に行った後にフラム号を見ると、昔の人の偉大さが良く分かります。
いよいよ旅の最終日です。前日に引き続きオスロパスを活用して、オスロにある国立美術館とムンク美術館を見学しました。ムンク美術館は2年前にできたばかりの新しい建物で、上の階が傾いている独特なデザインをしています。旅行前までは知らなかったのですが、ノルウェーはムンクの出身地で、有名なムンクの叫びを見ることができました。
この後、オスロ空港に向かい、再びイスタンブール空港を経由して羽田空港に戻りました。さすがに疲れが溜まっていて、機内では爆睡です(笑)。
冒頭で書いた通り、「卒業旅行は極地(北極か南極)に行こう」という無茶な提案で始まった卒業旅行でしたが、全員無事に楽しむことができました。出発前は、「スバールバル諸島なんて、今後の人生でもう二度と行く機会がないだろうなぁ」などと言っていましたが、帰ってきた時には、また行きたいと言い合っていました。
目的地のスバールバル諸島までは、2回の乗り継ぎが必要な長旅でしたが、担当の岩越さんに飛行機や宿の手配をしていただいたことでトラブル無く目的地までたどり着くことができました。卒業旅行としては非常にマイナーな場所で、さらに場所が北極圏ということで、出発前は不安だらけでした。しかしながら、岩越さんに服装や通信環境(モバイルwifi)のことなども含めて親身なアドバイスを頂き、最終的にとても楽しい卒業旅行になりました。ありがとうございました。
卒業旅行というと、パリやミラノなどのお問合せが多いのですが、皆様の目的地は、スヴァールバル諸島での極地体験。笑
スノーモービル、ハスキーサファリ、アイスケイヴまで様々なアクティビティにご参加され、現地を満喫されている様子が伺えて安心しました。極寒の中、男4人でチョコレートアイスを食べる。最高の思い出ですね!
これから皆様それぞれ別々の進路を歩まれるようですが、またご旅行の機会がございましたら、いつでもお気軽にお申し付け下さい。この度は弊社をご利用頂きまして誠にありがとうごうございました。