人気のマドリード&コルドバ&グラナダを巡る旅12日間

期間:2024年03月10日〜2024年03月21日
AN 様

GON-001728

40数年前の大学卒業時に友人と二人ザックを担いでヨーロッパ旅行をした。その時、急な予定変更のため、スペインには長く留まれなかった事が心残りとなっていた。今回はその心残りを取り戻す一人旅だった。

2月中旬、急に旅行を決めてばたばたと用意をし、担当者さんにはいろいろとご迷惑をおかけしましたが、楽しい旅になりました。ありがとうござました。

Day1(3/11)

ドーハ経由でマドリッドに到着。ホテルには午後4時半過に到着した後ホテルのレストランでタパス・セットの夕食と取る。周りを見回すと、仕事帰りに一杯だけビールやワインを飲みに入り、さっと次に行く(?)マドリードっ子が殆どだった。

Day2(3/12)

プラダ美術館に歩いて出発。宿泊したHotel Reginaはマドリードの中心部にあり、プラダ美術館やプエルタ・デル・ソルなどの観光スポットに歩いて行ける便利な場所にある。その上、朝食のバッフェはびっくりするほど多種類で、どれも抜群においしい。更に、スタッフもとても親切で明るい、という訳で強くお薦め。

美術館に向かう途中に市内1周の観光バスの乗車ポイントがあり、2日券を買い、まず市内見物をする。マドリッド中心部はスペインが強国だった 17~18世紀に建てられた建物が多く残っており、外観が美しく装飾されたビルや屋上に銅像が多く乗っているビルが多くありとても印象的だ。市内見物の後プラド美術館に入る。プラド美術館には大量の絵画があり、その量に圧倒された。絵画の多くが宗教画と国王一族の肖像画なので、「神様と王様の大行進」という私の印象。プラド美術館にはスペインの歴史が詰まっていると感じた。 そうした絵画の中でも際立っていたのがベラスケスの「ラス・メニーナス」だ。小さな王女様の自信に満ちた表情と周りの人々の姿は印象的である。

歩いて戻る途中で道に迷いタクシーでホテルに戻った。スペインのタクシーは金額がバックミラーの端に電光で表示されており、明朗会計。マドリード以外の町でも乗ったが、ドライバーはみんな親切で不安はなかった。金額も日本のタクシーより安い様に思った。因みにマドリードと空港は33€の定額。夕食は、本場のパエリアを食べる。

マドリード(1)
マドリード(1)

マドリード(2)
マドリード(2)

Day3(3/13)

プラド美術館の近くにあるティッセン美術館を訪ねた。18~ 19世紀印象派やスペインの有名画家の 絵画も収められていたがやはり宗教絵画も多かった。プラド美術館、ティッセン美術館もとにかく混んでいた。

帰りにマドリッド市内観光バスで、スペイン・サッカー・リーグの名門レアル・マドリードの本拠地スタジアムまで行った。宇宙船の様なスタジアムの形状はとても印象的だった。芸術の国といえば イタリアやフランスが日本では一般的だが、スペインは造形が印象的なものが多いと思いった。色彩も明確で国全体の雰囲気が アーティスティックだと思う。

サッカースタジアム
サッカースタジアム

Day4(3/14)

マドリッドの外にある観光名所2か所を、車をチャーターして訪れた。マドリードを一歩出ると地平線までオリーブの木に覆われた丘陵地帯が続く。コンスエグラはドン・キホーテが突撃した様なラ・マンチャの風車で有名な村だ。丘の上に11機の白い風車が並んでいる。ドン・キホーテとサンチョ・パンサの型に顔を入れて観光客が写真を撮る観光用の鉄製のボートが立っていたが、これだけでも十分オブジェと言えるアーティスティックなものだった。

その後、トレドへ向かった。トレドはローマ時代からある古い都市で城壁と石造りの街並みが残っている。古い石畳の街を歩き、お土産を買って帰る。

コンススエグラ_マドリードから
コンススエグラ_マドリードから

トレド(1)
トレド(1)

コンススエグラ
コンススエグラ

トレド(2)
トレド(2)

Day5(3/15)

南部アンダルシアへの移動日。 アンダルシアのコルドバまで高速鉄道AVEで1時間半程。アンルシアに近づくとオリーブ畑の中に白い壁とオレンジ色の瓦の家が増えてきた。

夕方町を散策した後 、乾燥気候の中で気持ちの良い風に吹かれていると「まるで南カリフォルニア」と思った。が、「南カリフォルニアが南部スペインのように作られていたんだね」と気が付いた。

車窓より
車窓より

グラナダ
グラナダ

Day6(3/16)

今日はグラナダへ行き1泊する。アルハンブラ宮殿はダウンタウンの後ろ側、シエラ・ネバダ山脈に続く丘の途中にある。街からは急な登りになっている。宿(Porcel Alixares)はアルハンブラ宮殿の入り口から数分のところにある。

個人でアルハンブラに入る予定だったが、2月半ばには既に予約入場券が売り切れていた。最後に残っていた英語ツアーに参加する事となった。アルハンブラ宮殿は凄まじく混んでいた。まるでテーマパーク状態。スペイン人をはじめヨーロッパ人を中心に大量の観光客に押し寄せていた。英語ツアーに入れたのは ラッキーだった。私は日常英語会話には問題がないのでアルハンブラ宮殿の歴史やそれぞれのエリア、各部屋のことを細かく説明してもらいとても良かった。アルハンブラ宮殿は本当に美しくて「王様が魔法で作った」という言葉に納得した。ツアーの終わりには、この美しいイスラム宮殿を破壊しなかったイザベラ女王に感謝!感謝!

夕食を食べた後、サクロ・モンテ地区にある洞窟タブラオでのフラメンコ見物に出発。目の前でフラメンコが踊られるのでとても楽しかった。フラメンコ見物の前にアルバイシン地区にも行き、サン・ニコラス展望台からアルハンブラの美しい夜景も見る事ができた。

グラナダ_シェラネバダ
グラナダ_シェラネバダ

アルハンブラ(2)
アルハンブラ(2)

アルハンブラ(4)
アルハンブラ(4)

アルハンブラ(6)
アルハンブラ(6)

タブラオ
タブラオ

アルハンブラ(1)
アルハンブラ(1)

アルハンブラ(3)
アルハンブラ(3)

アルハンブラ(5)
アルハンブラ(5)

アルハンブラ ライトアップ
アルハンブラ ライトアップ

Day7(3/17)

午後3時出発の電車でコルドバに戻る。それまでグラナダ市内見物をした。2両仕立ての市内バス1.5€でアルバイシン地区を訪ねた。今日もとても混んでいた。アルバイシンのサン・ニコラス展望台テラスのすぐ下にあるレストランでアルハンブラを見ながら昼食を取り、駅へ戻った。

Day8(3/18)

今日はコルドバのメスキータを見学する。宿(Eurostars Maimonides )でメスキータ見学ツアーを予約して入った。宿はメスキータの直ぐ側なので集合場所までも1分。これも英語ツアーで、メスキータやコルドバのイスラム王国の話を色々と教えてくれた。メスキータは元々巨大なモスクだったものをその後のキリスト教時代に内部を教会に変更したもの。ツアーではイスラム教時代の歴史やキリスト教化した後の出来事などを色々と教えてくれて面白かった。考えてみるとスペインが完全にキリスト教化(1492年)したのは約500年前。つまりは信長・秀吉の時代なわけで、歴史的にはつい最近。それまでの長いイスラム文化の影響は大きいと思った。

午後は、メスキータの周りのユダヤ人街と呼ばれている旧市街でお土産を探して中世的な街並みを歩いて楽しんだ。

メスキータ(1)
メスキータ(1)

メスキータ(2)
メスキータ(2)

Day9(3/19)

今日は午後2時過ぎに マドリードのHotel Reginaに戻った。気分は帰宅。

夜は、一つ星のタブラオ・レストランでフラメンコを見ながら夕食をとった。料理も美味しく、踊りも素晴らしかった。

タブラオ

Day10(3/20)

今日は東京に戻る。お土産を探しにプエルタ・デル・ソルのデパートや、教えてもらったグルメ屋さんに出かけた。午後5時、空港へ向けて出発。

Day11(3/21)

東京 羽田空港に3月21日の午後10時過ぎに到着。

ツアープランナーからのコメント

この度はご出発までの期間が1か月程度と少し急ぎ足の手配となり、アルハンブラ宮殿チケットが一時いっぱいとなっていたりと、慌てることもございましたが、何とか英語ツアーをご案内できて、念願の見学が叶い、大変うれしく思います。海外でお一人で堂々と活動的に動かれていらっしゃるご様子が伝わってくる旅行記で、楽しく拝読いたしました。改めて弊社手配をご利用いただきましたこと、厚く御礼申し上げます。

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