夫婦ともに漠然と憧れていたポルトガル旅行。
50代後半でたまたま得られた長期休みに「季節もいいし行くなら今だ!」と急遽、本気で動き出したのが8月半ば。リスボンとポルトには行きたい、郊外の小さな町にも行ってみたい、鉄道旅行も体験したい、そんな思いで見つけたのがパーパスの「ポルトガルの世界遺産と小さな街を巡る旅」だった。
カタログ上は8日間だったが、「日程上9日間にした方が、航空賃が安くなる」との提案に、2泊だったリスボンの予定を3泊にしてもらい、これが大正解。1日半では絶対に足りない。
また、日程が近かったこともあり、オビドスのホテルがどこもいっぱいということで近くのナザレでの宿泊を提案されたが、これまた大正解。冬は世界最大の波が来るというサーフィンのメッカでもあるナザレは、美しいビーチと街並み、独自の伝統文化、そして独特の地形が楽しめるところ。長期滞在してのんびりと過ごせたら最高の場所。
道中は、毎日快晴の素晴らしい天気。昼はちょっと暑いくらいだったが、カラッとした空気で日陰は快適。むしろ高温と乾燥で中部の複数個所で大規模な山火事が発生し、最後の2日間はポルトの街も煙で覆われたが、それでも素晴らしい風景を堪能することが出来た。
どの町もアップダウンが激しく、市電やケーブルカーだけでなく、エレベーターも市民(観光客)の足となっているもの面白い。ホテルも街歩きに最適な場所がチョイスされ、前半の車での移動もいい車とドライバーで快適そのもの。古い町並みと美味しい食べ物。毎日2万歩歩いて、身体が鍛えられた旅でもあった。何もかもが想像以上に楽しめ、本当に行ってよかった。