新婚旅行でポルトガルとスペインに行ってきました。
人生初のヨーロッパ。何か月も前から夫と2人で旅程を練って、やっと実現しました。
期間:2024年09月15日~2024年09月24日
ペンネーム:なほし様
GON-001778
新婚旅行でポルトガルとスペインに行ってきました。
人生初のヨーロッパ。何か月も前から夫と2人で旅程を練って、やっと実現しました。
行きの飛行機は22:00成田空港発なので、その日の昼間は家の掃除や洗濯を済ますことができて、余裕をもって出発することができました。
自宅から最寄り駅までスーツケースを転がしながら歩いていると、「スーツケースが壊れてる…」と夫がしゃがみこんでいました。どうやら親から借りた約30年前のスーツケースのタイヤが曲がっていたらしい…。ほぼ引きずる状態でなんとか空港まで辿り着きました。
あまり使うことのないスーツケース。出発前には確認を忘れずに!
成田空港から約10時間のフライトでドーハ空港へ。カタール航空で行きましたが、さすが世界でも有数の航空会社だけあって、機内は清潔、機内食も美味しかったです♪
ドーハ空港到着後、トランジットで4時間ほど滞在しましたが、空港内には無料のスケルトンの電車が走り、オアシスのような緑がたくさんあるスポットもありました。早朝に着いたので、人も少なく静かでのんびり過ごせました。
そこから約8時間のフライトでリスボン空港へ到着。他の便も到着したせいか、入国審査になんと2時間以上も並びました。やっとの思いで到着ゲートをくぐると、あまりに時間がかかりすぎたせいで予約してもらっていたタクシーの姿はなく…。仕方なくウーバーでホテルへ向かいました。
ホテルに着いたのは17時。この日はサンジョルジェ城へ行く予定でしたが、時間が押してしまったためホテルの近くを散策することに。街並みが素敵で、ただ歩くだけでもワクワクしました♪ビッカのケーブルカー(この日はメンテナンスで運行していませんでした)からサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台に行き、夕日に照らされて赤く染まるリスボンの街並みを一望。目の前に広がる光景に、旅の疲れが一気に吹き飛びました。
この日は早朝にウェディングフォトを撮りました。リスボン在住の日本人フォトグラファーの方に素敵な写真をたくさん撮っていただき、一生の記念&思い出になりました。サンタルジア展望台から見た朝焼けに染まる街並みと、路地裏の小道がフォトジェニックでした。
フォトグラファーの方にこれからシントラに行くことを話すと、シントラ地区で大規模な山火事が起きていることを教えてくれました。おかげで予定変更することができ、午後はベレンに行くことにしました。ジェローニモス修道院と発見のモニュメントを訪れ、ポルトガルの名物お菓子「ナタ」の有名店「パステイス・デ・ナタ」で一休みすることもできました。
夕方にはサンジョルジェ城にも行き、石畳の道で坂が多いリスボンの街を歩き倒してくたくたでした。
この日は少しゆっくり朝食を済ませ、ホテルから歩いてすぐの「ビッカのケーブルカー」を見に行きました。黄色のボディがとてもチャーミングで、リスボンの街を象徴するケーブルカー。とても可愛らしかったです。
お昼にリベイラ市場に行き、バカリャウ(干しダラのコロッケ)を食べました。海洋国で魚料理が多いポルトガルですが、どれも日本人好みの味付けで、どの料理も美味しかったです。市場にはお土産屋もズラッと軒を連ねていて、可愛い缶詰のお土産とチョコレートを大量に買いました。
夕方には、リスボンに別れを告げ、ポルトガル第二の都市・ポルトへ列車で移動。世界遺産のサン・ベント駅がお出迎えしてくれました。ライトアップされた壁のアズレージョが神秘的で、まるで美術館にいるかのようでした。
ポルトのホテルは少し奮発して憧れのポサーダに泊まりました。歴史的な建物が改装されたポサーダは、おしゃれなクロスや、壁の飾りが素敵でした。
ポサーダから歩いてポルトの有名な観光名所・クレリゴス教会へ向かいます。ポルトの街は、リスボンのように坂が多く、路地がたくさんある印象でした。クレリゴス教会のてっぺんまで行くと、360°のパノラマビューでした。ドウロ川も望むことができ、レンガ色の屋根たちが隙間なく並んでいる景色が圧巻でした。
ポルト大聖堂に立ち寄った後、カイスダリベイラ地区へ。ドウロ川沿いの観光地で、賑わいが溢れていました。露天でお土産を売る人、歌を歌っている人、パフォーマンスをする人、絵を描いている人、橋から飛び込む人。それぞれが自由な時間を過ごすことができておすすめです。
まちの象徴であるドン・ルイス一世橋を渡り、楽しみにしていたワインセラー見学へ向かいます。私たちが行ったのは「テイラーズ」。ワインの醸造方法や歴史などを学んだ後に楽しむ本格的なポートワインは、とても芳醇で濃厚な味わいでした。
夕方のカイスダリベイラは、昼間の賑わいから少し表情を変え、夜景がきらめいてロマンチックな雰囲気が漂っていました。ほんのり酔った身体にポルトの風がとても気持ちよかったです。
午前中にボケリア市場とスーパーマーケット(ピンゴ・ドッセ)でお土産を買った後、ポルト空港へ。
午後のフライトで20時頃バルセロナへ到着、ホテルまで空港バスを利用しました。チケット発券機が4台中3台故障していて、少し時間はかかりましたが、予定通りバルセロナの中心地に着くことができました。カタルーニャ広場周辺は夜にもかかわらず人通りが多く、若者を中心に賑わっていました。
バルセロナでのお目当ては、「ガウディ建築」です。
まずは、ガウディの代表的な建築である、バルセロナの象徴・サグラダファミリア。小さい頃からテレビで見ていたサグラダファミリア、完成する前に行ってみたいという夢が叶いました。中に入るとステンドグラスがとても綺麗で、神秘的な空間が広がっていて、どれだけ時間があっても足りないくらいです。
生誕のファサードからはバルセロナの街並みを一望でき、建築工事の作業場も見ることができました。古い時代に作られた彫刻の部分と、比較的最近になって造られたカラフルな装飾を間近で見学することができました。
サグラダファミリアを後にし、グエル公園へ向かいました。広い公園の中に点在する作品に目を奪われながら散策していくと、有名なカメレオンの噴水が現れました。カラフルなタイルでできたカメレオンはとても愛らしく、お土産でミニカメレオンを買っていきました。その後にはグエル邸も見学することができ、自然との調和と大切にするガウディ建築の世界観を存分に味わうことができました。
夕飯は大好きなパエリアです。
魚介類が大きく、味付けもばっちりで、2人でぺろりと平らげました。
この日は引き継ぎガウディ建築のカサ・ミラ、カサ・バトリョを見学した後、カタルーニャ音楽堂に行きました。どこも見応え満点で時間を忘れて見学していたおかげで、移動はほぼダッシュでした。
夕方に夫のリクエストのサッカースタジアム・カンプノウに行きました。
地元のサッカークラブのFCバルセロナは世界的に有名サッカークラブらしいのですが、まちを歩いていると確かにユニフォームやグッズを見かけます。肝心のスタジアムは現在改装工事中で、来年10万人以上収容する新スタジアムが完成するみたいです。試合の生観戦はできませんでしたが、併設されているミュージアムにはバルサの歴史から、歴代のトロフィー、ユニフォーム、名シーン集などを楽しむことができ、サッカーに興味がなかった私でもFCバルセロナが市民の暮らしの一部になっていることに驚きました。
夕食は広場にあるレストランでイカ墨パエリアを注文。2日連続のパエリア。はじめてのイカ墨の見た目にはじめはびっくりしましたが、これが抜群に美味しい。今まで食べたパエリアの中で一番の美味しさでした。最後の晩餐にふさわしいディナーになりました。満足した勢いで広場内にあるフラメンコの熱演を楽しみ、ホテルに戻りました。
少しゆっくりの朝食を済ませ、お土産を買いに地元のスーパーを回って、とうとうチェックアウト。空港バスに揺られながら、最後のスペインの街並みを目に焼き付けました。
バルセロナ空港での遅めのお昼。旅の最後のご飯は、マクドナルド。タッチパネルで注文から支払いができるのが楽ちんです。「海外のマックはでかい」という噂を聞き、ビックマックを頼みましたが、日本と全く同じでした。日本との違いといえば、ビールが頼めるのでビール好きには嬉しい。初めてビール片手にビックマックを食べました。帰りの飛行機はあっという間に感じました。
無事に成田空港へ到着し、地元の最寄り駅で牛丼を食べて、帰宅。海外旅行にありがちな大きなトラブルに遭うこともなく、夫がポルトガル語を話せることもあり、無事に帰ってくることができました。
一瞬一瞬がきらめく世界で過ごした10日間。「サウダージ」を感じながら、一生の思い出に残る新婚旅行を終えました。
リスボン、ポルト、バルセロナとそれぞれの街の魅力的なポイントをスマートに押さえてご旅行を楽しまれているご様子が伝わるご旅行記で、今後行かれる方にも大変参考になる内容かと思います。この度のご利用、誠にありがとうございました。改めて厚く御礼申し上げます。