ヨーロッパ最大のレース・凱旋門賞へ行く!

期間:2006年9月29日〜2006年10月5日
F 様

GON-000122

世界制覇を目指すディープインパクトの

応援にフランスに行ってきました。と言うのは口実で、牧場巡りの好きな自分の本当の目的は海外での牧場見学でした。

レース見学のツアーは良く見かけるのですが、世界の牧場見学ツアーもしくはオプションに牧場見学があるツアーというのはなかなか見かけません。あったとしても、ツアーの場合、見学する牧場が決まっており、当然個人の意見は反映されないもの・・・・・・。

そこで今回パーパスジャパンさんにお願いして見学したい牧場にコンタクトをとっていただき夢が実現しました。他に見学したい所があり1日2箇所でしたが、最高に充実した旅行にすることが出来ました。

1日目早朝に

パリに着いた自分達はシャンティにある調教場を見学。朝靄の中、調教をしている馬の姿はまさに映画の1シーンのような美しさでした。調教場を案内して下さった方と仲の良い調教師さんも加わり厩舎内も見学。

なんとその厩舎の左隣はディープインパクトがいる厩舎、左隣がライバルのハリケーンランやシロッコがいる厩舎でした。帰り際その左隣の厩舎の一段と遭遇。先頭をハリケーンランが、2番手をシロッコが他の馬を従えて調教に向かう最中でした。馬の社会も人間と一緒のようで競走成績が良い馬から先頭になるようです。



午後からロンシャン競馬場に突撃、前日のG1に武豊が騎乗するとのことで応援に行きました。結果は残念ながら2着でしたが、あまり人気のない馬を2着に持ってくるあたりさすが武豊という感じでした。

2日目は昼からロンシャン競馬場に凱旋門賞の見学。結果はご存知の通り残念な結果に終わりましたが、結構夢は見させて貰いました。

3日目は待ちに待った牧場見学。

朝8時にホテルを出発し、ノルマンディー地方へ。道中はほとんど高速道路(無料です)を使用し、2時間半程で目的地の町に到着。通訳の方の話では、この町に日本人が来ることはめったにないとの事。実際に、途中で食事したレストランでは物珍しそうに見られてしまいました。

1件目の牧場はルーブルシエル牧場です。到着した時には牧場主ご夫婦が出迎えてくれ、挨拶した後事務所のような所でコーヒーと手作りクッキーでおもてなしをして頂きました。その時、通訳の方とご婦人が話をしていてびっくりした様子(当然フランス語なので全然分かりません。)
聞いてみると、その後婦人はゲランという化粧品の創始者の御孫さんにあたる方で、馬が好きで趣味で牧場を経営しているとの事。全然次元の違う方でした。それでも自分達を日本から来た来客としてもてなしてくれて、牧場を見学出来たことよりもその対応に感激してしまいました。

見学したかった種牡馬はもちろん、繁殖牝馬と今年生まれたばかりの当歳、去年生まれた1歳馬すべて見学出来ました。今年生まれた当歳馬の中には、凱旋門賞でディープインパクトを負かしたレイルリンクの従兄弟にあたる馬もおり、牧場側でもかなり期待している様子でした。

牧場内の敷地はかなり広大で車で移動、途中大雨が降ったのにもかかわらず1時間程かけて案内して頂きました。(雨が降っても全然おかまいなしの様子でした)事務所に戻り牧場のパンフレットを頂き、丁重にお礼をして2件目の牧場に向かいました。





2件目はフランス国営の牧場で、きちんと案内係の方がいて団体での見学となりました。由緒ある牧場でいろいろな品種の馬達とフランスの競馬や競走馬の歴史を学ぶことが出来ました。

通訳の方が案内をしてくれた係の方にこの近辺で有名な牧場はないか聞いてくれた所、フランスギャロ(日本でいうJRA)の副会長が経営している牧場を紹介してくれました。残念ながら時間に余裕がなく見学することは出来ませんでしたが、次回来仏した際は是非見学したいと思います。

以上、馬三昧のフランス旅行でしたが、とにかく毎日が充実していました。今回個人で牧場見学をするのにあたりとても良い思い出と満足感を得ることが出来ました。はっきり言って癖になりそうです。





今回牧場見学を盛り込む際、無理を聞いてくれた佐藤さん・現地で我侭を聞いてくれた通訳の安藤ご兄弟には本当に感謝しています。有難うございました。
この次はアイルランド・イギリス等の牧場見学を検討中です。その時は又宜しくお願い致します。

ページのトップへ