今回の旅行の中程に私達は
モロッコにあるフェズを訪れた。スペインから船でタンジェまで渡りそこからまた車で4時間揺られたところにある街だ。その街は私の予想を遙かに超えていた。
フェズについてすぐ次の日、私達はガイドの案内で迷宮都市と呼ばれるメディナ(旧市街)へ向かった。
期間:2007年8月24日〜2007年8月30日
Y 様
GON-000162
モロッコにあるフェズを訪れた。スペインから船でタンジェまで渡りそこからまた車で4時間揺られたところにある街だ。その街は私の予想を遙かに超えていた。
フェズについてすぐ次の日、私達はガイドの案内で迷宮都市と呼ばれるメディナ(旧市街)へ向かった。
あまりにも衝撃的であった。それは私が今まで見てきた街の常識を遙かに超えていた。
先ず、メディナの中に入るとガイドの案内で狭くうねった下り坂を歩いてゆく。道の脇の建物には所狭しとお店が並び、どこで買い物をすればいいのかもわからないくらいだ。
異世界のような街並を見学しながら歩いていると時間を忘れるようだ。気づいたころにはお昼の時間になっていた為、私たちはガイドの案内によってメディナで一番おいしいというレストランに入った。モロッコへ渡ってからあまりまともな食事をしていなかった私はそこで出た料理に驚かずにはいられなかった。
そこはモロッコの伝統的な料理を振る舞う店らしいのだが、そこの前菜として出たサラダは素晴らしい味であった。サラダとは言え、様々な料理が小皿に入って登場するのだが、それだけで十分なくらいボリュームがあり様々な味が楽しめ、メインがくる前にお腹が一杯になってしまったくらいだ。当然メインも美味しかったのだが、やはりモロッコ料理というと私は前菜のサラダの方へと目が向いてしまう。
常識からかけ離れているような暮らしが向こうでは当たり前のように常識となっている。
今、未来に対して危機感を感じずに暮らしている多くの日本の人々にこそ自分達の常識が世界においてどのようなものかということを、このような国々へ旅行することによって知っていただきたい。