去年ヴェネチアの
サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の上から眺めたクルーズ船。今度は船からヴェネツィアを眺めたい!という希望から始まった今年のクルーズの企画でした。
船に乗る前にまずはミラノへ。昼間は「最後の晩餐」を、夜はスカラ座で「ラ・ボエーム」を堪能。あら?誰ですか?隣でお高い子守唄で寝ているのは・・・。
ホテルはスカラ座に近い「グラン・ホテル・エ・デ・ミラン」を紹介して頂きました。ヴェルディゆかりの素敵なホテルで、ロビーにヴェルディやスカラ座関連の絵や写真が沢山ありました。
ユーロスターでミラノからヴェネツィアに向かい、さあ乗船。ヴェネツィア出航時、突然の豪雨とあられに見舞われ、どうなることかと思いましたが、サンマルコ広場にさしかかる頃には晴れて、虹までかかり、ドラマティックな出航になりました。
船のお部屋はベランダ付きで、思っていたより広かったです。ウォークインクローゼットがあり、初日に全ての荷物を配置してしまったら、あとは自宅にいるように過ごせます。豪華なホテルが自ら動いてくれて、朝目が覚めると別の街に着いている、というこの便利さは一度味わうと癖になります。一つ船に乗り合わせているという連帯感のためか、他の乗客やスタッフとの距離も近く、それもくつろげる要因の一つかもしれません。
心配していた船内でのドレスコードですが、予想していたより厳しくありませんでした。男性は「インフォーマル」ではジャケット着用、「フォーマル」ではタイ着用が義務付けられていました。さすがに「フォーマル」の日はタキシード着用者が多かった気が。女性の服装の幅は広く、「フォーマル」でも必ずしもロングドレスではなくても大丈夫で、服装に縛られるよりも楽しむことが大切、と実感しました。船内のレストランのスタッフもドレスコードにあわせて制服を変えるので、また違った雰囲気が味わえます。
船内のお食事はどこのレストランも美味しく、日本人にとっても適量でした。フレンチ、イタリアンと複数のレストランがあり、目先が変わるので飽きません。