イタリア&クロアチア シルバークルーズの旅 10日間

期間:2008年7月11日〜2008年7月20日
土屋 様

GON-000235

去年ヴェネチアの

サン・ジョルジョ・マッジョーレ教会の上から眺めたクルーズ船。今度は船からヴェネツィアを眺めたい!という希望から始まった今年のクルーズの企画でした。

船に乗る前にまずはミラノへ。昼間は「最後の晩餐」を、夜はスカラ座で「ラ・ボエーム」を堪能。あら?誰ですか?隣でお高い子守唄で寝ているのは・・・。

ホテルはスカラ座に近い「グラン・ホテル・エ・デ・ミラン」を紹介して頂きました。ヴェルディゆかりの素敵なホテルで、ロビーにヴェルディやスカラ座関連の絵や写真が沢山ありました。

ユーロスターでミラノからヴェネツィアに向かい、さあ乗船。ヴェネツィア出航時、突然の豪雨とあられに見舞われ、どうなることかと思いましたが、サンマルコ広場にさしかかる頃には晴れて、虹までかかり、ドラマティックな出航になりました。

船のお部屋はベランダ付きで、思っていたより広かったです。ウォークインクローゼットがあり、初日に全ての荷物を配置してしまったら、あとは自宅にいるように過ごせます。豪華なホテルが自ら動いてくれて、朝目が覚めると別の街に着いている、というこの便利さは一度味わうと癖になります。一つ船に乗り合わせているという連帯感のためか、他の乗客やスタッフとの距離も近く、それもくつろげる要因の一つかもしれません。

心配していた船内でのドレスコードですが、予想していたより厳しくありませんでした。男性は「インフォーマル」ではジャケット着用、「フォーマル」ではタイ着用が義務付けられていました。さすがに「フォーマル」の日はタキシード着用者が多かった気が。女性の服装の幅は広く、「フォーマル」でも必ずしもロングドレスではなくても大丈夫で、服装に縛られるよりも楽しむことが大切、と実感しました。船内のレストランのスタッフもドレスコードにあわせて制服を変えるので、また違った雰囲気が味わえます。

船内のお食事はどこのレストランも美味しく、日本人にとっても適量でした。フレンチ、イタリアンと複数のレストランがあり、目先が変わるので飽きません。


船上からのサンマルコ広場
船上からのサンマルコ広場



最初の

寄港地はザダール。

教会の多い、落ち着いた小さな街でした。停泊場のすぐそばで鳴る「シーオルガン」の音色が心地よく響いていました。

翌日は「アドリア海の真珠」ドゥブロブニク。出発前から写真をみてキレイ!と思っていましたが、実物は言葉にできないほど。城壁の上からは洗濯物が干してあるのどかな光景も見えましたが、戦火の爪痕も残っていました。

ここでクロアチアにお別れ。

翌日はイタリア、バーリへ。アドリア海を横断するためか、夜は船が揺れました。

バーリからバスで1時間強のアルベロベッロへ行くエクスカーションに参加。とんがり屋根のトゥルッリの景観もさることながら、その建物のしくみにも感動!




翌日は一日海の上。

船の中で終日色々な企画がありましたが、この日のハイライトはメッシーナ海峡の通過。17時半頃シチリア(メッシーナ)とイタリア本土との間の最狭部(本当に目と鼻の先でした)を船が通過するので、船の舳先のオブザベーションラウンジへ。

夜のフェアウェルパーティーでは、スタッフが勢揃いしていました。

朝日が昇る頃、カプリ島を左手に見ながらソレントへ到着。

本日のエクスカーションはカプリ島やナポリ一帯のヘリコプター周遊。まずは水中翼船でカプリ島へ。お天気が良く、青の洞窟も予定通り見られました(船頭さんにスペシャルチップを要求されましたが・・)。

お昼はカプリに戻って5つ星のホテル、クイジサーナで。前菜盛り合わせはどれも美味しくて、ついもう一皿・・。新鮮なお魚のグリルにも大満足。

左側がメッシーナ、右側がイタリア本土
左側がメッシーナ、右側がイタリア本土

フェアウェルパーティーでクルーズスタッフがご挨拶
フェアウェルパーティーでクルーズスタッフがご挨拶


さて、本日の

ハイライト。青の洞窟の上方、中腹にあるヘリポートから飛び立ち、カプリ島を半周してナポリへ。

卵城を見下ろした後は、ベスピオ火山を見ながら、ミニチュアの模型のように見えるエルコラーノ、ポンペイへ。

山を越えてポジターノに出ると、去年泊った「レ・シレヌーセ」も見えたような気が。

ソレント半島を回って、ソレント上方の山に着陸。眼下の景色に圧倒されっぱなしの1時間弱のフライトでした。

ヘリが旋回すると顔が引きつる人が約1名いましたが・・・。

北西からカプリ島を。青の洞窟に集まる船
北西からカプリ島を。青の洞窟に集まる船

マリーナピッコラとカプリ
マリーナピッコラとカプリ

ポンペイ遺跡
ポンペイ遺跡

ベスピオ山
ベスピオ山

下船当日

朝早くにチビタベッキアに入港。

下船後、オスティア・アンティカを見てから空港へ。何だかまだ波に揺られているような気がしながら東京へ帰ってきました。

いつもながら、伊藤さんには我儘なお願いばかりしてご迷惑をおかけしました。色々ご配慮いただきましたおかげで、今回も素晴らしい旅行となりました。本当に有難うございました。

足元に広がるポジターノ
足元に広がるポジターノ

クルーズ中お世話になった日本人ホステスMarikoさんと
クルーズ中お世話になった日本人ホステスMarikoさんと

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