アイルランドの大自然&文化体験
ゴールウェイ・バンラッティ・ダブリン 8日間

期間:2009年6月14日〜2009年6月21日
浅野 信子 様

GON-000295

ゴールウェイ

西海岸の街ゴールウェイへ行きました。

ゴールウェイには深夜に到着しましたが、日本語を話せる現地ガイドさんが待っていてホテルへ直行、チェックインその他行き届いた手配で第一夜は安眠しました。パークハウスホテルはバスセンターのすぐそばにありコンビニやお店も近くてとても便利なところにありました。

ゴールウェイは、古い大学や大聖堂のある 静かで落ち着いた街、その街中を流れる川岸に豊な緑がしたたり、白詰草や狐のボタン、デージー等ちょっとした空き地も雑草が花咲いていた。川には白鳥や鴨が泳ぎ、空を鴎が飛び交い木立からは小鳥の鳴き声が聞こえてきました。6月のアイルランドは鮮やかな緑があふれ、野原には小さな花々が咲きこぼれていました。自然の豊な国というのが第一印象。

翌朝10時混載の日帰りバスツアーで出発。モハーの断崖を目指す。途中、古い砦や、ドルメン、ハイクロス等を見たり、バレン高原を通って行く。運転手さんはガイドも兼ねて、名調子でジョークも交えしゃべっている。けれど私は英語が殆ど理解できず残念。

モハーの断崖では好天に恵まれ、十分な散策の時間もあって心地良い風に吹かれ、のんびりと楽しむことができた。そこにはトイレやレストランお土産さんもあった。印象的だったのは、その休憩所が 丘の斜面に横穴式に設計されて風景の中に建物がとても良く調和していたこと。

日帰りバスツアーを楽しんだ後、ゴールウェイの街に戻ったのは夕方6時半だった。バスセンターからホテルはすぐそばだったので、一旦ホテルに戻る。まだまだ明るいので、また散歩に出た。ブラブラ歩いて教会へ行くと、丁度夕礼拝の時間だった。

礼拝に参列して、ステンドグラスから射す光の中に座っていると、静かに心を満ちてくるものがある。この街に住む人たちの毎日の生活の中に生きている信仰がそこにあった。礼拝の後、三々五々帰って行く人たちを見ていると、そう感じた。

本日気になったことは、車窓から見える小規模農家の狭い牧草地。空き地のまま放置されている農地が多いこと。これはEUのCAP、農業補助金政策の影響か。もう一つは経済発展の恩恵で多くの住宅がここ5,6年に新築されたこと。





バンラッティー城

翌日 午前中はゴールウェイ大学キャンパスを見学。

午後、ゴールウェイからバンラッティへはリムリック行き高速バスで行った。バンラッティは必ず停まるバス停ではないので、乗るときに運転手さんに切符を見せて、バンラッティで、声をかけて下さいと念を押した。そうしておいて良かったと思う。バスの中には、停留所や時間等を知らせる表示がないし、途中でとまるバス停にも、ここはどこ、次はどこという表示が見あたらない。

バンラッティキャッスルホテルはバス停のすぐそばと聞いていたが、道路沿いにある、すぐのホテルではなくて、実際には近いのだけれど、道路の反対側で木立に隠れて見えにくかったため、ちょっと戸惑いました。


その夜、バンラッティー城の中世風晩餐会に行きました。

先ず、入り口で口上やバグパイプの演奏があり広間でミード酒と音楽で歓迎される。 やがて食堂へ案内されて長いテーブルとベンチに全員着席。雨が降っていたので私はフード付きジャンパーをきていたのだがコート掛けに掛けるようにといわれた。

執事役の男性の司会で歌や、手拍子、コント等楽しい雰囲気だった。

メニューは田舎風のパン、じゃが芋の香草入りスープ、羊のリブのグリル、チキン等じゃが芋や人参、ブロッコリーなど温野菜が添えられて次々と供された。食卓には壷入りの 赤白のワインが置かれていて皆で自由に飲むことができた。

中世風ということで当時の習慣に従いフォークは無く、各自に渡された細めのナイフで木皿に切り取って食べるのも面白かった。当然指も使うわけで、そのためにフィンガーボールが用意されていた。フィンガーボールなんてフルコースに出てくる上品なものと思っていたが存外こういう実用からきていたのだと思った。

食事の量もワインも十分だし英語が分かれば説明や同席の人たちとの会話ももっと楽しかったと思うが分からなくても結構楽しむことができた。ホテルにはスパもあったがパス。




翌朝はバンラッティー城と民族村へ。

バンラッティー城は建築当時のままに残してあり、太い木の梁や石積みの壁、小さなガラス窓など昔の砦の雰囲気が味わえる。当時の大きな木彫りの家具やタペストリー、寝室や台所等昔の城の様子が分かる。急な細い螺旋階段を登って屋上に出ると広い野原や川など見えて見晴らしが良い。

民族村には、日本の茅葺のような農家や、小学校、商店、町並みが再現されていて、丁度小学生の一団が来ていて可愛かった。白いリネンの昔風の服装でスコーンやケーキを焼いている人がいて、隣の建物はそれを食べる喫茶店になっていた。ここは老若男女いろいろな人たちが遊びにやってくるテーマパークで、団体バスも乗用車も駐車場には沢山並んでいた。シャノン空港からも近いし、リムリック間もバスで20分なので楽しめる所だと思う。



ツアープランナーからのコメント

浅野様の希望のバンラッティ滞在を十分楽しんでいただくことができました。モハーの断崖も天候に恵まれアイルランドの大自然と文化を満喫していただいたようで良かったです。

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