【研修レポート】 オランダ&ベルギー
期間:2009年6月29日〜2009年7月6日
パーパスジャパン:小堀
1日目(6月29日)
成田空港からKLMオランダ航空(KL862便)にてアムステルダム・スキポール空港へ。
着後、宿泊ホテル(The Lloyd Hotel and the Cultural Embassy/ロイドホテル)へ。
ホテル着後、早速ホテル視察を行いました。
<ロイドホテル>
有名なオランダ人建築家、デザイナー、アーティストらが参加し、1921年の建物を改装したデザインホテル。部屋の大きさや内装の異なる1つ星から5つ星までの設備を備えた部屋が合計116室。インテリアはシンプルでモダンなダッチデザイン。
ロケーションは中央駅からトラムで10分程。アムステルのホテルでは珍しく、無料インターネット接続が可能。各部屋ごとに個性があって面白いです。
夕食後、トラムに乗ってアムステルダム中央駅へ。
最寄のトラム駅Rietlandpark.から26番のIJトラムに乗って移動。新型トラムに乗だったので、とても清潔でバリアフリーにも対応しているトラムでした。
アムステル散策は、あまり時間もなかったので、アムステルダム中央駅 → ダム広場 → 飾り窓地帯 → 運河沿いのカフェで休憩 → アムステルダム中央駅しか周る事が出来なかったのですが十分にアムステルダムの雰囲気を感じる事ができました。運河と建物の景色がとても良かったです。
また自転車がとても街に合っていました。次回は自転車で街巡りしたいと思います!!
2日目(6月30日)
午前中ワークショップに参加した後、国立博物館、エルミタージュ美術館を訪れました。
<国立博物館>
国立博物館は現在改装工事の為(2012年末/2013年初めまで続く予定)、工事期間中は同博物館の所蔵コレクションから17世紀の作品を選りすぐり「マスターピース」の名の下に展示しています。本館に隣接する改装済みのフィリップス棟で、黄金時代のハイライトとなる400点の作品をご覧頂けます。
個人的にはやはり、レンブラントの『夜警』と、フェルメールの『台所女中』がとても印象的でした。是非とも実際にご覧頂きたい作品です。
<エルミタージュ美術館>
エルミタージュ・アムステルダムは、ロシアのサンクト・ペテルスブルグの「エルミタージュ美術館」の膨大なコレクションの中から、現地で展示しきれない貴重な作品をテーマごとに選び、企画展として展示しています。ヨーロッパにおけるエルミタージュ美術館の別館としてオープンしました。
皇帝を頂点とする19世紀のロシアの貴族社会から生まれた絢爛豪華な世界を伝える、絵画、衣装、装飾品、家具など1800点を超える品々が展示されています。
美術館視察後、ロイドホテルからオークラホテルまでのボートで運河巡り(約1時間)を体験。
今回は専用ボートでの運河巡りでしたが、通常はロイドホテル前のボート乗り場からボートでの運河巡りツアーが出ているようでした。
到着後、オークラの視察。
<ホテル・オークラ・アムステルダム>
アムステルダムを代表する5つ星ホテルの一つ。
23階建ての最上階にあるフランス料理レストラン、シェルブルーからは、アムステルダムの街を一望する事が出来きます。シェルブルーは2007年に、ミシュランの2つ星を獲得しています。館内にある和食レストラン「山里」はミシュランの1つ星。
ライ国際見本市会場まで徒歩5分、国立博物館などがある美術館広場まで徒歩10分程と、観光・ビジネスともに利用しやすいホテル。日本人スタッフも常駐。最近、ロビーの改装工事を終えたばかりです。
3日目(7月1日)
この日は朝から、アムステルダムからクレラー・ミューラー美術館があるデ・ホーヘ・フェルウェ国立公園へ。(バスで約1時間30分)
<クレラー・ミューラー美術館&デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園>
ゴッホのコレクションで、アムステルダムのゴッホ美術館に次ぐコレクションも持つ美術館。
広大な国立公園の中にあり、園内を走るサイクリングロードは、無料の白い自転車を借りて走ることができます。夏から秋にかけては、辺り一面が紫色のヒースが茂り、秋には黄葉が美しい。
ランチは、ビジターズセンターでオランダ名物のパンケーキを頂きました。
その後、2012年に開催される『フロリアード』の開催地フェンローへ。専用バスにて約1時間30分。
<フロリアード2012>
10年に一度開かれる、花と園芸の博覧会で今回はオランダ東南部の都市フェンローで2012年に開催される予定。今回のテーマは、”Be part of the theater in nature; get closer to the quality of life”。
園内は、Relax & Heal, Green Engine, Education & Innovation, Environment, World Show Stageからなる5つのエリアに分かれます。開催は、2012年4月から10月まで。
まだ建設し始めたばかりで、いくつかの木が植えられているだけでした。
その後、マーストリヒトへ。夕食は農家風レストラン『Petit Bonheur』にて。
<Amrath Grand Hotel de’l Empereur>
マーストリヒト中心、中央駅正面のとても便利なロケーションにあるホテル。
歴史を感じさせる外観。市内の主な見どころまでは、それぞれ徒歩で約10分程度。
4日目(7月2日)
午前中は現地ガイドとともにマーストリヒト市内観光。
<マーストリヒト>
オランダ最南端の都市マーストリヒトは、マース川に沿ってローマ人が造った古都。
オランダ西部のアムステルダム、ハーグ、ロッテルダムなどの都市とは趣が異なり、ファッションとグルメが有名。ドイツとベルギーの国境にも近い。アムステルダムからは、直通列車で2時間半。
観光後、専用バスにてベルギーのマースメッヘレンにあるアウトレットモールへ。
専用バスにて約45分。
その後、専用車バスにてルーヴェンへ。専用バスにて約1時間15分。
着後、現地ガイドとともにルーヴェン市内観光。
<ルーヴェン>
9世紀末の文献にはすでにその名が登場する古い町。
市内には今も数多くの歴史的建造物が残ってます。986年頃に起源をもつ聖ペトロ参事会教会や、ベルギー最大の大ベギン会院や、ネーデルラントで最も重要なゴシック様式の公共建築の一つに数えられる市庁舎(15世紀)などは特に有名です。
哲学者エラスムスや神学者ヤンセニウスが教鞭をとった名門ルーヴェンカトリック大学のあるベルギー最大の大学町としても知られ、市内には200ヶ所以上の大学関係施設があります。
ビールの町としても有名で、市内にはベルギー最大のビール会社InBev社の本社工場と個人経営のビール醸造所ドムスがあります。
観光後、レストラン『Cloharld de Luxe』にて夕食。
丁度この時期からムール貝の季節という事で、鍋いっぱいのムール貝と、ベルギーに入ったのでベルギービールも一緒に頂きました。
夕食後、ルーヴェンからブリュッセルへ移動。専用バスにて約45分。
着後、『オメガング』鑑賞。
<オメガング>
グランプラスで、毎年7月の第1木曜の夜に盛大に開催されるベルギーを代表する祭り。
「オメガング」とは「輪になって歩く」の意味で、14世紀にサブロン教会に祀られたマリア像の周囲を行列したことが起源とされています。現在の形になったのは1549年、神聖ローマ帝国のカール大帝とその息子フェリペがブリュッセルを訪問した際に、歓迎の意を込めて行われたのを再現しています。
祭りはブリュッセルの旗と楽隊を先頭に、宮廷貴族、馬にまたがった騎士、司祭、ギルド職人、道化師などが練り歩く、中世を再現する絢爛豪華な一大ページェント。皇帝カール5世、貴族諸侯に扮するのは、本物のベルギーの貴族たちです。
フィナーレにはバンシュの「ジル」(道化師)が登場し、祭りを一層盛り上げます。
<THE DOMINICAN HOTEL>
モネ劇場の後ろにある市内中心部のホテルで、グランプラスから歩いてすぐ。
市内中心部の立地の良さを誇る美しい施設で、ブリュッセルには珍しい本物のデザインホテルのひとつ。部屋は天井が高く、清潔感がある。
5日目(7月3日)
午前中、美術館専属ガイド森氏と共にマグリット美術館視察。
<マグリット美術館>
2009年6月2日に王立美術館の隣にあるネオクラシック様式の4階建てのアルテンロー邸がマグリット美術館として生まれ変わりました。
ベルギー王立美術館とマグリット財団が長い年月をかけて収集したコレクションと、個人収集家のコレクションが貸し出され、世界最大のマグリット・コレクションを誇ります。シュルレアリスムの巨匠マグリットが残した作品など200点が展示されます。
その後、メッヘレンへ移動。
専用バスにて約45分。
<メッヘレン>
ルーヴェンと同じくダイル川沿いに発展した町で、カール五世もメッヘレンで育ちました。現在はタペストリー、家具、野菜(とくにアスパラガスとアンディーヴ)の町としても有名です。またメッヘレンにあるカリヨン学校も有名です。
観光後、メッヘレンからアントワープへ移動。
専用バスにて約1時間。
6日目(7月4日)
午前中、現地ガイドと共にアントワープ市内観光。
(聖母大聖堂、ルーベンスの家、プランタン・モレトゥス印刷博物館)
<聖母大聖堂>
堂内には「キリスト降架」、「キリスト磔刑図」、「聖母被昇天」、「キリスト復活」など、ルーベンスの数々の傑作があります。名作「フランダースの犬」に登場することでも知られています。
観光後、アントワープからゲントへ移動。
専用バスにて約1時間。
着後、現地ガイドと共にゲント市内観光。
(聖バーフ大聖堂、運河ボート、元祖ワッフル屋でベルギーワッフル試食)
特に印象的だったのは、聖バーフ大聖堂でした。地上部はゴシック様式。中に入ると、高い天井、豪華な装飾に目を奪われます。極めつけは、ファン・アイク作(兄弟合作とも)の祭壇画「聖なる子羊の礼拝(神秘の子羊)」。象徴性豊かなフランドル絵画の頂点に立つ作品。
また、夜にゲントを散策しました。ゲントの夜景に感動です!!
<GENT RIVER HOTEL>
市の中心部に位置し、金曜広場まで50m。レイエ川岸に建つガラス張りの外観がモダンなホテル。ホテルまでボートでのアクセスも可能な珍しいロケーション。
7日目(7月5日)
朝、ゲントからブリュッセル空港へ。
専用バスにて約40分。
ブリュッセル空港からアムステルダムを経由し、帰路の途へ。
今回はオランダ・ベルギーを巡りましたが、ダッチデザイン、美術、古都、歴史的建造物、食事等、色々なオランダ・ベルギーの素晴らしいものを見ることが出来ました。今後はこの魅力をお客様にお伝えしていきたいと思います。
また、大変お世話になりましたオランダ政府観光局、ベルギー・フランダース政府観光局の皆様、有難うございました。
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