「フランスってどぅなの？」

「フランス人てどぅなの？」

そんな疑問を抱きつつ旅立った初めてのフランス旅行。

巨大観光都市、パリでは、３日間という短い時間をあちこち駆け回り、それとは対照的に、モンサンミッシェルでは１泊し、ゆったりとした「おとぎの時間」を過ごす事ができました。

 中でも　モンサンミッシェルを上空から眺める飛行体験は、一生忘れられないものとなりました。
モンサンミッシェルに興味がある、という方には、ぜひお勧めしたいと思います。

モンサンミッシェル

何も無い、海にぽっかり浮かぶその姿は、慄然と、それでいてどこか儚げで、違う次元にでも迷い込んだような気持ちになります。

特に夕暮れ時から日没、ライトアップされ、刻一刻とその姿を変えていく様子を、私たちは　ただただ見つめていました。　　
昼間とはまったく違う、夜のモンサンミッシェル。

そして真夜中、ふと見上げた星空が　あまりに美しくて大感動！降るような星たちを　しばらく眺めていました。　

本当に１泊して良かった。

次の日

待ちに待った、モーターパラグライダー飛行。

前日に立ち寄った土産物屋さんに　絵を売るアーティストさんが居て、ハンググライダーでモンサンの上を飛んでいる絵があったので「明日私たちも飛ぶんです」　と言うと、「それは素晴らしい体験よ！」　と、笑顔で答えてくれました。
 
そんないきさつもあって、期待は高まるばかり。　
もちろん不安も少々。
 
飛行場に到着すると、早朝雨がチラついていたお天気も、良好。
目の前は草原といった感じで、羊たちがお散歩中。。。滑走路はどこだろう？　
あれで飛ぶのかな？　などと、お喋りしながら待っていた。　
ここは本当にのんびりした雰囲気。

「君はこの飛行機で、君はこっち。　同時に飛ぶからね！」
優しくて感じの良いおじさんに説明され、いそいそと２人はお別れ。

ひとつは　パラグライダーにモーターが付いただけの、もうひとつはセスナと言うにはあまりにシンプルな、胴体の無い２人乗り飛行機。

上空はとても寒いから、と、分厚い上着を貸してくれました（ブカブカｗ）。
ヘッドホンをつけ、ヘルメットを被ると、重くて頭がグラグラｗ。
こんな状態で飛べるのか、と、不安な中、飛行機が草原を車のように走り出し、唐突に浮いた機体が、どんどんどんどん上へ上がっていく。

 （上がってる！！） 　

見る間に景色が変わり、牛や羊がミニチュアのように小さくなり、あっという間に雲の中。
やっぱり少し揺れます。　

怖い！　

でも、もぅ身を預けるしかないんだ。

そして寒い！　

カメラを持った手がブルブル震えます。

しばらくすると、干潟が見えてきました。
光を受ける干潟の、なんて美しいグラデーション。
そしてその先にあるのは、　モンサンミッシェル。
昨日と今日、地上からさんざん眺めたモンサンですが、上空からの眺めにまたまた感動！
グルッと一周してくれるので、地上からは見れない部分も見ることができます。

と、はるか真下に友達らしき飛行機が。
どうやらモーターパラグライダーは高度がだいぶ下らしい。
それはそれで、「まるで鳥のようだった！」と、後で興奮してました。
 
上空からモンサンミッシェルを眺めている間、「この瞬間を逃したくない！」　という気持ちでいっぱいだった私。
今この瞬間、ここに居るんだ、という思い。
それと、またここに来たい、という思い。
 
そんな気持ちを振り切るように、イヤホンから　「行くよ！！」と言う声。
なんだかイヤな予感・・・と、機体がグルングルン旋回し、あやうく振り落とされそうに！！（なりませんけどｗ）
ジェットコースター好きの私には楽しい体験でした。

そして名残惜しくもモンサンを後に、友達のパラグライダーに合わせて高度を低くし、しばらく一緒に飛んでくれたりもしながら、また美しい干潟を堪能して、歩く羊たちをギリギリにかすめて地上へ到着。
飛行機が降りてきても全く動じない羊って・・・。

わずか２０分ばかりのフライトでしたが、充分な満足感でした。

モンサンミッシェルの上を飛びたくて、NETで探して、でも自分たちの予約では不安があって、旅行会社を色々探して、そして巡り合ったパーパスジャパン。
いくつかの我がままにもきちんと返答いただき、本当に有難うございました。
パーパスジャパンは　自分仕様にしてくれるだけでなく、旅行会社としてしっかりしているので、他より安心感がありました。
また、機会があればお願いしたいと思っています。

そしてフランスにも　ぜひまた行きたいです！