夏の中欧3カ国ハネムーン 10日間

期間:2009年7月11日〜2009年7月20日
Y.Y. 様

GON-000311

新婚旅行は

宮本輝の小説「ドナウの旅人」のコースをモチーフに、「中央ヨーロッパ」を選びました。

チェコのプラハ、オーストリアのウィーン、ハンガリーのブダペスト。どの街にも共通するのは、ヨーロッパの森の水をたたえた雄大な川の流れと、中世の雰囲気を色濃く残す景観、そして、当地の育んだ歴史の重みでした。気候(気温)は予想と違い猛烈な暑さでしたが、それを除けば、旅で出会うすべてのものが魅力的で、忘れられないものとなりました。

~プラハ モルダウに抱かれた、時が止まったような景観~

プラハ市内を流れるブルタヴァ(モルダウ)川を見たとき、スメタナの「モルダウの流れ」のメロディーがふと思い出されました。プラハは、とても素朴で美しいたたずまいを見せてくれる街でした。

個人的に一番心に残ったのは、早朝に見たブルタヴァ川です。中洲に降りて両岸を見やると、そこには、中世の人が見ても「今」と信じるのでは、というくらいシンプルで、かつ、重厚な景色がありました。何時間でもそこに立っていたい、と感じられる、素敵な景観でした。

また、ブルタヴァ川の上流にある世界遺産の美しい街、チェスキークルムロフにも足を伸ばし、そのほとりで時間を忘れてのんびりしました。



~ウィーン
 大河ドナウ沿いに、歴史と現代を併せ持つ大都市~


「音楽の都」として名高いウィーンは、同時に、ドイツ圏の文化を引き継いだ大都市でした。例えば交通。東京と同じように複雑に張り巡らされた地下鉄網がありますが、自転車を引いて乗り込めるほど大きな車両は、日本人としては驚きです。

市内を流れるドナウ川も、本流、新流(?)、運河が併走しており、簡単に渡河できないほどのスケール。

観光の目玉であるハプスブルク家の「シェーンブルン宮殿」の広さにも驚かされました。

ウィーンでは、伝統的な部分と先進的な部分、どちらについてもダイナミックな印象に圧倒されました。


~ブダペスト
 市街の中央にたたずむ雄大なドナウの流れ~


古くから政治の中心であった「ブダの丘」と、民衆の息づいてきた「ペスト地区」は、ドナウ川によって分かれています。しかし、「王宮の丘」や「イシュトバーン大聖堂」の屋上から眺めると、ブダペストの街は、むしろドナウ川の流れを介してひとつになっていると感じられました。

街は波乱の歴史を経てきており、「マーチャーシュ教会」などの歴史的な建造物を見ると、トルコ征服期の影響もうかがうことができました。

中心を流れるドナウ川のゆったりした流れが、ブダペストのこれまでの歩みを淡々と語っているような、そんな気持ちになりました。


西欧地域と大国ロシアの

大地にはさまれた、「中央ヨーロッパ」独特の空気に夫婦でゆっくりと触れることができ、本当に満足です。

横田様には列車で各地を周りたいという希望や、ドナウ河の見渡せるブダペストのホテルなど、様々な希望を聞いてプランを作っていただき、ありがとうございました。一生に一度の新婚旅行が忘れることのできない旅行となったのも、ツアーではないオリジナルの旅行であったからだと思います。

本当にありがとうございました。

ツアープランナーからのコメント

おかえりなさいませ!中世の町をそのまま切り取ったような素敵な景色。思い出に残るご旅行のお手伝いが出来て、本当に嬉しく思います。ありがとうございました。

ページのトップへ