2007年7月8日から7月16日にかけて
アドリア海の青さと、車を運転したいというコンセプトをもとに、現地でレンタカーを借りる旅行プランを立てました。スロベニアの首都リュブリアーナからクロアチアに入りアドリア海を抜け、ドブロブニークに至るルートです。
スロベニアでは鍾乳洞、クロアチアはプリトヴィッツェとドブロブニークをメインとして、アドリア海に点在する世界遺産などを巡る旅を考えました。
期間:2007年7月8日〜2007年7月16日
越川様 ご夫妻
GON-000347
アドリア海の青さと、車を運転したいというコンセプトをもとに、現地でレンタカーを借りる旅行プランを立てました。スロベニアの首都リュブリアーナからクロアチアに入りアドリア海を抜け、ドブロブニークに至るルートです。
スロベニアでは鍾乳洞、クロアチアはプリトヴィッツェとドブロブニークをメインとして、アドリア海に点在する世界遺産などを巡る旅を考えました。
出発直前に日本で調べたところ、ガイドなどに書かれていたポストイナ鍾乳洞のほか、シュコツィアン鍾乳洞という世界遺産の鍾乳洞があり、その双方にいってみたいと考えましたが、後者の鍾乳洞のアクセスは非常に悪いことがわかり、急遽リュブリアーナでレンタカーを借りる事にしました。国内からネットで予約すると、なんとかオートマ車を借りる事ができ、それを使った観光をする事になりました。
午前中は、まずシュコツィアン鍾乳洞に行きました。洞窟内は写真の撮影が禁止されているためお見せできないのが残念ですが、非常に神秘的な地下世界の探検が体験できました。その後ポストイナ鍾乳洞に行きました。対照的に非常に観光地化され、トロッコ列車などもありこちらも楽しめました。
その後、山中の洞窟と一体化した洞窟城の観光を経て、その後、長い昼間を利用して市内観光を行いました。
リュブリアーナからは鉄道でザグレブに向いました。2時間半ほど中々よい景色を楽しんだ後、予定通りレンタカー(WVパサート?)を借り、ドライブを開始しました。クロアチアも予想よりも道路環境がよく、旧市街以外はあまり苦労なく進めました。
プリトヴィッチェまでは明るい森の中を抜け、3-4時間程度で程なく到着しました。生憎天気は雨模様でしたが、国立公園内のホテルに宿泊できたため、閉園ぎりぎりまで青い不思議な湖沼群を堪能する事ができました。
中国・九塞溝でも同じような青い湖沼群を見る事ができますが、そちらは非常に混雑してなかなか風情が楽しめないところもありましたが、こちらは落ち着いた観光ができました。
午前中はプリトヴィッチェを観光した後、あまりガイドには出ていないクルカ国立公園を訪ねました。こちらは休みの日に当たったためか結構混雑していましたが、湖のような川の中のクルーズや、壮大な滝を訪ねることができました。
なお、クロアチアで面白いのが、普通の街の古い町並み。観光船を待つスクラディンという小さな町でも、中世の町の雰囲気を楽しむ事ができます。
その後、世界遺産があり、町並みも味があるシベニクの街に行きました。この時、市街を走る事となり、一方通行の多さや道の狭さにやや難儀しましたが、無事大聖堂や高所にある城塞の観光を楽しむ事ができました。
その後は、スプリットに向かい、旧市街を運転して何とか宿にたどり着きました。ホテルの駐車する場所の位置がよくわからず、結局ホテルの人に同乗してもらい、市街に路駐することとなりました。
世界遺産・スプリットの街は大変歴史を感じる町で、ローマ時代の建設物が街中に取り込まれておりました。私たちが宿泊したHOTEL PERISTILも城壁と一体化しており、夜景は実に印象的でした。部屋は小洒落ており、朝食もとても美味しいものでした。
翌朝はスプリットを出て、少し戻る形で世界遺産トロギールに行き、その後ボスニア・ヘルツェゴビナの国境を一時的に越え(しかし、物価がやや安いのでワイン等買い込みましたが)、ストンの街に着きました。
ストンは、山が城壁に囲まれた風景を楽しめる所で、ヨーロッパで2番目に長い城壁と、カキの養殖で知られたところです。残念ながらカキはそこでは食べそこねましたが。
その後ほどなく車を運転し、ドブロブニークの街につきました。車を返す前に、車でないと行きにくい、ドブロブニークを一望できるスルジ山に登りました。スルジ山には、かつてロープウェーがありましたが、戦災で廃墟と化しており神妙な気持ちになりました。
そしてそこから夕暮れを楽しんで、市外から少し離れたホテルに着きました(なお、旧市街は車の進入不可です)。
翌朝、ムリェト国立公園に行こうと考えましたが、ホテルで得た情報とは時間が違い、波止場に着いた時は既に出港した後でした。そこで、急遽ドブロブニークから日帰りできるシパンなる名の知れない島に渡る事としました。そこでは3軒しかレストランがないような、完全な田舎でしたが、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。
その後ドブロブニークの夜を楽しみ、またバスでホテルに帰りました。
実質的に観光最終日に、ドブロブニークの城壁めぐりや、市外散策を行いました。城壁上からと中からと、街の面白さを十分堪能しました。
ドブロブニークは港町であるせいか、猫がたくさんいました。メインストリートから外れた城壁近い場所には、たくさんの人懐っこい猫がいて、しばし猫と遊んで時間を過ごしました。
夕刻、ドブロブニーク空港から空路ザグレブ空港に着きました。その翌朝、空路日本への帰途に着きました。
全体を通じて、食事は美味しく、自然と文化とが入り混じった充実した旅となりました。
右側通行などに慣れてしまえば、レンタカーによる森の中、海岸沿いのドライブは快適でした。そして幾つか有名でない観光地も訪れることができ、より効率的で面白い旅になったと考えております。
クロアチア・スロベニア・・・という、公共の交通機関がまだ少ない2カ国ですが、レンタカーをご利用いただければこんなにも充実したご旅行が出来るんですね。素敵な旅行記を、ありがとうございました。猫ちゃんもかわいいですね。