ドイツ・フランスのクリスマスマーケットを訪ねる旅 6日間

期間:2009年12月18日〜2009年12月23日
宮崎 様

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【きっかけ】

友人がシュツットガルトへ留学し、一度は遊びに行きたいと思っていたのが旅のきっかけ。調べると、シュツットガルトはドイツの中でも大規模なクリスマスマーケットが開かれていることで、訪れるなら冬!と思い今回の旅を計画しました。
パーパスジャパンさんのツアーが魅力的でしたので、休みの都合で6日間の短縮プランにしていただき申し込みました。

1日目

混雑の為、事前座席指定ができなかった往路便ですが、その混雑の影響でエコノミーからプレミアムエコノミーにアップグレードされました!長距離で座席幅・間が少しでも広くなるのはラッキーでした。

シュツットガルトへの直行便はないので、フランクフルトで乗り継ぎ。どうやら雪の影響で出発が遅れている模様。急ぐ必要もありませんでした・・・。その遅れは20分から1時間に、1時間から2時間に変わり。

そして恐れていたことが起きてしまいました。なんと2時間待った挙げ句、欠航です!

ドイツ語と英語のインフォメーションのアナウンスがよくわからず困惑していると、1人のドイツ人の方に日本語で声をかけられました。彼曰く、アナウンスではルフトハンザが振替のICEチケットを配布する、とのこと。

その親切な方が、「自分は少しだけど日本語がわかるし、あなたをサポートできます」と言ってくださるではありませんか!言葉のわからない異国の地で、この優しさがどれだけ心に沁みたことか。

そしてチケットを一緒に受け取ってもらい、ICEの乗り場まで案内していただき、同じ振替客でごった返すICE車内で空席を見つけ座らせてくださいました。この方がいなかったら私はフランクフルト泊になっていたかもしれません!本当に感謝です。



車内では彼の家族の写真などを見せていただきながら(お子様がとってもかわいかったです!)、1時間半弱でシュツットへ到着。無事、迎えにきてくれた友人とも合流できました。旅先の出会いに感謝です!

初日の夜は遅くなってしまったので友人宅でご飯を食べるのみ。この地方の名物、マウルタッシェンを作ってくれました。ドイツの餃子のような料理で、美味しかったです。

こうして旅の中でも一番のハプニングを迎えた初日を終えました。


2日目

この日はお目当てのシュツットガルトのクリスマスマーケットへ!

とはいえ、大寒波の影響で外はダイヤモンド・ダストが舞うような極寒でしたので、外出は日が高くなる午後から・・・。あったかインナー、長袖、ニット、フリース、ダウンを着て完全防備で出かけました。

その前に、実はこの日は私の誕生日。まさか海外で誕生日を迎えるとは!友人が、プレゼントにレープクーヘンとサンタさんのキャンドルをくれました。ありがとう!


中央駅の広場に着くと、たくさんの出店が!寒さも吹っ飛び、一気にテンションアップ。

お店には、クリスマス用のオーナメントやキャンドル、お菓子や人形、アクセサリーなどが並べられており、見るだけでウキウキしてしまいます。各店の屋根の装飾も凝っていてかわいい!








食べ物のお店ではクリスマスの定番、グリューワインを注文。シュツットガルトのマグカップに入れてもらい、飲みました。カップは返せばカップ代が返金されますが、大事な記念として持ち帰りました。お腹の中からぽかぽかに温まり、少しほろ酔いでいい気分。

ドイツらしく、ソーセージを挟んだパンも食べました。さすがドイツ、ソーセージがプリッとジューシーで美味しい!



色々と見てまわったところで、友達から「近くに少し雰囲気が違って楽しめるクリスマスマーケットがあるから行かない?」という提案が。そして電車でエスリンゲンという街へ。


着くともうあたりは暗くなっており、それがまた一層雰囲気を高めてくれました。
エスリンゲンのクリスマスマーケットはシュツットガルトよりもかわいい印象。周りの建物も、ドイツらしさを感じさせる木組みの建物だったりして、とても素敵でした。
電車で15分ほどですし、1日にふたつのクリスマスマーケットを楽しむことができて行ってよかったです!

最後にシュツットへ戻り、カールシュタットでおみやげを買い、短いドイツ滞在を終えました。




3日目

友人に見送られTGVでストラスブールへ。

ここからはフランス入国&一人旅!海外で初めて乗る長距離列車。(初日にICEに乗りましたが、今回は初めて落ち着いて乗れる、ということで・・・)
iPodに入れてきた『世界の車窓から』のテーマ曲を聴きながら(笑)、流れ行く風景を見ていたらあっという間にストラスブールへ着きました。1時間15分くらいです。



ストラスブールへ到着後、駅の目の前の Le grand hotel に荷物を預け、街を散策。



まずは世界遺産地区であるプティット・フランスへ。
国境近くだからか、ドイツの文化が混ざったような木組みの建物が川沿いに並び、とってもかわいい!日曜だし、やはりクリスマスツリー発祥の街は人気のようで観光客がたくさん居ました。




クリスマスマーケットはフランスでは『マルシェ・ド・ノエル』。ストラスブール内のマルシェ・ド・ノエルの地図を見ながら、さらに街の中心部へ。クルベール広場には、大きなクリスマスツリーが!



そのままカテドラルへ。細部までびっしり彫刻の建築に圧巻されながら、内部へ。お目当ては人の人生を表現しているという天文時計。この時計のからくりが12時半にだけ動くというのでそれに合わせて行くと、同じような目的の観光客でいっぱい!でも実際のからくりの動きは結構地味で・・・周りから笑いが起きていました(笑)。

お昼は出店でバゲット・フランベを。アルザス地方の名物『タルト・フランベ』を食べてみたいと思っていたら、手軽なバゲットバージョンがあったので。これが予想以上に美味!フロマージュブランのコクと、ベーコンの油分がすごくマッチしていて、大きいバゲットでしたがペロリとたいらげてしまいました。


チェックイン時間になり、夜の散策までもホテルに。このホテル、モダンな内装でとてもキレイでした!スーツケースを広げるスペースもあるしバスタブもるし、駅から近いし期待以上です。

ネット接続ですが、フロントに言えば無料のWifiのIDとPASSを教えてくれます。ミニノートPCを持ってきていたので、今後の天気予報などを調べました。



そして夜になり、散策へ。既に通りからイルミネーションがキレイ!日曜でお休みでしたが、ギャラリー・ラファイエットもピンクに光っていました。クレベール広場のツリーは、夜になり光輝くと、より魅力を増していました。

カテドラル前には天使のイルミネーションが。イルミネーションが続く先にそびえたつカテドラルがうっすら浮かび上がって、とても素敵な光景でした。格好の被写体!と思い、いっぱい写真を撮りました。






マルシェ・ド・ノエル自体はやはりシュツットのほうが規模が大きかったですが、ストラスブールはイルミネーションがとてもキレイでした。通りごとに違ったイルミネーションが見れるので、歩いているだけで楽しかったです。雪が舞う中、キラキラと輝くイルミネーションに魅入られ、素敵な1日となりました。



4日目

TGVでパリへ。この日は朝からどんよりした天気。
チケットを打刻し、ホームに行くも電車遅延・・・。30分遅れで出発。そして結局到着もさらに30分遅れ、計1時間遅れでのパリ到着となりました。


午後1時前くらいに Hotel Tronchet に行くと、もう準備ができているからチェックインできる、ということですぐ部屋に入れました。古さは感じるけど、清潔でかわいらしい部屋!マドレーヌ寺院すぐ近くの大通りに面していて、立地の良さは抜群でした。



荷物を置いたらランチを済ませ、まずはおみやげタイム。今回はほぼモノプリで済ませました。モノプリ・グルメのお菓子が美味しそうなものがいっぱいあったのでいくつか購入。

その後、ギャラリー・ラファイエットへ。
ルミナリエと同じ人のデザインというイルミネーションは、さすがの豪華さ!でも繊細なデザインで、左から右へ、上から下へ光が流れてとてもキレイでした。中のクリスマスツリーもとても大きい!!ピンク調のツリーの上からプレゼントが降ってくるような感じで、女の子が喜びそうなデザインでした。(私も女ですが・・・)

プランタンは赤やピンクのイルミネーションで、こちらも雪柄の模様が光り輝いて豪華!





近くには、パリOPENで話題のユニクロがありました。中に入ってびっくり、レジに大行列!OPEN時に行列ができたというニュース、大げさだと思っていたのですがどうやら人気は本物のようです。機能美がパリっ子にウケるのかもしれません。



そしてデパートのイルミネーションを楽しんだ後、メトロでシャンゼリゼ通りの中心へ。ここはこの時期、世界でも一番有名なイルミネーションなのではないでしょうか。

なので期待も大きく、実際目にした時は上から下へと流れ落ちる光の雫とその並木にただ感動でした。前にパリに来た時もそうでしたが、ここを歩くとどうしても頭の中で「オ~シャンゼリゼ~♪」と歌ってしまいます(笑)。

写真を撮りながらコンコルド広場まで歩き、観覧車に乗ってみました!上から見るシャンゼリゼは、車の光とイルミネーションが合わさりとてもキレイだったのですが、雨で窓に水滴がついており、写真はうまくとれませんでした・・・。でも上から、エッフェル塔の毎時ちょうどのキラキライルミネーションが見れてラッキーでした!




ディナーを終えトロカデロ広場へ向かい、エッフェル塔の120周年記念イルミネーションを見ることに。これがとてもキレイでした!白、青、赤、緑、虹色・・・様々な色に変わるエッフェル塔。

トリコロールカラーになった時が一番感動しました。このイルミネーションは年内いっぱいまでのようなので、本当に今年この時期に行けてよかった!と思った瞬間でした。



5日目・帰国日

他社で頼んだ空港送迎のピックアップが16時だったので、それまで普通に観光しました。パリは前に来たことがあったので、その時行けなかった場所に。

まず、午前中はモンマルトルへ。治安が悪いと聞いていたので用心しましたが・・・ミサンガ詐欺などもいましたが、無事すり抜けてサクレ・クール寺院まで。丘から見るパリの風景、旅を振り返るかのように思いに耽りながら眺めていました。ハープ弾きのおじさんが奏でる音色が、また風景に色を与えてくれて。




その後、日本未進出のショコラティエでおみやげのチョコレートを買い、アメリのカフェとムーラン・ルージュを写真におさめ、モンマルトルを後に。



時間があったので、オルセー美術館へ行ってきました。
直前に発生したストも鎮静化したようで、無事開館していました。よかった!工事中と聞いていたのですが、そのためか有名な作品がほぼ同じフロアにあって見てまわりやすかったです。ゴッホやモネ。ルノワールの絵などを鑑賞しました。



ホテルに戻り、CDG空港へ。なんと復路便も、エコノミー満席のためプレミアムエコノミーにアップグレードされました!しかも通路側で、ビジネスとの境の一番前の席だったので足を伸ばし放題。なんてラッキーなんでしょう・・・。おかげで爆睡できました。



世界的な大寒波の時期に

ヨーロッパを訪れ、事前に見た天気予報では最高気温-10℃などと書かれ眩暈がしそうでしたが、実際行ってみるとクリスマスを彩る街の雰囲気が寒さをやわらげてくれて、とても楽しめました。人もとてもあたたかかったです。寒くても行く価値ありでした。

26歳の始まりを告げる旅は、今までの旅行の中でも特別な忘れられないものになりました。
個人的な感想としては、クリスマスマーケットのドイツ・イルミネーションのフランス、といったところでしょうか。

長文になってしまい申し訳ございません。それぐらい思い出たくさんの旅行になりました。一人での乗り継ぎやTGV乗車に不安がる私に、都度メールで丁寧に返答していただいたり、写真が豊富な資料をくださった横田さん、本当にありがとうございました!また機会があれば、旅の手配をお願いさせていただきます。

ツアープランナーからのコメント

素敵な旅行記とお写真をたくさんありがとうございました!旅の最初のハプニングは、冬のヨーロッパならではですが・・・こういう時に暖かい人に出会えるのも、一人旅の醍醐味のひとつですよね。ご一緒に旅行した気分になれて、クリスマスを満喫出来る旅行記、ありがとうございました。また是非ご相談くださいませ!

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