今回、私達は

ベルギー＆オランダをハネムーンの地に選びました。
初めてのヨーロッパ。カタコトの英語すらあやしい二人の、無謀でチャレンジャーな珍道中となりました。

1日目

飛行機で過ごす1日。ブリュッセル空港には映画のマフィア役みたいな方がベンツでお迎え。しかし、ホテルが分からなくて同じところをずっとグルグル。やっと着いた時に拍手をすると、いやー、焦ったわ、俺。（たぶん）と頭を掻いていたマフィア風のおじさん。

2日目

1泊分の荷物を持ち、ブリュッセル中央駅まで道を尋ねながら歩く。
駅の窓口で行ったり来たり。列車に乗るまでに1時間もかかる。駅員に尋ねて乗った列車が、1時間かけてブリュッセルに戻って来る。本当に意味が分からなくなる。どうにかメトロに乗って、ノートルダム大聖堂へ。

空腹のためにフリッツ屋さんに並ぶ。店のおじさんが渡してくれたチキンを夫が食べると、それが見知らぬ韓国人ファミリーの分だったことが発覚。あなた方はチキンを頼んだのか？と流暢な英語で言われ、悲しくなる。

気づくとノートルダム大聖堂は閉館。柵の間からルーベンスの三連祭壇画を覗く。

タクシーで間違って信じられない額を払い、大ショックを受ける。
マルクト広場のレストランでは上手く料理が頼めず、隣の白人カップルに英語ぐらいしゃべれ（笑）と言われてもっと凹む。

3日目

ケンピンスキー・デュークス・パレスでの朝食。昨日のことは忘れて優雅な気分になる。

ブルージュの街を散策。中世にタイムスリップした様な憧れの街並みに感激。
366段の鐘楼に息切れをしながら登る。足はガクガクだったが、素晴らしい眺めに疲労も忘れる。

運河クルーズをしたり、ワッフルを食べながら蚤の市を見たり、昨日に比べてかなり順調。

夕方にブリュッセルへ。聖ミッシェル・エ・ギュデュル大聖堂にふらっと入る。13～15世紀に建築されたという、歴史ある教会の神聖な空気に触れて感動。

夕食は某ガイド誌に載っていたイタリアンへ。ちょっとはずれなので写真なし。

4日目

午前中いっぱいブリュッセルを散策。チョコレート屋さんをはしご。
前日に見つけた教会が気になり、もう一度見に行く。朽ちて廃墟のように見えた教会は、聖カトリーヌ教会。現在も使われていたことに驚く。

ダンドワというお店でリエージュワッフルを食べる。アイスがのっていて美味。お店のお兄さんも素敵。

午後に空路でアムステルダムに。
トラムに乗って、ハーシェ・クラースというオランダ料理店へ。予約なしで運よく入れる。活気のあるアンティークな雰囲気のお店。ビールと青豆のスープと海老のクロケットで舌鼓。やっと慣れてきた感じでミスが減少。

5日目

ハーグにあるマウリッツハウス王立美術館へ。オーディオガイドを聞きながらじっくり回る。念願だったフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を間近に観る。二筆で描き上げたという真珠の輝きに感動。

そして、ユトレヒトにあるディック・ブルーナハウスへ。ミッフィーに会う。一匹、連れて帰ることにする。
ユトレヒトはとても可愛い町。優しいお姉さんのいるカフェで軽く夕食をとり、キッチン雑貨のお店で自分のお土産を購入。

早めにホテルへ。夜、妻が発熱。

6日目

最終日。帰りの飛行機まで時間があるため、美術館巡り。

国立博物館はレンブラントをはじめ有名な絵画が沢山。混んでいたが、日本人ツアー客も多くなぜか安心。フェルメールの作品も4つも観ることができ大満足。

ゴッホ美術館では初期から亡くなるまでの作品を順番に観る。画風や色彩の変化が興味深い。世界的な画家が何人も生まれたオランダってすごい。隣の公園で日向ぼっこランチをして帰路へ。

7日目

無事帰国。後から例の噴火があったことを知る。こんな分からんちんが足止めにあっていたら、どんな事態になっていたやら・・・。

帰国後、オランダ風邪にかかり2人で寝込む。

＊今回は、初めてのヨーロッパで不安もありましたが、無事に帰って来ることができました。（途中、何度か伊藤さんに電話しそうになりましたが。）伊藤さんに紹介していただいたブルージュのホテルもとても素敵でした。思い出に残る楽しいハネムーンになりました。ありがとうございました。
また海外旅行の際には、パーパスさんにお願いしますね！