クリスマス休暇に過ごすベルギー・アムステルダム

期間:2009年12月23日〜2009年12月29日
安藤 様

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~旅のきっかけとパーパスジャパンとの出会い~

「ヨーロッパ旅行にでも行きたいね」なんて夫婦で話し合っていたら、急遽仕事でクリスマス休暇が取れることが決定しました。ただ、そのときすでに12月中旬。WEB検索でヒットしたパーパスジャパンにご相談できたのはなんと旅行出発予定の1週間前。どの旅行代理店でも断られた中、すんなりと引き受けてくださりとても心強かったです。

クリスマスを跨ぐシーズンに旅行だったのでクリスマスマーケットの開期が旅程とぴったりあったベルギー方面と行き先を決め、(多くのクリスマスマーケットはクリスマス前に終了します。)スケジュールを組んでもらいました。新婚旅行も兼ねていたので、限られた予算の中ですが、素敵なホテルを探してもらいました。

~1日目 オランダ スキポール空港からベルギーへ~

前述したように、「ギリギリ」の旅程だったので、ベルギー行きのチケットはほぼ皆無。マイナーな経由も考えましたが、JALオランダ スキポール空港行きのチケット(直行便)を購入しました。JALはアムステルダムバスサービスという無料バスでブリュッセル(ベルギー)まで送っていってもらえるのです。

バスは2時間くらいですが、当初の他の方法のトランジットを考えるといくぶん早く着いた気がしました。


夜も思ったより早く着いたので、ホテルへのチェックイン後、街へ繰り出しました。ブリュッセルの中心広場「グランプルス」はこの時期に光のショーが開催されており、多くの人が出歩いていました。

クリスマスマーケットとみられる屋台も多く出ていて、食べ物はこれらで間に合ってしまいます。私たちは名物のフリッツ(ポテト)とホットワインですぐおなかいっぱいになってしまいました。




☆ホテルはベッドフォード ホテル(4星)
とにかく中心地へのアクセスがとてもよく便利でした。設備は新しくなはないが、広くゆったりしていたのでくつろげました。


~2日目 アントワープとブルージュへショートトリップ~

朝早くから起きて、3日目に泊まるホテルに荷物を預けて身軽になったあと、ブリュッセルの中央駅からアントワープへ向かいました。私たちは旅中の電車は10回券(何人でも、10回まで自由に乗り降りできるチケット)を購入しました。ベルギーでの公用語は英語ではなくフランス語だったので手間をなるべく省略したかったのです。

アントワープの駅は、伝統的な建物を上手に近代的な手法で改装していました。駅のホームは大きな吹き抜けとスキップになったフロアがとても印象的でした。



街の中も目的地であるノートルダム大聖堂に行くまでの間はファッションビルに改装された建物が軒並み並び、ウィンドウの中にはモードな洋服や下着がクリスマスデコレーションとともにたくさん展示されていました。

それに対してノートルダム大聖堂の周りの広場はクラシックな印象で、クリスマスマーケットが開催されており、見ているだけで楽しい雰囲気です。お昼ごはんとして屋台でスープとワイン・マッシュルームを食べました。




ノートルダム大聖堂は、かのフランダースの犬のネロで有名なルーベンスの絵がありますが、そのほかにもたくさんの著名な絵画を見ることが出来ます。旅程の後半にベルギー王立美術館に行った際にはここで鑑賞した絵画が、よい予習になったと思いました。

午後にはアントワープから、ブルージュに移動しました。アントワープの駅構内で買ったベルギーワッフルがとてもおいしかったです。ワッフルはいたるところに売っているが、多分どこで買ってもおいしいのだと思います。




ブルージュの中心広場では、取り囲むギルドハウスにもクリスマスイルミネーションがデコレートされており、クリスマスマーケットのとても賑やかです。中心に大きな野外スケートリンクが設置されていて、多くの人が楽しんでいました。クリスマスミュージックも気分をより高揚させます。

広場にある鐘楼に登りましたが当日は雪で天気が悪く、遠方までの景色は望めませんでした。

キリストの血が納められているという聖血教会はとてもこじんまりとしていましたが、とても神聖な雰囲気を感じました。神父様のもとへお祈りに行くとシリンダーの中に納められた血をガラス越しに撫でることが出来ます。クリスマスイブだったので私自身も空気に押されてなんだかとても緊張しました。






ディナーはホテルで紹介してもらったレストランを予約して行きました。こちらの地方で有名なポット料理(煮込み系料理)を中心にいただきましたが、どれもとてもおいしかったです。

ただ、今後も実感することなのですがレストランでの食事は量がとっても多い!ので注意が必要です。



☆ホテルは当初予約したホテル(Hotel Oud Huis de Peellaert)にチェックインをしたときに、「新しくできたばかりの系列ホテルがあるから」と薦められ、1区画隣の真新しいホテル CASSELBERGH に変更しました。

ブルージュのホテルはレベルが違う、と聞いてはいましたが、内装のしつらえがとっても豪華でした。クリスマスイブをブルージュで過ごせてすごく良かったです。



~3日目 ブルージュ街歩きとブリュッセルへ戻ります~

美しい古都で世界遺産にも登録されているブルージュ。お土産屋や運河、カフェなど連なっているので街歩きもとても楽しいです。

あいにくこの日は12月25日ともあって、多くのお店がクローズしてしまっていましたが、チョコレートショップや土産物屋・飲食店は営業していましたし、観光客も多くいました。馬がサンタの格好をして走っています。


私たちはガイド付きのバスで街をめぐることにしました。このバスは日本語の説明も付いているのでとてもよかったです。古くからの街なので詳しく理解できるととても楽しいですし、徒歩では行くことが難しい風車のある景色なども見ることが出来るのでお勧めです。

一度ぐるりとガイドで廻ると、のちの街歩きも見当が付いて楽しく廻ることができました。地元っ子に愛されているカフェで食べたワッフルはとてもおいしかったです。



クリスマスであることから、入場をあきらめていた施設がありましたが、散歩道のみ、入場することができました。美しい庭と神聖な雰囲気が素敵でした。この日はたくさん歩きましたが不思議と疲れることはなかったです。


☆ホテルはブリュッセルの駅の真ん前にある「ル・メリディアンブリュッセル」5星で、今日から2連泊でした。

やっとここまできて気づいたのですが、ベルギーのホテルって、歯磨き付いて来ない?シャンプーなども補充は依頼しないと無いのかな?予備を持って行ったのでよかったのですが、2人ともヨーロッパは久しぶりだったのでびっくりしました。朝ごはんに、どこも生野菜が出なかったのもびっくりでした。(フルーツはありましたが。)冬だからでしょうか?



~4日目 ブリュッセル街歩き~

ようやく、出発地点であるブリュッセルに戻ってきました。たくさん行きたい候補はあったので、一日乗車券を1枚購入しました。ベルギーでは、土日特典で交通チケットは1枚で2人利用できます。この日はちょうど土曜日だったのでラッキーでした。

まず、見にいったのは主人の希望で「EU本部に行きたい」を叶えるため、地下鉄で向かいました。土曜日なのでもちろんビルに人気はなく、中に入れるわけでもありませんが、建物がとてもかっこ良かったので様々なアングルから写真を撮って帰りました。

そののちは、ベルギー王立美術館・ルネマグリット美術館などを廻って、教会に行きミサを聴き、1日目に行ったグランプルスへ戻ってきました。色々なショコラティエで少しずつチョコレートを食べ比べながら歩きました。



夕暮れから光のショーが始まり、本当に多くの人が見学に来ていました。屋外に設置されたオイスターバーで生牡蠣とシャンパンを頂きながら見るショーはとても贅沢。

こうやって、ついつい色々と食べ歩いてしまうので、きちんとレストランに入る機会が少なかったのですが、「おいしいムール貝食べなきゃ!」という気持ちで、レストランにビールとムール貝のために入りました。バケツいっぱいのムール貝、やっぱりこれだけでおなかいっぱいです。



~5日目 ブリュッセルからオランダ アムステルダムへ~

ベルギーはたくさん堪能しました。お買い物からチョコレート、クリスマス独特のイベントは最高でした。

この日の午後にJALアムステルダムサービスを利用して一日早くオランダ・アムステルダム入りをしました。ただ、このサービスはスキポール空港行きなので空港から中央駅には電車で向かいました。

到着は夕方だったので、中心広場まで歩いたり、デパートでショッピングしたり、バーでビールを飲んだりと、のんびりと過ごしました。



☆ホテルはビレビューホテル3星。アムステルダム中央駅から徒歩3分ですごく便利でした。また、客席はそんなに広くないが、清潔感のあるインテリアでとても好感を持てました。3星だが、とても良いホテルだと思います。朝ごはんは併設のカフェでとることができます。ワンプレートでジュース・コーヒー・パン・ハムチーズ・シリアル・卵。



~6日目 アムステルダム街歩き~

今日は飛行機の関係で、3時には中央駅を出発しなければいけなかったので、博物館を一番遠い距離と決めて街を巡りました。まず朝イチにバスで美術館まで一気に向かいました。そして博物館はすごい人!絵画から伝統工芸品・歴史的な模型など見どころはとても満載でおもしろい展示内容でした。見終わった頃には、来た時間以上にすごい人の行列。朝イチで行って良かったね~と話しました。

今日はもう散歩をする!と決めていたので、駅のほうに向かいつつ、みやげ物屋を覗いたり、カフェでビールを飲み・・・途中の運河沿いにシゲルの花市が開催していたのでマーケット沿いに花を見ながら散策しました。お花や球根は残念ながら飛行機に乗せることはできません。

アムステルダムのお気に入りは食べ歩きのクロケット。簡単に自販機で購入できるものです。ちょっとミートクリームっぽい中身にメロメロで何個も食べてしまいました。

自分用のお土産に化粧品のSABONで入浴剤とマッサージソルトを買いました。アムステルダムと関係ないのだけど、日本で買うのより半額くらいで買えたので・・・つい。また、家族や友人用のおみやげはHEMAというデザイン雑貨屋さんでプラスチックのお皿など、かわいくてチープなものをたくさん買いました。

アムステルダムはお買い物天国でした。ベルギーよりデザインものやブランドものは見つけやすいかもしれません。





スキポール空港には、これといったお土産屋は少ないので、かわいいもの、こだわりのものを探される方は街で買い物をするのをお勧めします。また、ベルギーチョコも免税であることを考慮に入れても現地で買ったほうがお得です。(アンテナショップには限定のセットやお買い得品が多い)し、チーズやハムに至っては種類がとっても少ないです。

~旅行から帰ってきて~

色々な街で色々なクリスマスツリーやデコレーションを見て、新婚である私たちは、来年、自分たちでつくる新しい家族のためのクリスマスツリーを考えるのが楽しみになりました。

子供が出来る前に一度ヨーロッパに行きたいと言って決めた旅行でしたが、帰ってきたあとに妊娠していることが発覚して、ギリギリのタイミングで行けたこともとてもよかったと思っています。(ただ旅行中にも妊娠していた可能性が高く、普段食べない生牡蠣食べたり飛行機乗ったりして、無事であって本当によかったと今更ながら思いますが。)

次回に旅行に行くときは家族3人となっているかと思います。今度は子供も楽しめるプランを行き先からのプランニングをパーパスさんにはお願いしたいと思っています。

ツアープランナーからのコメント

クリスマスで賑わうベルギー、オランダ両国の様子が書かれており、また、それにマッチした綺麗な写真をありがとうございます。また、美食国ベルギーならではのおいしそうな料理、特にバケツ一杯の「ムール貝」いいですね!!

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