【研修レポート】 ポーランド

期間:2010年5月23日〜2010年5月29日
パーパスジャパン:横田

GON-000395

5月23日~29日までの

7日間、日本旅行業協会とポーランド政府観光局主催のポーランド研修へ参加してきました。

ポーランドといえば、第2次世界大戦や、アウシュビッツ強制収容所のちょっと重いイメージが先行しがちですが・・・とんでもない!!治安も良くて緑も多くて、そして人がみんな親切なとっても素敵な国でした。

わたしのレポートで、ポーランドの良さを皆様に少しでもおすそ分けできれば、と思います。

1日目 成田 → グダンスク → ソポト

ルフトハンザドイツ航空で、フランクフルト経由グダンスクへ。
最近はA380の機材が導入されたルフトハンザも、私が乗った時には座席にTVもついていない残念な狭い機内・・・。しかし、日本→フランクフルト線にはたくさんの日本人キャビンアテンダントさんが働いていて、日系航空会社かと思う程でした。

巨大なフランクフルト空港で乗り継いで、とってもとっても小さなグダンスクの空港へ。この時期、ポーランドではあちこち菜の花が満開で、機内からも黄色い絨毯のように菜の花畑が見えたのが印象的でした。

グダンスク空港

グダンスク空港

グダンスクに到着し、最初の宿泊地ソポトへ。
ソポトは、バルト海沿岸に位置するリゾート地。ポーランドでは、グダンスク・ソポト・グディニアと、寄り添うように位置する3都市を合わせて「三つ子の町」と呼んでいるそう。

ソポト市内
ソポト市内

ソポト木造桟橋
ソポト木造桟橋

ソポト木造桟橋
ソポト木造桟橋

ソポトの宿泊は、「SHERATON SOPOT」。
バルト海に面した大型リゾートホテルで、部屋はゆったりとした作り。ウェルカムフルーツとシャンパンのおもてなしで、波の音を聞きながらポーランド1日目は終了。





2日目 グダンスク

朝、少し早起きして海へ。5月末だったのでまだシーズンより早いためか、観光客は誰もいなくてとっても静か。一面真っ白な砂浜と静かな海。そして海面を泳ぐ白鳥!

あまりに静かで幻想的で、研修で来ているにもかかわらず、毎日あくせく働いている自分がとても小さな存在に思えてみたり。しばらく海を眺めてぼーっとする。なんて贅沢な時間。



・・・とはいっても、やっぱりお腹はすくもので、ホテルに戻って朝食の時間。こちらのホテル、朝食もとっても豪華で、さすがバルト海リゾートというべきか。ニシンやサーモンの酢漬けなど、海の幸が豊富な朝食で・・・ちょっと食べ過ぎました。


いよいよグダンスクの観光へ出発。ソポトの町からグダンスクへは、大体20~30分といったところ。

グダンスクの駅前に到着し、観光はスタート。グダンスクは、ポーランドで最も美しい町のひとつといわれ、14世紀にはハンザ同盟都市として栄えた港町です。

1964年に出来た立派な黄金の門をくぐると、そこはグダンスクのメインストリート・ドゥウガ通り。オランダやベルギーを彷彿とする変わった屋根の形の建物が並ぶその通りは、お土産屋さんやカフェだけでなく、郵便局や映画館など、生活に密着したお店もありました。

印象的だったのは郵便局。プラネタリウムのような青いドーム型の天井で、木造の椅子や机が置いてある不思議な雰囲気。日本の郵便局というと、雑然とした地味な印象で、オシャレだなんて思った事はただの一度も無いけれど、国が違うとこんなに違うのかしら。




そして町の中心・ネプチューンの噴水広場を通り、黄金の門と対になる緑の門をくぐりぬけると、目の前に広がるのはモトワヴァ運河!





お天気がちょっと曇っていたのが残念だったけれど、港町・グダンスクを表す運河の壮大さにしばしため息。巨大な木造クレーンを中心に、かつての繁栄を思わせる景色が広がっていました。




そんなグダンスクですが、実は琥珀の名産地として有名。琥珀は、プラスチックのニセモノが多く出回っているけれど、見分けるのが結構大変とのこと。

そこで、お店の人に教えて貰ったのが・・・塩水がたっぷり入った水槽につけること!塩水に入れると、本物の琥珀は浮かぶんだそうです。沈んでしまったら、それはプラスチック製のニセモノ。・・・と言っても、なかなかお店で商品を塩水に浮かべられないですよね・・・。うーん。


夜は、ソポトへ戻り、盛りだくさん!のシーフードをお腹いっぱいいただきました。
こんなに肉厚なサーモン、日本じゃ食べれないですよね。美味しかった。

あと、ポーランドに2日目にして思ったのは、とにかく何のお料理でもジャガイモがたくさん!
ポーランドではジャガイモは主食で、日本人がご飯を食べるのと同じようにジャガイモを食べるのだとか。

ほくほくのジャガイモはとっても美味しかったけれど、とにかく量がすごいんです。ポーランド滞在中で、ジャガイモ何個分食べたんだろう・・・。


3日目 ソポト →マルボルク城 → ヘウムノ → トルン

朝9時にホテルを出発。ドイツ騎士団の居城として知られる世界遺産・マルボルク城へ。
道中、ここでも菜の花畑が。ここの菜の花で油を抽出するとかで、農業国ならでは。



マルボルク城は、レンガ造りの重厚かつ堅固なお城で、まずその大きさにびっくり。しかしなるほど、世界遺産ということで観光客も多く、英語のオーディオガイドも用意されていました。日本語など、他の言葉も現在準備中とのこと。早く出来るよう期待したいです。



第2次世界大戦中に一度爆撃を受けて破壊されてしまったこのマルボルク城。現在はほとんど修復された部分のようですが、1箇所・礼拝堂だけが爆撃された部分のまま残されていました。ここは本当に歴史の重みを感じて、荘厳な気持ちになりました。




観光終了後は、お城の中にある古城レストランでランチ。

ここは、ニューヨークで修行したシェフの働く、ポーランドの伝統と前衛的な発送が共存された創作料理。
お肉にかかっていたのはラズベリーのようなソース。ポーランドでは、高級な料理ほど甘いソースをかけるのだとか。意外にも、甘過ぎずに美味しい!はまりそうです。

量も日本人に合うよう調節されていたのかほどよく、観光に疲れた身体に元気が出ました。デザートに乗っていた大きなジンジャーブレッドは、ポーランドの名物お菓子です。




午後、マルボルク城をあとにしてヘウムノという小さな小さな村へ。
この村は、聖バレンタインの聖遺物が収められていることから、聖バレンタインゆかりの地・恋人達の町として、毎年バレンタインデーの時期は真っ赤に飾られることでも有名な町です。

ほら、こんな何にも無い日でも街中にハートがたくさん☆私をはじめ、女子一同かわいい!連呼です(笑)。



小さなスーパー、雑貨屋さん、マーケットなど、ポーランドの人たちの生活が垣間見えるこの小さな町で、ひときわ大きな市庁舎と教会。特に教会は、この小さな町に似合わないほどの巨大で豪華な教会。昔の人々の信仰心が強いことをよく物語っていました。





ヘウムノ観光後、トルンへ。

トルンのホテルはBULWARという、旧市街から歩いてすぐ・ヴィスワ川に面しているいわゆるデザイナーズホテル。旧市街には、ホテルの裏から階段ですぐ。

白を基調としたかなりモダンな作りで、レストランやバーを含め、とってもオシャレ。エレベーターも全面ガラス張りで外の景色が見れたり。部屋もコンパクトな作りで使いやすかったです。





このホテル、朝食レストランから、ヴィスワ川と鉄橋が一望できるのですが、実は私が訪れた5月末の時期、ポーランド南部は前代未聞の豪雨に襲われていて、あの有名なアウシュビッツの強制収容所も豪雨の影響で閉鎖してしまうほど。

このトルンの町も例外ではなく、川の増水が激しく色んな所が水浸し。本来夜景を見学するはずだった展望台も水浸しで行く事が出来なくなってしまいました・・・。

それでも、ヴィスワ川の対岸から見るライトアップされた旧市街はそれはそれは美しく、トルン観光前の今の時点でも、トルンが世界遺産になった理由がなんとなくわかるような、そんな気がしました。




この日のディナーはトルン市の観光局の方や、トルンにあるコペルニクス大学で日本語教師をしていらっしゃる日本人の方との晩餐会。

旧市街の中のホテルGotykのレストランでは、ポーランド風餃子として有名なピエロギが振舞われたり、ポーランドの名物料理を満喫。ピエロギは、もちもちした生地が美味しくて、ワンタンのようでとっても食べやすかったので日本人の方にもお勧めです。


4日目 トルン → ワルシャワ

見事な晴天!
嬉しくなって、思わず早起きして、昨日ライトアップした夜景を見たヴィスワ川の鉄橋へ。

昨日見た夜景とは全く違う、朝のトルンの景色はまた格別で、絵葉書の風景のよう。でも、昼間は増水した川の水が鮮明に見えたので、それもやけにリアルで怖かったりして・・・。




トルンでは、コペルニクス大学で日本語を勉強したガイドさん(この中世風のお洋服は手作りなんだとか!)に日本語で解説して貰いながら、町の観光。

天文学者・コペルニクスが生まれた町といて有名なトルンなので、やっぱり観光のメインもコペルニクス。



町の中心にはコペルニクスの銅像が立ち、コペルニクスの生家には、コペルニクスの絶賛したコペルニクス印のジンジャーブレッドが売られるほど。なんと、ジンジャーブレッド作りを体験出来るデモンストレーションもありました。



ここまでコペルニクス押しをされてしまうと、なんとなく買ってしまうコペルニクスの顔がかかれたマグネット・・・。かっこ・・・良くは無いですね。

でも、この町本当にコペルニクス抜きにしても、中世の雰囲気をそのまま残した「This is Europe!」というとっても綺麗な町だったので、ポーランドに行かれた際は是非行って欲しいです。

大学があるせいなのか、夜まで人が多くて賑やかだったのも印象的です。クラブが多くて、ドアの外までにぎやかな声が聞こえてきました。




この日のランチは、トルンの町の外れにある農家風レストラン。
ポーランド風大皿料理が大胆に振舞われ、もう食べれないよ!!ってくらい次から次へ料理が来ました(笑)。マスのグリルやお肉、そして酢漬けのキャベツやジャガイモ。

そしてこの日出たスープはジューレックと呼ばれるポーランドでは最も伝統的なスープ。日本のお味噌汁に匹敵するくらい、毎日飲んでても不思議じゃないというスープなんですって。癖が無い味で飲みやすかったので、確かに毎日飲めるかも。そんな味です。






おなかいっぱいにお昼を食べた後は、ちょっと長めの移動。いよいよ首都、ワルシャワです。

バスの中で少し目を閉じたと思えばぐっすり眠ってしまっていて、あぁ疲れていたんだなぁと思うのもつかの間。窓の外に広がる、今までとは全く違う景色。建ち並ぶ高層ビルに、町中を走るトラム、目に飛び込む地下鉄の駅。そしてとにかく多い人の数!
なんだか一気に現実世界に戻ってきたような、そんな気分になるほどワルシャワは、本当に大都会でした。

ワルシャワの宿泊ホテルは、ワルシャワ中央駅から徒歩10分弱の外資系大型ホテル・WESTIN。



これまた洗練されたウェスティンホテル。吹き抜けのロビーと、ロケットのような外観が印象的だが、非常に機能的な室内と、ウェスティン得意のヘブンリーベッドを備えた快適なホテル。ただし、シャワーブースとバスタブが別になっている作りのバスルームなので、日本人(特に年配の方)には使い辛い印象も・・・。

ロビーには朝8時~22時まで開いているお土産屋さんもあるので、買い物し忘れた方などには便利。部屋のTVでは日本語ch(JSTV)が映るので、日本語が恋しくなった時にもぴったり。

ただし、ワルシャワ旧市街までは地下鉄やトラムの利用が必須なのでその点だけ注意が必要。






夕食の後、試しにまずは中央駅まで歩いてみましたが・・・とりあえずはひたすら一本道を歩けばOK。目印は、ロシアのスターリンからプレゼントされた文化科学宮殿。ひたすら大きくて異彩を放っているのですぐにわかります(笑)。迷ったら文化科学宮殿を目指してください。

文化科学宮殿
文化科学宮殿

大体10分くらいまっすぐ歩くと、大きなロータリーがあり、ワルシャワ中央駅に到着。
夜22時くらいだったと思いますが、人が多くとても賑やか。ただ中央駅は少し古そうなので初めての到着が夜だと一瞬ドキッとするかもしれません。




クラクフや郊外へ出発する列車が通る中央駅から歩いてすぐのところに、メトロのワルシャワ中央駅が。切符は自動販売機で購入。タッチパネル式で、英語への変換も出来るので簡単・安心です。

メトロのワルシャワ中央駅
メトロのワルシャワ中央駅


切符の自動販売機
切符の自動販売機

ただ、ワルシャワ中央駅は、行き先によって改札からして別になっているので注意が必要です。
間違えた方向の改札に入ってしまうと、正しい方向まで行くのに物凄く苦労します・・・。はい、私間違えました・・・。

でも、最近開通したばかりのメトロは駅も電車もとっても綺麗で、東京の地下鉄みたい。線はまだ1本だけなので、実際の観光の際はトラムの方が便利かもしれませんが、地下鉄の路線がもっと増えたら便利になるだろうな~と思いました。


さて、私はとりあえず旧市街まで行ってみようと思い立ち、地下鉄に乗って中央駅から2駅目・Ratuszで降りました。地図で見ると、一番近そうだったのですが・・・、駅を出てみて周りを見回しても、ケンタッキーとスターバックスしかありません。どちらの方向に進めば旧市街が現れるかもわからない。

とりあえず、ケンタッキーの店員さんに質問。・・・英語が通じない。
英語が出来る店員さんに代わって貰って尋ねてみると、店員さんと談笑していたお客さんが、「ストレート・ライト・レフト・ライトだよ!」と単純明快に答えてくださいました。

おぃおい、どこをライトでどこをレフトだよー・・・
と思いながらも、とりあえずお礼を言って、歩き出してみることに。

正直、めちゃくちゃ迷いました(笑)。
多分昼間だったら大丈夫なんだろうけど、夜は街灯が少なくて自分がどっちに向かって歩いているかも今いちわからなくて。突然ワルシャワ蜂起の記念像が暗闇の中に出現して、めちゃくちゃ怖いし・・・!

ワルシャワ蜂起記念碑
ワルシャワ蜂起記念碑

大体あの道教えてくれた人!ストレート・ライト・レフト・レフトだったし!!!!

しかし、四苦八苦しながらも最終的に見えてきたのは巨大な王宮。

あぁ夢にまで見た旧市街・・・。
正直、何度も諦めかけたよ旧市街・・・。

正直もう帰りを同じ道歩く元気は無かったので、タクシーがたくさん待っている姿にも感動を覚えました。苦笑。

しかし、頑張った甲斐がありまして、夜の静けさと、それに伴う王宮のダイナミックさは見事なもので、我々のパンフレットで見かけた旧市街広場のカラフルな家々を見た瞬間は、ちょっと涙モノでした。

第2次世界大戦で破壊された旧市街。これを、壁のひび1つまで再現するなんて本当にすごい。
世界遺産・ワルシャワの旧市街の夜23時はさすがに人も少なく、全体的に静けさに包まれていましたが、昼間の賑やかな町との対比も兼ねて、是非見ていただきたい風景でした。




5日目 ワルシャワ

この日は終日ワルシャワの観光です。
まず、昨日私が苦労して行った旧市街へ出発。バスだとすぐです(笑)。

昼間見る旧市街は、夜の旧市街とはまた全く別物で、とてもにぎやかでカラフルな明るい印象の町でした。
きちんとガイドさんに町の歴史を聞くとまた違った印象にはなりますが、やはり、町の復興へ向けての人の思いの深さ、意識の高さをまざまざと見せ付けられるような町でした。

新しく作られた町というのは、どうしても深みが無く、ただ小綺麗な印象しか残らない事が多いのですが、ワルシャワの町は、他のヨーロッパの町並みと変わらず、中世の雰囲気そのままで。
ワルシャワの象徴・人魚の像が町を見守っているようでした。





そしてワルシャワといえば、ショパンが育った地として有名です。
今年は、ショパン生誕200周年ということでワルシャワ市もかなり力を入れて施設のリニューアルなどを行っているようで、ショパン博物館はつい最近リニューアルしたばかりのとても綺麗かつ現代的な博物館でした。

ショパン博物館外観
ショパン博物館外観

日本語のオーディオガイドはまだ無いということで、英語のオーディオガイドを・・・と思いきや、渡されたのは、首から提げるカード1枚。どうやら、このカードを各展示物についているマークにかざすと、自動的に解説が流れるという仕組み。・・・ハイテクでびっくりです。

建物自体の敷地面積はさほど広くないのですが、地上3階、地下にも1階と階数がたくさんあり、見ごたえはたくさん。

ショパンが実際に使っていたピアノや楽譜をはじめ、彼と仲の良かったドラクロワが描いたショパンの肖像画やマヨルカ島の景色のスケッチ、そしてジョルジュサンドをはじめ、彼に関わった人々の肖像画やゆかりの品が展示されており、今まで、単に歴史上の人物としてしか認識していなかったショパンを、ぐっと人間味のある深みのある存在として接することが出来ました。

子供用の展示物、プレイルームなどもあるので、お父さんお母さんはゆっくり展示物を鑑賞、お子様は遊ぶ・・・と、家族連れにも優しい作り。ただ、全体的にモダンな作りなので、ご年配の方は一瞬戸惑うかも。




ショパンの使ったピアノ
ショパンの使ったピアノ

ワルシャワ市内のいたる所に配置されている「ショパンのベンチ」。
これは、一見ただの黒いベンチなのですが、近づいてボタンを押すと、その設置場所にゆかりのあるショパンの曲が流れだすというびっくりなベンチです!ショパンの曲が流れるワルシャワの町並み・・・というのもオツなものです。が、音量の調整などは出来ないので車の通れる道沿いにベンチが設置されていたりすると、ちょっと聞こえ辛いかもしれません。

ショパンの心臓が納められている聖十字架教会やショパンの銅像がある緑豊かな庭園・ワジェンキ公園など、とにかくたくさんのショパンに関するゆかりの場所が存在するワルシャワ。わたしたちの半日ばかりの観光では、とても全て見ることは出来ませんでしたが、静かで穏やかなワルシャワの町だからこそ、ショパンの優しい楽曲が生まれたのかな、と感じました。

聖十字架教会
聖十字架教会

ワジェンキ公園
ワジェンキ公園

ワジェンキ公園
ワジェンキ公園

聖十字架教会に眠るショパン
聖十字架教会に眠るショパン

ワジェンキ公園
ワジェンキ公園

ワジェンキ公園
ワジェンキ公園

そして、ワルシャワ中央駅の隣に位置する大きなショッピングビル(このビル、毎日22時まで営業しているので夜のお買い物にオススメです!H&Mなども入っていました)の中にあるワインバーで、最後の晩餐。なんと、ピアノリサイタルを聴きながらの夕食となりました。

美味しいワインに合わせたお食事と、ピアノの美しい調べにすっかり酔ってしまいましたが、1週間の旅行を一緒に学び楽しんだ皆さんと、ゆっくり最後の夜を楽しむことが出来ました。



6日目 ワルシャワ → 帰国

そんなわけで、1週間じっくり楽しんだポーランドともお別れ。

今回の旅をずっと一緒に案内してくれた日本語ガイド・マゴジャタさんが話すように、わたしたち日本人は、ポーランドのことを知らなすぎる!!と強く思いました。
どうしてもポーランド=アウシュビッツ、戦争で負けた国、という負のイメージが強いのですが、実際に行ってみると全く負のイメージはなく、治安もよく人もおおらか。ワルシャワは、高層ビルが並ぶ非常に近代的な大都市ですが、少し郊外へ出ると、昔ながらのヨーロッパの風景を残した非常に素敵な田舎町がたくさんあります。

都会的なもの、ヨーロッパらしい田舎、古い町並みを求める方、どちらにもきっと気に入っていただける。そんな素敵な国でした。

しかし、ポーランドの国土はとっても広い!!ので、まだまだまだ行っていないところ、見てみたいところはたくさんあります。世界遺産のクラコフの町並みはもちろん、スロヴァキアとの国境沿いに位置するタトリ山脈でハイキングもいいですし、湖水地方でバッファローに遭遇!なんてチャンスもあるかも・・・。なんて夢は尽きません。

飛行機のアクセスも悪くないですし、是非皆さま一度、ポーランドへ足を延ばしてみませんか?

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