今回の旅行は
いろいろと横田さんにご無理を願って、用意周到にプログラムを組んでいただいたお蔭で、全てパーフェクトに、しかもお天気にも恵まれて存分に英国の田舎、自然を満喫させていただくことが出来ました。
バイブリーを拠点としてのコッツウォルズ、そしてウィンダミアを拠点とした湖水地方と、当初訪ねてみたいと考えていたところが、ガイドさんに連れて行っていただき、計画した範囲は全て廻って帰って来れました。
それ以外はバスやフットパスをひたすらに歩いて、万歩計の数値では20万歩、距離にして80キロ。多い日には羊の糞を避けながら14キロも歩きました。景観の良いところ、小川が流れ、遠くに教会の尖塔が見える花咲く野原に寝転んでの散策でした。
バイブリーでは、早朝と夕刻に
ホテルから小さな村を経由して牧場を横切ってのフットパスをアーリントン・ロウの裏側に出る道を小一時間ほど掛けて毎日散策いたしました。絵はがきや雑誌によく紹介されるアーリントン・ロウの家並みの、その真裏に出る道で、そこに暮らす農家人たちの裏庭と、朝夕の日常を覗いてきました。
また、ウィリアム・モリスの過したケルムスコットにはタクシーを使って往復し、マナーハウス、教会などその周辺で一日遊び、テムズ川の源流の風景を楽しんできました。
ガーデン巡りもキフツガーデンなど幾つか廻り、バーンスリー・ハウスのガーデンには片道2時間掛けて歩いて行きました。スノーヒルズのラベンダーは少し時期が早かったようで、うすい紫色が一面を覆い始めたばかりでした。
湖水地方ではウィンダミアから
船で対岸のニア・ソーリー村に渡り、フットパスでヒル・トップへと、二日間も通ってしまいました。
向こうの草原を素足で歩きたくて、日本から下駄を持参し、履き替えての散策でした。そんなこともあって、ケルムスコットのマナーハウスの職員からは、下駄を所望されてしまい、日本から送る約束をさせられてしまいました。
ともかく、横田さんに完璧にプログラムを組んでいただき、何一つ迷うことなく、スムーズに旅をすることができました。移動するレイルパスのファーストクラスはすこぶる乗り心地がよく、指定席を取らずとも貸しきり列車の有様で、サービスがよくて至れり尽くせりの列車の旅も満喫してきました。
こうした素晴らしい英国の風景を
今度は子供たちに見せてあげたく、生まれたばかりの孫がものごころが付くころを見計らって是非連れて行ってあげようと考えています。
今回は、現地でのジェームスさん、そして案内して下さったヘッジス昌乃さん、いずれも気持ちのよい方ばかりで、本当に幸せなことでした。運の良かったことは、ロンドンでもバッキンガム宮殿前の衛兵の交替式も間近で見ることができました。ここでも徒歩でハイドパーク、グリーンパークを経由しての中心部を見て廻りました。
今回の旅行は、とにかく歩いて、歩いての旅で、途中素晴らしい景色に出会うと、その場で時間を忘れてひっくり返って自然を満喫するという、生涯最高の思い出になる、素晴らしい旅行になりましたこと、重ねて横田さんのお蔭だと感謝しております。本当にありがとうございました。また、次の旅行でご相談させていただく折には、何とぞよろしくお願いいたします。