新婚旅行に、今しかできない自由な旅行を
2人でしたいと思い、こちらにお願いしました。
10月中旬のプロヴァンスは、のんびりな田舎の街に枯葉が舞い、温かい陽射しとちょっぴり冷たい風に、煙突の煙が流れて・・・まったりとしたフランスの暮らしを、充分に満喫できました。
海外での運転は初めてでしたが、事前に予約して頂いたレンタカーもスムーズに借りることができ、ナビも日本語対応でとても助かりました。左ハンドル右車線、慣れるまではきゃあきゃあ言いながらの運転でした。
期間:2010年10月16日~2010年10月23日
吉松様 ご夫妻
GON-000419
2人でしたいと思い、こちらにお願いしました。
10月中旬のプロヴァンスは、のんびりな田舎の街に枯葉が舞い、温かい陽射しとちょっぴり冷たい風に、煙突の煙が流れて・・・まったりとしたフランスの暮らしを、充分に満喫できました。
海外での運転は初めてでしたが、事前に予約して頂いたレンタカーもスムーズに借りることができ、ナビも日本語対応でとても助かりました。左ハンドル右車線、慣れるまではきゃあきゃあ言いながらの運転でした。
そのまま夜明け前にTGVに乗り込みました。アヴィニョンでレンタカーを借り、この日骨董市があるリル・シュル・ラ・ソルグへ。なかなか駐車スペースが見つからないほど賑わっていて、念願の「よくわからないガラクタ」を沢山物色できました。アンティークの椅子がとても素敵でお安くて、家が近かったら買いたかったです・・・
少し北に走って、次はヴナスクです。黄色いツタの石壁や、真っ赤な落ち葉の吹き溜まりをのんびり見ていると、俄雨が。濡れた石畳に西日が差して、まぶしくて、それは劇的な光景でした。
ヴナスクより少し戻って、シャトーホテル「シャトー・ラ・ロック」へ。オーナーさんが奥様と、夕食の支度をしているところでした。出国前、辞書とにらめっこして書いたフランス語の挨拶手紙をお渡ししたら、「トレビア~ン!!」とても元気な笑顔で迎えてくれました。
夕食は、豪華なフレンチというよりは、家庭のおもてなし料理。奇抜な味ではなくて、ひとつひとつぬくもりの感じるコースでした。お任せでお願いした赤ワインがとっても美味しい!!もっといろいろ飲みたかったです。
なにかと話しかけてくれるオーナーさんと、英語、フランス語で盛りあがって、ほんとうに1つの家族に遊びに来ているみたいでした!!(客は私たちだけでした)
素朴ながら、絶品のクロワッサンにヨーグルト、ショコラ・ショー・・・冷え込む朝に染み入りました。
シャトー・ラ・ロックはプロヴァンス最古のお城なだけあり、庭の古い石垣がなんとも趣深いです。手入れのされた花壇やブドウ棚や、丘の上から見下ろす牧場の白馬に、長い朝日が山の向こうから差し込んで、ずっと眺めていたいような光あふれる朝でした。
ウェディングドレスを持ってきていたので、お庭の美しさに思わずウェディング記念撮影をしました。
この日のドライブコースは、オーナー・ジャンさんのプロデュースで決めました。ジャンさんプッシュの街ヴェゾン・ラ・ロメーヌへ向かう途中、気になる村や景色を見つけては寄り道しました。
バローは小さな村でしたが、お城がいわゆる「小さい頃から想像していたお城」で、ゲーム好きの主人は「今から王様に剣をもらいに行ってくる!!」とゲームの世界に浸っていました。
ヴェゾン・ラ・ロメーヌは、川を挟んで中世代地区、ローマ遺跡地区とあり、見所が目白押しでした。
お昼ごはんで「大量のブラッスリーランチ」の洗礼を受けました!!こんなに盛りだくさんだとは・・・
陽が傾く頃、折り返してセギュレへ。レンガ、狭い路地、石畳大好き!な私は、卒倒しそうでした。ジャンさんのお勧めで、セギュレワインを買いました。
セブレは、教会が美しくて思わず寄りました。ほぼ観光客は(住民も?)いないのですが、小さな村でもほとんど駐車場が設置されているので、とても助かります。
ジャンさんがディナーを用意する時間が無いと言っていたので、この日はふもとの村のレストランで夕食を頂きました。ホテルに戻る途中、ブドウ畑の真ん中で停まって見た圧倒的な星空は、とても印象深かったです。
ホテルを出発です。ちょっと恥ずかしそうに、私にお土産を渡してくれました。若い娘が花嫁になる時に持つ、ラヴェンダーのポプリだそうです・・・お別れの握手をして、主人とは「妻とうまくやれよ!」と男の会話をして、私もにこにこ笑ってホテルを後にしましたが、車の中で泣いてしまいました・・・素晴らしい出会いがあると、旅っていいなあ、と思わずにはいられません。
まず、ゴルドに向かいました。
下に車を停め丘を登ると、落ち着いた色合いの建物に囲まれた、素敵な広場に出ました。大きくてノソノソした犬を連れて散歩する人や、立ち話している人や、いくら寒くても譲れないという風に外カフェでお茶している人。こんな日常はいいねと、何度も話していました。マルシェではドライフラワーの露店が鮮やかでした。
ほど近いルシヨンはガラッと雰囲気が変わり、赤い土が鮮やかでした。家壁だけでなく、周辺の土がもう赤くて、不思議な光景です。おみやげはもちろん、土の入った小瓶にしました。
観光で人気の村は公衆トイレが綺麗で無料なので、うまく利用しながらでした。
偶然通ったジュリアン橋、ボニュー、ルールマランと寄り道する中で、細い道端に白馬を発見。ひと気の無い農家の牧場だったのですが、馬もすぐ近寄ってきたので思わず車を降りました。柵越しにご挨拶していると後ろからもう一頭。「誰?」という感じなのでしょうね。そばではガチョウたちがオリーブ畑をウロウロしていて、まさしく農家という出会いでした。
西日の中、アンスイへ。小さな村ですが、プロヴァンスの乾いた空を映したような真っ青な扉が、古い石壁に映えていました。
ゆったりと時間が流れていて、猫もよそ者にカメラを向けられてもいとわないご様子。教会の礼拝堂では夕日がバラ窓を通して祭壇を彩っていて、木の椅子に座りしばらく無心で眺めていました。
エクス・アン・プロヴァンス近郊のホテル「マス・ド・フォーション」は、コテージ部屋に案内されました。元々農家のホテルということで、こじんまりとした石の家に、広々とした庭と森。可愛らしくてしつこくない、洗練された調度品と内装に、スタイリッシュなランプがよく合っていました。
ここでも、フランス語のグリーティングレターを読んでお渡ししました。「パッフェ!!(完璧)」つたない単語でも現地の言葉で話すと、仲良くなれる気がします。
2泊中2夜とも、ホテル内のレストランで夕食を頂きました。暖炉のそばで食べるプロヴァンス料理は、洗練されていてもたれることもなく、かなり美味しかったです。
火のはぜる音と風の音だけを聞きながら、更けてゆく夜をまったり満喫しました。
素晴らしかったです。松の森に金色の陽射しが伸びてきて、散歩をしていると、鳥のさえずりがあちこちから聴こえます。お部屋での朝食は真っ赤なお花が添えられ、なんとも贅沢な気分でした。
この日はまずレ・ボーに向かいました。途中、アルルが近いせいか、街並みがなんとなく「ゴッホっぽく」見えます。レ・ボーは街が魅力的なばかりでなく、お城が探検コースのようになっていて、すっかり長居しました。高い丘の上、白い壁と白い雲がまぶしくて、空の城といった感じでした。
ふらりと買ったクッキーとパリジャンをほおばりながら、マルセイユを目指すことに急きょ決定。
ミシュランロードマップを見ながらナビどおりに南下したところ・・・マルセイユの対岸、山間から地中海に出たところで通行止めが発覚!なにか落盤でもあったのでしょうか。引き返して別のルートでは時間がなかったので、美しいマルセイユ港を、海側から見られてよかったね、ということにして、帰路につきました。
鉄橋越しの、西日に照るマルセイユ港・・・一瞬見ただけなのに強烈に印象に残りました。
ところで帰り道、この旅初めての給油をしました。車はディーゼルだったのですが、「ガゾーレ、フィニ(軽油は無いわ)」と言われる事が多く・・・マルセイユ空港そばのスタンドで、やっとセルフ給油に成功しました。
ディーゼル車はマイナーなんでしょうか。
またTGVです。アヴィニョン市街が渋滞であせったり、と思いきやTGVが遅延していたり、隣の車両に乗ってしまったり(大荷物で一度2階に上ってまた降りて移る)バタバタでした。
パリまでの車窓は、羊の群れやトウモロコシ畑などプロヴァンスとはまた違って、面白かったです。
ホテル「ルレ・クリスティーヌ」はどこへでもアクセスが良い場所だったので、まずチェックインしてから、ふたたびお散歩に繰り出しました。部屋の窓の光がとっても美しい、「小粋」という言葉がピッタリなお屋敷ホテルでした。
思いついて、キャバレー「リド」の今夜のチケットが取れないかコンシェルジュに聞いてみたところ、すぐに手配して頂きました!!行く時間の目安と行き方、「あなたはこのままで大丈夫。君は・・・シャツを買いなさい、タイはいらないよ」と服装まで見て頂いて・・・頼んでみてよかった!!
地下鉄の中で室内楽演奏をしていたり、川で写生する学生がいたり、パリはさすが芸術の都という感じでした。落ち葉をカサカサ踏みながら、笑っちゃうくらい大きなピンクのマカロンをかじりつつ、エッフェル塔や凱旋門、シャンゼリゼ通りなどを歩きまわりました。
夕食はブラッスリーでカジュアルに。カキがメインの貝盛り合わせに白ワイン、熱々のオニオングラタンスープ。シャツに着替えて(わざわざじ買った)、いざリドへ。
リドのショーは、これぞパリの夜という、高級できらびやかで大人な、貴重な体験でした。セットのシャンパンを飲みながら、大いに笑い、盛り上がり、ストレス解消でした!
今しか感じられない新婚旅行になりました。プロヴァンスをメインにして良かったです。
レンタカー・日本語カーナビの手配、マニアックなホテル希望も叶えて下さり、マルシェ開催に合わせた日程のご提案もして頂いて・・・貴社にお願いして本当に大正解だったと思っております。
誰か旅行予定の知り合いがいたら、ぜひプッシュさせて頂きます。
お帰りなさいませ。最初にお電話いただいた時は、農家ホテルと古城ホテルにお泊りになりたいとのご希望をいただき、今回の旅をご提案させていただきました。ご希望通りの思い出に残るハネムーンになられたご様子で、旅のお手伝いをさせていただいた私も胸が熱くなりました。また次回は、今回いらっしゃれなかったロワールを中心に是非お問い合わせくださいませ。