『ローマ水道橋を訪ねて』 (S.Y様)
今回の旅行では、ローマには4泊することになり、そのうち一日はローマ近郊で地下鉄かバスで行けるところはないか、ガイドブックで探した。カラカラ浴場と旧アッピア街道、それに方向が同じということで水道橋を候補にあげた。いろいろ検討してみたが、全部回ると一日がかりとなり、楽しみにしているショッピングの時間が取れないということで、水道橋だけにすることにした。
9月23日(水)9時20分テルミニ駅から地下鉄A線に乗り、約20分でSubaugusta(スバウグスタ)駅に着く。ガイドブックの案内通り約10分で松林のある広場に出る。犬の散歩をする人、ジョギング後の整理体操をする人がおり、のどかな雰囲気だ。
松林の向こう側に写真で見た水道橋の姿が見えてくる。松林と水道橋の間は草地になっていて距離にしておよそ300メートル位で思ったより近い。アーチの連なった水道橋はこの松林のところで途切れていて、向かって左側は、はるか遠くまでアーチが重なっているが、右側は橋脚の一部が畑の中に残骸として残っているのみである。水道橋の真下にいって周囲を見ても、柵があるわけでなし、説明を書いた看板もなく、自然の中にローマ時代の遺構が残っているという感じである。
間近で見、触った感じでは写真で見たものより、大きく、頑丈で、はるかに立派な建造物であった。紀元前4世紀にこんな立派なものを造った人たちがいたことに改めて驚かされた。
水道橋の反対側はゴルフ場になっていて、時折カキーンというボールを打つ音が聞こえ、その向こう側はイタリア国鉄の線路があるらしく、列車が頻繁に行き来している。さらには上空が空港への航路になっているらしく、離陸か着陸するための大型旅客機が比較的低い高度をひっきりなしに飛び交っている。観光客らしき人は全く見当たらない。古代に思いを馳せながらも、現代を感ぜざるを得ない広場であった。
11時30分頃テルミニ駅に戻り、午後はゆっくりショッピングに付き合うことができた。
『ローマからの日帰り旅行』 (M.Y様)
●アッシジ
イタリア旅行5回目にしてやっと実現した所。町の中へ入ると物見遊山の観光気分はすっとんで、静かで、おごそかな空気にまるで巡礼者の列に加わったかの様です。教会の中では、シレンツィオ(静かに)の声がかかります。祈りの町でした。
周りの田園とおいしいレストランと相まってもう一度訪ねてみたい町です。
●オルヴィエート
鉄道の駅を出て道路を渡ると茶色のイガイガの栗?(栃の実?)を発見。日本の栗よりごついなと3個ほど拾う。
アルベロベッロで帽子を失くした夫は、途中の店で新しい帽子(フランス製)を購入。娘達も良い香りのハンドクリームと石鹸を手に入れてみんなご満悦。
モザイクのファザードを持つ立派なドゥオーモを見て、地下の古い井戸の遺跡を二つ見学しました。白髪頭の為か年齢を聞かれ、シルバー料金で入れたのもうれしい事でした。
ゆっくりお昼を食べたせいもあって、最後は駅へ駆け足でもどる事になりましたが、充実した一日でした。
※つけたし
私自身のおみやげは、アルベロベッロで求めました、タンスの上に敷く美しい織物と天使の文様の2枚のレース。いずれも我が家を飾ってくれています。
『アルベロベッロの星付きデザート』 (Y.Y様)
今回初めてアルベロベッロに行くことが出来ました。とんがり帽子のようなトゥルッリの家に泊まりました。想像していたより部屋数も多く、住みやすそうな感じでした。特に円錐形の天井が印象的でした。
鍵の開け閉めが大変で、ガチャガチャ誰がやってもうまくいかなくて、いつも私が任されていました。天才!!とおだてられました。
到着した日の夕方、お土産屋さんの通りを歩いていて、日本人の女性が営んでいるお店に立ち寄りました。「陽子の店」という名刺をいただきました。彼女から私の大好きなジェラートの美味しいお店があることを聞きました。そのお店はミシュランの星のように、ジェラートの評価の星をもらっているとのことでした。
翌日、早速お店を探しに行きました。平日の午前中のせいかまだ人通りも少なく、一度は通り過ぎてしまいましたが、可愛いお店を見つけることが出来ました。種類も多く珍しいものとしては、サボテンのジェラートもあるとのことで、私は最初に注文していただきました。美味しかった!
今まで色々なお店で食べてきましたが、ここのは別格。目からうろこのジェラートを食べ大満足でした。昼食を済ませ、お土産を買った帰りにまた寄って食べてしまいました。
『おいしい旅紀行』 (Y.Y様)
今回はミラノ → トリノ → アルベロベッロ → ローマの10日間の旅でした。
ローマから日帰りでローマ郊外にある水道橋、聖者フランチェスコの町アッシジ、白ワインで有名なオルヴィエートに行きました。
トリノではビチェリン誕生のカフェ「アル ビチェリン」を探し当て、本場のビチェリンを飲みました。
アルベロベッロでは、トゥルッロ・ドーロというレストランで郷土料理と、ロソーリオとアマーロを割ったお酒を堪能しました。ロソーリオは初めて飲むお酒で、とっても美味しくお土産にも買って帰りました。
アッシジでは、あらかじめ調べておいたワインが豊富なレストランでランチをしました。日帰りだったので時間的な余裕がありませんでしたが、そこのワインも最高!!頼んだのと同じワインを買うことができました。
オルヴィエートでも狙っていたレストランに入店!!トリュフをふんだんにすったウンブリケッリというパスタを食べることが出来ました。
今回の旅ではレストランに外れることなく、値段にも料理にも満足することが出来ました。