南仏コートダジュールとパリ9日間 シャトー・エザに泊まる

期間:2010年8月6日~8月14日
T.M 様

GON-000471

結婚20周年の記念を兼ねて久し振りにヨーロッパへ行くことにしました。

旅の目的はモンサンミッシェルと南仏コートダジュールとパリ。以前パリに訪れた時は肌寒さが残る早春だったこともあり、気候の良い時期に街並を散策するの楽しみでした。

【ニース 3泊】

旧市街地寄りにある隠れ家ホテル『ラ・ペルーズ』に3泊しました。天使の湾が一望できる展望台と隣り合わせにある高台のホテルなので同様に美しい景色が眺められ、中心街からは離れているためとても静かに過ごすことができました。

こじんまりしていますが南仏らしい色調のインテリアが居心地よく、何よりもコートダジュールの紺碧の海を眺めながら、テラスで朝食やお昼寝など南仏リゾートを存分に満喫。

また中庭には、サマーシーズンのみ営業するレストランがありレモンの木々の下での食事も楽しめました。

ラ・ペルーズ外観
ラ・ペルーズ外観

ラ・ペルーズ部屋のテラス
ラ・ペルーズ部屋のテラス

ラ・ペルーズのレストラン
ラ・ペルーズのレストラン

ホテルから見た天使の湾
ホテルから見た天使の湾

ラ・ペルーズにて
ラ・ペルーズにて


初日は旧市街地などを散策したり、あとはのんびりとホテルで過ごしました。

ニース旧市街
ニース旧市街

ニース旧市街で帽子を購入
ニース旧市街で帽子を購入

2日目は個人で予約したツアーで、まず海辺の街アンティーブ、映画祭で有名なカンヌの観光をしました。
グラースの街では、この日スミレのお祭りがあったようで素敵な衣装をまとった女性達と遭遇しました。

アンティーブ
アンティーブ

グラースの祭に遭遇
グラースの祭に遭遇

アンティーブのヨットハーバー
アンティーブのヨットハーバー

その後「フラゴナール香水工場」を見学し、次の行き先は標高758mの要塞の村グルドンです。時間が限られていましたがガイドさんにお願いしレストラン「Le Nid d'Aigle」でお茶をしました。テラス席へ案内されると、その下の景色は目のくらむような断崖絶壁で鷲になったような気分も満喫。

その後、スミレの村トゥーレットや芸術家の村サンポールにも立ち寄りました。個人では行きにくい中世の村々を効率良く巡るツアーで充実した一日でした。

グルドン
グルドン

グルドンのレストラン
グルドンのレストラン

ニースの最終日は、ガイド付き専用車をチャーターしエズ村まで移動がてらの観光です。

ホテルからは離れている「ロシア大聖堂」やシミエ地区にある「マティス美術館・ローマ遺跡」などに立ち寄ってもらい、ヴィルフラン シュシュメールやラ・テュルビー、モナコ港を正面に見おろせる展望スポットなど南仏の美しい風景を楽しみました。

次に12世紀のお城がある伝説の村ロクブリュヌ カップ マルタンに到着。しかし午前の閉館10分前に着いたのでお城の入口を探して終了してしまい残念でした。

モナコではF1コースを車で周回したり観光を楽しんだ後、次の宿泊地エズ村まで送迎してもらいました。

【エズ 1泊】

エズ村は、この旅行を思い立った時は日帰りで考えていましたが、調べているうちにどうしても『シャトー・エザ』に宿泊したくなり、ちょうど飛行機の関係で1泊追加になったこともあり、予定していたニースとパリの各3泊はそのままで、うまく日程に組み込むことができました。

旅行の打合せ時、部屋の眺望も確認して頂いていたので希望通りの広いテラスからは地中海が一望できる部屋でした。木製の分厚い大きな扉はギギィ~と音がして、通常なら不快に思うことがかえってお城っぽくて良い感じです。

事前に予約を入れておいたディナーのコース料理を満喫し、部屋に戻るとキャンドルが灯されていて雰囲気満点。ふと、本当に中世のお城に自分が住んでいるかのような錯覚が起きるほど。宿泊したルームはまさに MEDIEVALE(中世の)という意味の名前が付けられていました。

エザでウエルカムドリンク
エザでウエルカムドリンク

エザで購入したドレス
エザで購入したドレス

エザ部屋のテラス
エザ部屋のテラス

【パリ 3泊】

パリでは是非一度パラスホテルに泊まってみたかったので、チェイルリー公園の緑もあり立地条件も抜群に良い『ル・ムーリス』を選びました。前回の旅行で行ったベルサイユ宮殿や美術館での鑑賞をしない代りに、館内の美術鑑賞も兼ねて豪華なホテルでゆっくり過ごそうと考えました。

パーパスさんにお願いして事前に公園側の希望を伝えて頂いていたおかげで、本来は中庭に面した部屋になるところを、ルーブル美術館からエッフェル塔、さらに凱旋門まで一望できる部屋にアップグレードして頂けました。バルコニーからパリの風景を眺めながら過ごすのはとても贅沢です。

ル・ムーリスの部屋の眺望
ル・ムーリスの部屋の眺望

館内は、このホテルに長期滞在していた芸術家ダリのイメージが散りばめられていて、クラシカルさの中に斬新さが自然に混在しているから本当に不思議です。

メインダイニングも写真で見ると豪華絢爛ですが、全体的に上品な色調でまとまっているので、意外にも落ち着く空間だと思いました。ここでの朝食はとても優雅で幸せな気分になりました。

また、最近入った日本語対応のコンシェルジュの方がいたので滞在中は何かとお世話になり快適に過ごせました。

ル・ムーリスのレストラン全景
ル・ムーリスのレストラン全景

ル・ムーリスのレストラン
ル・ムーリスのレストラン

着いた当日の夜の出来事ですが、レストラン「ル・ダリ」でのディナー後、深夜11時頃でしょうか、映画の撮影が行われていました。何やら正面玄関の回転ドアを4人の男女が笑いながら入ってくるシーンのようです。

有名な監督ウディ・アレン氏の映画撮影だったことが後で判明しました。完成した映画が上映されたら是非観に行きたいと思っています。

ル・ムーリス内で映画撮影
ル・ムーリス内で映画撮影

ル・ムーリス入口付近で映画撮影
ル・ムーリス入口付近で映画撮影

パリ2日目は、ノルマンディーの田舎村「ボーモン村」と「モンサンミッシェル」のバスツアー観光です。
南仏の村々とはまた違った雰囲気の可愛らしい民家とショップが並んでいて、童話に出てくるような風景の中を散策。

その後、モンサンミッシェルへ向かう手前のレストランでランチです。名物のオムレツはふんわりしていて思いのほか美味しく頂きました。ここで絶景のモンサンミッシェルを眺め、写真撮影や付近を散策しました。

さて、いよいよモンサンミッシェルへ向かいます。到着後、最初の大階段で修道女達に出会い、気分も高まる中修道院内へ。いくつかの箇所をじっくりと見学していたために帰りの土産物通りへ続く道で大混雑に巻き込まれ、お店を見る余裕はありませんでしたが、モンサンミッシェルから眺める景色や長い歴史が凝縮した建造物など見応えがあり感動的でした。やはり是非一度は訪れてみる価値のある所だと思いました。

モンサンミッシェル
モンサンミッシェル

モンサンミッシェル大階段
モンサンミッシェル大階段

最終日、日中の気温は24℃くらいで、日差しがあっても緑も多いので高原のような爽やかさ。

街並を楽しみながらブラブラ歩いて向かった先は、今回訪れてみたかったシテ島にある「コンシェルジュリ」です。フランス革命時にマリーアントワネットや多くの貴族も囚われていた牢獄で興味深い場所でした。
コンビチケットを購入したので隣にあるルリ色のステンドグラスが美しい「サント・シャペル」も見学。オープンカフェで休憩後「ノートルダム大聖堂」に立ち寄り、チュイルリー公園内を通り抜けて一旦部屋に戻りました。

パリ最後の夜は夫の誕生日でもあり、お祝いも兼ねて「バトーパリジャン ディナークルーズ」の予約を日本から入れておりました。夕暮れとともに情緒満点で自由の女神像やライトアップされた建造物が水面に揺れるセーヌ川を眺めていると、パリへ来ていることを改めて実感し思い出深い一日となりました。

パリのディナークルーズ
パリのディナークルーズ

【最後に】

以前ヨーロッパ旅行の際、二人とも帰りの便で疲れが出て大変な思いをしたこともあって、体を充分に休めることのできるビジネスクラスを利用しゆとりのある旅が希望でした。

旅行計画にあたり、希望のホテルや日程がぴったりと合うツアーがなかなか見つからず、コースなどをオリジナルに組み立てて頂けるパーパスジャパンにお願いすることにいたしました。勧めてくださったKLMオランダ航空は、スキポール空港で日本の発着便の要所に日本人の案内もあり、ターミナルも一つなので乗り換えも便利。夏休みの時期にしては混雑もなくスムーズでした。そしてビジネスクラスのシートでぐっすり眠ることもでき、長時間のフライトも快適に過ごせました。

旅行の打合せはメールと電話のやりとりだけでしたので、やや不安もありましたが思い描いた通りの旅行が出来ました。また、ホテルの部屋の眺望にもこだわりがある私たちの要望に応えて頂き有り難うございました。

ツアープランナーからのコメント

ご結婚20周年おめでとうございます。記念となるご旅行のお手配を任せていただき、ありがとうございました。コートダジュールはのんびりとしていて、美しいエリアですね。いまでも中世の雰囲気が残る村もあり、タイムスリップしたような経験ですね。
パリでは、ムーリスホテルに思い入れがおありのようでしたので、特別に、お部屋のリクエストを入れさせていただきました。ご満足いただけて、なによりです。

ページのトップへ